2017年12月23日

2017年シーズン・参戦記録



12月2日のリーグ最終節を以ってシーズンが終了したので、
ガンバ大阪サポーターの皆さんは既にオフシーズンの真っ只中だと思います。

本来であれば、今日開催される天皇杯準決勝の試合で、
我が愛するクラブを応援するということが本望だったんだけどね。

まあ、今更言っても仕方がないことなので、
毎年、シーズンの締めに書いている内容の記事を今年も書き留めておきたいと思います。


【2017年シーズン・参戦記録】

3月5日 J1 vs柏 @日立台 3-1 勝ち
3月19日 J1 vs浦和 @吹田 1-1 引き分け
3月20日 J3 vs相模原 @吹田 0-1 負け
4月1日 J1 vs新潟 @ビッグスワン 3-2 勝ち
4月30日 J1 vs横浜 @日産 1-0 勝ち
5月14日 J1 vs 札幌 @札ド 2-0 勝ち
6月3日 J3 vsFC東京 @西が丘 0-1 負け
6月4日 J1 vs磐田 @ヤマハ 0-3 負け
7月1日 J1 vs仙台 @ユアテック 3-2 勝ち
7月8日 J1 vs清水 @日本平 0-2 負け
7月12日 EC vs千葉 @フクアリ 0-2 勝ち
7月29日 J1 vsセレッソ @吹田 3-1 勝ち
8月5日 J1 vs甲府 @小瀬 0-1 負け
9月16日 J1 vs大宮 @熊谷 2-2 引き分け
9月23日 J1 vs鹿島 @カシマ 1-2 負け
10月7日 J3 vsセレッソ @長居 3-2 負け
10月8日 LC vsセレッソ @吹田 1-2 負け
10月22日 J1 vs浦和 @埼スタ 3-3 引き分け
11月18日 J1 vs川崎 @等々力 0-1 負け
12月2日 J1 vsFC東京 @味スタ 0-0 引き分け


20戦、7勝4分9敗


夏ごろまでは過去最多の勝利数を更新する勢いだったけど、
長谷川健太退任発表以降の急失速で7勝どまり。

逆に、敗戦の数が、J2に降格した2012年シーズンにマークした8敗を上回り、
過去最多になりました。

まあ、そのうちの2敗はJ3のものが含まれているとは言え、
そんな体たらくにも関わらず、残留争いに絡まなかったのは、
よかったと考えるべきなのだろうか。

また、昨季は吹田に1試合しか行けなかったけど、今季は4試合参戦。

ホームゲームの参戦回数を増やすという、昨季末の目標は達成できたけど、
7月の大阪ダービーでの勝利という印象深い試合はあったものの、
10月の再戦では醜い敗戦を喫するなど、
トータルで見ればホームゲームの心象は悪かったね。

来季に向けて、あまり補強の話が聞こえてこないのはいつもの話なので、
そこはあまり気にしないようにはしているけど、
クルピの下で、ホームの観客を喜ばせるサッカーを多く見せて欲しいと思う。




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2017年12月17日

E-1とか言うM-1より笑える大会



飛田給行って来ました。




日本14韓国


もしかしたら、ガンバ大阪の選手としてプレーする井手口陽介を見るのは、
この試合が終わったら当分無いだろうと思って、
若干、感傷的な気持ちでこの試合を見始めたのだけど、
いつの間にかそんな気持ちを抱いていたことすら忘れるような無残な敗北だった。

かつて日本の強みとされた中盤は完全に主導権を握られ、
指揮官が標榜するデュエルでも完全に韓国に屈し、
サイドを崩されて何度も決定機を作られる始末。

あまり精神論を唱えるのは好きじゃないけど、ホームでの試合にも関わらず、
前半の途中から戦意を喪失しているようにも見えたのも残念だった。

久々に日本代表の試合を見に来たけど、
Jリーグの試合よりも割高なチケット代を払ってこの内容では、
あまりにも割に合わなさすぎるね。



ただ、あまりにも酷い試合だったので忘れている人も多いかもしれないけど、
この試合で先制したのは日本。

伊東が獲得したPKを小林悠がきっちりと決めて、幸先良く先手を奪ったわけだけど、
あまりに早い時間帯に点が取れたことで、
残りの時間をどう戦うのかという意思疎通がチーム内で出来ていなかったのかもしれない。

逆に、早い時間帯に失点して攻めざるを得なくなった韓国の攻勢を、
正面からまともに受けてしまうような格好になってしまったね。

ここら辺は、今野のようなベテランがリーダーシップを発揮してほしかったけど、
経験値は豊富だけど、そういうタイプの選手では無いのだろうな。



中国戦では思いのほか好感触だった植田の右SBだったけど、
1失点目のクロッサーに対するアプローチや、
3失点目のファーの選手をフリーにしてしまう対応を見る限りだと、
やはり本職のポジションではないなと思ってしまった。

ただ、韓国の前線には長身の9番の選手がいたにも関わらず、
チーム内で一番のヘディングの強さを誇る植田を、
サイドで起用しているという矛盾した用兵にも疑問を感じたね。

また、2失点目のチョン・ウヨンのFKは、
初戦の北朝鮮戦でビッグセーブを連発していた中村航輔を以ってしても、
ノーチャンスと言わざるを得ない素晴らしいものだった。

とは言え、そのFKに繋がるファウルを与えたのは車屋の軽率なプレーだったし、
ミスが失点を呼び込んでしまったなと言う感覚は拭えないね。


前々回の東アジア選手権では、柿谷や森重が台頭し、
そのまま翌年のブラジルW杯のメンバーに選ばれたけど、
今大会のメンバーでロシアW杯のメンバーに選ばれる選手は何人いるのだろうか。

この韓国戦を見る限りだと、
W杯のメンバーに相応しい選手なんて1人もいなかったように思えるのだけど、
誰がハリルホジッチのお眼鏡に適ったのか、
来年3月のインターナショナルマッチのメンバー発表を楽しみにしたいね。



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2017年12月12日

今週末はこの中国に勝てなかったチームとの試合です



日本21中国


試合終了間際のPKで1点を返されたものの、
小林悠の先制ゴールと、昌子のロングシュートで挙げた得点を守り切り、
E-1という、獲っても獲らなくても然したる変化のないタイトル獲得へ向けて、
勝ち点3を積み上げることに成功。

ただ、そこに至るまでの過程は、長身選手が多い中国と相対しているのにも関わらず、
ロングボールが左右へ行ったり来たりしているだけの、
非常に見どころの少ない試合だった。

思えば、ハリルホジッチが監督になってからの日本代表って、
試合終盤の劇的ゴールで結果オーライみたいな勝ち方が多いように思う。

まあ、負けるよりはいいのだろうけど、
このような内容の伴わない勝利を積み重ねたところで、
W杯へ向けての糧になるかと言われると疑問符を付けざるを得ないね。



とは言うものの、ゲームメイク力に長けた大島がピッチに立っている間は、
テンポよくボールを動かす場面が見られた。

CBからボールを受けてワンタッチでクルッと前を向くところとか、
グラウンダーのパスコースが塞がれているとロビングで縦パスを入れるところとか、
大島と言う選手を見ていると、若き日の二川孝広と重なるものがあるので、
個人的に大島のプレーを見るのはいつも楽しみにしている。

ただ、この試合では、シュートを打とうとしたタイミングで脚を痛めてしまい、
前半で交代を余儀無くされてしまったのはあまりにも残念だった。

そして、その大島の負傷を受けて井手口がピッチに入り、
11人中5人がガンバ大阪の所属選手となったタイミングから、
試合のリズムが悪くなったので、
ガンバサポとしてなんとなく後ろめたさを感じていたりするのだけど。



また、この試合では、代表に招集されるもののいつも試合に出場させてもらえない、
我らが三浦弦太と鹿島の植田が代表初キャップを飾ったね。

スタメンの顔触れを見る限りだと、清水時代に経験がある三浦が右SBに入り、
普段、鹿島で昌子とCBを組んでいる植田が、
この試合でも昌子の相棒になるのかなと思いきや、まさかの逆だったね。

序盤、安易なパスミスを繰り返す植田を見て、
やはりこのDFラインの並びはミスキャストじゃないかと思ったけど、
時計の針が進むにつれ、クロスから決定機をお膳立てしたり、
前の選手とのワンツーで裏へ抜け出したりと、
植田が右SBというポジションをモノにしていたのが滑稽だった。

大岩監督がどう考えるか知らないけど、西が負傷で来季の開幕に間に合わなさそうなら、
植田の右SBもアリなんじゃないだろうか。



次戦の相手は韓国。

初戦で中国と引き分けるなど、ここ最近の低調なチームパフォーマンスを、
この試合でも継続して発揮している韓国だけど、
さすがに相手が日本となると目の色を変えて挑んでくるだろうし、
ケガに気を付けて返り討ちにしたいところやね。

獲っても獲らなくても然したる変化のないタイトルと先述したけど、
せっかく自国で開催される大会でタイトル獲得のチャンスがあることだし、
獲れるものは獲って、すっきりと2017年の日本代表の活動を締めくくりましょう。




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2017年12月9日

井手口がゴールを決めなければ、ただの中村航輔のセービング練習だった



日本10北朝鮮


代表戦と言えば、どれだけ内容に乏しいサッカーをしていたとしても、
集客が見込めるコンテンツだと思っていたのだけど、
土曜日且つ、晴天での開催にも関わらず、
この日の味の素スタジアムには空席が目立った。

相手が北朝鮮と言うのもあったのだろうけど、
それ以上に、普段、代表の試合でスタジアムを埋めている観客のほとんどは、
海外組目当てのミーハーファンだということが浮き彫りになった結果だと思う。

また、僕のようなJリーグファンは、
先週の時点で今季のサッカーの日程は終わった感じになっている人も多いだろうから、
このE-1という大会の注目度が低くなってしまうのも仕方が無いのだろうね。



この試合の北朝鮮は、日本にボールを持たせ、
自陣でしっかり守備ブロックを形成してきたわけだけど、
ボールを奪って縦に速く攻めるという戦い方を採用している日本にとって、
敵陣にスペースが見い出せないこの手の相手はどうも分が悪い。

普段、代表でプレーしていない選手が多く、連携が拙いことも相まってか、
ボールは保持するものの、なかなかシュートまで持ち込めないという、
某在阪クラブのような攻撃になってしまっていた。

まあ、もっとも、件の在阪クラブの攻撃陣は、急造では無いですが。

ただ、ボールを奪って早く攻めるという戦術は、
日本より強いチームとばかり戦うW杯で、
結果を残すためのアプローチとしては悪くないのだろうけど、
相手に合わせて戦い方を変えるという考えはハリルホジッチの中に無いんでしょうかね。



