2014年8月31日

万博にてFW禁制のゴールパーティ開催



ガンバ大阪50アルビレックス新潟


これだけ大差がついた試合だったのにも関わらず、
両チームのシュート数が同じだった事を考えると、
決定力の差が勝敗を分けたと言ってもいいやろね。

パトリックが右に流れて受けるパターンが研究されていたり、
宇佐美が不発だったりと、FW2人のパフォーマンスは今一つだったけど、
FW以外のポジションでプレーした選手だけで5点取ったっていうことは、
どこからでも点が取れるチームだということで、素直に評価してもいいかなと思う。

対する新潟というチームに決定力の話を絡めると、
どうしても川又が移籍してしまった事が頭をよぎってしまう。

しかも、新潟の選手がイージーなシュートミスを連発する中、
その川又は、川崎相手に移籍後初ゴールを決めているとは何たる皮肉だろうか。



とは言え、前半30分ぐらいまでは、
これだけ大差がつく試合になるとは思ってもみなかった。

どちらかと言うと、新潟ペースで試合が進んでいるように見えたしね。

名古屋戦でケネディにもやられてしまったけど、
新潟の長身FWの指宿がガンバのSBのところで起点を作って、
CBをサイドに引きずり出し、空いた中央のスペースを他の選手に使わせるというやり方で、
何度か危ないシーンを作られてしまった。

まあ、米倉、藤春という超攻撃的な両SBで試合に臨んでいる以上、
仕方のないところではあるけどね。

ただ、オ・ジェソクがケガから復帰し、この試合からベンチに入っていたので、
バランス重視の長谷川監督の性格を考えると、
来月からは、解決の目途がつきそうなのが幸いやね。

あと、ケガ人の復帰と言えば、阿部が戻ってきてくれたのも大きいね。

今のガンバのサッカーは、2列目の選手に非常に運動量を課すので、
疲労を考慮してローテーションするために、頭数は揃えとく必要があるしね。

あとは、大森の復帰が待たれるところかな。



次節はアウェイで広島戦やけど、その間にナビスコ2連戦と、
天皇杯の4回戦があるという、なかなかハードな日程やね。

ただ、ケガ人が徐々に復帰しつつあるし、
幸か不幸か、ガンバからは代表に1人も招集されなかったので、
ほぼベストメンバーで戦えるのが大きい。

この新潟戦のゴールラッシュで蚊帳の外だった宇佐美には、
得意の神戸戦で気を吐いて、準決勝進出に貢献してもらいたいね。



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2014年8月24日

目には目をゴールにはゴールを



甲府行ってきました。

遠征のお目当ての一つであった金精軒の水信玄餅が目の前で売り切れるわ、
甲府駅から小瀬スポーツ公園行きの路線バスが1日3本程度しか無く、
南甲府駅から30分ぐらい歩くという、ガイドにも載っていない方法で、
スタジアムを目指すことになるわで、
正午過ぎの時点で既に残念な遠征になりそうな雰囲気。

ただ、メインディッシュである、Jリーグの試合でガンバの勝利が見られれば、
そんな鬱屈したムードを吹き飛ばせるんじゃないかと思ってたんやけど、
こちらも上手くいかず、結果的にかなりしょっぱい遠征になってしまいました。




ガンバ大阪33ヴァンフォーレ甲府


なんというか、よく引き分けに持ち込めたよなというのが率直な感想。

石原と阿部のゴールは、ブロックに行った足にボールが当たってコースが変わり、
東口の手の届かないところへ飛んでゴールに入るというアンラッキーなものやったし、
山本のゴールに至っては、鹿島の西が決めた、CKからのゴールが無かったら、
年間ベストゴールに選ばれてもおかしくないゴラッソやった。

まあ、宇佐美の同点ゴールも十分にゴラッソやったと思うけど、
これぐらいのシュートやったら、彼は年に数本決めるから、
特別驚きはなかったけども。

丹羽と明神を投入し、逃げ切り態勢に入ったところから逆転を許したとあって、
采配ミスを咎めたくもなるけど、この試合に関しては、いくつかの不運と、
甲府の選手が普段の実力以上のプレーをしたのが重なったものやから、
誰かを特別責めようとは思わないかな。

このスタジアムとの相性の悪さは気になるところであるけど、
たまにはこんな試合もあるさって感じで、割り切って次の試合に臨むしかないやろね。



とは言え、前半のガンバは低調な出来だった。

甲府のような守備のブロックをしっかり作って守ってくる相手に、
早い時間に先制点を与えると、
こういう展開になるのは必然的なものかもしれない。

低めに設定されたDFラインに、パトリックの裏への抜け出しは封殺され、
宇佐美もマークが厳しくて、なかなか仕事をさせてもらえないという、
先週の名古屋戦の続きを見ているような試合展開やった。

