2017年2月26日

獲得勝ち点:ガンバ 1 甲府 1 DAZN -30



ガンバ大阪11ヴァンフォーレ甲府


ちょうどこの試合が行われていた時間帯は、
友人の結婚式の二次会に参加していたので、
試合をリアルタイムで見られる状況では無かったんだけど、
DAZNがサーバ障害を起こして視聴できない状態になっていたようなので、
そもそも、この試合をリアルタイムで見るには、
スタジアムに行くしかなかったみたいね。

昨日の大宮と川崎の試合でも、
後半は、TVの中央で円がくるくる回るばかりで、
サッカーの試合のコンテンツとしては、
ほとんど見られたものじゃなかったかったから、嫌な予感はしていたんだけども。

これまでJリーグを取り巻いていた閉塞感が打破され、
ポジティヴな方向に変わろうとしているきっかけをくれた、
DAZNマネーには感謝しているけど、
そもそも、パフォームグループは、コンテンツに投資するよりも前に、
インフラの整備に投資する方が先だったんじゃないだろうか。

誰も、2000円を払ってまで、
真っ暗な画面や、紙芝居を見たいわけじゃないんだよ。



ダイジェストでしか試合を見ていないので、
あまり詳しいことは書けないんだけども、
先週のミッドウィークのアデレード戦と同じスタメンをチョイスしたあたり、
長谷川健太は、選手のコンディション云々よりも、
新布陣の成熟度を高めたいという狙いがあったんだろう。

長沢、藤春、井手口と、万全ではない選手が複数いる中での選択としては、
腑に落ちないところもあるんだけど、
ベンチに控えるメンバーの顔ぶれがどうも心許無いので、
この選択になってしまうのも致し方無いのかなとも思う。

後半にビハインドを背負う苦しい展開になったところを、
アディショナルタイムの今野のゴールで、
勝ち点1を拾うことはできたものの、
ACLで会心の勝利を2つ続けてきた後の試合としては、物足りなさは否めないね。

この試合でゴールを決めた今野が、
好調を維持しているのはポジティヴな要素だけど、
3センターは、バックアップがおらず、出ずっぱりの危険性が高いだけに、
昨年までの4-2-3-1を併用する等の用兵で、
上手くローテーションしてコンディション維持に努めてほしい。



次節は、アウェイで柏戦だけど、
ミッドウィークにACLの済州戦を控えるという過密日程。

全北が八百長問題によりACL出場資格を剥奪されたことで、
繰り上げにより出場することになった済州だけど、
国内リーグで最下位に沈んでいるアデレードとは異なり、
昨季のKリーグで上位に食い込んでいるクラブなので、
昨季のACL王者の全北までとはいかないまでも、
骨のある相手であることは間違いない。

ACLはここまで良い流れで来ているので、
この良い流れを切らさないためにも、
ホームできっちりと勝ち点3を積み上げて欲しいね。




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2017年2月22日

今季は随分とエンジンが温まるのが早いようで



ガンバ大阪30アデレード・ユナイテッド


改めて書く必要も無いと思うけど、アデレードと言えば、
ガンバがアジアチャンピオンに輝いた2008年のACL決勝の対戦相手。

それから4年後、ガンバがJ2に降格した年のACLでも、
グループステージでアデレードと対戦していることを思うと、
クラブの歴史の節目節目で対戦する機会が訪れているような感がある。

そして今季は、かつてのガンバの代名詞だった、
ポゼッションサッカーへの回帰を試みているシーズン。

このタイミングでアデレードと対戦することが、
ガンバにとって良い意味で転機となって欲しいね。



結果だけ見れば楽勝だったように見えるけど、
そこまで簡単な試合では無かったように思う。

試合の主導権を握られる時間帯もあり、セカンドボールを拾われる場面も多く、
東口の手を煩わせるようなピンチも何度か迎えたしね。

アデレードは、現在、国内リーグで最下位とのことらしいけど、
2部降格というシステムが無いAリーグということもあって、
ACLにプライオリティを置いて試合に臨んできた印象だったね。

ガンバとしても、日本とは真逆の気候だったり、
故障明けの選手が何人かいたことが、
試合を取り巻く状況を難しくしていたと思うけど、
それでも、チャンスで効率良く得点を挙げ、試合を上手く運べることが出来た。

