2016年1月31日

日本のジャガーがアジアの虎を仕留めた



日本32韓国


前半から日本にちっともいいところが無くて、
後半開始早々に2点ビハインドになった時は、
これはもうダメかなと思ったけど、よくそこから逆転したもんだ。

2点ビハインドの状況で、スペースが無いと生きない浅野が投入された時は、
正直なところ手倉森の采配に疑問を感じたんだけど、
まさかあそこまで試合の流れが変わるとは恐れ入りました。

実際、韓国は2点リードしてからあまり前に出て来なくなってたけど、
前半から飛ばし過ぎた影響で後半の早い時間帯に足が止まって、
浅野のスピードについていけてなかったね。

タイスコアになり、韓国が前に出ざるを得ない展開になって、
韓国のDFラインの裏に大きなスペースができた時点で、
浅野の勝ち越しゴールは確約されたようなものだったね。



前半の日本が苦戦した原因として、
韓国がかなりのオーバーペースで試合に入ってきたというのもあるんやろうけど、
オナイウと大島のところがだいぶ狙われているなという印象は拭えなかった。

オナイウの身体能力の高さは、試合を見ていても感じるところがあるけど、
もうちょっと前線でボールを収めてくれないと、
守勢に回った展開の試合になると苦しい。

同じ事は大島にも言えて、自分達でボールを握っているうちは、
彼の創造性豊かなゲームメイク力が生きてくるけど、
この試合の前半のような展開になると、ボールの奪いどころになってしまう。

この2人を代えてから試合の流れが変わったのも偶然じゃ無かったと思うね。

ただ、守勢に回った時にオナイウと大島のところが狙われるのは、
手倉森にとってある程度予想していたんじゃないかなと思う。

後半の途中まで0-0で行って、敵陣にスペースができたところで、
浅野と豊川を投入するイメージだったんだろうけど、
2失点したことで早めに動かざるを得なくなりプランが乱れた

それが、試合後のインタビューで言ってた、
「2失点してむかついていた」の真意なのかなと思う。

まあ、韓国の足が止まる時間帯が予想以上に早くて、
それが良い意味で手倉森のプランを乱したんじゃないかなという気もするけど。



最初は、ガンバから招集されている井手口が、
どんなプレーをするのか見たいという程度の気持ちで見始めた今大会。

当の井手口の出場機会はグループリーグ3節のサウジアラビア戦のみだったので、
当初の自分の目的が果たせたとは言い難い。

ただ、アンダー世代のアジアの大会でことごとく勝てずに、
世界大会の経験値が乏しい若き日本代表が、
試合を重ねるごとにたくましくなっていく姿に、
徐々に感情移入していく自分がいたね。

まだまだ課題は多いチームではあるけど、
この試合で韓国相手に2点ビハインドを逆転して勝利を収めた経験は、
五輪の本大会でも必ず生きてくるはず。

五輪の本大会は、OA組も入ってくるので、
メンバーに残るのは狭き門やと思うけど、
来月から開幕するJのピッチで思う存分に自分をアピールして、
滑り込んで欲しいと思う。



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2016年1月30日

2015年シーズン・参戦記録



天皇杯が終わってから1ヶ月ぐらい経ち、
既に2016年シーズンの日程も発表されているという中で、今さら感はありますが、
これを書かないと自分の中で2015年シーズンが終わった感じがしないので、
今季も書くことにしました。

【2015年シーズン参戦記録】

2月24日 ACL vs広州富力 @万博 0-2 負け
2月28日 XEROX vs浦和 @日産 2-0 勝ち
3月22日 J1 vs甲府 @小瀬 2-0 勝ち
4月12日 J1 vs清水 @日本平 3-2 勝ち
4月18日 J1 vs湘南 @平塚 2-0 勝ち
5月2日 J1 vs浦和 @埼玉 0-1 負け
5月30日 J1 vs横浜 @日産 1-1 引き分け
6月23日 J1 vs柏 @日立台 0-1 負け
6月27日 J1 vs山形 @ND 3-1 勝ち
8月16日 J1 vsFC東京 @味スタ 1-2 負け
9月12日 J1 vs鹿島 @カシマ 2-1 勝ち
9月20日 J1 vs松本 @アルウィン 1-1 引き分け
9月26日 J1 vs柏 @万博 3-1 勝ち
10月4日 J1 vs川崎 @等々力 3-5 負け
10月25日 J1 vs仙台 @ユアテック 3-1 勝ち
10月31日 ナビスコ vs鹿島 @埼玉 0-3 負け
11月28日 JCS vs浦和 @埼玉 3-1 勝ち
12月5日 JCS vs広島 @ビッグアーチ 1-1 引き分け
1月1日 天皇杯 vs浦和 @味スタ 2-1 勝ち


