2011年8月28日

あいにく、こんなところで神戸相手に勝ち点を落としているヒマは無いので

 
 
夏の連戦の締め括りは神戸。
 
ぼったくりをしているくせに赤字経営で、
終いにゃ、あの成金オーナーのポケットマネーで負債を帳消しにしてもらうという、
随分情けないことになっている神戸やけど、ピッチの上では別。
 
ここ最近5試合負け無しと調子が良いし、ガンバが調子の良い時に神戸と対戦すると、
ことごとく冷や水を浴びせられてきた過去があるので、
このタイミングで当たるのは、正直嫌やなっていう気持ちはあったんよね。
 
でも、試合が終わってから考えたら、
俺は考え過ぎてたんやなというのを思い知らされたわ。
 
 
ガンバ大阪40ヴィッセル神戸
 
 
ご覧の通り、結果も内容も完勝という試合やった。
 
でも、ガンバ本来のパスワークで相手を圧倒したのかと訊かれれば、
それは違うと応えるやろうね。
 
この日のガンバは、ボールを奪ったらすぐにDFラインの裏へ出す、
シンプルなサッカー…まあ、悪い言い方をすれば縦ポンのサッカーやった。
 
もちろんそれはアキラの本意では無く、
この日の試合会場のホムスタのピッチがかなり荒れてたので、
そういうサッカーをせざるをえなかったからやろうね。
 
むしろ、ホームの神戸の方が無駄に手数を掛けて、
パスミスやトラップミスでボールを失ってるような感じやったわ。
 
 
 
ガンバの先制点はまさにその形から。
 
武井が前方のラフィーニャへ大きくフィードすると、
ラフィーニャはこれをドリブルでキープし、
中へ折り返した所に、詰めていたのはパスを出した武井!
 
インサイドキックでGKの手の届かないところに流し込む、
技ありのシュートやったけど、普段のガンバじゃ見られない、
イングランドのサッカーのようなスピーディな展開は、見ていて新鮮やったわ。
 
 
 
でも、ハーフタイムに和田監督から指示があったのか、
後半に入って、神戸もシンプルに縦に入れてくるようになり、
神戸に押し込まれる場面も増えたね。
 
ただ、そんな展開の中で、すぐに2点目を奪えたのは大きかった。
 
ゴール前を右から左に横切るように、グノ→ラフィーニャ→スンヨンと繋ぎ、
スンヨンがGKと1対1を制して2-0。
 
さらに、ラフィーニャとグノの2人で左サイドを崩し、
グノが左サイドからファーサイドへ巻くようなシュートを決めて3-0。
 
グノは普段のパスサッカーより、こういう速い展開のサッカーの方が、
持ち味のフィジカルとスピードが活きそうな気がするよね。
 
そして、3点リードしたところで、遠藤をお役御免とばかりにベンチに下げる余裕の采配。
 
しかも、遠藤と交代で入った二川が、
後半ロスタイムに4点目のゴールを決めるオマケ付き。
 
ガンバが夏場の連戦を大勝で締め括りました。
 
 
 
試合前は、骨折で離脱した下平の代役がどうなるかが懸念されてたけど、
この日左SBで出場した藤春はなかなかのパフォーマンスやったと思う。
 
まだ、周囲との連携が完成されてないせいか、
オーバーラップしても使ってもらえない場面がいくつかあったけど、
攻撃面ではシュートも何本か放ったし、守備面でも粘り強さを発揮していたと思う。
 
5月の福岡戦で先発した時は、不安定なプレーに終始して、
前半だけで代えられてしまった藤春やけど、
この試合のパフォーマンスで、汚名返上できたんとちゃうかな。
 
今後もこの調子で頑張って、下平が復帰した時に、
アキラがスタメンのチョイスを迷うぐらいにアピールしてほしいね。
 
 
 