特に、前半終了間際の今野のゴールで、
2点リードしてハーフタイムを迎えることができたのが、
アデレードの反撃の意欲を削ぐ意味で大きかったんじゃないだろうか。

例年、スロースターターと言われる我らがガンバ大阪にとって、
ACLの初戦、しかもアウェイゲームで3-0という結果は、
100点と言っても過言では無いのではないかと。

ただ、この試合を無駄にしないためにも、
1試合1試合、確実に勝ち点を積み上げていきたいね。



最後に、今週の土曜日を以って、ガンバ大阪系ブログのリンクリスト、
AOQLO PEOPLEが閉鎖とのことで、一抹の寂しさを感じております。

ガンバ大阪の試合を見て自分がどう思ったかというのを発信する場であり、
また、他のブロガーさんが、自分と同じ試合を見て、
どういう意見をもっているのかを知るための貴重な場でした。

オフ企画では、自分が発案したベストゴール賞を、
企画として採用してくださったことも、とても思い出深いです。

今までありがとうございました。
タカギさんのご多幸をお祈りいたします。



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2017年2月18日

ゼロックス杯をご覧になる際は、部屋を明るくしてTVから離れてご覧下さい



ここ2年、蹴春の到来はスタジアムで迎えていた我らがガンバ大阪ですが、
昨季は無冠に終わったため、今季は、大人しくTV観戦。

獲っても獲らなくてもどっちでもいいタイトルではあるけど、
昨季のタイトルホルダーとしてこの試合に臨むということは、
それ相応の名誉があることなので、
来季のゼロックス杯では、青と黒のユニフォームを纏った選手たちが、
ピッチを駆け回っていることを願いたいね。


鹿島アントラーズ32浦和レッズ


チームカラーが赤の両クラブですが、
ショッキングピンクの鹿島と、蛍光イエローの浦和という、
お互いに目がチカチカしそうなユニフォームを身に纏って行われたこの試合。

ここ数年、2ndユニフォームのデザインを勝負しているクラブも多いけど、
さすがにこの試合の絵は、TVアニメだと、
「○○をご覧になる際は部屋を明るくして、TVから離れてご覧ください」という
テロップが出そうなビジュアルだったわ。



オフに積極的な補強を行った鹿島は、現状のベストメンバーとも言える布陣で、
今季最初のタイトル獲得を目指したのに対し、
浦和は、ミッドウィークのACLを見据えて、柏木、槙野、
ラファエル・シルバといった主力組をベンチ外にするなど、
この試合に懸ける両クラブの温度差のようなものが垣間見えたね。

試合展開は、ボールを支配して敵陣に攻め入る浦和に対し、
鹿島は、自陣で守備ブロックを形成しカウンター狙いという、
ある程度予想できたものだった。

ただ、浦和の攻撃のコンビネーションって、
誰が出ても同じサッカーが出来るというものではなくて、
かつての西野ガンバのように、
同じ選手が長い時間一緒にプレーすることで熟成されてきたものなので、
選手を入れ替えると質が低下する傾向があるように思う。

実際、ボールを支配している浦和は、アタッキングサードでの連携の精度を欠き、
鹿島はカウンターから多くの決定機を多く作り出していた。



この試合で幾度も発動された、鹿島の良質のカウンターの起点となっていたのは、
今季、新潟から加入したレオ・シルバ。

ボール奪取力と展開力の両方を、
高い次元で兼ね揃えた31歳のブラジル人MFの存在感は、
質の高い中盤を構成する両軍の中でも際立っていた。

皮肉にも、レオ・シルバが永木との交代でピッチを後にしてから、
鹿島が試合を振り出しに戻されたことも、この試合に於ける、
レオ・シルバの重要さを際立たせることになってしまったね。

永木も日本代表に選出されるレベルの実力者ではあるんだけども。



興梠と武藤のゴールで同点に追いついた浦和は、
勢いをそのままに勝ち越し点を奪いにいったけど、
思いもよらない形で失点を喫してしまう。

ゴールラインに向かって転がったボールに対し、
遠藤航と西川が譲り合うような形になり、
その間隙を突いた鈴木優磨が勝ち越しゴール。

金崎に代わってピッチに立ったものの、
これといって試合に関与できていなかった鈴木優磨だったけど、
勝敗を決める重要な場面で確実に仕事をするあたり、持っているなと思わされた。

