2014年8月3日

遠藤「キミらの代わりに松田さんに勝利の報告しといたで」



ガンバ大阪20横浜F・マリノス


松田直樹の命日が近いという事もあって、
マリノスの面々は天国にいる松田に勝利の報告をしたかっただろうけど、
いかんせん、ガンバはその手の空気は読めないもんで、大変申し訳ない。

あえて言い訳をさせてもらうと、
そんな不愉快な色のユニフォームで万博に来られると、
こっちは手加減出来ないのよね。

堪忍してください。



前節の神戸戦での快勝で得た良い流れを、
このマリノス戦にも持ち込みたいなと思っていたけど、
さすがに前節から中5日空いた事もあって、きっちり研究されてきてた。

パトリックを裏へ走らせる攻撃を繰り出しても、
代表クラスの中澤と栗原のCB相手では簡単にラインを下げてくれず、
頼みの宇佐美はボールを受けるスペースを確保できず、
中町と小椋の徹底マークにより封殺されてしまった。

2トップを封じられたガンバは、好調の右サイドのユニットを使い、
米倉のオーバーラップからのクロスでチャンスを作ってはいたものの、
高さのある選手を揃えるマリノスのDF陣の前ではあまり効果的な攻撃ではなかった。

反対に、米倉の上がったスペースを齋藤学に使われて、
ピンチを招くという場面が何度かあり、ガンバの右サイドの攻防が、
この試合の勝利の行方を占うような様相を呈していたね。

この流れを変えたのが、ガンバの最初の交代だったと思う。

齋藤学との1対1で簡単に飛び込んでかわされてしまい、
慌てて後ろから止めに行ってイエローカードを貰うという、
SBに転向して日が浅い米倉の悪癖が出たところで、
長谷川監督は米倉に代えて藤春を投入。

それまで左SBを務めていたオ・ジェソクを右SBに回し、
彼の守備力で対面の齋藤学を抑え込むことに成功すると、
左サイドでは、倉田と藤春という、昨年のJ2の戦場で、
何度も相手の守備陣を崩していた縦のラインが復活し、
バランスを崩すことなく攻撃の重心を左サイドに持ってくる事に成功した。

試合終盤、左サイドを起点にした攻撃で、
試合を決定づける遠藤の2点目が生まれたのを見て、
長谷川健太はしてやったりと思ったに違いない。



それにしても、2点目のゴールだけでなく、
この日の遠藤はおいしいところをもっていったなという印象があるね。

まだ軽率なボールロストやパスミスも多く、
彼本来のパフォーマンスとは言い難いんだけど、
パトリックの先制ゴールをアシストしたセットプレーの場面は、
百戦錬磨のベテランの駆け引きの妙が見られた場面やった。

おそらく、マリノスのDF陣は、遠藤がまだ蹴って来ないだろうと思っていたのだろう。

ふわりとペナルティエリア内に上がったボールに対し、
慌てて対応しようとした中澤と小林祐三が交錯している間に、
まんまとフリーになったパトリックが頭で合わせて、
先制点を奪うことに成功したね。

この試合のパトリックは、足下の技術の乏しさや判断の悪さを露呈してしまったけど、
この場面では遠藤のリスタートにちゃんと反応していたのは素晴らしかったね。



これでリーグ再開後4連勝。

順位も6位まで上がってきたけど、急に高い所に上がったせいで、
若干、酸欠気味になっております。

次節は大宮戦。

昨年の水戸戦以来、関東のアウェイで勝てていないガンバやけど、
来週、NACK5でそのジンクスが終わる瞬間を目撃してきます。

あれ?前にガンバにいた選手が、
今、大宮にいるような気がするんだけど、誰だっけな?



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