逆に、日本がやりたいサッカーをやっていたのは北朝鮮の方だった。

自陣に敷いた守備ブロックでボールを奪い、
シンプルに縦にボールを送ることで、何度も日本のゴールを脅かしていたね。

北朝鮮の選手の拙攻と、中村航輔のセービングが無ければ、
もっと大差がついてもおかしくない試合だったように思う。

特に、この試合での中村航輔は出色のパフォーマンスだった。

ガンバサポーターとしては、東口に頑張って欲しい気持ちはあるのだけど、
この試合での中村航輔の活躍を見て、
ハリルホジッチの中で序列が入れ替わっても何ら不思議はない。

中国戦と韓国戦で東口に出番が訪れるかはまだわからないけど、
次のチャンスで相当アピールする必要があるなと感じたね。



川又のシュートが北朝鮮のGKに防がれた時に、
スコアレスドローも覚悟したのだけど、
“ファーギータイム”に井手口のミドルシュートが炸裂してサヨナラ勝ち。

北朝鮮の選手に当たって、若干コースが変わったシュートではあったけど、
あの手のボールをふかす日本人選手が多い中で、
低く抑えた見事なシュートだったと思う。

それにしても、アディショナルタイムに足が攣った北朝鮮の選手は、
時間稼ぎのつもりで転んでいたのもあったのだろうけど、
結果的に、アディショナルタイムを長くしてしまい、
日本が先制する時間を与えることになるなんて皮肉なものだね。



次戦は中国戦。

この試合を見る限りだと、劇的に内容が良くなる可能性は低いと思うけど、
粘り強く戦って、勝ち点3を積み上げて欲しいと思います。



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2017年12月2日

愛憎の5年間にさよならを



飛田給行って来ました。




ガンバ大阪00FC東京


今季のJ1の日程が発表された時に、
このカードが最終節に組まれていることを目にして、
東京がホームで行われる最終節でリーグ優勝を決めるために、
相性の良いガンバ戦を選んだんじゃないかと邪推する人もいたけど、
まさか6月以降リーグ戦で3勝しかしていない者同士の冴えない試合になるとは、
前任のJFAの技術委員長も思っていなかっただろうね。

石川の引退試合、徳永の壮行試合という側面が無ければ、
お互いの今季を象徴するような塩試合でしかなかったように思う。

まあ、正式には公表されていないけど、
長谷川健太の引継ぎ試合でもあったのかなと思うけども。



前節、ホームで無得点に終わったのにも関わらず、
前節と全く同じスタメンを起用してきた長谷川健太。

前節の札幌戦後に現役引退を表明した藤ヶ谷をスタメンで起用するという、
粋な計らいもあってよかったと思うけど、
特に勝敗にこだわる必要もない試合なのに東口を起用するなど、
どこまでも長谷川健太という人はつまらない人間だなと思ってしまった。

案の定、前節と同じく、攻撃の形が作れず、
全くシュートまで持っていけない展開に、欠伸が出るばかりだったけど、
それは東京にとっても同じことで、低いレベルで拮抗した試合になってしまっていたね。

後半から故障明けのファンウィジョを投入して、裏へ抜ける形が増えてから、
ゴールへ向かう道筋が見えたけど、結局、この試合のガンバの決定機は、
ファンウィジョの頭での落としから呉屋が放ったシュートぐらいか。

まさか攻撃を標榜としていたチームが、
ここまで攻撃のやり方を忘れてしまうとは嘆かわしい限り。

東京は、本当に来季をこの監督に託すつもりなんですか?




試合後に石川直宏の引退セレモニーがあったので、
スタンドに残って見ていたのだけど、
僕はガンバサポなので、特に石川という選手に思い入れは無いものの、
歳のせいなのか、石川のスピーチの前に流れたVTRを見て、不覚にも感動してしまった。

そう言えば、2011年だったか。

ガンバを退団してブラジルに帰国していたルーカスが東京に復帰した時、
ルーカスに会いに小平の練習場に行ったことがあったのだけど、
その時、沢山のサポーターに囲まれていた石川が、
1人1人に丁寧にファンサービスしていたのがとても印象的で、
今でも覚えている。

この日も自身の引退セレモニーでのスピーチにも関わらず、
対戦相手のガンバに対する感謝を冒頭に述べるなど、
プレーだけでなく、こういう気配りが出来る人間性も含めて、
東京のサポーターに愛されていたのかなと思う。

影ながらではありますが、石川の第二のサッカー人生を応援しています。



これで今季の日程は全てお終い。

タイトル争いからは早々に脱落し、
だから言って残留争いをしているでもないという、
応援するモチベーションの維持が困難だったシーズンだった。

来季は新しい監督と共に歩みを始めるシーズンになるけど、
ここまで崩れたチームを建て直すのは相当時間が掛かると思うので、
最初の頃は我慢も必要になるのかなと今のうちから覚悟している。

ただ、我々は本来、タイトル争いに身を置いていなければいけないチームだと思うので、
川崎やセレッソが歓喜に沸く姿を、黙って見ているわけにはいかない。

来季は、Jリーグにガンバ大阪ありというシーズンとなることを期待したいね。




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2017年11月26日

願わくば長谷川健太に心からありがとうと言える状況でこの日を迎えたかった



ガンバ大阪01北海道コンサドーレ札幌


試合後に項垂れる選手たち。

9月に長谷川健太の退任が発表されて以降、お馴染みの光景になってしまったので、
珍しくもなんともないのだけど、この試合はホーム最終戦ということもあり、
試合後にセレモニーが予定されていたので、
その点だけいつもと若干雰囲気が異なっていた。

ただ、公式戦12試合勝ち無しという未曽有の低迷状態にあるチームの、
ホーム最終戦セレモニーがアットホームな雰囲気で行われるはずもなく、
形式的なやっつけ仕事感が否めなかった。

該当者に相応しい選手が見当たらず、ただ選んだだけの黄金の脚賞。

テンプレートを読み上げているだけで、
気持ちのこもっていない遠藤キャプテンの挨拶。

大ブーイングに迎えられてマイクの前に立ったにも関わらず、
「快くここでの仕事を終えられる」という
意図のわからない言葉を残していった長谷川健太。

そして、最後までピッチに出て来なかった社長。

こんなセレモニーを行うぐらいなら、
やらないほうがマシだったんじゃないだろうか。

遠藤が強気な言葉でタイトル獲得を高らかに宣言して、
サポーターを沸かせていたあの頃が遠い昔のように思えてきますよ。



この試合では、前節の川崎戦とは打って変わって、
ガンバがボールを保持する展開になったわけだけど、
試合を支配しているという感覚は皆無で、
ボールを持たされている感が否めなかった。

前半はスコアレスで試合を折り返すことが出来たものの、
後半、あれだけ注意していたジェイにセットプレーからゴールを割られ、先制点を献上。

結果的にこれが決勝点となって、
札幌に勝ち点3をプレゼントすることになってしまった。

ゴール前での競り合いでファウルを取られたため、ゴールは取り消しになったものの、
セットプレーからジェイにフリーでヘディングを許す場面もあったし、
この試合のセットプレーで、ジェイをマークしていた三浦のパフォーマンスは、
代表に選ばれるような選手とは程遠いものだったね。



次節は飛田給でFC東京戦。

今のFC東京のチーム状態も、ガンバに負けず劣らずの酷いものだと思うので、
個人的には、今のJ1で一番弱いチームを決める対戦と言っても語弊は無いと思う。

そうは言っても、舞台が鬼門中の鬼門である味の素スタジアムなので、
ガンバが圧倒的に不利であることには変わりは無いのだけど、
今季は、柏や日産、鳥栖など、長年勝てなかったスタジアムで勝利を挙げているので、
そのジンクスだけに一縷の望みを託したいね。




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2017年11月18日

ゴールキーパー1人ではサッカーの試合は出来ない



等々力行って来ました。




ガンバ大阪01川崎フロンターレ


先日のルヴァンカップ決勝で、あろうことかセレッソに初タイトルを献上するという、
罪深き愚行を犯した川崎フロンターレ。

セレッソが無冠であることを嘲笑するという、
大阪ダービーでの楽しみを失ったガンバサポに、
埋め合わせとして2ヶ月ぶりの勝利をプレゼントしてくれたってよかったのに、
今月は2度も川崎に苦痛を与えられてしまった。

結果だけ見れば惜敗のようにも見えるけども、
シュート数は川崎の25に対しガンバはなんと1。

ガンバのチャンスらしいチャンスと言えば、
審判が見逃した、試合終了間際に谷口がペナルティエリア内で犯したハンドだけという、
9月のアウェイの鹿島戦以上に、プロとアマチュアほどの実力差を感じた試合だった。

先月の仙台戦から試合間隔が3週間空いたこともあり、
チームを建て直す時間は十分にあったはずなのに、
先月より状態が悪化しているなんて一体どういうことなんだろうか。

もはや来月でガンバ大阪のベンチから去る長谷川健太に期待することなんて何も無いけど、
どうやったら5月に首位に立っていたクラブを、
こんな短期間でボロボロにできるのか教えて欲しいわ。



この試合がプロのサッカーの試合として成立していたのは、
東口が孤軍奮闘でガンバのゴールマウスを死守していたからに他ならない。

GKコーチがマルキーニョスから森下に代わってから、
東口のパフォーマンスが落ちたような印象はずっとあったんだけど、
ここ2ヶ月の東口のパフォーマンスは、
ガンバに移籍してきたころのものに戻りつつあると思う。

先日の日本代表の欧州遠征では出番が訪れなかった東口だけど、
この日の東口の獅子奮迅の活躍は、
日本代表の守護神に推しても恥ずかしくないものだったね。

そんな東口の頑張りに応えられないフィールドプレーヤーの面々については、
情けない限りなんだけども。


次節はホーム最終戦の札幌戦。

勝利で締め括りたいところだけど、ジェイやチャナティップという、
7月に補強した新戦力が機能している今の札幌に、
ガンバが勝利するイメージがどうしても湧かないんですが。

まあ、勝つにしろ負けるにしろ、
社長の挨拶にブーイングが浴びせられることは既定事項だと思うけど、
あまり行き過ぎた真似だけはしないようにとだけ言っておきたいかな。




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2017年11月15日

リールとブルージュで何を得たのか



日本01ベルギー


ベルギーのスタメンを見て、随分豪華な顔ぶれだなと思ったけど、
これでもクルトワがベンチに座っていて、
アザールとナインゴラン、カラスコ、アルデルヴァイエルトはメンバー外って、
どれだけ層が厚いんだろうか。

ただ、これほどのタレントが揃っているのなら、
国際舞台でタイトル争いをしていてもおかしくないのだけど、
煌びやかな個が組織にイマイチ還元されていないのが、
ベルギーというチームの課題でもあるのかなと思う。

まあ、試合に負けておいてこんなことを書くのもみっともないけど、
実際、この試合でも、個の力による単発の攻撃が多く、
組織として崩してくるような場面はあまり無かったしね。



対する日本は、先日のブラジル戦のスタメンから、
長谷部と長澤が入れ替わっただけで、残りのメンバーは同じ。

アジア最終予選のオーストラリア戦を戦ったメンバーが、
ハリルホジッチの中のベストメンバーなのかなと思っているのだけど、
例外的に、槙野の序列が上がってきたのが目を引くところやね。