この勝利で、勝ち点を50に伸ばし首位をキープ。
 
まあ、名古屋も柏も勝ったから、首位の座もまだ不安定なものやけど、
この時期に順位表の1番上にいることなんて、ここ数年無かったから、
スポーツニュースとかで「首位のガンバ大阪」っていう言い方をされると、
正直、かなり気分は良いんやけどね。
 
来月10日の大宮戦まで、代表戦の関係でしばらく日にちが空くから、
この間に夏場の連戦の疲れを癒して、正念場のシーズン終盤に備えてほしいね。
 
 
 
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2011年8月25日

的中した西野采配と、策に溺れたネルシーニョ

 
 
ガンバ大阪20柏レイソル
 
 
この日のガンバのスタメンは、事前に予想された通り、
累積警告で出場停止の加地の代わりに、右SBに武井が入る布陣。
 
特にボランチに入った明神は、
6月の日立台での試合の時はケガで出場できなかったから、
古巣相手の首位攻防戦ということで、気合いがみなぎってたね。
 
対する柏は、前回の対戦で真っ向勝負を挑んで返り討ちに遭った反省からか、
前線の人数を1枚減らして、3ボランチという形を敷いてきたね。
 
 
 
試合は前半から、お互いにチャンスは作るけどなかなか決め切れないっていう展開。
 
ポストを叩いた遠藤のFKや、スンヨンとグノの押しこむだけのシュートが、
入っていれば、この後もう少し楽な展開になったやろうね。
 
柏もチャンスを作ってたけど、その起点のいくつかが、
山口のミス絡みだったのが気になった。
 
ここ数試合、疲労が原因なのか山口のプレーに安定感が無いよね。
 
ベテランがこんなプレーしてたら、チームも動揺を与えるから、
中澤が戦線に復帰したら、昨年のように高木と中澤でCBを組ませて、
山口を休ませる試合も作って欲しいなと思う。
 
 
 
そして、前半はスコアレスで終了。
 
スコアレスだったとはいえ、それほど内容は悪くないという状況であれば、
いつものアキラだったら、前半と同じメンバーをピッチに送り出すはず。
 
ところが、この日は、グノに代えて平井を投入、
さらに後半8分には、スンヨンに代えて大塚を投入するという、
アキラらしからぬ積極的な交代策を披露。
 
まあ、この日のグノとスンヨンはあんまり良くなかったけど、
交代で入ったくせに、平井は相変わらず前線からのチェイシングをサボるし、
大塚も緊張からかボールが足につかないしで、
最初のうちはあまり効果的な交代になってなかったように見えたけどね。
 
でもこの後、この2人が試合を決める働きをしてくれるんやから、
サッカーはわからんよな。
 
 
 
積極的に動いたアキラに対し、
静観を決め込んでいたネルシーニョが最初に切ったカードは、
アン・ヨンハに代えて大谷の投入。
 
俺が思うに、これは悪手やった。
 
このまま0-0で試合を終わらせようという意図の交代やったんやろうけど、
柏の選手たちに、必要以上に“引いて守る”という意識を植え付けてしまった。
 
ガンバ相手に引いて守ろうとすると、必然的にガンバのボールポゼッションが上がって、
チャンスを多く作られてしまうから、却って逆効果になる事が多いんよね。
 
ガンバ相手に守り切りたいんやったら、
ボールホルダーに対してガンガンとプレスを掛けるほうが効果的やったりする。
 
だから、この場面では、レアンドロ・ドミンゲスかジョルジ・ワグネルに代えて、
前線から守備のできる選手を入れられる方がガンバ的に嫌やったかな。
 
 
 
そして、ガンバ待望の先制点は、この柏の交代から8分後。
 
大塚の放ったクロスを、ジョルジ・ワグネルがクリアし損ない、
これがこのままゴールマウスへ。
 
最初はオウンゴールかなと思ったけど、記録は大塚のゴール。
 
プロデビューを飾った磐田戦で、川口との1対1を外してから、早2年半。
 
本人も言うように、カッコいいゴールでは無かったけど、
彼の2年半分の努力がひとつ報われた瞬間やったね。
 
 
 