何度も決定機が訪れながら、ゴールを奪うことが出来ず、
チームを勝利に導けなかったズラタンと比べると雲泥の差だったね。

また、この失点の場面以外にも、前半の遠藤康のFKに繋がったファウル然り、
この試合での遠藤航のパフォーマンスには閉口させられた。

以前から思っていたことだけど、CBとして起用するには高さと強さは無いし、
だからと言ってボランチで使うほどパスセンスも無いこの選手が、
なぜ五輪代表のキャプテンを務めるほど評価されているのかわからない。

まあ、そんな選手を起用し続けてくれる方が、
対戦相手からすればありがたいんだけども。



いよいよ来週からJリーグが開幕。

まあ、ガンバに関しては、既にACLのプレーオフを戦っているので、
既に開幕している感覚もあるけども、リーグ戦を戦うのは、
昨年の11月3日以来だから、そう考えると随分久しぶり。

ただ、リーグの開幕節の前に、ACLのグループリーグの初戦、
アデレード戦が控えているので、アウェイとは言え、
Aリーグで最下位のクラブに確実に勝利することで、
リーグに向けて弾みをつけてほしいなと思います。















2017年2月7日

菱形のガンバがACL本選出場を勝ち取る



ガンバ大阪30ジョホール・ダルル・タクジム


ACLには9度目の出場となる我らがガンバ大阪ですが、
プレーオフを戦うのは今回が初めて。

例年、スロースターターなガンバだけに、
2月の上旬に公式戦が組まれるという条件は不利に思えたけど、
さすがに対戦相手との力量差は明白だったね。

ジョホールは、マレーシアの国内リーグで3連覇中とのことで、
力が無いわけではないんだろうけど、気温6度の大阪で試合を行うというのは、
常夏のマレーシアで暮らす選手たちにとってはタフな状況だったんだろうと思う。



この試合の見どころは、何と言っても、今季から採用する菱形の中盤の布陣。

今オフに阿部と大森が移籍したことで、
サイドの枚数が足らなくなったことによる、苦肉の策のようにも思えるけど、
これまで、対3バックのチーム用に採用していたこともあったし、
昨季のチャンピオンシップやCWCの期間中にも練習していた布陣なので、
キャンプ明けでコンディションも万全ではないという状況を差し引いても、
思いのほか完成度は高かったんじゃないだろうか。

また、この布陣では近くに長沢と倉田がいるので、
昨季のように、アデミウソンが前線で孤立する状況も少なくなり、
2トップに訪れるチャンスの数も増えると思う。

2点目の長沢のゴールに象徴されるように、
攻撃時にたくさんの選手がペナルティエリアになだれ込んでくる形が、
この布陣の理想とすべきところだろうね。

この時期になってドウグラスの名前が挙がるなど、
ストライカーの補強が急務とされているガンバだけど、
長沢とアデミウソンは、昨季のJリーグで、
30%前後という非常に高いシュート決定率を叩き出しているので、
チャンスの数さえ増えれば、もっと得点を取れるはず。

まあ、FWはこの2人に呉屋を加えた3人と、
頭数は足りていないので、どのみち補強は必要かなと思うけど、
FWに関しては、あまり悲観的になりすぎずに、
既存戦力をもっと信頼してもいいんじゃないだろうか。



ただ、この試合では好感触だった新布陣だけど、
シーズンを通して採用するとなると、懸念点はボランチの方が多いように思う。

遠藤、今野、井手口のバックアップは、実質、市丸しかいないような状況だし、
劣勢の展開では、アンカーの遠藤の守備面での不安が露呈する可能性も高い。

最悪、倉田がボランチをやれないこともないし、
市丸が、昨季の井手口ばりの成長曲線を描くかもしれないので、
ここら辺は、長谷川健太の手腕を見せてほしいところやね。

まあ、早速、3-0で勝っているのに交代枠を1つ残すという、
よくわからんことをやっていましたが。

何はともあれ、無事にACLの本選に進出を決めたので、
1勝もできなかった昨季の雪辱を晴らすべく、
今季はグループステージ突破を決めてほしいと思います。




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