2015年8月27日

アウェイで価値あるドロー・・・と思っておく



ガンバ大阪00全北現代


前日に柏が広州恒大相手にホームで蹂躙される様を見た後だと、
全北は随分組み易い相手に思えたんやけど、結果はスコアレスドロー。

アウェイでドローに持ち込んだと言えば聞こえは良いものの、
守備に関しては、よく守ったというよりは、全北の決定力不足に助けられた感が強く、
攻撃に関しても、カウンターがほとんど決定機に結びつかないなど、
決定力が問われるようなところまでボールを持ち込めないという有様。

そんなガンバの決定機と言えば、宇佐美がピッチの中央からドリブルで駆け上がり、
左足でシュートするも相手DFにブロックされた場面ぐらいやったけど、
その宇佐美は黄紙を貰って2ndレグは出場停止とのこと。

なんというか、明日の朝のスポーツ新聞に、
「宇佐美、夫人の妊娠発表も不発」みたいな記事が載っているのが、
今から予想できてしまうのが悲しいところやわ。



試合前にこの試合のポイントとして挙げられていた、
累積警告で出場停止の今野の代役やけど、
井手口という話が出ていたものの、蓋を開けてみると明神というチョイス。

明神は、元ガンバのイ・グノに頭突きを食らい、流血しながら奮闘していたけど、
個人的には、井手口を起用して欲しかった。

結局のところ井手口は、
まだ長谷川健太の信頼を勝ち取るところまで行けてないってことなんやろうけど、
後半から途中出場して、中盤で落ち着いてボールを捌いている姿を見ると、
このアジアでのステージでも十分やれると思うんやけどな。

あと、米倉がケガなのか、ベンチにも入っておらず、
代わりに右SBで出場したのは、なんと丹羽。

代表では右SBで起用されているけど、
そもそも1対1に強いタイプの選手じゃないし、
足もお世辞にも速いとは言えないので、
相手の10番、レオナルドとのマッチアップはかなりヒヤヒヤした。

それでも、李東国のシュートを顔面でブロックしたりと体を張って頑張っていたけど、
そもそも、ベンチに本職SBのオ・ジェソクがいるのに、なぜ丹羽だったんだろうか。

宇佐美の左サイド起用と言い、長谷川健太は、
ハリルホジッチから選手起用について何か言われているのではと邪推してしまうわ。

まさか、どこぞの関西の港町のクラブ(杜の都の野球チーム)のオーナーみたいな真似を、
一国の代表監督がやってるなんてことないよね?



この試合の攻撃陣のパフォーマンスを見る限り、
2ndレグに向けてポジティヴになれないところはあるけど、
柏が広州相手に大敗を喫し、ACLベスト4進出が厳しくなったので、
Jリーグ勢の威厳を守るためにも2ndレグは絶対に勝たなければならない。

2ndレグから今野が戻ってくるので、
攻守の切り替えを早く、良い守備から良い攻撃をという点を強く意識して、
宇佐美不在の穴を全員で埋めるようなサッカーで、
ACLベスト4進出を決めて欲しいね。



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2015年8月23日

残留争いをしている相手に情をかけるほどの余裕なんて無い



ガンバ大阪10清水エスパルス


残留争いをしている清水が相手やったわけやけど、
清水のサッカーは降格圏にいるチームのそれではなかったように思った。

攻守の切り替えが速く、ボールへのアプローチは激しかったし、
チャンスと見るやガンバ陣に入ってくる人数も多くて、
とても気合いが入っているなというのは伝わってきた。

そんな清水のこの試合の大きなミスって、
角田とヨンアピンでラインコントロールの息が合わず、
DFラインにギャップができた場面だけだったように思うんやけど、
その流れから喫したパトリックのゴールが致命傷になってしまうあたりに、
今の清水の流れの悪さが垣間見えたわ。

ただ、ガンバも3年前に経験したように、
残留争いしている時って、試合の内容は決して悪くないのに、
勝てないっていうのが多いんよね。

逆に、優勝争いをしている時って、そんなに良い試合をしているわけでもないのに、
試合が終わったら勝ってるっていうのが多いっていうのは、
昨年学んだわけやねんけども。



前節のFC東京戦後、「やるべきことをできない選手は使わない」と、
のたまっていた長谷川監督やったけど、
蓋を開けてみると、岩下と阿部が外れ、金正也と大森が入るという、
既視感が漂うスタメンになったことから、
やっぱり「外せない選手は外せないんだな」って思ってしまった。