そして、大塚のゴールの余韻も冷めやらぬうちに、
こちらも途中出場のアフォンソが、右サイドでドリブル突破を開始。
 
1回は近藤に体を入れられるも、ゴールライン際でもう1度ボールを取り返し、
中に折り返したところに、待っていたのは平井将生。
 
ここまでの膠着状態が嘘のような、電光石火の2得点やったね。
 
 
 
いつものガンバやったら、後半ロスタイムあたりで1点返されるんやけど、
平井のゴールで心が折れてしまったのか、
柏の選手たちにそれまでの攻撃の迫力は感じられず、難無くクロージング。
 
首位攻防戦を制し、単独首位に躍り出ました!!
 
それにしても、こんなに監督の交代策で明暗が分かれるとは思わんかったし、
分かれるにしても、どちらかというとガンバは暗の方が多いから、
こういう勝ち方は珍しいよね。
 
次節のホムスタでの神戸戦も、こういう冴えた采配を見せて、
勝ち点3をモノにしてほしいね。
 
 
 
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2011年8月21日

なんかよくわからんけど、イエモッツありがとう

 
 
ガンバ大阪63川崎フロンターレ
 
 
結果だけ見れば大勝に見えるけど、
後半開始早々のPKが無かったら、どうなっていたかわからん試合やった。
 
それに、そのPKに繋がった實藤のファウル自体も微妙なものやったしね。
 
2試合続けて明らかなPKを取ってもらえずに、
フラストレーションが溜まっているガンバサポーターの胸中を、
イエモッツなりに察したつもりやったのかな。
 
しかも、このファウルで實藤が2枚目のイエローを貰って退場になり、
ガンバが数的優位になるオマケ付きやったからね。
 
川崎には随分気の毒な判定になってしまったけど、
文句ならガンバじゃなくてイエモッツの方にお願いします。
 
 
 
試合は、ガンバが平井とスンヨンのゴールで幸先良く2点先取。
 
川崎のDF陣って、相手選手がサイドでボールを持つと、
左右に広がりすぎて中央が空く事が多いから、
サイドからのクロスが得点に結びつく事が多いんよね。
 
そう考えると、1点目の加地の仕掛け、2点目のイ・グノの仕掛けは、
ほとんど狙い通りの形やったね。
 
ただ、ハーフタイムコメントでアキラが言っていたように、
2点リードしたことで安心したのか、ここから全体的にプレーが雑になってしまい、
あっという間に3失点。
 
名古屋との試合から中2日で、コンディション面に不安があったり、
いつもとメンバーの構成が違うからってのもあるんやろうけど、
いくらなんでもお粗末すぎる展開やったわ。
 
 
 
先月の甲府戦の光景が頭によぎる中で聞いた後半のキックオフの笛やったけど、
前述のPKの判定で一気に形勢逆転。
 
このPKをラフィーニャがきっちりと決めて同点に追いついたね。
 
ただ、ガンバって、1人少ない相手のペースに合わせてしまって、
思うように数的優位を生かせないって事も多い。
 
この試合でも、数的優位に立ってから、なかなか勝ち越し点を奪えない展開に、
やきもきしながら試合を見てたんやけど、
その均衡を破ったのは、途中出場の明神。
 
薗田に当たってゴールに吸い込まれるラッキーな得点やったけど、
やっぱりシュートは打たな何が起こるかわかれへんね。
 
その後は、明神のゴールで緊張が切れた川崎の選手たちに、
ラフィーニャがもう2発お見舞いして6-3で試合終了。
 
これでラフィーニャは6戦で7発と完全に量産体制。
ガンバにとってみれば頼もしい限りやけど、油の臭いがプンプンしてしょうがないわ。
 
 
 
次節はホームで2位の柏との対戦。
 
替えの利かない加地が累積警告で出場停止なのは痛すぎるけど、
古巣相手との首位攻防戦ということで、人一倍燃えているであろう明神を中心に、
必ず勝ち点3を勝ち取って欲しいと思います。
 