19戦、10勝3分6敗


関東サポなので、相変わらずJ1リーグのアウェイ中心の参戦になりますが、
2年連続での2ケタ勝利は上々の出来だったかなと思う。

万博でのラストシーズンにも関わらず、2試合しか行けなかったのは、
心残りではあるけども。



今季初めて参戦したアウェイは、松本のアルウィン。

J2で戦った2013年シーズンは、チケットが取れずに参戦を断念したけど、
昨年は満を持して参戦。

結果は後半ロスタイムに倉田の同点ゴールで辛くもドローに持ち込んだ試合だったけど、
ゴール裏だけでなく、メインスタンドとバックスタンドも一体となって応援する、
アルウィンのスタジアムの雰囲気は素晴らしかった。

残念ながら、1年でJ2に降格してしまったけど、
また是非訪れたいスタジアムなので、J1復帰を目指して戦って欲しいと思う。



2016年シーズンも20試合前後の参戦になるかな。

ACLのアウェイにも久し振りに行ってみたいけど、
グループリーグの日程を見る限りだと、
都合が合いそうなのがゴールデンウィークのメルボルン戦だけかな。

でも、メルボルンは5年前に1度行っているので、
今回は見送ろうかなと思う。

国内で言うと、10年前(11年前?)に1回行っただけの、
博多の森にも久し振りに行ってみたいし。
J3に参入したU-23の試合も見に行きたいと思っているので、
例年よりも参戦数は増えるかもしれない。

と、言いつつ、既にこけら落としとXEROXの欠席が決まっているのは、
悲しいところですが。



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2016年1月27日

日本発カタール経由リオデジャネイロ行き



日本21イラク


国内情勢が不安定なのにも関わらず、
アジアカテゴリーの大会ではコンスタントに上位に顔を出してくるイラク代表は、
本当にたくましいチームだなと、毎度の事ながら感心させられる。

今回は日本が勝利を収めてリオ五輪への出場を決めたけど、
イラクには是非とも3位決定戦で勝利を収めて五輪の出場権を獲得し、
国民に希望を与えて欲しいと思うね。



両国とも準々決勝で120分を戦っているとはいえ、中3日の日本と中2日のイラクでは、
コンディション面でどちらに分があるかは明らかやったし、
イラクは主力3人を累積警告で欠いているという状況だったので、
日本としては比較的楽な試合になるんじゃないかと思っていた。

ところが事はそんなに上手く運ばず、
久保のゴールで幸先良く先制したところまでは良かったけど、
その後は思うようにボールを繋げない展開が続き、
前半終了間際というなんとも嫌な時間帯に追いつかれてハーフタイムを迎えることに。

前半に生まれたどちらのゴールにも絡んでしまった鈴木武蔵にとっては、
先制ゴールをアシストした素晴らしいプレーにケチがついてしまったね。

まあ、脚の付け根のケガを押して出場し、良くファイトしていたとは思ったけども。



後半に入ってもなかなかリズムを掴めずにいた日本は、
鈴木武蔵に代えてオナイウ、久保に代えて浅野を投入するも、
特段流れは変わらず、効果的な選手交代にはならなかったように見えたね。

こうなってくると、イラクの選手の足が先に止まることに期待したいところだったけど、
イラクに疲労が出始める時間帯と時と同じくして、
日本にも徐々に疲労の色が見え始めたことで、後半の終盤は、
お互いにプレーの精度が低く、試合を決定づけられない展開になってしまった。

アディショナルタイムに突入し、このまま延長戦かなと思っていたら、
南野の右サイドからのクロスをGKがパンチングで凌いだボールを原川が拾い、
ゴール正面からミドルシュート。

これがゴールネットに突き刺さり、
後半アディショナルタイムでのサヨナラゴールで、
日本が6大会連続の五輪出場を決めました!!