対する清水の最前線には、
4月に日本平で対戦した時にはいなかったチョン・テセ。

2007年の等々力での試合で、
明神、安田、山口、シジクレイが次々にふっ飛ばされ、
ゴールを決められた記憶があるので、どうも嫌なイメージが強い選手やね。

ただ、この試合では積極的に遠目からシュートを打ったり、
前線での競り合いに奮闘したりとらしさは見せていたけど、
まだ周囲との連携が合わないような場面もちらほら見られたので、
本領発揮という感じでは無かった。

藤春のサイドに流れてボールを貰おうとしていた時間帯もあったけど、
藤春はよく体を張って守っていたと思うわ。



主審が西村雄一だったので、
お得意のよくわからんPKがいつお目見えするのかドキドキしていたけど、
特に何事もなく、6月の鹿島戦以来のクリーンシートで試合終了。

次節もホームで湘南と対戦するわけやけど、
その前にACLのアウェイ全北現代戦やね。

ラウンド16で今野が不可解なジャッジで警告を受けてしまったので、
全北戦は出場停止になるわけやけど、
清水戦の試合終了間際に井手口を投入したあたりから、
代役は井手口見ていいんかな?

試運転にしてはちょっと時間が短すぎたようにも思うけど、
リーベル相手に90分出場した井手口なら、
全北恐れるに足らずと言わんばかりに、
今野の代役を十分に全うしてくれると思います。

アジアの舞台でもガンバ復活を高らかに宣言するためにも、
勝利とできるだけ多くのアウェイゴールを、
韓国から持って帰って来てくれることを期待しています!!




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2015年8月17日

飛田給で東アジアカップの続きを見ることになるとは思ってもみなかった



飛田給行ってきました。





ガンバ大阪12FC東京


幸か不幸か、昨年の三冠達成の影響で例年以上に過密日程の今季のカレンダーで、
唯一とも言っていい、相手より有利な日程で迎える今節のリーグ戦。

の、はずが、そんな日に限って、
伏魔殿・味の素スタジアムで試合を組まれているとは、日程君は性悪すぎる。

さらに、そこに監督の迷采配も加われば、勝てる試合なんて存在しないですわ。



試合の入りは、ガンバがボールを保持してシュートまで行く場面が見られたけど、
敵将のフィッカデンティは、この日のガンバの布陣が、
宇佐美と藤春を左サイドで縦に並べる形だと確認すると、
ガンバの左サイドへ展開して攻撃を仕掛ける形にシフト。

これがハマり、結果的にこの試合のFC東京の2得点を始め、
ガンバの左サイドからチャンスを多く作られてしまった。

まあ、2点ともハンドの見逃しがあったから、
主審の扇谷に文句の一つや二つも言いたくなるけど、
思えば、今季の開幕節も、
宇佐美のドリブルがサイドラインを割っていたのにも関わらず攻撃が続き、
パトリックのゴールが決まったっていう事もあったし、
巡りに廻って、ここで帳尻を合わされてしまったと開き直るしかないのかね。

ただ、昨季のオーストラリアリーグMVPのネイサン・バーンズは、
思っていた以上に良い選手だったということは特筆しておく。



それにしても、長谷川健太は、
宇佐美の左サイド起用をいつまで続ける気なんだろうか。

まさか、スタンドにハリルホジッチがいたから、
代表の真似をして宇佐美を左で使ってみたなんて、
そんなバカみたいな話無いよな?

そもそも、ガンバのサイドハーフは、
攻守にハードなアップダウンを繰り返す必要があるから、
スタミナに乏しい宇佐美には不向きやし、
それに、あれだけのシュートセンスを持つ選手を、
ゴールから遠ざけるってことも含めて、ナンセンスやわ。

まあ、宇佐美をトップの位置に置くと、宇佐美にパスを出せる選手がいないから、
宇佐美を2列目で起用しているっていうのが本当のところなんやろうけど、
それだったら二川を使えよって、自分は何度もここで書いてきた。