 
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2011年8月18日

引き分けたからといって、下を向いている時間は無い

 
 
会社のPCでJ’s Goalの試合速報を見ながら仕事してたら、
案の定まったくはかどらず、結局帰宅した時には日付が変わってるという…
 
そこまで気になっていた試合だっただけに、
何が何でも勝ちたかったんやけどね。
 
 
ガンバ大阪22名古屋グランパス
 
 
すぽるとのダイジェストでしか試合を見てないので、
あまり詳しくは書けないんやけども、
試合内容に関しては、ガンバの方が優勢に進めていたみたいやね。
 
それにも関わらず、勝ち切れなかったっていうのは、
先週末の大阪ダービーと通じるものがある。
 
ただ、去年の名古屋とのリーグ戦2試合は、
実力の差を見せつけられての敗戦って感じだったけど、
今年は、こういう競った展開に持ち込めているので、
その点は今後に希望は持てると思う。
 
この試合に勝てれば、「優勝」っていう言葉を現実的な目標として、
口にできるかなと思ってただけに、ドローという結果は残念やけど、
もう土曜日には川崎との試合が控えてるから、
いつまでもこの結果を引きずってられへん。
 
切り替えて、ホームで川崎を迎え撃って欲しいね。
 
 
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2011年8月14日

大阪ダービーは勝ち以外負けと同じ

 
 
長居行ってきました。
 
 
ガンバ大阪11セレッソ大阪
 
 
あの、ガンバサポにとっては忌まわしき記憶である、
5.24以来となる大阪ダービー。
 
当然、この試合をネタにして、セレッソは挑発してくるやろなと思ってたけど、
ACLの映像が権利の問題で手に入らなかったのか、
素人が作ったようなアイコラ動画で試合を再現する、低クオリティ。
 
さらに、大阪プロレスとか言う団体の人たちを連れてきて、
マイクパフォーマンスをさせ、「ガンバ大阪?知らねぇなぁ」とか言って、
こちらを執拗に挑発。
 
ガンバサポの豚はダメで、あれは良いわけ?
サポーターじゃなくて、運営が主導でやってるからなおさらタチが悪いと思うんやけど。
 
あとは、スタッフの不手際で炎天下の中、ガンバサポを長時間放置した列整理もそうやし、
あんたらの運営・演出でどれだけの人たちが不快な思いをしたのか、
セレッソの運営の人たちはちゃんと考えてもらいたいわ。
 
 
 
そんな事が試合前にあったから、なんとしてもあいつらを叩きのめしたいと思って、
ガンバサポの応援にも熱が入ってたね。
 
それに呼応するかのように、相手陣に攻め込むガンバの選手。
 
山口やラフィーニャが続けて決定機を迎えるけど、
相手GK、キム・ジンヒョンが当たってたこともあり、これを決めることができず。
 
試合後、遠藤が言ってたように、
この時間帯で試合を終わらせなければいけなかったね。
 
 
 
この試合は、二川の故障の影響で、スンヨンが先発やったけど、
スンヨンは、二川のようなパスセンスは無いものの、
イ・グノとのホットラインや、2列目からの飛び出しで、
攻撃に良いアクセントをつけてたと思う。
 
それだけに、上本のタックルで負傷し、交代してしまったのが、
あまりにも残念やし、結果的にこの試合のターニングポイントになってしまった。
 
スンヨンの代わりに平井が入り、グノは2列目に下がるような形になったけど、
ラフィーニャと平井の動きがかぶる場面が多かったり、
グノがパスを出してもいいような場面で、1人で突っ込んでってシュートを打ったりと、
押してはいるものの、前線の流動的な連携は消えてしまった。
 