今回の五輪予選を迎えるにあたり、
アンダー世代の世界大会を経験していないチームの実力に対し、
疑問符が付けられることが多かったけど、
至上命題である五輪の出場権を獲得できたことは称賛したいと思う。

まあ、イランや北朝鮮相手にあれだけ押し込まれているようでは、
今のところ、本大会で結果を残せるとは思えないけど、
半年間でどれだけチーム力が向上できるかに期待したいね。

前回大会の関塚さんのチームも、前評判は決して高くなかったけど、
本大会でベスト4という結果を残したんやしね。

手始めに、本大会に向けて弾みを付けるためにも、土曜日の決勝戦に勝利し、
U-23アジア選手権のチャンピオンとして、
夏にブラジルに乗り込もうじゃありませんか。




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2016年1月23日

リオデジャネイロ行きのチケットは手を伸ばせば届くところにある



日本30イラン


サウジアラビア戦で井手口が出色のパフォーマンスを見せたことで、
イラン戦でも出番があるかなと思っていたら、まさかの発熱でベンチ外。

起こってしまった事はしょうがないので、早く完治させて欲しいけど、
なんというか、持ってないなとは思う。



結果的に3点差がついたけど、90分の試合の中ではほぼ互角だった。

イランに押し込まれた後半の早い時間帯を除き、
日本がボールを握って試合を進めることができていたけど、
ロングボールを使って直線的に攻めてくるイランの方が決定機は多かった印象。

これまでの日本なら、ロングボール中心で攻めて来られると、
簡単にDFラインが下がってしまって、劣勢に追い込まれてしまっていたけど、
高さで攻めてくる分には植田と岩波のコンビである程度対応できるので、
そこまで押し込まれる展開にはならなかった。

何度か中に絞って対応した室屋のところでミスマッチを突かれる場面もあったけど、
そこはクロスバーに救われた。

日程面でもそうやけど、今大会の日本は運を引き寄せているように思えるね。



試合は90分で決着がつかず、延長戦にもつれこんだけど、
イランの選手は既に足が止まっていたので、この時点で勝機は十分にあったと思う。

日程面で言えば、グループリーグ3節から中2日の日本に対し、
中3日のイランの方が有利なんやけど、2節でグループ首位通過を決め、
3節でターンオーバーを敷いてスタメンを温存した日本の方が、
体力的には分があったね。

日本の3点はどれも良いゴールだったけど、
中島の2得点は背番号10に相応しい素晴らしい個人技だった。

どちらも左サイドからカットインしての形やったけど、
インフロントで巻いてファーのサイドネットを揺らした1点目、
ニアサイドに強烈なシュートを叩き込んだ2点目と、
シュートの技術の高さを証明したね。

誰もが言うように、サイズの小ささがネックの選手ではあるけど、
その技術の高さを生かすためにも、最低限、寄せの早い相手でも、
ある程度当たり負けしないフィジカルを身につけて欲しいね。



これで日本はリオ五輪出場権獲得に王手。

次戦の対戦相手はUAEかイラクということやけど、
韓国と開催国のカタールが入っているトーナメント表の逆の山と比べると、
まだやりやすい相手かなとは思うので、
3位決定戦は意識せずに、是非とも次で決めて欲しいところ。

まあ、とは言っても、去年のアジアカップで日本はUAEに負けているので、
ここまで来たらどこが出てきても厳しい相手であることは間違いないけども。



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2016年1月20日

君は井手口陽介を見たか



日本21サウジアラビア


先日行われた、リオ五輪予選グループBの第2節で、
北朝鮮とサウジアラビアが勝ち点を分け合ってくれたおかげで、
日本は最終節を戦わずしてグループ首位通過が決定。

「絶対に負けられない戦いがそこにはある」っていう、
テレ朝がサッカー日本代表戦の中継の際に使用する有名なキャッチコピーがあるけど、
この試合は、「別に負けてもいい試合がたまにはある」という状況だったね。

まあ、この試合の中継はNHKで、試合結果も勝利しましたが。



先日のタイ戦から10人が入れ替わったスタメンの中で、
ガンバサポとして気になるのはやはり井手口。

これまで出場機会が無かったけど、、
4-3-3の左インサイドハーフというポジションで、
球際の強さや、守から功への切り替えの速さなど、
持ち味を十分に発揮できたと思う。

でもまあ、普段、ガンバの試合を見ている人だったら、
井手口がいつもこういうプレーをしている事は知っているので、
特別驚きは無かったんじゃないかな。

ただひとつ、ゴールを挙げた事を除いてはね。

まあ、ほとんど南野のゴールと言ってもいいぐらい、
完璧なお膳立てからのゴールやったし、
日本の1点目の大島のゴラッソと比べたら難易度の低いシュートだったと思うけど、
いつもシュートを宇宙開発している井手口が、
落ち着いてコースを狙ったシュートを決めたんやからね。