先週の火曜日のリーベル戦での二川を見て、
長谷川健太は何も感じなかったんだろうか。


こうして、また一つ、鬼門に負の歴史が刻まれてしまった。

倉田の見事なシュートがポストを叩いたり、
パトリックが、またも絶好機を決められなかったりと、
勝てる要素が無かったわけではないので、悔やまれる敗戦やね。

次節は万博での清水戦という事で、
相手の順位を考えると確実に3ポイントを取っておきたいところやけど、
清水はなんだかんだで前のタレントは揃っているからなぁ。

ガンバは2ndステージに入ってから失点が多いので、
そこは心配なところではあるね。

ただ、ここは、長谷川健太と岩下が、古巣相手に気合いの入った采配とプレーで、
チームを勝利に導いてくれると思います。
(岩下は気合いの入り過ぎでカード貰わないように)




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2015年8月12日

南米王者が示した世界基準



ガンバ大阪03リーベルプレート


こちらは、宇佐美、東口、米倉、丹羽と主力を4人欠いているとはいえ、
あちらさんも長時間移動の疲労と、リベルタドーレスの激闘の後という、
モチベーションのコントロールが難しい状況だったことから、
意外と拮抗した試合になるんじゃないかと思ってたんやけど、
どうやら俺の考えは甘すぎたようだ。

ガンバの選手が複数人で寄せてもボールを失わずに確実に繋ぎ、
空いた逆サイドに展開してあっという間にゴールに迫る攻撃。

ボールを失えば、全員が驚くほどの攻守の切り替えの早さで、
ガンバの攻撃を潰しにかかる守備。

Jリーグの試合どころか、ACLの試合でもお目にかかれないような、
世界基準を見せつけられたね。



ただ、いくら南米チャンピオンのリーベルの選手達とは言え、
これだけテンションの高いサッカーは90分出来ないのか、
終盤になると全体的に間延びしミスも目立ち始めた。

この状況で輝きを放ったのは我らが10番二川。

今季は特に出場機会に恵まれていない二川やけど、
正確に止める、正確に蹴るといったスキルはリーベルの選手にも見劣りしておらず、
この試合に出場していたガンバの選手で、
一番リーベル相手に通用していた選手やと思う。

ただ、そんな二川のチャンスメイクをことごとく得点に結び付けられない他の選手達。

確かにリーベルの強さが目立ったこの試合ではあったけど、
得点できるチャンスは意外とあったと思うので、
無得点で終わってしまったのが残念でならない。



タイトルが獲得できなかったのは悔しいけれど、この試合で得られた経験値は、
代表が戦っていた東アジアカップのそれとは比べ物にならないと思う。

特に、フル出場した井手口や、後半から途中出場した平尾には、
とても大きな刺激となったことだろう。

あと、個人的な願望として、この試合の二川のパフォーマンスを見た長谷川健太が、
「また二川を起用しよう」ってなってくれることを期待しているんやけど、
自分と同じ事を考えているガンバサポは他にもいるだろうね。



日曜日からまたJリーグが再開される。

この敗戦が意味のある敗戦だったと言えるように、
7月の停滞感を払拭するような戦いを見せて欲しいね。

と、思ったら、次の試合は、鬼門中の鬼門、飛田給でのFC東京戦じゃないか。

う、なんだか今から憂鬱になってきた・・・



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2015年8月10日

勝ち点2の最下位なんて結果じゃ何の手土産にもならない



日本11中国


ここでガンバの選手を使わないでくれたら、
明後日のスルガ銀行CSに代表組を何人か出場させられるなと思っていたら、
まさかの4人も出場。(しかも4人ともフル)

それにも関わらず、今まで嘲笑の対象ですらあった中国にすら勝てず、
今大会を最下位で終えるという屈辱。

本来なら喜ぶべき丹羽と東口と米倉の代表初キャップを、
素直に喜べない自分がいるわ。

と、いうわけで、倉田と藤春は明後日のスル銀、頑張ってください。



丹羽を右SB、米倉を左SBという、
ハリルホジッチは本当にJリーグの試合で、
何を見てこの2人を代表に選んだんだというような布陣で始まったこの試合。

山口ではゲームメイクができないのは分かり切っているのにも関わらず、
柴崎をスタメンから外した事で、試合の組み立てができる選手がおらず、
キックオフ直後からピンボールみたいにボールが落ち着かない展開が続き、
ズルズルと押し下げられるDFライン。

すると、日本の左サイドからピッチを横切るようにボールを動かされると、
ファーサイドでフリーになった選手に決められ、先制点を献上。

最後は丹羽が付き切れなかったところはあるけど、
その前のパスを出した選手のところに4人でボールを奪いに行っているのにも関わらず、
あっさりとパスを出させてしまったのは如何なものだろう。