二川と佐々木の不在で、中盤と前線をリンクするタイプの選手がいないから、
こういう布陣にせざるをえなかったんやろうけど、
個人的には、平井じゃなくて、アフォンソや大森にこの時間帯から、
チャンスを与えてほしかったなと思う。
 
 
 
そして、後半。
 
やはり若さで勝るセレッソだけあって、
後半に入っても運動量が落ちず、ガンバをどんどん押し込みはじめたね。
 
ここから一進一退の攻防が続くけど、均衡が破れたのは後半31分。
 
流れるようなパスワークから、
キム・ボギョンがゴール左上隅に叩き込み、先制点を献上。
 
まあ、ガンバの選手のボールへのアプローチが遅れたのもあるけど、
このシーンに関しては、相手を褒めるべきやわ。
 
 
 
ガンバとしては久々に先制点を奪われて、追いかける展開になったけど、
すかさずCKからの流れで、中澤が同点弾を決めて1-1。
 
このままの勢いで勝ち越しまで持って行ってほしかったけど、
互いに譲らず、勝ち点1の痛み分けに終わりました。
 
後半45分に、アキラが「勝負に出た」とか言って、
大森をリーグ初出場させたけど、あとロスタイムしかないような状況で、
高卒ルーキーに何かしろってのも酷な話やわ。
 
それでも、ワンチャンス作った大森のプレーは良かったと思うけどね。
 
 
客観的に見れば、球際の攻防が激しくていい試合やったんかもしれんけど、
大阪ダービーは、勝利以外は負けと同じ。
 
試合後、拍手してる人も結構いたけど、
前述の試合前の不快な演出もあって絶対勝ってほしかったし、
リーグ戦での相手の順位を考えると、取りこぼしと捉えることもできるので、
俺は思いっ切りブーイングしました。
 
次の試合は、ACLの関係で名古屋と未消化になっていた試合。
 
誰もが言っているように、ここを勝てるかどうかが、
今シーズンを占うと言っても過言じゃないね。
 
俺は仕事でTV観戦もできそうに無いけど、ガンバの勝利を信じています。
 
 
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2011年8月11日

札幌は涼しかったけど、ドームは熱かった!

 
 
先ほど、札幌から帰ってまいりました。

  
 
時計台は噂通りの残念名所ぶりやったわ。
 
 
「Boys, Be Ambitious!」
 
 
札幌ドームはデカかったわ。 
 
  
日本30韓国
 
 
国内リーグでの八百長問題により、
国民からの信頼が地に堕ちた韓国サッカー界。
 
それだけに、絶対に勝たなきゃいけない理由があったのは、
ホームで試合をする日本じゃなくて、
むしろ面子を守るために戦わなければならない韓国の方だったと思う。
 
だから、正直、こんなに大差がつくとは思わなかったね。
 
 
 
前半は日韓戦らしく、球際の攻防が激しくて、
緊張感のある試合やったと思う。
 
そして、こういう球際の強さが求められる展開になると、
やっぱり本田△のキープ力が際立つよね。
 
この時、ピッチに立っていた22人の中で、
別格の存在感を放っていたわ。
 
 
 
そんな中で日本に先制点が生まれる。
 
35分、左サイドでイ・グノのドリブル突破を阻止して、
ボールを奪った遠藤から、チュンソンにボールが渡ると、
これをチュンソンがヒールで香川に流す。
 
ボールを受けた香川は、
立ち塞がった韓国のDF2人の間をドリブルで突破し、右足を振りぬくと、
これが名手チョン・ソンリョンの守るゴールマウスを破り、日本が先制。
 
この試合に出場していた韓国代表の中では、ガンバに所属している、
イ・グノを注目して見てたんやけど、この場面では彼が起点になってしまった。
 
とは言っても、この試合のイ・グノのパフォーマンスは、
出場した52分トータルで見れば、悪くなかったと思う。
 
むしろ、3トップの真ん中という起用法が、彼の良さを消していた気がしてならないね。
 
 
 