消化試合だったとはいえ、これだけのパフォーマンスが出来たのなら、
決勝トーナメントでも出場機会が訪れるやろうから、
是非とも井手口らしいプレーでリオ五輪の出場権獲得に貢献して欲しい。

あと、ガンバのトップチームでの初ゴールも、
ガンバサポ全員が首を長くして待っているので、今季の早いうちに頼むね。



これで日本はグループリーグを3戦全勝で突破し、
決勝トーナメント初戦でイランと対戦。

ここまでの戦いぶりを見る限り、非常に安定した戦いを見せているし、
グループリーグ最終節を戦わずにグループ首位通過が決まるなど、
運を味方につけている感じもあるので、
決勝トーナメントに向けての展望は楽観的な雰囲気が強いけど、
解説陣が口々に言っているように、自陣でのファウルが多いのが気になるね。

一発勝負では不用意に与えたセットプレーが命取りになることが多いから、
早めの修正をお願いしたいところやね。

あと、決勝トーナメントの試合で、
この試合を裁いた審判団に当たらない事を祈っとくわ。



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2016年1月17日

タイのジーコが率いるタイのメッシを擁するチームは大したこと無かった



日本40タイ


フィジカルを生かし、ロングボールで直線的に攻めてくる北朝鮮と比べ、
小柄でテクニカルな選手が多いタイは対照的な相手。

ただ、解説の人間力が言っていたように、タイのテクニックは、
中盤でのみ発揮され、ゴール前で相手に脅威を与えるようなものでは無かった。

それに加え、ゴール前で高さを武器に勝負できる選手や、
遠目から狙ってくるようなパンチ力のある選手もいないので、
日本としては組み易い相手だったんじゃないだろうか。

試合前は、タイでのプレー経験がある岩政が楽観ムードに警鐘を鳴らしていたけど、
正直なところ恐れるに足らない相手だったと思うわ。



先日の北朝鮮戦からスタメンを6人入れ替えるなど、
既に決勝トーナメントを見据えた戦いをしている手倉森。

この試合でスタメンに抜擢された選手の中では、
試合を決める2点目のゴールを挙げた矢島のパフォーマンスがとても良かったと思う。

まあ、北朝鮮戦で同じ右サイドのポジションを務めていた、
なんとかさんの出来が散々だったので、
余計に良く見えたって言うのもあるんやろうけど。

浦和は、今季、京都から駒井を獲得していたけど、
生え抜きの若手にこれだけ活きの良いのがいるんだったら、簡単にレンタルに出さずに、
もうちょっと辛抱して起用してやってもいいんじゃないかとも思ったね。

逆に期待外れだったのは、左SBの亀川かな。

前半の早い時間に、不用意なボールロストからピンチを招いたり、
後半も、ペナルティエリア内の軽率なチャージでPKを取られたりと、
結果的に相手のミスに救われて失点には至らなかったけど、
不安定なパフォーマンスだったと言わざるを得ない。

勉強不足で、普段、福岡でどういうプレーをしているのか知らないけど、
今回の代表に選ばれているという事は、それ相応の実力を持った選手だと思うので、
次にピッチに立つときには自分の持ち味を発揮できるように頑張って欲しいね。



これで日本はリオ五輪予選の決勝トーナメント進出が決定。

ただ、決勝トーナメント初戦の対戦相手は、
イラン、カタール、シリアと曲者ぞろいのA組なので、
タフな戦いになる事は間違いないやろうね。

次戦も、この試合と同様にスタメンを何人か入れ替えてくる事が予想されるけど、
ガンバサポとしては、まだ一度もピッチに立っていない井手口が見たいところ。

そろそろ遠藤航を休ませてもいいと思うんですがね、手倉森さん?



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2016年1月14日

若き日本代表が水曜日の深夜にひっそりとリオへ向けて発進



選手権に気を取られ過ぎて、
リオ五輪の予選が始まるという事をすっかり忘れていたのは、
きっと僕だけじゃないはず。


日本10北朝鮮


中東での試合と言うと、荒れたピッチに高温多湿の気候、
そして、白装束に身を包んだ観客達が、
妖術のような応援歌を歌っている光景が目に浮かぶけど、
この試合会場のピッチは綺麗に整備されていたし、
冬という気候も相まって、サッカーに適したコンディションだったのかなと思う。

ただ、白装束の観客の代わりに、
北朝鮮の応援団の妙に統率が取れた声援が不気味ではあったけども。



前半の早い時間に植田のゴールで幸先良く先制したのは良かったものの、
その後は、北朝鮮の単純な放り込みでDFラインを下げさせられ、
守勢に回る時間帯が長くなってしまった。