その後にも、失点には繋がらなかったけど、一発で裏を取られる場面もあり、
2点目を取られるのも時間の問題かなという感じだった。



ところが、まだ前半で1点しかリードしていないのにも関わらず、
中国が自陣に引き籠ってカウンターモードに切り替えてくれたおかげで、
日本がボールを持てる展開になったね。

そして、生まれた、赤武藤の同点ゴール。

1試合目の北朝鮮戦の時にも見せた、サイドからのクロスをワンタッチで決める、
彼らしいゴールやった。

あと、この同点ゴールをお膳立てした米倉は、
本職ではない左SBで起用されていたけど、
90分を通して攻守に奮闘していて非常に良かったと思う。

先の韓国戦でも良い動きを見せた倉田共々、
次回の代表招集にもお呼びがかかりそうな気がするけど、
ガンバサポとしてはそれもそれで複雑だったりするんよな。



前半のうちに同点に追いついたことで、
後半の勝ち越しに期待したいところやったけど、
結局、勝ち越しゴールは生まれず。

決定機らしい決定機は、永井のチェイスからボールを奪って、
武藤がGKと1対1になった場面と、
試合終了間際に遠藤がニアで合わせたFKぐらいかな。

それ以外にも、カウンターのチャンスが何度かあったんやけど、
1つもチャンスに結びつかなかったのは残念でならない。

まあ、元からピッチの状態が悪く、後半になって雨が強くなってきたことで、
ボールコントロールが難しい状況ではあったけど、俺の知っている日本は、
このカテゴリーではしっかりとボールを繋いで戦えていたと思う。

日本が世界と戦うには堅守速攻じゃないと戦えないというのは、
ハリルホジッチの意見に同調できる部分ではあるんやけど、
ただ足が速いだけ選手とか、ただ運動量があるだけの選手を起用して、
日本が今までできていたことを放棄するのはナンセンスじゃないだろうか。



試合終盤は、中国がお家芸とも言えるラフプレーを仕掛けてきたけど、
1人もケガ人を出すことなく、
無事に試合を終えることが出来たのは、不幸中の幸い。

ただ、東アジアカップという、どうでもいいタイトルとは言え、
1勝もできずに最下位という結果はあまりにもいただけない。

Jリーガー中心で構成された代表が、
日本のアジアでの地位を落としてしまったので、
今月から再開されるACLでは、
日本勢ここにありというところを見せつけないといけないね。

まあ、それは、今大会で代表に召集された6人ならよくわかってると思うけど。




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2015年8月6日

そもそも北に負けている時点で南に勝てると思わない



日本11韓国


ショッキングな敗戦を喫した北朝鮮戦から、
スタメンを5人入れ替えて臨んだ韓国戦。

ガンバサポとしては、代表デビュー戦となった倉田に注目して見たいところやったけど、
倉田がどうこうっていうよりも、1トップの興梠に当てるでもなく、
サイドを崩してクロスを上げるでもなく、シンプルに裏を狙うでもなく、
チームとしてどうやって攻撃しようとしているのかが全然見えてこない前半やった。

そういうことなら、さぞかし韓国に押し込まれたのだろうと思いきや、
あちらさんも前にデカい選手を置いて、放り込んでくるだけの大概なサッカーに終始。

ところが、そんな見え見えの攻撃パターンにも関わらず、
森重がペナルティエリア内でのヘディングの競り合いの際にハンドを犯し、PKを献上。

このPKを決められて先制を許してしまった。

TVの画面に森重が映ると、
「空中戦に絶対的な強さを誇るDFリーダー」っていうスーパーが表示されるけど、
今大会で日本が喫した失点には、全て森重の競り合いが絡んでいるというのは、
なんとも皮肉な話だ。



今日も敗色濃厚かなと思っていたら、
セットプレーで単純に前に放り込んだボールが日本の選手に渡り、
これを倉田が山口蛍に流すと、右足一閃。

これがゴール左隅に鋭く突き刺さり、同点に追いついてしまった。

素晴らしいシュート・・・と言いたいところやけど、
ガンバサポとしてコイツを褒めるのは癪なので、
下手クソの山口でもあれだけのシュートが打てるパスを出した、
倉田が素晴らしかったということにしておく。



