2012年1月29日

麒麟の翼



前回の更新からちょっと日が空いてしまいました。

なんか書かなきゃなとは思うんやけど、
オフシーズンということもあってネタが無いんよね。

AOQLOのオフ企画も2011年中に書いちゃったし。

でも、このまま放置しておくのもアレなんで、
久し振りに映画を見た感想でも書こうかなと思う。



俺が見に行ったのは、東野圭吾原作の『麒麟の翼』
人気の加賀恭一郎シリーズの作品やね。


もともと、東野圭吾の作品って、実写化し易い…というか、
それを前提に書いてるようなところもあるし、
TBSの連ドラで加賀恭一郎シリーズの『新参者』を放送していた事も相まって、
なかなか完成度の高い作品に仕上がってるなという印象。

個人的に、阿部寛の加賀恭一郎はハマり役だと思ってるので、
楽しんで見る事ができたわ。

この作品では、被害者・青柳武明の長男、青柳悠人が、
中学時代に所属していた水泳部で、後輩の吉永を死なせてしまった事故が、
重要なファクターとなっているんやけど、原作では、読み進めて行くうちに、
吉永の事故がポンっと出てくる感じやったのに対し、
映画では、冒頭あたりの悠人と武明の回想シーンで、
事故を匂わすようなやりとりが伏線として敷かれてたね。

この、冒頭の部分で敷いた伏線が、
八島冬樹の容疑が晴れ、徐々に疑いの矛先が青柳悠人とその仲間に向かう場面で、
上手く回収されたことにより、物語の展開を面白くしてたと思う。

他に気になった点と言えば、最初に殺人の疑いが掛けられた八島冬樹は、
原作ではもっと職探しに困っている状況が描かれてるんやけど、
映画ではそこまでじゃなかったかな。

まあ、原作は結構長いし、2時間の枠で収めるために、
どっか削らなアカンのはわかるけど、
もうちょっと八島と中原香織をみすぼらしく見せても良かったんじゃないかなと思う。

でも、気になったのはここぐらいで、全体的には良い作品やった。



ブログを遡ると、映画館で映画を観たのは、
去年の3月以来で、ほぼ10カ月ぶりということにビックリした。

久し振りやったけど、やっぱり、大きなスクリーンで見るのと、
レンタルDVDで見るのとは、臨場感が違うってのを再認識したから、
また近いうちに映画館に来たいところやね。

まあ、でも、この調子でいくと、マスカレードホテルも映画化されそうな気がするから、
そのうち東野圭吾原作の映画を見に映画館へ行く事になるやろうね。
















2012年1月16日

これで2012年を戦うメンバーが集まったか



Jリーグがオフになると、浦和とガンバが今野にオファーを出して、
その度断られるのは、もはや冬の恒例行事となっていた感があった。

そして、今年の冬も繰り返された“お約束”に対して、
「まだ今野にこだわってんのかよ、いい加減諦めろよ、山本」
って嘲笑していたガンバサポも多かったはず。

でも、今年は、今野のコメントが意外にも移籍に対して前向きととれるものが多くて、
「え!?ホンマに来るの?」と、驚きを隠せなかったね。

そして、ついにガンバから公式に入団の発表がありました。


DF今野泰幸選手 FC東京より完全移籍加入のお知らせ


日本代表でCBのレギュラーを張るほどの選手が、
ガンバ大阪と言うクラブに魅力を感じて、移籍を決断してくれたんやから、
ガンバに合うか合わんかっていう議論は二の次にして、
俺は諸手を広げて今野を歓迎します。

まあ、ガンバはディフェンスの際の決まりごとが少なく、
個々の能力で守っている部分が多いので、キツイ職場だとは思いますが、
その分、やりがいのある仕事だと思うので、
今野には、ガンバのディフェンス強化に尽力して欲しいね。



ただ、今野の入団決定が、スポーツ紙で報じられた後、
ガンバの公式発表を待っている間に、出て行く決断をした選手も多かった。

特に、平井、下平という生え抜き2人が移籍を決断したのが印象的やったかな。

平井は、大宮に移籍したチョ・ヨンチョルの代わりということらしいけど、
DFラインの裏へ飛び出して、
ワンタッチでゴールを決めるっていうパターンしかない平井に、
オフェンスのオールラウンダーのヨンチョルの代わりが果たして務まるのか…