1点リードで前半を折り返した日本は、後半開始から韓国を圧倒。
 
後半8分に、本田△がゴールを決めて2-0とすれば、
その2分後には、香川のこの日2得点目が決まり、3-0。
 
特に、この香川の2点目に関しては、簡単に決めたように見えるけど、
右サイドの清武のクロスにニアに走りこんで合わせ、
逆サイドのサイドネットを揺らすという、高難度のシュートやったね。
 
それに、香川だけじゃなくて、この時間帯に日本が見せていたサッカーは、
絶賛に値するものやったと思うわ。
 
 
 
ただ、3-0となったところで、日本の選手も韓国の選手も、
どことなく緊張感が無くなってしまったのが残念やった。
 
日本は何人か選手を入れ替えて、さらに追加点を狙いに行ってたけど、
バックパスを奪われて、ピンチを迎えてしまうなど、
前半では見られなかったミスが散見したね。
 
ただ、そんなミスを得点に結び付けられない、
韓国の拙攻ぶりに関しては、何とも…。
 
これがどこかの大阪のチームなら1点差にされてそうな展開やったけど、
きっちり完封するあたり、さすが代表やなと思ってしまったわ。
 
 
親善試合とは言え、ここのところなかなか勝てなかった相手に快勝したことで、
ブラジルW杯の3次予選にいい弾みがついたね。
 
日本の入った組は、厳しい組み合わせやと言われてるけど、
この試合で、3点目が入るまでのサッカーを披露できれば、
問題無く突破できると思うわ。
 
そして、遠藤とイ・グノはこの試合から中2日で大阪ダービーやね。
 
過密日程やけど、ダービーに限っては疲労とかそんなん関係無い。
絶対に勝ってあの5.24がまぐれだったと証明しなければならない。
 
 
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2011年8月8日

全試合失点優勝の夢、潰える

 
 
万博行って来ました。
 
 
午前中まで仕事をしてたから、万博に着いたのは17時過ぎやったけど、
そんな日が傾き始める時間帯でも、あまりの暑さに頭がクラクラしそうやった。
 
バックスタンドのコンコースなんか、試合が始まる直前まで、
日陰を求める人がいっぱいおったしね。
 
こんな気候で試合を行なわなければならないサッカー選手は、
つくづく大変な職業やなと思ったね。
 
 
ガンバ大阪20アビスパ福岡
 
 
試合前に、先日、急逝した松田直樹への黙祷が行なわれたこの試合。
 
黙祷と言えば、東日本大震災によるJリーグ中断明けの広島戦でも、
試合前に被災者への黙祷をしたね。
 
でもこの時は、キックオフの笛が鳴っても、ガンバの選手たちは黙祷をしていたようで、
開始から1分もたたないうちに先制されてしまったからなぁ。
 
今回は、いくら松田を悼む気持ちが強くても、
その辺のオンオフはしっかりしてほしいなと思ってたけど、
その心配は杞憂やったね。
 
 
 
前半から、ボールを支配して、試合の主導権を握るガンバ。
 
小刻みなパスワークを披露して、見てる分にはそれなりに楽しかったけど、
福岡との実力差ははっきりしてるんやから、
もっと一気呵成に畳み掛けても良かったと思うけどね。
 
お人好しのガンバにはよくあるパターンやけど、
変に相手のペースに合わせてしまって、激しさの感じられない試合やったわ。
 
 
 
そんなガンバの先制点は、前半25分。
 
イ・グノの折り返しを、明神がスルー、
それをドフリーのラフィーニャが決めるというものやった。
 
これで、ラフィーニャは3戦3発と、大当たり。
 
18歳の嫁と毎晩フィーバーしていることが、
このラフィーニャの活躍に繋がってるんだとしたら、
ガンバサポは、この若妻に感謝しないといけなくなるな。
 
 
 