正直、このレベルの相手に試合の主導権を握れないようでは、
リオ五輪に出場したところで、
結果を残すのは難しいんじゃないかという思いもあるけど、
執拗に繰り返される北朝鮮のロングボールに対して、
植田と岩波の両CBがきっちり対応していたのはポジティヴな要素だと思ったね。

闘莉王と中澤が去った後、層の薄さが叫ばれて久しいCBのポジションに於いて、
彼らのような若くてサイズのあるCBは貴重やからね。

あと、初めて見る選手だったけど、右SBを務めていた室屋も良かったと思う。

明治大学所属でFC東京の指定強化選手ということもあって、
長友と重なるところが多い選手だけど、
Wikiで調べたところ、やはり本人も長友のキャリアを意識してるみたいやね。

長友も大学生時代に五輪予選の代表に選出されて名を上げたし、
今回の五輪予選が室屋のサッカー人生にとって、
大きなターニングポイントになると良いね。



攻撃陣に目を移すと、久保が随分頼もしくなったなと。

京都にいた時から高校生とは思えない堂々としたプレーをしていたけど、
海外でプレーするようになって、よりシュートの意識が高まり、
相手に怖さを与えられる選手になった感があるね。

スイスリーグと言えば、ろくに試合に出場できず、
最近お隣に復帰した誰かさんの印象が強いけど、
久保は厳しい環境に身を置いて確実に成長しているなというのが感じられた。

この試合ではゴールは無かったけど、
この調子で、日本をリオ五輪へ導いてほしいと思う。

そういや、この試合では、
オーストリアでプレーしているなんとかさんも出場していたはずなんやけど、
どこにいたのでしょうね。



アンダー世代の国際大会の経験不足や、
Jリーグで活躍している選手が少ないことなど、
ネガティヴな要素が多い今回のチームやけど、
結果が重要な五輪予選に於いてまず1勝できた事は非常に大きい。

ただ、まだリオへの切符を手にするまでに倒さなければいけない相手はたくさんいる。

次戦の相手であるタイにも、泥臭く結果にこだわったサッカーをして、
決勝トーナメントに駒を進めて欲しいと思う。



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2016年1月11日

赤い彗星が埼玉の空を鮮やかに彩った



選手権決勝行ってきました。



今年の年末年始は大阪に帰省しなかったので、
今回の選手権は開幕戦から決勝まで全て現地観戦。

計12試合観戦した中で、東福岡の試合を4試合観戦したこともあってか、
すっかり東福岡のチャントを覚えてしまったので、
あの応援団の中に混ざって応援できそうやなと思ってたりする。

ただ、あのハーフタイムショーのダンスは踊れませんが。


東福岡50國學院久我山


戦前から東福岡の圧倒的有利と言われていて、
実際、東福岡が試合の主導権を握る展開になったけど、
前半の久我山は、彼らの真骨頂のパスワークからシュートまで持ち込んだりと、
準決勝で東福岡と対戦してシュート1本しか打てなかった星稜と比べれば、
得点の匂いのするサッカーをしていたと思う。

ただ、1点ビハインドで前半を折り返したところまでは、
まだ希望の持てる展開だっただろうけど、
あのトリックプレーからのFKが決まって、完全に折れちゃった感じだったかな。

対戦相手の情報が少ない短期のトーナメント戦では、
こういう意表を突いたプレーが効果的という、
東福岡の狙いがピタリとハマった形やったね。

足下の技術の高さでチームを引っ張ってきた久我山の2年生の澁谷と名倉は、
2点ビハインドを背負ってからは冷静さを欠いたのか、
守備を固められている中央に突っ込んでいってはボールロストを繰り返し、
その後の大量失点に繋がる被カウンターの起点になってしまっていた。

久我山は1,2年生の多いチームなので、
この大敗の経験を糧にして、また来年、選手権のピッチに戻って来て欲しいと思う。



優勝した東福岡は、この試合で5得点を挙げた事から、
攻撃力の部分がクローズアップされがちやけど、
攻撃力に関しては、増山や中島といったタレントを擁しながらも早期敗退した、
前回大会の方が高かったように思う。