まあ、ガンバに戻ってきたいって言ってくれてるし、
違うチームで経験を積んで、いつかそれをガンバに還元してくれることを期待します。



そして、下平の大宮移籍に関しては、かなりショックやった。

個人的に、ユースの頃から注目していた選手やったから、
周囲にボロクソに言われてた時でも、我慢して応援していたので、
去年の前半戦でレギュラーに定着した時は本当に嬉しかった。

今後も、同じポジションの藤春と切磋琢磨して成長して欲しかったのに、
移籍って言う決断をした事は残念やけど、
思い入れのある選手だけに、これからも応援していきたいなとは思うね。



生え抜きと言えば、寺田と倉田の2人の復帰も決まったよね。

ただ、寺田は頑張って欲しいとは思うんやけど、
倉田はすぐには応援する気にはならんかな。

自分の意思でセレッソに移籍したってのもあるし、
去年の開幕戦でガンバ相手にゴールを決めて、喜びを爆発させたのを見た時は、
「こいつに下部組織から育ててもらったガンバに対する愛は無いんやな」って、
とても残念に思ったしね。

俺は、ガンバを勝利に導くような活躍をするまで、
倉田のコールとかをするのはやめとこうと思っています。



毎シーズン、移籍市場は喜々交々って感じやけど、
今オフは、監督が代わったっていうこともあってか、
本当に印象深いオフになったね。

おそらく、今野の入団で、今オフの補強は終わりやろうから、
あとはセホーンが、これらの素材をどう料理するかやろうね。

3月6日のACLでベールを脱ぐ、新生ガンバが待ち遠しいわ。




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2012年1月9日

近年稀に見る劇的な選手権決勝



高校サッカーの決勝を観に、国立へ行ってきました。





国立に行くのは、去年の高校サッカーの準決勝以来だから、ちょうど1年ぶりぐらい。

個人的に、国立はかなり好きなスタジアムなので、
1年に何回も来たいねんけど、肝心のガンバさんがここ2シーズンほど、
国立で試合をやってくれないもんやから、なかなか来られへんのよね。

果たして、今年はガンバの試合で国立に来る事はあるんやろうか…
まあ、そういう愚痴は横に置いといて、高校サッカーの決勝の事書こ。


市立船橋21四日市中央工業


ここまでの両校の勝ち上がりを見てると、
守りの市船、攻撃の四中工っていうチームカラーははっきりとしてたから、
どちらが自分達の得意な形に持ち込んで、
試合のペースを握れるかがカギになってくるかな。

…と、思って試合を見始めたら、いきなり四中工がCKから、
2年生エース浅野のゴールで先制。

自分達の代名詞であるセットプレーで、逆に失点してしまった市船は、
明らかに集中して試合に入って行けてなかったね。

失点したとはいえ、まだ前半やから挽回できるチャンスはいくらでもあるはずなんやけど、
国立の決勝という大舞台で、高校生にそこまでのメンタルの強さを求めるのは酷なのか、
市船は失点してから、明らかに縦に急ぎ過ぎてるように見えたね。



逆に四中工の方は、準決勝の尚志戦で見せたような、
サイドを広く使う攻撃がこの日も健在。

右サイドからは寺尾が個人技で突破を図れば、左サイドは田村・藤山の連携で崩し、
中央にはエース浅野が待ち構えるという攻撃パターンは、
岩渕目掛けたロングボール一発しかない市船と比べたらよっぽど見応えがあった。

スタンドでは、市船が応援のバリエーションと声量で四中工を圧倒してたのに、
ピッチの上では四中工が攻撃のバリエーションと運動量で市船を圧倒しているというのは、
なんか不思議な光景やったわ。



後半に入ると、徐々に市船がペースを取り戻し始めた。

前半は、岩渕にロングボールを放り込んでも、中盤の押し上げが遅く、
和泉と2人で攻めるような場面が多かったけど、
後半は、そこらへんが修正されてて、杉山や菅野が攻撃に絡んでくる場面が増えたね。

それに伴い、前半はほとんど拾えなかったセカンドボールも、
市船が拾えるようになり、四中工を押し込み、セットプレーも多く貰っていた。

ただ、市船はそのセットプレーをなかなかモノにできなかった。

後半に入ってから、四中工がCKの際は前線に人を残さずに全員戻って、
粘り強くディフェンスをしていたので、
この守備を崩すのはなかなか大変やなと思って見てたね。



このまま四中工が逃げ切ると思われた後半ロスタイム、
“水滴が岩を穿つ”とはまさにこの事。

何度目かわからないほど繰り返したCKからのこぼれ球を、
市船のエース・和泉が押し込んで、市船が土壇場で同点!!