後半に入ると、日本は布陣を4-2-3-1から4-1-4-1へ変更。

この布陣変更により、中盤のインサイドハーフに入った柴崎が、
低い位置でCBからの球出しを引き取って、
捌いて前へ行くという動きを繰り返すようになった。

そして、倉田が前線でスペースを見つけて走り込み、
受け手として機能し始めたことで、
日本がボールを支配する時間が長くなったね。

ただ、ボールは持てていたけど、
決定的なチャンスはどちらかというと韓国の方が多かったんじゃないだろうか。

その理由は、右サイドの永井、
そして、その永井と交代で出てきた浅野が、
日本のパス回しのリズムに入れてなかったからかなと思う。

まだ若い浅野はいい勉強になったで済ませられるけど、
永井の足下の技術はもうちょっとどうにかならんのか。

自分でボールを前に出してヨーイドンしか芸が無かったら、
ベテランになってスピードが衰えてきたら相当厳しいと思うわ。



残り15分というところで宇佐美が投入されたけど、
見せ場らしい見せ場は訪れず、ドロー決着。

まあ、北に負けている時点で南に勝てないと思っていたので、
ドローでも及第点といったところかな。

次戦の相手は中国ということで、ラフプレーへの注意はもちろんのことやけど、
男女ともに全ての試合を同じ会場で行う今大会の、最後の試合ということで、
ピッチの状態がかなり悪くなっていると思われるので、
ケガには本当に気をつけて欲しいね。



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2015年8月2日

恥を晒しにわざわざ中国まで遠征している我らが日本代表です



日本12北朝鮮


前半の早い時間帯に幸先良く先制しておきながら、
その後に何度か訪れた決定機を決め切れずにいるうちに、
後半に前時代的なキックアンドラッシュから2失点を喫して逆転負け。

日本がアジアのカテゴリーでここまで試合を支配されたのは、
今までに記憶に無いっていうぐらい酷い試合やった。

その、試合を支配された相手が、韓国やオーストラリアといった、
アジアの中でも強豪国と言われる国ではなく、
格下と見れなければ世界と戦えないレベルの北朝鮮だったという事実に、
思わず目を背けたくなるわ。



自分がガンバサポだから贔屓目に見てしまうところはあるんやけど、
この試合の宇佐美は交代させるべきではなかった。

北朝鮮は、やはり左サイドで起用される宇佐美のことを研究してきていたようで、
左SBの藤春のところに集中的に長いボールを送ることで、
藤春の前にいる宇佐美の守備の時間も増やし、
宇佐美をゴールから遠ざけようという狙いに見えた。

それでも、この日の宇佐美は、長い時間守備に駆られながらも、
パスやミドルシュートで決定機を作っていたし、コンディションは良かったと思う。

ただ、宇佐美の完璧なお膳立てを外した永井には、思わず、
「お前はパトリックか!」って言いそうになったけど。

冗談はさておき、後半の早い時間帯に宇佐美を交代させたのは、
日本の左サイドを集中的に狙われていることに対するケアだったのかなと思うんやけど、
宇佐美がいなくなったことで、相手を押し込めなくなり、
逆に、日本の劣勢に拍車を掛ける結果になってしまった。

ガンバでも、宇佐美やパトリックを、「守備しないから」という理由で下げた後に、
相手を押し込めなくなって、劣勢に立たされる光景ってたまに見るしね。

そもそも、守備が不得手の宇佐美をサイドで使うよりも、
献身的にサイドを上下できる武藤をサイドで起用して、
トップ下のポジションで宇佐美にある程度自由を与えた方が、
この布陣では機能するんじゃないかと思うんやけど。

まあ、試合後のインタビューでフィジカルが敗因云々言っている監督が、
どう思っているのかは知らないけど。



この試合の収穫らしい収穫と言えば、
選手がケガしなかったことぐらいなんだろうけど、
この大会って、男女共に同じスタジアムで全試合するんよね。

1試合目の時点でもピッチコンディションがそれほど良さそうに見えなかったのに、
3試合目の頃には芝の状態はどうなっているのかなんて、考えたくもないわ。

個人的には、さっさと中国から引き揚げてきて、
来週のスルガ銀行チャンピオンシップに出場して欲しいんやけどね。

まあ、多分それは無理やろうから、この調子であと2試合、
ケガ無くお勤めを果たしてきてください。



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