そう言えば、今週末に控えるACLの決勝に備えて、
浦和所属の選手の起用法は考慮すると言っていた気がするんだけど、
その話はどうなったんだろうか。

まあ、ガンバサポの自分が気にするところでは無いんだろうけど。



試合の方は、戦前の予想通り、ホームのベルギーが主導権を握る展開になったものの、
日本としても、浅野が良い形でボールを受ける形が多く、
右サイドからチャンスを作れそうな気配はあった。

ただ、この浅野という選手は、スピードという部分では魅力がある選手なんだけど、
足下の技術の拙さと、ボールを持った時のアイデア不足が目に付いて、
実際、この試合でも何度もチャンスを潰している感があった。

かと言って、その浅野との交代で出てきた久保に関しても、
昨年の今頃の飛ぶ鳥を落とす勢いは感じられず、
ハリルホジッチが求めるデュエルでの弱さを露呈しているので、
両者とも右サイドのレギュラーを張るには物足りなさを感じるね。

メキシコで調子を上げてきているあの人が、
結局のところ、代表に必要という結論に落ち着いてしまうのだろうか。



また、何度かこのブログでも書いている話だけど、
山口は、井手口と同様に、広範囲を動き回ってこそ本領を発揮する選手だと思うので、
アンカーというポジションで全体のバランスを取りながら、
スペースをカバーするような役割は、彼の良さを殺していると思う。

じゃあ、この試合のように長谷部が欠場した際は、誰がアンカーに適任かと問われると、
すぐに名前が思い浮かばないのが悲しいところ。

右サイドと同様に層の薄さを再認識させられることになってしまったね。



ブラジルとベルギーという強豪相手と対戦する機会に恵まれた、
今回の欧州遠征だったけど、正直、そこまで収穫は多くなかったように思う。

ただ、例年であれば、今月で代表の活動は終了となるところが、
今年はE-1サッカー選手権という大会が来月に予定されているので、
今回の欧州遠征で出場機会が無かった選手たちは、
ここでアピールできるように奮起して欲しいところやね。

僕も、久々に代表戦を観戦しに行こうと計画しているので、
是非とも良い試合が見たいものです。




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2017年11月11日

ブラジル代表を接待するのではなく、ちゃんと試合をした日本代表



日本13ブラジル


まあ、さすがにブラジルに勝てるとは思っていなかったので、
この結果は予想の範囲内ではあるのだけど、
3年前にシンガポールで対戦した時に完膚なきまでに叩きのめされた相手に、
そこそこ健闘は出来たのかなと思う。

3年前のブラジルと言えば、ドゥンガの第二次政権下で、
チームに何とも言えない閉塞感が漂っていた時期だと思うんだけど、
コリンチャンスをクラブW杯優勝に導いたチッチが監督に就任して以降、
その閉塞感が払拭され、来年のロシアW杯優勝候補の最右翼であるブラジル相手に、
ここまでやれたというのはポジティヴに考えていいのではないだろうか。

結果的に実力の差を見せつけられたことには変わりは無いのだけど、
吉田のポスト直撃のFKや、川島のPKストップなど、
それなりに見どころの多い試合ではあったね。



ハリルホジッチは、先日のアジア最終予選のオーストラリア戦と同様に、
中盤に井手口、山口、長谷部というボール奪取力に長けた選手を配したことからも、
ポゼッションを放棄し、マイボールになったら縦に速くという狙いが見て取れた。

実際、山口がロングボール一本でチャンスを作る場面もあり、
良い試合の入り方が出来ていたと思うんだけど、
吉田が献上したPKをネイマールに決められてしまってから、
難しい試合になってしまったね。

吉田がファウルを取られたプレーに関しては妥当な判定だと思うので、
そこに関しては特に何も言うことは無いのだけど、
この判定を下したVARというシステムには賛否両論あると思う。

主審が映像を確認している間、試合が止まってしまうという弊害はあるけど、
そもそも、22人の選手たちが120m×90mのピッチで行うサッカーというスポーツを、
4人の審判で裁くというのは物理的に無理があると思っていたので、
個人的にはVARに賛成。

また、サッカーというスポーツがビジネス的に巨大化し、
W杯や欧州主要リーグが世界中で注目されるコンテンツとなった現在、
主審の判定の1つ1つには多くの目に晒されることになっているので、
誤審によるバッシングから審判を守るためにも、
VARというシステムは導入していく必要はあると思う。

何事も、新しいことをやり始めたばかりの頃は慣れないものだけど、
徐々に改良も加わっていくだろうし、
VARがサッカーというスポーツをより良くしていくと思って、
長い目で見ていく必要はあるんじゃないかな。



前半で3点を奪われて試合の大勢は決した形にはなったけど、
後半に槙野が1点を返して一矢は報いることが出来た。

ブラジル戦でのゴールはドイツW杯で玉田が挙げて以来、11年ぶりのことだとか。

ちなみにその槙野のゴールは我らが井手口のCKからだったけど、
井手口は2失点目に繋がるクリアミスを犯してしまったので、
プラマイゼロと言ったところかな。

ブラジルほどではないにせよ、次戦のベルギーも強豪であることに変わりは無いので、
胸を借りるつもりで試合に臨んで欲しいと思います。




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2017年11月4日

大阪ダービーの楽しみ方がひとつ失われた



セレッソ大阪20川崎フロンターレ


セレッソが今まで一度もタイトルを手にしたことがないという事実を嘲笑することは、
多くのガンバサポにとって楽しみの一つである。

ところが、今日という日、
川崎フロンターレの手によってその楽しみは失われることになってしまった。

魅力的なパスサッカーを展開し、勝利とエンターテイメントの両立を志す川崎は、
タイトルに値するクラブだと思っていたし、
中村憲剛は聖杯を掲げるに相応しいクラックだと思っていたけど、
どうやら間違った認識をしていたようだ。

川崎のマスコットのフロンタ君のモチーフはイルカ。

イルカは漢字で海の豚と書く。

所詮は、川崎フロンターレも、
我々が忌み嫌うピンクの豚野郎と同類だったということなのだろうか。



川崎には家長と阿部という元ガンバ戦士が所属している。

今季のガンバは既にタイトル獲得の可能性が潰えているので、
ガンバサポの中には、ルヴァンカップ決勝の舞台で、
2人が憎きセレッソに一泡吹かせるというシナリオに
期待していた人も多かったのではないだろうか。

かく言う僕もその1人なのだけど、実際はそうはならなかった。

まあ、ガンバ時代からビッグマッチでの勝負弱さを露呈していた家長が、
この試合で奮わなかったのは想定内なのだけど、
阿部が悪い意味で川崎の選手になってしまっていたのは、一抹の寂しさを感じた。

ケガの影響もあり、
試合終盤に3枚目のカードとしてピッチに送り出された阿部だったけど、
ガンバ時代から幾度もゴールを陥れていたバイタルエリアからのシュートを
明後日の方向へ飛ばしたのには思わず頭を抱えてしまった。

3冠を達成した2014年シーズン、
長居でのダービーでも万博でのダービーでもゴールを決め、
我々を歓喜の渦へ巻き込んだあの日の阿部浩之の姿は、
この日の埼スタのピッチには無かったね。



リーグ戦での順位と言い、今回のルヴァンカップと言い、
今季は、客観的に見てもガンバよりもセレッソの方が、
国内サッカーにおける存在感の大きいシーズンになっている。

ただ、ガンバ大阪というクラブに携わる人全てが、
このままでいいと思ってはいないだろう。

来季の大阪ダービーでは、真の大阪がどちらなのかを改めて証明させてもらうから、
首を洗って待っておくんだな。















2017年10月30日

負けなかっただけマシなのだろうけど、本当にそれでいいのだろうか



ガンバ大阪11ベガルタ仙台


2週連続で台風が訪れた日本列島。

前節の浦和戦で足の小指を骨折し、この試合への出場が危ぶまれた倉田だったけど、
インサイドハーフのポジションでいつものようにスタメン出場。

タイトル争いに絡んでいるわけでもなく、
無理して出場して却ってケガを悪化させる懸念もあっただけに、
個人的には欠場してもよかったと思う。

ただ、代表云々とかではなく、ここ数試合勝てていないことによる責任感から、
出場を直訴したということだったので、その心意気は理解してあげたい。

試合に出場してみれば、ポストを叩くシュートもあったし、
骨折していても意外とプレーできるものなんだなと驚かされたわ。

また、先日の練習でファン・ウィジョも負傷し、
この試合では赤﨑と長沢が2トップを組んだわけだけど、
今更ながら、今季のガンバはケガ人が多すぎやしませんかね。

メディカルスタッフはここ数年変わっていない認識なので、
突然質が落ちたとは考えにくいのかなと思っているのだけど、
もしかしたら、ただでさえも滑りやすい吹田スタジアムの芝に、
ボールの走りをよくするために水を撒いていることが、
却って、選手の足腰に負担を掛けているんじゃないだろうか。

まあ、あくまで僕の推測の域を出ないですが。



試合の入りこそ仙台にペースを握られるものの、
前半19分、初瀬のCKを長沢が頭で合わせ、ガンバが先制。

これで長沢はキャリア初の2桁得点となったわけだけど、
出場時間と決定機の数を鑑みれば、もっと得点を取れて然るべきだし、
ポストプレーももっと頑張ってもらわないと困るんだけども。

ただ、前節から初瀬のプレースキックから得点が生まれているのは、
ポジティブな要素やね。

課題もまだまだ多い選手だけど、
長所となる部分ではしっかりとチームに貢献しているので、
長い目で見ていきたいなと思う。

ところが、幸先良く先制したまでは良かったものの、
直後にミドルシュートを決められスコアは振り出しに。

後半、中原に代えて泉澤を投入し、
中盤をボックスにしてから良い形で攻撃できるようになったけど、
勝ち越し点を奪うことが出来ず、タイスコアのまま試合終了。

ホームでの連敗は止めることが出来たけど、
またしてもホームで勝ち点を落とすという結果になってしまった。



次節はアウェイで川崎戦。

まあ、次節とは言っても、ルヴァンカップと代表戦を挟むので、
3週間後の試合になるんだけども。

とは言え、この間にケガ人も戻って来ると思うので、
少しでも良い形で優勝争いをしているチームとの対戦に臨みたいね。

ただ、本音を言えば、
タイトルの可能性が残された状況でこの季節を迎えたかったなと思うんだけどね。





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2017年10月23日

決着がつかなかった嵐の中の殴り合い



埼スタ行って来ました。






ガンバ大阪33浦和レッズ


近年、タイトルが懸かった状況で行われることが多かったこのカードだけど、
この試合が行われる前の時点で、ガンバは勝ち点40で10位、
対する浦和は勝ち点45で7位。