ここまで四中工は集中して粘り強く守っていたけど、
こういう事が起こってしまうのが、まさに高校サッカーって感じやったね。

四中工からしてみれば、主導権を握っていた前半に、
もう1点取れなかったのが、最後の最後でのしかかったね。



そして、延長戦後半5分。

ここでも、こんな大仕事をやってのけてしまう事が、
名門・市船の10番を背負っている所以なんやろうね。

左足でシュートを打つのかと思いきや、鋭い切り返しでマーカーを外し、
右足で、あえてコースの無いニアサイドをぶち抜いたシュートは、圧巻の一言。

これだけの選手が、どこのJクラブからも声が掛からないなんて、
不思議でしょうがないわ。



近年稀に見る、劇的な展開で幕を閉じた今年の選手権。

市船の選手達にはおめでとうと言ってあげたいし、
四中工の選手達は、負けたけど、試合内容はとても好感の持てるものやった。

ただ、1つ残念だったのが、四中工のキャプテンの國吉選手が、
この決勝に累積警告で出場できなかった事。

高校サッカー3年間の集大成である決勝のピッチに立てないなんて、
言葉で言い表せないぐらいすごく悔しいはず。

杓子定規に、イエロー2枚貰ったら累積で出場停止ってするんじゃなくて、
決勝に勝ち進んだ時点で、両チームの累積警告はクリアするとか、
そういう風に大会規定を変えられへんのかな。

まあ、四中工は2年生中心のチームやから、来年も選手権に出てくると思う。

もし、来年も決勝を戦う事があったら、
ベストメンバーで戦わせてあげたいなと願ってみたりするんよね。
















2012年1月1日

ルーカスと今野を眺める天皇杯



史上初となる、J2のチーム同士の天皇杯決勝戦。

まあ、選手の顔ぶれだけ見れば、J1でも上位を狙えそうな東京を、
J2のチームとして扱う事に違和感はあるけど、
準々決勝、準決勝の京都の戦いぶりを見てたら、
健闘するんじゃないかと淡い期待は抱いてたんやけどね。

蓋を開けたら、去年のJ2の戦いぶりをそのまま反映したかのような、
東京の順当勝ちやったね。


FC東京42京都サンガ


2011年シーズンの浦和、川崎、甲府あたりのチームを見てると、
長年そのチームに根付いたスタイルを壊して、新しいものを作ろうとすると、
万事上手く事が運ばない限り、上手くいかないんやなっていうのがわかる。

加藤監督がやっていた、4バックにCB4人を並べる守備的なサッカーから、
大木監督の攻撃的なスタイルに急激な方向転換を行った京都も、
浦和や川崎と同じ部類やと思ってた。

少なくとも、京都がJ2の下位に沈んでいた、去年の夏ごろまではね。

でも、後半戦の快進撃や、今回の天皇杯決勝進出を見て、
たった1年足らずで、今まで京都がやっていたサッカーと、
全く違うスタイルのサッカーを、チームに浸透させた、
大木監督の指導力の高さが窺えたね。

京都のサッカーを見ていると、「もっとピッチを広く使えよ」と言いたくなるけど、
あえて人の多い所を、ショートパスを駆使して突破して行く、
あれこそが、甲府の監督時代から続く大木監督の信念。

負けたチームをこんなに褒めるのも、なんか違和感あるけど、
京都には若い選手が多いし、このスタイルがチームに根付けば、
なかなか面白いチームになるんとちゃうかな。



対する東京は、元日の決勝戦は初めてということやったけど、
ナビスコの決勝戦を経験している選手が多い事もあってか、
変に固くなっている選手もいなくて、皆ノビノビやっている印象。