ガンバは前半を1点リードで折り返すと、
アキラは後半24分に武井に代えて平井を投入。
 
その瞬間に、スタジアムの雰囲気が、「平井、ここで結果出せよ」
っていう風に変わったのが、肌で感じ取れたね。
 
そんなスタジアムの雰囲気を感じ取ったのか、二川も遠藤も、
平井にボールを集めるけど、これをことごとく納められない背番号14。
 
「やっぱりアカンのか…」というムードが漂い始めた後半30分、
イ・グノのクロスを平井が合わせられず、ゴール前を横切ろうとしたボールに、
福岡の山形が触ってしまい、オウンゴールに。
 
まあ、平井の0.5アシストと言ってもいいシーンやけど、
これで結果を残したとは言えんわな。
 
2-0となった後の動きを見てても、自分の置かれている状況を理解して、
必死に頑張っているのは伝わってくるんやけど、
どうも焦ってるというか、空回りしてるというか、
悪い方向に出ちゃってるように見えるよね。
 
でも、アキラは、この状況を乗り越えて欲しいと思ってるから、
平井を起用してるんやろうし、平井にはそのアキラの期待に何としても応えてほしいね。
 
 
大阪ダービーという重要な試合を前にして、
格下相手にコロッといく可能性も考えられただけに、
取りこぼさずに勝ち点3を拾えたっていうのは大きいね。
 
それも、今シーズン初の完封勝利のおまけ付き。
 
まあ、全試合失点優勝という偉業を、心の隅で期待していただけに、
嬉しいやら悲しいやらっていう、複雑な感じやけど、
これを機に、守備陣が自信を取り戻してくれることを祈るわ。
 
そして、今週末は、いよいよ大阪ダービー。
 
でも、その前に、札幌での日韓戦があるので、そちらに参戦してきます。
 
日本の勝利を期待しているけど、ここ最近絶好調のイ・グノが、
日本相手にどんなプレーを見せるのかっていうのも楽しみやね。
 
 
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2011年8月4日

松田直樹

 
 
意識戻らず…無念 松田直樹選手 家族に看取られ死去
 
 
今でこそ、マリノスの選手と聞いて、浮かぶ選手と言えば、
俊輔とか中澤あたりなんやろうけど、
俺の中では小学生の頃から、マリノスの選手と言えば、松田でした。
 
ガンバは昔からマリノスとはあまり相性が良くなくて、
マリノスと試合をする時は、ガンバの攻撃陣の前に、
ことごとく松田が立ちはだかっていたのを覚えています。
 
早野がマリノスの監督をやっていた2007年、松田の出場機会が激減した時は、
他のチームに出場機会を求めてもいいんじゃないかと思ってたけど、
大幅減俸を受け入れて、マリノスに残留したのを見て、
松田はこのままマリノスで引退するんだろうなと思った。
 
ところが2010年オフ、
マリノスから戦力外通告を受けた松田が選んだ新天地は、JFLの松本山雅。
 
16年間在籍したマリノスで、ミスターマリノスとして引退しとけば、
引き際もキレイで良かったのになと、他サポながら勝手に思ってたけど、
 
去年のマリノスのホーム最終戦後の挨拶で、
「俺、マジでサッカー好きなんすよ。マジで、もっとサッカーやりたいです。」
と言う、松田の言葉を聞いて、こいつまだ燃え尽きてないんやなって
サッカー馬鹿ってこいつみたいなヤツの事を言うんやなって思ったんよね。 
 
そんなサッカー馬鹿から、こんなにも早くサッカーを奪ってしまうなんて、
サッカーの神様も残酷な事をするよな。
 
J1の華やかなピッチとは程遠い、JFLのピッチでプレーしているのにも関わらず、
すぽるとの特集で「ここに来れて良かった」と話す松田を見て、
新天地での挑戦にやり甲斐を感じていたんだろうと思う。
 
それだけに、やり残したことも多いやろう。
 
無念だろうけど、松田の意思はきっと、
彼の背中を見て育った選手達に受け継がれているはず。
 
だから、安心して休んでください。
 
心より松田直樹選手のご冥福をお祈りします。