優勝争いをするでもなく、かと言って残留争いをしているでもないという、
お互いに中途半端な立ち位置で相まみえることになったわけだけど、
2ヶ月勝ち星から遠ざかっているガンバから見れば、
先日、ACL決勝進出を決めた浦和は後光がさしている印象すらある。

そう言えば、9年前の10月22日は、
ガンバと浦和がACLの決勝進出を懸けて、埼玉スタジアムで激突した日だったか。

あの試合は、自分の人生の半分を占めるサポーター人生に於いて、
ベストバウトとして深く胸に刻まれている。

今のガンバには、そんなタイトルに挑める力は持ち合わせていないけど、
これまで何度もタイトルが懸かった状況で鎬を削ってきた戦友として、
浦和レッズのACL決勝での幸運を祈っているよ。



前節から中7日で休養十分のガンバと、ACL準決勝の上海上港戦から中3日の浦和。

日程としてはガンバに分がある状況だったにも関わらず、
球際で競り負ける上に、攻守の切り替えも遅いという有様に、
思わず頭を抱えそうになった。

案の定、両サイドがことごとく破られ、浦和に何度も決定機が訪れる展開になったけど、
ラファエル・シルバの舐めプなループシュートなど、浦和の拙攻に助けられ、
前半は辛うじてスコアレスで終えることができたね。

ところが、スコアが動かなかった前半とは打って変わり、
後半の早い時間帯に生まれたラファエル・シルバのゴールがゴングとなり、
乱打戦が幕開け。

どちらを応援しているわけでもないファンからすれば、
たくさんゴールが決まって面白い試合だったと思うけど、
守備ブロックを敷いているのに簡単に間を通されたり、
セットプレーでボールウォッチャーになって棒立ちになったりと、
両チームの守備の拙さが浮き彫りとなるような、大味な試合展開になってしまった。

今季初ゴールを挙げた赤﨑と呉屋、
セットプレーで良いボールを供給していた初瀬はポジティブな要素だったけど、
相変わらず課題は多いなと改めて認識させられる試合だったね。


次節はホームで仙台戦。

タイトルの可能性も無く、ただリーグ戦の残り試合を消化していくだけという状況で、
モチベーションの維持が難しいのは理解できる。

だけど、サッカーを生業としているプロのスポーツ選手として、
ホームの観客をこれ以上失望させるのはいただけないので、
次節こそ勝利を挙げて、吹田スタジアムに勝利の凱歌をとどろかせてほしいと思います。




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2017年10月14日

呂比須にくれてやる勝ち点なんて無いはずなんだけど



ガンバ大阪01アルビレックス新潟


呂比須ワグナー。

セホーンという傀儡を監督に仕立て上げ、
この男にヘッドコーチというポジションでチームの実権を握らせた人事は、
ガンバ大阪というクラブの最大の黒歴史と言ってもいいだろう。

前年にクラブ史上最多の勝ち点70を積み上げ、
最終節まで優勝争いをしていたクラブを瞬く間に凋落させ、
9ヶ月後のJ2降格の礎を築いた罪は、幾年月が流れようとも許されるものではない。

それだけに、新潟のフロントがJ1残留のタスクを呂比須に託したことに、
狂気を感じずにはいられなかった。

今季の新潟の戦力では、誰が監督になっても難しいところがあると思うけど、
それでも、16試合勝利から見放されているという状況を見ると、
やはり呂比須の手腕に疑問を感じずにはいられないね。

ところが、そんな新潟に17試合ぶりの勝利を献上したのが、
あろうことか我々ガンバ大阪だった。

ただでさえも、先週のルヴァンカップでピンクの前に屈した傷が未だに癒えていないのに、
憎き呂比須にまで勝ち点を献上するなんて、
ガンバ大阪はいつから勝ち点を対戦相手に配る慈善事業を始めたんでしょうかね。

そんなものに付き合わされているサポーターの身にもなってほしいものだけど。



低調なパフォーマンスを続けるチームの中で、
先週のルヴァンカップで出色のパフォーマンスを見せた赤﨑と初瀬をベンチに置き、
またしても長沢とオ・ジェソクをスタメンで起用した長谷川健太。

オ・ジェソクに与えられたタスクは、「山崎を止めろ」というものだったらしいけど、
この人には、対戦相手が最下位のチームであっても、
自分たちで試合を支配しようという考えは無いんでしょうかね。

現に、井出とオ・ジェソクが縦に並んだ右サイドは、
全くと言っていいほど機能していなかった。

それに、そんなに守備を重視して試合に入ったにも関わらず、
相手にドフリーの決定機を何度も作られているという矛盾は、
先日の代表戦でよもやの3失点を喫した東口に、
ハリルホジッチの御前でアピールさせてあげようという解釈でいいのだろうか。

挙句の果てには、韓国代表の欧州遠征から強行軍でこの試合に出場したオ・ジェソクが、
負傷でピッチから去るという悪循環。

FC東京が来季の監督として長谷川健太をリストアップしているみたいだけど、
来季からとは言わず、今すぐにでも飛田給に連れて行ってくれませんかね。



次節はアウェイで浦和と対戦。

今季の浦和は、成績不振でペトロヴィッチが解任されるなど、
難しいシーズンを送っているけど、来週のミッドウィークに、
ACL決勝進出を懸けてホームで上海上港と対戦するという状況は、
今のガンバが置かれている状況と比べると後光が差している印象すらある。

奇しくも、9年前の10月22日は、
浦和とガンバがACLの決勝進出を懸けて埼玉スタジアムで相まみえた日。

チームが置かれている状況はどうであれ、
浦和との対戦はいつだって気持ちが昂るものだけど、
今のガンバでは、あの頃のような胸が躍るような試合は観られそうにないなと、
一抹の寂しさを感じていたりもするのよね。





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2017年10月10日

ホームでハイチに勝てないのにモチベーション云々の話をするんじゃない



日本3ハイ


試合前に、ハリルホジッチだけでなく、
選手たちからもSNSで来場を呼び掛けていたことからもわかるように、
この試合が行われた日産スタジアムは空席が目立っていた。

ハイチ代表の選手たちには悪いけど、
5万人以上入ってもガラガラに見えるような大箱で開催するには、
この試合はあまりにも地味すぎるカードなので、致し方無いかなと思う。

ただ、そうは言っても、生で日本代表の試合を見る機会が少ない地方では、
日本代表の試合ってまだまだ観客を呼べるコンテンツだと思うし、
興行的なことを考えると開催地を検討する必要はあったんじゃないかなと思うけども。



前半の早い時間帯に倉田と杉本がゴールを決めて2点のリードを奪ったときは、
大量得点の楽勝ムードの展開も予想されたけど、
あろうことかそこから逆転を許すという展開に。

ハイチが戦前の予想以上に良いチームだったというのもあったけど、
早々に2点リードしたことで却って気が緩んだのか、
失点の場面はあまりにも寄せが甘かったと思う。

この試合では、川島ではなく、我らが東口にゴールマウスを託されたけど、
久々に巡ってきた代表での出場機会で3失点というのは、あまりにも印象が悪すぎる。

全ての失点が東口1人のせいとは言わないけど、1失点目のマズい対応もあったので、
ハリルホジッチが川島に寄せている絶大な信頼を覆すのは、
とても難しい状況になってしまった。

次に東口に出場機会が訪れるのはいつになるかわからないけど、
それまで気持ちを切らさずに代表チームでの活動を続けて欲しいと思う。



試合は結局、後半アディショナルタイムに、
酒井高徳のシュートのコースを変えた香川のゴールで辛くもドロー決着。

2試合続けて冴えない試合を演じてしまいました。

そう言えば、その香川が、先日のニュージーランド戦後に、
今回のインターナショナルマッチウィークの意義について不満を宣っていたけど、
そのような発言をするのであれば、対戦相手を圧倒したうえで言ってほしいものですな。

まあ、来月のインターナショナルマッチウィークの対戦相手は、
ベルギーとブラジルなので、否応にもモチベーションが上がって、
良いプレーを見せてくれるのでしょうけどね。




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2017年10月8日

大阪ダービーで自ら死を選択した、愚将・長谷川健太



吹田行ってきました。




ガンバ大阪12セレッソ大阪


後半33分、値千金の同点ゴールを決めた泉澤に代わり、野田をピッチに送り出し、
5バックを形成する。

この5年間で何度も目にした、
ガンバ大阪というクラブの攻撃の歴史を否定しているよう見え、
我々サポーターが忌み嫌ってきた戦術である。

ただ、今季限りで監督の任を解かれることが決まっている長谷川健太は、
自分がガンバ大阪の監督としてやってきたことの正当性を誇示するかのように、
3万人以上の観客が詰めかけたルヴァンカップ準決勝2nd legの
大阪ダービーという舞台で上記の戦術を採用してみせた。

その結果、この試合がどういう結末を迎えたかは言わずもがな。

ただでさえもセレッソ大阪という絶対に負けが許されない相手に対し、
腰が引けた状態で散々逃げ回った挙げ句、背中に大きな傷をつくっての敗北なんて、
これほどの辱めは存在しない。

今季限りとか悠長なことを言っていないで、
長谷川健太には今すぐガンバ大阪のベンチから去ってもらいたいね。



ただただ、悔しい結果となったルヴァンカップ準決勝だったけど、
敢えて光明を探すとすれば、2試合連続でアシストをマークした初瀬だろう。

泉澤の同点ゴールに関しては、おそらくニアサイドの長沢に合わせたのだろうけど、
質の高いボールをDFとGKの間に入れたことで、
結果的にファーサイドの泉澤にドンピシャのクロスに。

U-20W杯の時期はパフォーマンスを落としていたので心配していたのだけど、
ここに来て調子を上げてきているのは、
今のガンバにとって数少ないポジティヴな話題やね。

普段、ガンバの右SBを務めているオ・ジェソクは、守備力には長けているけど、
攻撃面は物足りないところがあって、オ・ジェソクにボールが渡ると、
ノッキングを起こすような場面が目に付くけど、初瀬に関してはそれが無い。

その代わり、初瀬はスピードとポジショニングに難があって、
裏を取られる危険性が高いけどね。

ただ、この試合でボランチとしてフル出場した中原も含め、
将来性の部分も鑑みて、継続して起用してみてもいいのではと思った次第やね。


この結果を受け、ルヴァンカップの決勝は、
川崎とセレッソという無冠クラブ同士の対戦に。

セレッソの初タイトルの道中に、
大阪ダービーでの勝利を経ているという事実は癪に障るので、
11月4日は是非とも中村憲剛に聖杯を掲げてもらいたいね。

家長と阿部が、セレッソの初タイトルを阻止するなんていう展開になれば、
ここ数ヶ月で溜まりに溜まったガンバサポーターの留飲が下がることだろうしね。

そんなガンバは、次節、ホームで新潟戦。

現在、最下位の新潟は、この試合の結果如何でJ2降格が決まるようだけど、
今のガンバのチーム状態では、新潟に勝利できるなんて、
とてもじゃないけど自信をもって言うことが出来ない。