むしろ今大会で優勝の原動力となったのは、
6試合を1失点で凌ぎ切った守備陣の活躍だった。

攻撃陣にスーパーな選手がいない分、
全員でハードワークしようというコンセプトだったようで、
寄せの速さ、球際の強さが際立ったね。

その中でも、GK脇野は今大会のベストプレーヤーと言ってもいいと思う。

事実上の決勝戦と言われた3回戦の市船戦でのPK戦の活躍も然ることながら、
シュートへの反応も良く、安定したハイボールの処理、
正確なパントキックといい本当にレベルの高いGKやった。

あと、動きが東口によく似ていたので感情移入しやすかったね。

プロには行かず、大学に進学するみたいやけど、
4年後、またJのピッチで見たい選手やね。


選手権の決勝は延長戦ありきと言っても良いぐらい、
毎年のように拮抗した試合が繰り広げられるけど、
ここまで大差がついた決勝は久し振りだったんじゃないだろうか。

ただ、決勝は一方的な試合になってしまったけど、
そこに至るまでの戦いは本当に最後までわからない手に汗握るものが多くて、
今大会も本当に興奮させられたね。

一時は群雄割拠の様相を呈していた高校サッカー界やけど、
ここに来て名門の東福岡が優勝、星稜が4年連続のベスト4に進出、
青森山田や前橋育英が勝ち進むなど、
また強豪校が安定した強さを発揮しつつあるよね。

名門・古豪の復活という、これからの高校サッカーの潮流を感じながら、
次回の95回大会を楽しみにしたいと思います。
















2016年1月2日

新年の挨拶は賜杯を添えて



勝ちましておめでとうございます。
今年も弊ブログをよろしくお願いします。




ガンバ大阪21浦和レッズ


正月早々、ガンバサポーターの無念がうごめく、
魔境・味の素スタジアムに出勤するなんて、
縁起が悪すぎるだろって思っていたけど、そんな不安が杞憂に終わって良かった。

京王線に揺られて帰る味スタからの帰路が、
これだけ楽しい気分だった事なんて記憶に無いわ。

おそらく、対戦相手がFC東京だったら、試合開始直後の藤春のチョンボや、
試合終了間際の金正也の空振りが失点に結びついてたんだろうけど、
どうやら、浦和は味スタの魔物を味方につけることはできなかったようだね。

それか、この日の東口が、味スタの魔物を寄せ付けないレベルの神だったか。

この試合だけで一体何点防いだのだろう。

西川も非常に優れたGKだと思うけど、その西川が引き立て役になってしまうぐらい、
タイトルが懸かった大一番での東口のパフォーマンスは凄まじい。

スタンド観戦していたハリルホジッチは、
日本代表のGKのポジションを再考すべきだと思うね。



まあ、東口がそれだけ目立ったという事は、
この試合はガンバが押し込まれる時間が長かったということやねんけども、
終始、試合の主導権を握りながら、興梠のゴール1点に留まった浦和に対し、
ガンバはカウンターとセットプレーで効率良く2点を奪うことが出来た。

しかも得点者が、ここ最近の長沢の活躍により、
スタメンの座が危ういのではと囁かれていたパトリックだったというのも面白い。

先制ゴールの場面なんて、いつもなら宇宙開発しているか、
GKの真正面に蹴って止められるのがオチなのに、
狙ってなのかマグレなのか、GKの肩口を抜く、見事なシュートだった。

勝ち越しゴールとなった2点目のゴールは、
パトリックのシュートももちろん良かったけど、
パトリックのマークについていた槙野を、
今野がバスケットボールばりのスクリーンアウトでブロックし、
パトリックをフリーにしたプレーが秀逸だったね。

得点だけでなく、準決勝の広島戦から、守備のタスクも献身的にこなしていて、
長沢の存在が良い意味でパトリックに危機感を与えているのかなと思う。

移籍話も沈静化して、来季も残りそうなパトリックやけど、
長沢と切磋琢磨してお互いを高め合って欲しいね。



天皇杯は昨季も制しているけど、
やはり1月1日に試合をしてタイトルを手にするというのは、
1年の始まりを愛するクラブの勝利と共に迎えられるという意味で、
やはり特別な感覚がある。

それに加え、対戦相手がガンバ大阪のクラブ史に於いて、
幾度も記憶に残る名勝負を演じてきた相手である浦和レッズだったということも、
この勝利の優越感を増幅させている大きな要素だと思う。

今季、2度も目の前で対戦相手のクラブが優勝する姿を見せつけられ、
成績に比例しない悔しいシーズンになっていたけど、
最後の最後にようやく報われた。

2016年シーズンも険しい戦いが待ち構えているけど、
今日みたいに勝利を祝う機会が何度も訪れる事を切に願います。



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