この試合では、故障の阿部に代わって岡崎が入ったけど、
右にいれば米倉と合わず、左にいれば藤春と合わず、
挙句の果てには不必要なイエローカードまで貰ってしまい、
ハーフタイムで二川と交代になってしまった。

岡崎を使うなとまでは言わないけど、内田達也と同様に、
昨シーズンから出場機会を与えてもらってるんやから、
もっと伸びてきてもらわないとチームの将来を考えると困る。

二川が入った後半から、ガンバが攻勢に転じる場面が増えたけど、
いつまでも二川に頼ってばかりじゃいられないわけやしさ。


試合は結局、後半ロスタイムに倉田が同点ゴールを決め、
なんとか勝ち点1を獲得する事に成功。

敗色濃厚なムードを打開したのは、なんとパワープレー。

長い事ガンバの試合を見てきているけど、
パワープレーが成功したのなんて初めて見たわ。

研究されて、徐々にパフォーマンスが落ちてきているパトリックやけど、
こういうところで存在価値を発揮できれば、
まだガンバにとって大きな武器であり続けてくれるやろうと思う。



次節は万博で新潟と対戦。

先週の名古屋戦から、崩されてもいないところからの失点が続いていて、
どうも流れが悪いけど、そんな連鎖をここで断ち切って欲しいね。

過密日程の9月を勢いよく迎えられるように、
8月を勝利で締め括ってくれる事を期待しています。



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2014年8月20日

また天皇杯から仕切り直しといきますか



ガンバ大阪10徳島ヴォルティス


TV中継が無く、試合を見れなかったので、
何とも書きようがないねんけど、
まあ、浦和や川崎など、リーグ戦で優勝争いをしているチームが、
J2のチームに足下をすくわれる中、
きっちりと勝ち上がれた事に対しては評価したい。

残留と降格のボーダーラインにいるチームが、
思うように勝ち点を伸ばせてない状況で、夏の中断期間に大型補強を敢行し、
奇跡の残留に向けて意気込んでいる徳島の監督のコバやんが、
あからさまにメンバーを落としてこの試合に臨んでくれたのも、
ガンバの勝利をアシストした要因になったかなと思う。

ガンバもリーグ戦からある程度メンバーは落としたものの、
宇佐美や遠藤など、何人か主力は出場していたしね。

リーグ戦で優勝争いや残留争いをしていた頃は、
天皇杯にそこまで力を入れなくてもいいと思っていた事もあったけど、
幸か不幸か、現状、どっちにも絡んでいないので、
カップ戦にある程度プライオリティを置くのもアリかなと思ってる。

この調子で9月上旬に行われる4回戦も勝利して欲しいね。



本来なら、4回戦の対戦相手は既に決まっているはずやったけど、
広島県を襲った大雨による土砂災害の影響で、
広島と水戸の試合が来週に延期されたため、
どちらになるかは今のところ未定。

まあ、日々の暮らしがあってこそのサッカーやから、
こればっかりはしょうがないよね。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。



週末はアウェイで甲府と対戦。

消耗の多い真夏に、中2日の連戦はキツイものがあるやろうけど、
粘り強く戦って勝ち点3を奪い、上位に食らいついていって欲しいね。

アウェイの甲府戦は、今まで何度も参戦しようとしたものの、
仕事が入ったりして行けなかったので、今回が初参戦。

初めて訪れるスタジアムも含め、遠征を楽しんできたいと思います。




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2014年8月17日

パトリックブーストはもう燃料切れなのか



ガンバ大阪01名古屋グランパス


前半の早い時間帯に、藤春のクロスから、
パトリックがクロスバーを叩く強烈なシュートを放った時は、
今日も行けると思ったんやけど、その後の試合運びは、
5連勝中のチームとは思えないほど拙いものやった。

パトリックと宇佐美は、それぞれ闘莉王とダニルソンに完全に封じ込まれ、
阿部と倉田の2列目も、連戦による疲労からか、
普段の運動量とアタッキングサードでのキレを発揮できず、
DFラインに至っては、自陣で何度も致命的なミスを犯し、
相手のミスや東口の好セーブに救われる始末。

特に、イケメンの西野には、
永井の顔がパンストを被っている強盗にでも見えたのか、
前線からのチェイシングに対し慌てふためいていたね。



それでも、なんとか無失点で試合を進め、
後半22分に二川と米倉を同時投入し、流れを変えることに成功したかと思いきや、
レアンドロ・ドミンゲスにスーパーボレーを決められて痛恨の先制点献上。