2017年シーズンの無冠が決定し、
ただ長谷川健太政権の死を待つだけの残り6試合を、
どんなモチベーションでサポートすればいいのか、誰か教えてくれませんかね。




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2017年10月7日

秋 見せてやれ アレ 倉田 スーパーゴール



日本21ニュージーランド


この試合をTV中継した日テレは、
「ロシアW杯へ向けてのサバイバル」といった位置付けで、
今回のインターナショナルマッチウィークを煽っていたけど、
対戦相手がニュージーランドとハイチというのは、どうしても地味な感じが否めない。

まあ、欧州と南米のW杯予選がまだ終わっていないこの時期に、
強豪とのマッチメイクは難しいから、致し方ないところはあるけどね。

そんな対戦カードの地味さに比例するかのように、
試合の内容も冴えないもので、試合には勝利したものの、
平日にも関わらず、雨の中、アクセスが決して良いとは言えない豊田スタジアムに、
詰めかけた大勢の観客を満足させられるような試合では無かったかなと思う。



ただ、そんな見どころに乏しい試合の中で、
倉田が代表初ゴールを決め、そのゴールが決勝点となったことは、
ガンバサポーターにとって喜ばしいトピックスだった。

ここ最近の倉田のパフォーマンスは、
日本代表に名前を連ねるほど良いものではなかったので、
招集に関しては疑問に感じていたのだけど、
ゴールを決めて喜ぶ倉田の顔を見れば、これで良かったんだなと思った。

正直、この試合でゴールを決めたからと言って、
来年のロシアW杯のメンバーの当落線上にいる事実は変わらないと思うけど、
倉田がそこにモチベーションを設定してガンバでのプレーに臨むのであれば、
サポーターとして背中を押してやりたいと思う。

なぜなら、ドイツW杯のメンバー選考の当落線上にいた遠藤保仁が、
2006年シーズンの前半にキャリアハイとも言えるパフォーマンスを見せていたことを、
僕はよく覚えているからね。



次戦は日産スタジアムでハイチ戦だけど、
そろそろ川島に代えて東口にゴールマウスを託してくれてもいいと思うんですがね。

いつも招集するだけ招集しておいて起用しないから、
ガンバとしてはただ欠員が出るだけの状態になっているからね。

まあ、たまに藤ヶ谷の姿を見ることが出来るから、その点は楽しみではあるのだけども。




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2017年10月4日

10月8日に埼玉スタジアム行きを決めるのは俺たちだ



ガンバ大阪22セレッソ大阪


ただでさえもドン底のチーム状態にも関わらず、
故障者の続出や代表チームへの招集が重なり、
スタメンの予想が困難だったこの試合。

蓋を開けてみれば、前線と守備陣は概ね予想通りだったものの、
中盤は遠藤と中原のダブルボランチに、左が泉澤、右が市丸という布陣だったね。

中原は、苦しい戦いが続くU-23のチームの中でも、
安定したパフォーマンスを続けていたので、
この試合で長谷川健太が抜擢した事は、素直に喜ばしい。

1失点目に繋がったパスミスはいただけなかったけど、
体を投げ出して守備に奔走したり、遠目から積極的にシュートを狙ったりと、
トップチームデビューとしてはまずまずの出来だったと思うので、
2nd legでもチャンスを与えて欲しいね。



また、この試合のセレッソは、前線からのプレッシャーが緩く、
割り切って自陣でブロックを敷いて守っていることもあったので、
ある程度ボールを持つことができたのだけど、
その中でも、ガンバの右サイドがとてもよく機能していたと思う。

右SBの初瀬がボールを持つと、
赤﨑がボールを引き出すために右サイドの裏のスペースへ流れ、
赤﨑についていったセレッソの選手が空けたスペースを、
市丸が中に絞って使うといった具合で、とても連携がスムーズだった。

値千金の井出の同点ゴールも右サイドからの崩しだったということからも、
この試合で右サイドが機能していたことを象徴していると思う。

スケールは見劣りするものの、3冠を達成した3年前の、
パトリック、阿部、米倉の右サイドのユニットを見ているかのようだったね。

ただ、2失点目の清武の間接FKに繋がったファウルは、
右サイドから攻めあぐねた流れで献上したものだったので、
そこについてはケチがついてしまうのだけども。



「大阪ダービーは絶対に勝たなければいけない試合」とは言うけど、
この試合はホームアンドアウェイ方式の1st legなので、
アウェイゴールを2点取ってのドローというのは合格点をあげられる結果だと思う。

苦しい台所事情の中、赤﨑と井出という、
出場機会に恵まれていない選手が結果を残したということも、
調子の上がらないチームの大きな弾みになってくれるといいね。

ただ、2nd legでは、この試合でベンチスタートだった清武や、
山村、ソウザといったところがスタメンに名を連ねてくると思うので、
一筋縄ではいかないだろうね。

そうは言っても、2nd legの舞台は我らがホーム、吹田スタジアム。

奇しくもリーグ戦の結果と同様に長居での試合が2-2だったので、
吹田での試合もそれに倣って3-1で勝利して、
決勝の埼玉スタジアムのピッチに進ませていただきましょう。




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2017年9月30日

齋藤学の回復は願うけど勝ち点3までくれてやる義理は無いだろう



ガンバ大阪12横浜F・マリノス


今週飛び込んできた、齋藤学が負傷で全治8ヶ月というニュースは、
マリノスのサポーターだけでなく、
他のJクラブのサポーターにとってもショッキングなニュースだったと思う。

欧州や南米と比べれば、お世辞にもレベルが高いとは言えないJリーグに於いて、
”お金を出してプレーを見たい”と思わせる数少ない選手だったし、
僕個人としても齋藤学のプレーを見るのは好きだったからね。

今季は、磐田に移籍した中村俊輔に代わり、キャプテンに就任したものの、
長らくゴールから見放されるなど、個人としての結果は伴わず、
ようやく今季初ゴールを決めた矢先の大怪我というのは、
さぞかし不本意だったことだろう。

この試合で、マリノスの選手たちが着ていたTシャツに書かれていた、
“GET WELL SOON MANABU”という言葉を、
ガンバ大阪サポーターの僕からも齋藤学に送りたいと思う。



今野の累積警告での出場停止を受け、長沢とファン・ウィジョの2トップ、
遠藤と井手口のダブルボランチで臨んだこの試合。

マリノスは、選手同士の距離感が悪く、自陣でのパスミスが多かったので、
ガンバとしては、相手ゴールに近い位置でボールを奪う場面が多かったけど、
これを得点に繋げられないのが今のチーム状態。

マリノスと対戦すると往々にして我慢比べのような展開になるけど、
この試合に関しては、お互いの良さを消しあう展開と言うより、
お互いに悪い部分を出し合って、結果的に塩分濃度が高い試合になっていたように思う。

そんな試合の均衡が破れたのは後半6分。

前半は完全に試合から消えていたウーゴ・ヴィエイラに、
カウンターからゴールを決められ、先制を許してしまった。

ウーゴ・ヴィエイラは、得点以外の場面では貢献度の低い選手だけど、
ボックス内での嗅覚は流石だなと感心すると同時に、
この失点は、ガンバのカウンター失敗から始まっているという事実に、
落胆の色を隠しきれないんだけども。



守備の固いマリノス相手に先制を許したことで、
このまま逃げ切られることも覚悟したけど、
長沢が同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻すことに成功。

初瀬のクロスが相手選手に当たり、これが結果的に絶妙なクロスになって、
長沢の頭にドンピシャで合うというラッキーな得点だったけど、
後半途中にオ・ジェソクとの交代でピッチに入った初瀬は、
色々と工夫しながら、右サイドからボックス内にクロスを供給していたね。

オ・ジェソクが韓国代表に招集されたことで、
ルヴァンカップの大阪ダービーで、初瀬に出番が訪れる可能性が高いので、
この試合のようなパフォーマンスを継続して発揮して欲しいね。



このままタイスコアで試合終了かなと思っていたら、前節の鹿島戦と同様に、
試合終了間際に失点し、またしても勝ち点を積み上げることに失敗。

マルティノスのシュートのこぼれ球を遠藤渓太に押し込まれた形だったけど、
あの時間帯に右SBがペナルティエリアまで走り込んでいるという状況に、
齋藤学の無念を背負ってピッチに立っている、
マリノスの選手たちの勝利への執念が垣間見えたね。

対するガンバはどうだっただろうか。

優勝争いにも残留争いにも身を置いていないチームの、
勝利への執着心の希薄さを、2週連続で痛感させられたね。



次節はホームで新潟と対戦だけど、その前にルヴァンカップの大阪ダービー。

ここ最近のチーム状況はかなり酷いものがあるけど、
お隣のチーム状態もあまりよろしくないようなので、
勝機はあるんじゃないかなと強がってみる。

それに、さすがにカップ戦の準決勝ともなれば、
否応にも選手たちのモチベーションは上がってくれると信じているのですがね。

代表チームに選手を大量に招集され、ケガ人も多く抱える中での試合ではあるけど、
憎きピンクの連中に敗れるようなことはあってはならないので、
実り多き180分の90となることを期待しています。




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2017年9月24日

見せつけられたスコア以上の差



渡鹿してきました。




ガンバ大阪12鹿島アントラーズ


4-0、5-0で負けることも覚悟してアウェイの鹿島に乗り込んでいたので、
この1点差での敗戦という結果は、
首位のチームを相手に健闘をしたという見方もできると思う。

ただ、被シュート30本という、
天皇杯でプロのチームに蹂躙されたアマチュアのチームのようなスタッツを見れば、
実際に4点、5点取られてもおかしくなかった試合だったというのは、容易に把握できる。

優勝なんて口に出すのも憚るほど遥か彼方、
だからと言って残留争いに絡んでいるわけでもない現状で、
低調なパフォーマンスを続けるチームを、
どういうモチベーションで応援すればいいのだろうか。



水曜日の天皇杯から中2日という日程で迎えた試合だったけど、
長沢とファン・ウィジョを入れ替えただけで、他のメンバーは同じ。

コンディション面が懸念されるところだったけど、
選手登録の関係で天皇杯に出場していなかったファン・ウィジョの動きはキレていて、
前半の早い時間帯にゴールを決め、ガンバに先制点をもたらしてみせた。

攻撃の戦術とは全く無関係の個の力で決めたゴールだったけど、
ここ最近、低調な試合を見せ続けられ、
鬱憤がたまっている我々ガンバサポーターの留飲を下げるものだったね。

その後に訪れた鹿島の攻撃を凌いでいたものの、
前半の終了間際に泉澤がペナルティエリア内でファウルを献上。

このPKを一度は東口がセーブするも、レアンドロに押し込まれて同点とされてしまった。

ファウルの判定自体は妥当なものだったと思うけど、
後半に倉田がペナルティエリア内で後ろから倒された場面の方が、
よっぽどPKに値するファウルのように見えたのは僕だけでしょうか。



同点に追いつかれたことで、後半から遠藤に代えて長沢を投入し、
2トップに変更したわけだけど、結果的にこれが大悪手。

遠藤がガス欠を起こすことを見越しての采配だったのだろうけど、
中盤の枚数を削り、前線にボールの収まらないFWを入れたことで、
ボールが持てなくなり、一方的に押し込まれることになってしまった。

この試合の金崎はNOT HIS DAYだったこともあり、
それでもなんとか勝ち越しゴールを奪われずに済んでいたけど、
後半アディショナルタイムに、CKから植田に勝ち越しゴールを許し、終戦。

最後の場面で植田に競り負けたのは金正也だったか。

首位のチームとの対戦で、長沢や金正也といった、
弱点を相手に晒すような選手を起用しなければいけないというのは、
長谷川健太の采配だけでなく、強化部の編成も含めた問題なのかもね。


次節は、ホームでマリノス戦。

もはやリーグ戦に注力する理由も無いし、
再来週のミッドウィークにルヴァンカップを控えているということもあるので、
思い切って若手を抜擢するのも良いかもしれない。

この試合でも、市丸、妹尾、中原といった若いメンバーがベンチに名を連ねていたけど、
結局、「若手に期待しています」という長谷川健太のポーズに利用されただけだったので、
次節こそはチャンスを与えてあげて欲しいと思う。

個人的には、いっそのこと、長谷川健太を休養させて、
残りの試合を宮本暫定監督でもいいかなと思っているんだけど、どうでしょうかね?