特に、石川の動きがキレてるなぁって思ってたけど、
個人的には、やっぱりルーカスに目が行ってしまうね。

ルーカスは、この試合で2得点を挙げたわけやけど、
得点を量産するタイプのFWでは無いものの、
こういう大一番での勝負強さは、流石の一言やね。

中央での巧みなボールキープや、相手ボールの際の、労を厭わないディフェンスを見て、
俺が知っているルーカスと、何も変わらないルーカスがそこにいることに、
懐かしい気持ちになったわ。



でも、ガンバサポ的には、今年の事を考えると、
ルーカスよりも今野を見ておいた方がいいのかな?
と、思ったので、今野にも注目して試合を見てました。

京都に先制点を献上しながらも、京都に試合の主導権を渡さなかったのは、
直後に今野が同点ゴールを決めたからっていうのが大きかった。

でも、得点より守備面で「さすがやな」って思う部分が多かったね。

後半、京都の選手がボールを持った時、
もう1テンポ早くシュートやパスを選択していれば、
チャンスになるなって思う部分がいくつかあったけど、
それをことごとく潰しているのが今野やった。

危険な場所がわかってて、なおかつ寄せるタイミングとかも秀逸って感じ。

ザッケローニが代表監督になって、継続的に代表戦に出場していることもあってか、
スケールアップした感があるよね。

ディフェンスの選手にとって、ブラック企業なガンバ大阪やけど、
それでも来てくれるって言うなら、諸手を広げて歓迎しますよ。



2011年は、柏がJ1昇格即リーグ優勝を決め、東京がJ2と天皇杯のW優勝と、
この間まで下のカテゴリーで戦っていたチームの躍進が目立った年やった。

でも、言い方を変えれば、今までJ1を戦ってきたチームが、
不甲斐無かったとも言えるよね。

個人的には、これ以上サプライズはいらんから、去年J1を戦ったクラブは、
そういった不甲斐なさを2012年シーズンにぶつけて欲しいなと思うね。













あけましておめでとうございます。Google+はじめました。



あけましておめでとうございます。

今年も弊ブログをよろしくお願いします。

年が変わったということで、何か新しい事を始めてみようと思って、
タイトルにもあるように、Google +を始めてみました。

地元の友達や職場の同僚が、TwitterやFacebookをやっていって、
「おもしろいからやってみたら?」って誘われる事もあったんやけど、
Twitterをやるようになると、ブログとの併用が上手くいかなくなるんじゃないかと思って、
今まで、他のSNSにはあまり手を出せなかったんよね。



それやのになんでGoogle+を始めたんかと言うと、
その理由は大きく分けて二つ。

一つ目は、俺が書いているこのブログは、
Bloggerって言う、Googleが運営しているブログサイトやから、
Google+と投稿を共有する機能があるんよね。

今まで俺のブログを見に来る人って、ガンバサポの方をはじめとする、
サッカーファンの方々が中心だったので、Google+と連携する事によって、
他の分野の人たちの目に、自分もブログが止まればいいなと思ったわけ。

二つ目は、2008年6月にこのブログを開設して、
3年半続けてきたわけやけど、最初はサッカーの事以外の事も書いてたんやけど、
ここ1年ぐらいは完全にサッカーブログと化してて、
それ以外の事をここに書きづらくなってたんよね。

まあ、あくまでも自分の中での話ですが。

そこで、もうちょっと気楽に色んなトピックスに関して、
自分の意見を書いて行こうと思って、Google+を始めてみたんよね。

まあ、ホンマは12月の半ばぐらいから始めてたんやけど、
ある程度使い方にも慣れたし、年も変わったという事で、
これから投稿の頻度をあげていきたいと思います。



あと、Google+と連携した事で、ブログのプロフィールが、
俺の本名に変わっています。

リア充でもなんでもない自分にとって、
ネット上で実名を晒すのは勇気がいることやったから、
以前のHNのマケレレでそのままアカウントを作ろうかと思ったんやけど、
マケレレでアカウントを作ってしまうと、本物のマケレレさんに迷惑が掛かっちゃうしね。

マケレレさんも引退してゆっくり生活してるところに、
どこの馬の骨かわからんような日本人に、自分の名前を騙られたくないはずやろうしね。

まあ、プロフィールの名前がHNから実名に変わっても、
このブログを書いている人は同じなので、引き続き仲良くしてもらえると嬉しいです。