遠藤の軽い守備に関しては、今に始まったことじゃないので、
今さらとやかく言うつもりは無いけど、日本代表監督が変わっても、
自分は代表のレギュラー確定だとでも思っているのだろうか。

代表戦が近づくと、直近のリーグ戦で力をセーブするのは、
いい加減やめていただきたいんだけど。



1点ビハインドになって、オ・ジェソクを下げてリンスを投入し、
米倉をSBに下げたけど、これが悪手。

逃げ切り態勢に入った名古屋陣内に、
リンスが活きるスペースなどあるはずもなく圧死。

同点に追い付くために流れを変えるどころか、
ダイブというアンスポーツマンライクなプレーで、
醜態を晒しただけやった。



この連勝がずっと続くわけがないとは重々承知はしていたものの、
連勝が止まった試合がこうも煮え切らないものだと、
どうもモヤモヤした感じが残っている。

でも、東口がGAZZETTAのインタビューで言っていたように、
サッカーのストレスはサッカーでしか晴らせない。

幸い、ミッドウィークに天皇杯の徳島戦、
その週の週末にはリーグ戦の甲府戦と、挽回のチャンスはすぐにある。

思えば、このリーグ5連勝も、W杯期間の中断明け初戦の天皇杯で金沢を破り、
次の万博での甲府戦に勝利してから始まったものなので、
似たようなシチュエーションで仕切り直すのも良いと思うしね。

またここから勝ち星を積み重ねていくことを期待してます。




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2014年8月10日

残念、そこは東口だ



大宮行ってきました。



ガンバ大阪20大宮アルディージャ


試合前に降っていた雨も、試合が始まる頃にはすっかり止み、
雨上がりの涼しげな風が吹く中行われた、この試合。

序盤からお互いに相手ゴールを脅かす展開が多く、
前節のマリノス戦のような塩分濃度高めの試合展開とは打って変って、
オープンな打ち合いの様相を呈していたね。

リーグ再開後の連勝の原動力でもあるDF陣を以ってしても、
強烈な東欧系2トップに、抜群のキープ力を誇る家長が絡むと、
ゴールマウスを何度か脅かされるのも致し方無い話。

そんな大宮のオフェンス陣の前に立ちはだかったのは、
我らが守護神、東口順昭。

神懸かり的なスーパーセーブを連発してピンチをことごとく凌ぎ、
この日のガンバのゴールマウスを破るのは容易じゃないぞと、
大宮陣営に圧力を掛けるには十分すぎるパフォーマンスやった。

個人的に、東口がシュートをセーブした後、
「そんなシュート、どうってことないぜ」って感じの雰囲気を出すのが好き。

ピンチの場面でもあれだけ堂々とプレーされると、
相手のFWにもプレッシャーを掛けられるからね。

あと、ボールをキャッチした後、
すぐに出し所を探して、相手に息をつかせるヒマを与えなかったり、
押されている時間帯では有効的に時間を使ったりと、
相手との駆け引きがとても上手い。

ケガが多いのが不安要素ではあったけど、
ガンバに来てからは、開幕から全試合フル出場中やし、
今のところその心配は無さそう。

改めてガンバに戻って来てくれた事に感謝やね。



東口だけではなく、大宮のGKの江角もこの日は好調で、
なかなかゴールマウスを破れずにいたガンバやったけど、
前半27分に、もはやガンバの強力な武器と化したセットプレーから得点。

1点リードで前半を折り返すと、
相手の41番の真似をしていたのか知らんけど、前半、試合から消えていた宇佐美が、
後半6分にニアの天井をぶち抜く豪快なシュートを決めて2-0。

サッカーは2点リードが一番危険と言われることも多いので、
本音を言えば、あと1点欲しかったという気持ちもあったけど、
今の大宮相手には、このリードで十分やったね。

報道で伝え聞く限りでしか大宮のチーム事情は知らないけど、
2失点目を喫してからの大宮の選手達の戦意喪失ぶりを見てると、
上手くいってないっていうのは明らか。

前半見せていたようなサッカーを続ければ、
同点に追いつけるチャンスもあったように思うんだけども。

ただ、そんな低調な大宮のパフォーマンスに合わせてしまったのか、
時間が経つにつれてガンバ選手のプレーも、
ヒールでのワンツーやら、無謀なドリブル突破やら、
複数のパスコースがある中で一番難しいコースを狙うやら、
なんか、選手それぞれの自己満足的なプレーが増えて、
全体的に軽いというか雑な試合になってしまったのが残念やったかな。