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2017年9月20日

閑古鳥の鳴くホームで雲散霧消した元日のピッチ



ガンバ大阪23柏レイソル


カップ戦に強いと言われることの多い我らがガンバ大阪ですが、
リーグ戦で低調な試合を続けているチームが、
カップ戦を戦うタイミングで突然強くなるわけもなく、
リーグテーブルが示す通り、ただただ順当に上位の柏の軍門に降りました。

上位のチームには力負けし、守りを固めてくる下位のチームは崩せずって、
今のガンバはどこのチームになら勝てるんでしょうかね。



この試合の敗因は、誰が見ても守備だと思う。

先日の大宮戦でファビオが負傷したことで、
この試合では金正也がスタメンに名を連ねていたけど、
その金正也もコンディションは万全ではないという状況だったので、
DF陣の懸念材料は試合前から多かった。

ところが、いつもなら、DF陣が不安定なプレーを見せても、
東口がスーパーセーブで救ってくれることが多かったけど、
この試合では、その東口が一番不安定だったのが大きな誤算だった。

1失点目と2失点目なんて、コーチングで防げた失点だったし、
3失点目は完全に東口のボーンヘッド。

これまで東口のおかげで獲得してきた勝ち点は多くあるので、
あまり彼を批判する気にはならないし、
藤ヶ谷と違って、東口のミスは笑いのネタにしづらいところがあるので、
早く切り替えて、僕らの知っている守護神の姿を取り戻して欲しいね。



ただ、試合の大勢が決まった状況からだったとは言え、
2点取って、試合を最後まで面白くした攻撃陣は評価したいと思う。

先日の大宮戦に続いての2得点ということで、
一時期の得点力不足は底を打ったのかな。

まあ、ただでさえも攻撃は水物と言うし、
さらに、長谷川健太の攻撃戦術は選手任せなので、
また得点力不足に陥る可能性は高いとは思うけども。



ガンバのフロントとしては、長谷川健太の退任を早めに発表することで、
長谷川健太への感謝の気持ちでチームが団結し、
シーズン終盤を戦ううえでのモチベーションになることを期待したのだろうけど、
今のところ、完全に裏目に出ているね。

今週末には中2日でアウェイの鹿島戦を迎えるけど、
こんな体たらくでは、首位のチームを相手に大敗を喫するのが関の山だろう。

ただ、カシマスタジアムでは3年連続で勝利しているので、
このタイミングでその相性の良さが発揮されないかなと、
淡い期待を抱いたりしているのだけども。




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2017年9月17日

残留争いをしているクラブのホワイトナイトに就任した記憶は無い



熊谷行って来ました。






ガンバ大阪22大宮アルディージャ


僕は東京に住んでいるので、ガンバの試合を見に行く時は、
必然的にアウェイの試合が中心になるわけなんだけど、
そのアウェイの試合の中でも大宮戦は、毎年非常に楽しみにしているカードの1つ。

ピッチ全体だけに留まらず、スタジアム全体を見渡せる
NACK5スタジアムのゴール裏2階席からの眺めが、
映画館の特等席でサッカーを見ているかのような臨場感と優越感があって、
とても気に入っているのよね。

ところが、大宮は年に1回、熊谷でホームゲームを行うことになっており、
今季は、ガンバとの試合がそれに当てはまったようで、
ガンバとしては2013年の天皇杯以来の熊谷送りになってしまいました。

屋根の無い陸上競技場で、雨の中サッカー観戦という状況だけでも残念なのに、
肝心のコンテンツもこれだけ低調な内容では、
残念なんてチープな一言では片づけられないね。



この日のスタメンは、前節のスタメンからアデミウソンと遠藤が外れ、
泉澤とファン・ウイジョが入ったオーソドックスな4-4-2。

対する大宮は、降格圏に沈んでいるということもあって、
ホームゲームにも関わらず、自陣でブロックを敷いてきたわけだけど、
今季のガンバはこのような戦い方を採用してくる相手を崩す術を持ち合わせていない。

井手口のラッキーなゴールで幸先よく前半に先制することはできたものの、
終始、ボールを持たされる時間が続き、
ビルドアップのミスからカウンターを食らう場面も多く、
ボールは握っているけど、試合の主導権を握っている感覚は無かったね。

1点リードで前半を折り返したものの、
後半に2点取られて逆転を許したのもなんとなく納得できる内容だった。

後半から出場した金正也は、直接失点に絡んだわけでは無いけど、
圧倒的な対人の強さを誇るファビオの、
自陣ゴール前での存在感を比べればやはり見劣りする。

前節、クリアミスからゴールを許したように、
モチベーションの低下が散見されるファビオだけど、8月の連敗の時期と同様に、
この試合でもファビオの故障の影響を感じさせられることになってしまった。



また、この試合では、家本主審の誤審にも泣かされることになってしまった。

ペナルティエリアにドリブルで侵入した倉田の脚を、
河本が後ろから狩りにいったのにも関わらず、ノーファウルの判定。

前節、ファン・ウイジョが岩波に倒されて貰ったPKよりも、
あからさまなファウルだったようにも見えるのだけど、
家本は一体どこで何を見ていたのでしょうかね。

今更この人に文句を言ったところで、
レフェリングの技術が向上するとは思えないけど、
先日もJ2の試合でプレーに関与していない選手を退場させるという、
誤審をやらかしたばかりなのに、
そんなに日にちも置かずにJ1の試合で笛を吹いているなんて、
Jリーグのお偉方が考えていることは、一般庶民の僕らには理解できないです。

まあ、本音を言えば、この手の審判の判定に左右されずに、
相手を叩きのめすぐらいのチーム力があれば何も言うことは無いんだけどね。



試合は結局、長沢が後半アディショナルタイムにゴールを決めてドロー。

本来なら、長沢を労ってやりたいところだけど、
この試合の長沢はオウンゴールを献上しているのでプラマイゼロといったところか。

水曜日に天皇杯の柏戦、週末にはアウェイでリーグの鹿島戦と、
強豪との対戦が続いている。

長谷川健太の退任発表以来、モチベーションの低下が顕著になっているガンバだけど、
サッカーという仕事でお金を貰っているプロとして、
最後までファイティングポーズを取って欲しいと思います。



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2017年9月9日

今季限りとは言わずに今すぐにでもよろしくどうぞ



ガンバ大阪12ヴィッセル神戸


リーグ優勝1回、リーグ杯1回、天皇杯2回。

長谷川健太の今季限りでの退任にあたり、様々なネット記事で、
彼が5年間でガンバにもたらしたタイトルの数を目にして、
ここ数か月のモヤモヤした感情が薄れ、感謝の気持ちが胸にこみあげてきていたのだけど、
この試合を見届けた今では、そんな感情の余韻すら残っていない。

一応、今シーズン終了までは長谷川健太でいくとのことなので、
このタイミングで惜別の言葉をここに書き連ねるようなことはしないけど、
今季限りでの退任じゃなくて、今すぐガンバから去ってもいいんだぜと、
言いたくなるような試合内容だったね。



11日間で3試合目となる神戸との試合。

2014年は川崎、2015年は広島、2016年はマリノスと、
ここ数年、短期間で同じ相手と何度も対戦する機会が多かったガンバ。

3試合目となると、お互いに手の内がわかっているせいか、
往々にして塩分濃度が高い試合になりがちだけど、
ここ数試合、勝ち星から見放されている危機感からか、
この試合の神戸は球際が激しく、攻守の切り替えも早かった。

特に1点目の渡辺千真の左足でのアウトサイドボレーは、
敵ながら見事なゴールだったね。



対するガンバは、先日のW杯予選で、
2試合連続でフル出場した井手口がスタメンに名を連ね、
注目を集めていたけど、やはり疲労の色は濃く、
本来のパフォーマンスの半分程度しか出せていなかったように思う。

ただ、先日のリーグ杯の2nd legから中5日の選手たちが、
サウジアラビア帰りの井手口よりも動けていないって、一体どういうことなのだろうか。

中盤の繋ぎの段階でイージーなパスミスを連発しているだけでも萎えるのに、
ファビオのクリアミスから、あろうことか神戸の29番にゴールを決められるという、
屈辱的な仕打ちまで受ける羽目になった日には、
木村主審からプレゼントされたPKだけでは何の慰めにもならなかったね。



次節はアウェイの大宮戦。

いつものNACK5ではなく、2013年の天皇杯以来の熊谷での試合になるわけだけど、
どういうわけだか、チケットが完売しているらしい。

関東の北の端のアクセスの悪いスタジアムで、長谷川健太の退任が決まって、
今季の残りの試合に懸けるモチベーションが感じられないガンバと、
降格圏に沈む大宮との試合を見たいなんて、物好きな人がたくさんいるようで。
(まあ、自分もそのうちの1人なんだけど)

大宮としては残留圏内に浮上すべく、
高いモチベーションをもってこの試合に臨んでくることが考えられるので、
4月の吹田スタジアムで大勝した良いイメージをそのままに、
返り討ちにして欲しいね。

個人的には、古巣対戦となる泉澤が、
吹田スタジアムでの試合に引き続き、ゴールを決めてくれることを期待しています。





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2017年9月6日

他力本願は危険ということをポステコグルーに教えてやったのさ



日本01サウジアラビア


先日のオーストラリア戦でロシアW杯の出場権を獲得したことで、
今回のサウジアラビア戦は本大会の23人の枠に入るための戦いという風に、
マスコミは煽っていたけど、3大会ぶりのW杯出場が懸かっているサウジアラビアと、
実質、消化試合の日本とではモチベーションの差があるのは当たり前。

例年に比べて涼しい日が続いていた日本から、
夜でも気温30度を下回らない中東に移動しての試合ということで、
厳しいコンディション下での試合であったことは間違いないけど、
それを差し引いても球際の激しさや攻守の切り替えの早さといった面で、
この試合に懸けるモチベーションの差を感じずにはいられなかったね。

まあ、この試合に負けたからといって、
本選のメンバー選考に影響が出るとまではいかないだろうけど、
日本がサウジアラビアから勝ち点を持ち帰ることを期待していた、
オーストラリアには大きな影響を与えてしまったみたい。

そもそも他力本願になっている時点でオーストラリアの自業自得なんだけど、
仮に自分がオーストラリア国民だったら、
日本に対して落胆していただろうから同情はするけども。



この試合の敗因として、先に挙げたモチベーションの差や、
気候から来るコンディション面の他に、
採用した戦術と起用した選手のミスマッチもあったと思う。

戦い方は先日のオーストラリア戦と同じだったけど、
昨季に負ったヒザのケガの影響を考慮された長谷部が代表から離脱したことで、
アンカーの位置に山口が落ちて、インサイドハーフに柴崎が入る布陣になった。

ただ、山口は井手口と同様に、
ピッチを広範囲に動き回ってこそ持ち味を発揮するタイプなので、
アンカーの位置で他の選手が空けたスペースを埋める役割は適任ではない。

そもそも、先日の長谷部と同じ役割を担える選手って、
今回招集されているメンバーには見当たらないので、
この試合のメンバーであれば、井手口と山口のダブルボランチにして、
柴崎をトップ下気味に使った方が良かったんじゃないだろうか。



また、これまで代表の中核を担ってきた本田と岡崎についても、
この試合のパフォーマンスではスタメン起用は厳しいと言わざるを得ない。

本田に関しては、もともとスピードに欠けるタイプなので、
速攻の際にスピードが落ちるのは致し方無いところはあるのだけど、
大して厳しくも無い寄せにも関わらず、安易にボールロストを繰り返す姿からは、
かつての日本人離れしたフィジカルの強さは見る影も無かった。

さらに、ピッチの上でそんな本田に気を遣いすぎていた柴崎も、
引きずられるように低調なパフォーマンスに終始していたことを見れば、
今の本田はチームに良い影響を与えているのだろうかと首をかしげたくなるね。

本田に比べれば、まだ岡崎の置かれている状況はマシとも言えるのだけど、
1トップとしての適性は大迫の方が遥かに上なので、
ハリルホジッチの戦術との相性は悪いと言わざるを得ない。

ただ、所属のレスターでのプレーを見る限り、
起用法を考慮すればまだまだ出来る選手だと思うので、
戦術的なオプションを広げるためにも、
本大会のメンバー入りを目指して頑張って欲しいと思う。



代表での活動が終わり、今週末からリーグ戦が再開。

オーストラリア戦、サウジアラビア戦と、
2試合連続でフル出場した井手口のスタメン起用は難しいかなと思うけど、
2試合とも出場機会が訪れなかった東口と三浦は、
試合に出たくてうずうずしているはずなので、2人の奮闘に期待したいね。




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2017年9月4日

三木谷の私物クラブにタイトル獲得のチャンスを与えるほど落ちぶれてはいないさ



ガンバ大阪20ヴィッセル神戸


前半は目くそ鼻くそと言った感じの低いレベルで拮抗した試合をしていたけど、
後半に2得点を挙げて勝利。

これで、4年連続でリーグ杯のベスト4に進出することになりました。

正直、ガンバのチーム状態はそこまで良いとは思えないのだけど、
それ以上に悪い神戸のチーム状態に助けられた感じだったね。

今夏の移籍市場でポドルスキというビッグネームに続いて、
ハーフナー・マイクも獲得し、世間の注目を集めていたけど、
明らかにチームから浮いているように見えるあたり、
本当に現場が望んだチーム編成で戦えているのだろうかと疑問符が付く。

まあ、よその心配をしているほどガンバに余裕があるわけでもないのだけど、
三木谷の現場介入からのチーム崩壊という一連の流れは、
ヴィッセル神戸というクラブの伝統芸であるからこその様式美に感じられるわ。



先日の1st legからファン・ウイジョ、米倉、市丸が外れ、
長沢、アデミウソン、遠藤がスタメンに名を連ねたこの試合。

1st legをスコアレスに終わった反省を踏まえて、
攻撃的に出る意図があったのだろうと思うけど、
前述の通り、前半のガンバのパフォーマンスは良くなかった。

特に、アデミウソンのプレーは、雑と言うか淡白と言うか、
気持ちのこもっていないようなものが多くて、
前半で交代になってもおかしくないほど酷かったように思う。

コンディション的な問題というより、
ガンバでプレーすることにモチベーションを見いだせていないように見えるんだけど、
邪推しすぎだろうか。



前半の戦いぶりを見る限りでは、
後半に向けてポジティヴになれる要素は見当たらなかったのだけど、
後半開始早々に遠藤のCKから長沢が先制点を奪ったことで、
試合の主導権を握ることが出来た。

前半の直接FKの場面では、またしても枠外にボールを飛ばしてしまった遠藤だけど、
時計の針が進むにつれて、徐々にキックの精度が高まっていったように思う。

さらに、アウェイゴールというルールを考えると、
1点リードでは心許ないと感じていたところで泉澤が加点したのも大きかった。

長沢の先制点に繋がったCKも泉澤の突破から得たものだし、
この試合では、終始、藤春と共に左サイドの攻撃を活性化させていたと思う。

泉澤は、出場機会は決して多いとは言えないながらも結果は残しているので、
個人的には、リーグ戦でももっと出場機会があっていい選手だと思っているのだけど、
このリーグ杯の2試合を通じて長谷川健太が考え直してくれることを期待したいね。



ベスト4の相手は浦和をアウェイゴールの差で降したセレッソ大阪。

セレッソを無冠呼ばわりすることに快感を覚えている我々にとって、
奴らにタイトル獲得のチャンスを与えるようなことはあってはならないので、
直接対決でチャンスの芽を摘み取らせていただきましょう。

とは言え、リーグ杯の準決勝は来月なので、ひとまず横に置いておいて、
土曜日のリーグ戦に集中。

神戸との3連戦のラストになるけど、3試合連続のクリーンシートを狙いつつ、
得点も挙げて勝ち点3を上積みといきましょう。




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2017年8月31日

日本中のサッカーファンの皆さん、我らが井手口陽介をご覧頂けたでしょうか



日本20オーストラリア


ちょうど去年の今頃、ホームでUAEに敗れた時はどうなることかと思ったけど、
何はともあれ無事にロシア行きの切符を獲得。

次回のW杯からアジア枠が大幅に拡大されることで、
予選でハラハラできるのは今回が最後になりそうなので、
個人的には、最終節までもつれた方が面白いんじゃないかと思っていた。

ただ、中東アウェイの試合で日本時間の深夜にW杯出場を決めるよりも、
ゴールデンタイムにホームで行われる試合でW杯出場を決めた方が、
興行的にメリットが大きいのは言わずもがな。

さらに、日本代表の歴史に残るであろう試合に、
我らがガンバ戦士の井手口が出色のパフォーマンスを見せたので、
今となっては、この試合でW杯出場を決めることが出来て良かったと思っている。

この試合の2点目となったミドルシュートは、
ガンバサポーターであれば何度か目にしたことがある弾道だったけど、
まさかW杯予選の大一番であるこの試合で、
お目にかかることが出来るなんて思いもよらなかった。

ただ、井手口の凄さが日本中に認知されたことを誇らしく感じるのと同時に、
そのプレーをガンバで見られる時間もそう長くないのだろうなと、
一抹の寂しさを感じていたりもするのだけどね。



前回のブラジルW杯の出場権を獲得したのも、
ホームで行われたオーストラリア戦だったけど、
4年の月日が流れて両チームの戦い方はガラリと変わった。

4年前、ザッケローニに率いられた日本代表は、
本田、香川、遠藤がチームの中核を担い、マイボールを大事にして戦っていたけど、
この試合では、本田と香川がベンチに座り、井手口、山口、長谷部が中盤に並ぶという、
ポゼッションの放棄を宣言するかのような布陣を敷いていた。

対するオーストラリアは、持ち前の高さと強さを生かした直線的なサッカーではなく、
後ろから丁寧に繋いでくるサッカーを志向するようになった。

日本としては、前者の戦い方を採用された方が組みづらいのだけど、
オーストラリアは後者の戦い方でアジアカップを制しているので、
手応えは感じているのだろうね。

そうは言っても、この試合で日本に敗れると、
オーストラリアはW杯予選敗退という状況であれば、
キックアンドラッシュを仕掛けてきたと思うけど、
オーストラリアの次の試合は、確実に勝ち点3が見込めるホームでのタイ戦。

昨日の試合でサウジアラビアがUAEに敗れただけでなく、
オーストラリアが無理して日本に勝たなくてもいい状況だったということを考えれば、
この試合で日本のW杯出場が決まるのはほぼ必然だったかもね。



ザッケローニに率いられた日本代表は、
ポゼッションを高めて試合を支配する強者のサッカーを志向し、
アジアで圧倒的な強さを誇りながら、ブラジルの地では1勝も出来ずに終わった。

その教訓を踏まえてか、ハリルホジッチは、
ポゼッションを捨ててカウンターを狙う弱者のサッカーを志向して、
ロシアでの戦いに臨もうとしている。

ハリルホジッチの選手選考や采配に疑問を感じることは今まで多々あったけど、
日本が世界と戦ううえでのコンセプトとしては間違っていないと思うので、
W杯開幕までの9ヶ月でチーム力を高めていって欲しいね。

代表の活動で選手が疲弊するのは好ましくないけど、
来年、ロシアW杯のピッチにガンバ戦士が1人でも多く立っていてほしいと思う。



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エンターテイナーの藤ヶ谷を以ってしてもこの試合に華は添えられなかったようだ



ガンバ大阪00ヴィッセル神戸


ロシアW杯最終予選の大一番であるオーストラリア戦に世間の注目が集まる中、
ひっそりと開幕したリーグ杯のノックアウトステージ。

ACLに注力するためにリーグ杯のグループステージを免除されている我らがガンバ大阪は、
3年連続でノックアウトステージから登場やね。

まあ、肝心のACLでは2年連続でグループ最下位という
不甲斐ない結果に終わっておりますが、
今季もACL組のアドバンテージを生かして埼スタのピッチを目指したいと思います。

自分で言うのもなんですが、大阪人は厚顔無恥でセコい人種ですからね。



試合の方は、両チームとも決定機を多く作りながらも、結果はスコアレスドロー。

アウェイゴールを奪えなかったことを考慮すると、
やや自分たちの首を絞めるような結果になってしまったね。

試合内容についても、藤ヶ谷がポドルスキとの1対1を止めたり、藤春が流血したり、
後半アディショナルタイムの時間稼ぎでまさかの遠藤が投入されたりと、
ネタ的な要素は多い試合だったけど、全体を通して見れば凡戦だったように思う。