上位陣との対戦になると、
こういった部分が詰めの甘さとして露呈する可能性もあるから、
試合の大勢が決した後でも、気を抜かずに試合をしてほしいわ。


関東アウェイで1年2ヶ月ぶりの勝利を飾り、実に8年振りの5連勝。

順位も5位まで浮上し、暫定で首位と勝ち点7差と、
優勝争いに食い込めそうなところまでジャンプアップしてきたね。

次節は降格圏にいる名古屋が相手やけど、
今節と同様に、とりこぼさずに確実に勝ち点3を取りにいきたいところ。

そして、次回参戦予定の甲府で、
クラブ新記録となる、7連勝を目の前で目撃できれば最高のシナリオ。

いや~、次の週末がこんなに楽しみなんていつ振りだろうか。



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2014年8月3日

遠藤「キミらの代わりに松田さんに勝利の報告しといたで」



ガンバ大阪20横浜F・マリノス


松田直樹の命日が近いという事もあって、
マリノスの面々は天国にいる松田に勝利の報告をしたかっただろうけど、
いかんせん、ガンバはその手の空気は読めないもんで、大変申し訳ない。

あえて言い訳をさせてもらうと、
そんな不愉快な色のユニフォームで万博に来られると、
こっちは手加減出来ないのよね。

堪忍してください。



前節の神戸戦での快勝で得た良い流れを、
このマリノス戦にも持ち込みたいなと思っていたけど、
さすがに前節から中5日空いた事もあって、きっちり研究されてきてた。

パトリックを裏へ走らせる攻撃を繰り出しても、
代表クラスの中澤と栗原のCB相手では簡単にラインを下げてくれず、
頼みの宇佐美はボールを受けるスペースを確保できず、
中町と小椋の徹底マークにより封殺されてしまった。

2トップを封じられたガンバは、好調の右サイドのユニットを使い、
米倉のオーバーラップからのクロスでチャンスを作ってはいたものの、
高さのある選手を揃えるマリノスのDF陣の前ではあまり効果的な攻撃ではなかった。

反対に、米倉の上がったスペースを齋藤学に使われて、
ピンチを招くという場面が何度かあり、ガンバの右サイドの攻防が、
この試合の勝利の行方を占うような様相を呈していたね。

この流れを変えたのが、ガンバの最初の交代だったと思う。

齋藤学との1対1で簡単に飛び込んでかわされてしまい、
慌てて後ろから止めに行ってイエローカードを貰うという、
SBに転向して日が浅い米倉の悪癖が出たところで、
長谷川監督は米倉に代えて藤春を投入。

それまで左SBを務めていたオ・ジェソクを右SBに回し、
彼の守備力で対面の齋藤学を抑え込むことに成功すると、
左サイドでは、倉田と藤春という、昨年のJ2の戦場で、
何度も相手の守備陣を崩していた縦のラインが復活し、
バランスを崩すことなく攻撃の重心を左サイドに持ってくる事に成功した。

試合終盤、左サイドを起点にした攻撃で、
試合を決定づける遠藤の2点目が生まれたのを見て、
長谷川健太はしてやったりと思ったに違いない。



それにしても、2点目のゴールだけでなく、
この日の遠藤はおいしいところをもっていったなという印象があるね。

まだ軽率なボールロストやパスミスも多く、
彼本来のパフォーマンスとは言い難いんだけど、
パトリックの先制ゴールをアシストしたセットプレーの場面は、
百戦錬磨のベテランの駆け引きの妙が見られた場面やった。

おそらく、マリノスのDF陣は、遠藤がまだ蹴って来ないだろうと思っていたのだろう。

ふわりとペナルティエリア内に上がったボールに対し、
慌てて対応しようとした中澤と小林祐三が交錯している間に、
まんまとフリーになったパトリックが頭で合わせて、
先制点を奪うことに成功したね。

この試合のパトリックは、足下の技術の乏しさや判断の悪さを露呈してしまったけど、
この場面では遠藤のリスタートにちゃんと反応していたのは素晴らしかったね。



これでリーグ再開後4連勝。

順位も6位まで上がってきたけど、急に高い所に上がったせいで、
若干、酸欠気味になっております。

次節は大宮戦。

昨年の水戸戦以来、関東のアウェイで勝てていないガンバやけど、
来週、NACK5でそのジンクスが終わる瞬間を目撃してきます。

あれ?前にガンバにいた選手が、
今、大宮にいるような気がするんだけど、誰だっけな?



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