特に、先日の鳥栖戦では3得点を挙げて明るい兆しは見せたものの、
この試合ではまたして無得点に終わってしまったので、
このチームの攻撃力不足の問題は深刻だなと再認識せざるを得なかったね。



ただ、だからと言って全く良いところが無いわけではなかった。

ようやく僕の声が長谷川健太に届いたのか、
この試合では遠藤ではなく市丸がボランチのポジションで先発したわけだけど、
落ち着いたプレーを見せていて、
今後もスタメンでの起用が見たいと思わせるような内容だったね。

あと、藤春のパフォーマンスは今季のベストと言ってもいいぐらい素晴らしいものだった。

持ち前の運動量とスピードを生かした左サイドのアップダウンも然ることながら、
被カウンターの場面では、自分の持ち場とは反対の逆サイドまでカバーリングに行くなど、
まさに縦横無尽の動きだった。

この藤春の働きを勝利に繋げることが出来なかったのは勿体なかったけど、
中3日で迎える2nd legでも、過密日程なんてどこ吹く風とばかりに、
ピッチを駆け抜けてくれるでしょう。



アウェイゴールが奪えなかったので、今週末の2nd legは勝利が絶対条件。

延長までもつれるのは精神衛生上よろしくないので、
この試合でベンチスタートだった長沢、アデミウソン、遠藤の奮起に期待して、
90分で試合に決着をつけて欲しいね。

特に、遠藤なんて試合に出ていないのも同じだろうから、
休養十分で神戸を迎撃してくれると思います。

あと、ロシアW杯最終予選のオーストラリア戦に、
我らが井手口陽介の先発起用が予想されているね。

日本中の注目が集まる大一番でのガンバ戦士の躍動にも期待したいね。




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2017年8月26日

2017年はジンクスを打ち破る年という裏設定はまだ生きていたようだ



ガンバ大阪31サガン鳥栖


全くと言っていいほど良いところ無く敗れた前節の柏レイソル戦に加え、
週中に飛び込んできた、強化部が長谷川健太に契約延長を打診するというニュースに、
クラブに対して懐疑的な視線を送っていたガンバサポーターもさぞ多かったと思う。

さらに、今節は、リーグ戦で過去4戦4敗のアウェイ鳥栖戦と言うことで、
ここ1週間、クラブを取り巻く状況はとてもネガティヴだった。

ところが、蓋を開けてみれば3得点を奪っての勝利。

そう言えば、ここ数か月、チームパフォーマンスが低空飛行だったので忘れていたけど、
今季は、日立台や日産といった、鬼門と言われていたスタジアムで勝利を挙げたことで、
ジンクスを打ち破るシーズンという裏設定があったんだった。

そんな裏設定が例外なくこの試合に適用されるとは思ってもみなかったけど、
それも、これまでガンバにタイトルをもたらしてきた、
長谷川健太の悪運の強さの賜物なんでしょうかね。



得点を奪えない試合が続いていた中で、この試合では3得点を挙げたわけだけど、
これまでと比べて特別何か変わったことをしたのかと言えば、何もしていないと思う。

長沢が積極的に裏を狙う動きをしていたのが印象的だったけど、
これまでその動きをやってなかったかと訊かれるとそんなこと無い訳だし。

それでは、なぜこの試合で3点を奪うことができたのかと言うと、
これまで決まらなかったシュートが決まったからじゃないだろうか。

特に、年に1回あるか無いかという頻度の倉田のロングシュートで得た先制点は、
ガンバがこの試合の主導権を握るうえでとても大きなものだった。

引いた相手を崩す手段に乏しい今のガンバにとって、
相手が前に出て来ざるを得なくなる先制点が意味するものはとても大きい。

ただ、幸先よく先制したものの、三浦がイバルボを倒して献上したPKを、
豊田に決められて試合を振り出しに戻されるんだけどね。

PKの判定自体は妥当なものだったと思うので特に文句は無いのだけども、
西村主審がガンバの試合の笛を吹くと、
相手チームにPKが与えられる確率が増すような気がするのは僕の気のせいですかね。



ところが、試合を振り出しに戻されてもなお、試合の流れはガンバにあったようで、
すぐに長沢のヘディングでのゴールで勝ち越すことに成功。

得点が奪えない試合が続いていた中でも、
長沢には最低でも1試合に1回は決定的なチャンスが訪れていたので、
ようやく決めてくれたかという印象が強いね。

まあ、そんな長沢の決勝ゴールの影に、
井手口のアウトサイドでのクロスという見事なアシストがあったことは書き記しておく。

キックの難易度の高さも然ることながら、
鳥栖のDF陣が準備できていないタイミングでクロスを上げたことで、
長沢がうまくフリーでヘディングすることが出来たからね。



先月の大阪ダービー以来、約1ヶ月ぶりの勝利と言うことだけど、
歓喜というよりもやれやれといった感じの安堵感の方が強いかな。

なんにせよ、東口、井手口、三浦といった日本代表組は、
W杯最終予選の大一番へ向けて気持ちよく合流できるんじゃないだろうか。

また、ガンバは水曜日に控えるリーグ杯の神戸戦へ向けて、
今日の勝利を弾みにして欲しいね。

ようやく8月初勝利を収めたウチが言うのもなんだけど、
あちらさんも上手くいってないように見えるので、
叩くとしたら今なのかなと思っていたりするのよね。




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2017年8月19日

8月だというのにガンバ大阪の攻撃陣は真冬並みの冷え込みです



ガンバ大阪01柏レイソル


ここ数試合のあまりにも低調なチームパフォーマンスに、
長谷川健太に辞めて欲しいと思っているガンバサポーターはさぞ多いことだろう。

かく言う自分もその一人なんだけど、
だからと言って自分がサポートしているクラブの敗戦を望んでいるわけではない。

この試合でも敗戦を喫し、長谷川健太を取り巻く状況はより一層厳しいものになったけど、
嬉しい思いなんてこれっぽっちも無い。

どんな状況であれ、自分の愛するクラブが負けることほど悔しいものは無いからね。



この試合のスタメンは、前節のスタメンから市丸と初瀬が外れ、
井手口とオ・ジェソクが復帰。

市丸は前節のパフォーマンスがまずまず良かったので、
この試合でも遠藤のところで起用しても良かったのではと思ったけど、
チームの結果が伴わない以上、安パイな布陣を採用したという印象だったね。

個人的に、前節、時間が経つにつれて徐々にイメージが合い始めていた、
アデミウソンとファン・ウィジョの2トップに期待していたのだけど、
この試合では、2トップにほとんどと言っていいほどまともなパスが供給されなかった。

前半の決定機らしい決定機も、中村航輔に止められた倉田のシュートぐらいで、
得点が奪えそうな雰囲気は全く無かったね。



解説の木場さんが、ここ数試合、
先制点を許して試合運びを難しくしている感があったから、
守備から試合に入っているのではという見方をしていたけど、
いくら相手を無失点に抑えたところで、こちらもいつまで経っても無得点では、
試合の主導権を手にすることが出来るはずがない。

後半に入り、前半の戦い方を継続したガンバに対して、
攻勢を強めた柏が先制点を奪ったのは必然だったように思う。

そんな中でも追いつくチャンスはあったのだけども、
ここ数試合の得点力不足の元凶である長沢がまたしても決定機を逸すると、
さらに、後半アディショナルタイムに入ってようやく泉澤を投入するという、
頭の上にクエスチョンマークが出るような采配をしていたのでは、
獲得できる勝ち点なんてありはしませんよ。

結果だけ見れば惜敗のようにも見えるけど、
クリスティアーノが2回のドフリーを外すという拙攻に助けられたことを考えると、
この試合も完敗だったという見方でいいだろうね。



次節はアウェイの鳥栖戦だけど、現在のチーム状況や、
ベストアメニティスタジアムでの相性の悪さを考えると楽観できる要素は無い。

ただ、忘れている人も多いと思うけど、今季は日立台や日産などの、
これまで勝ち星から遠ざかっていたスタジアムで勝利を挙げたことで、
ジンクスを打ち破る年という設定があったはず。

なんにせよ、愛するクラブが負け続けるのを見るのはとても心が痛いので、
そろそろここら辺で心の傷を癒すような勝利を見たいところやね。




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2017年8月13日

中村俊輔の引き立て役になってしまった遠藤保仁



ガンバ大阪02ジュビロ磐田


いつもと趣の異なる白く染まった吹田スタジアム。

太陽の塔が大きく描かれたユニフォームのデザインはとてもかっこよかったけど、
縁起の良いユニフォームとはならなかったね。

まあ、ガンバにとっての不吉なジンクスを持っている、
Jリーグの女子マネージャーが来場すると聞いた時点で、
なんとなくこの結果は予想していたところもあったのだけど。



累積警告で出場停止のオ・ジェソクに加え、井手口が体調不良で欠場したことで、
代役として初瀬と、Jリーグデビューとなる市丸を抜擢。

また、聖域と化しつつあった長沢をベンチに置いて、
アデミウソンとファン・ウィジョの2トップを採用し、
さらに、DFラインも3枚へ変更するなど、
試行錯誤している様子が垣間見えた布陣だったね。

ここ数試合の例に違わず、前半はなかなか攻撃の形が作れなかったけど、
時間が経つにつれてアデミウソンとファン・ウィジョのイメージが徐々に合い始め、
後半になると、最後のところが合えば1点という形は多く作れていたように思う。

結果的にまたしても無得点に終わってしまったことについては猛省する必要はあるけど、
「この日の2トップの連携が深まれば得点は増えるんじゃないか」という、
期待は持てる試合だった。



また、この試合は、中村俊輔と遠藤保仁という、
Jリーグを代表するクラックの共演という側面も持っていたけど、
またしても我らが遠藤は俊輔の引き立て役に回ってしまうことになってしまった。

俊輔にはマリノス時代から毎試合のようにセットプレーでやられているのに、
学習能力が無いのか、この試合でも自陣の深いエリアで易いファウルを献上し、
そのうちの2つを得点に繋げられてしまったのだけども、
あろうことか、1失点目に繋がるファウルを犯したのは、
本来、プレーでチームを牽引すべき立場であるはずの遠藤。

先週の水曜日の広島戦でフル出場してから中3日ということもあったのか、
この試合の遠藤は、攻撃ではカウンターのブレーキとなり、
守備では悉く後手を踏んでアフター気味のチャージを連発するなど、
明らかに動けていなかった。

長谷川健太としては、件の広島戦でゴールを決めた遠藤を起用し、
この試合でも攻撃の形成を丸投げしようと試みたのだろうけど、
このブログで何度も書いているように、37歳の遠藤を連戦で起用するのは、
コンディションを考慮すると厳しいものがある。

また、同じく大ベテランの域に差し掛かりつつある今野も、
代表戦で故障して以来、コンディションが上がってきていないし、
井手口もいつまで国内でプレーするかわからないという状況でもあるので、
この試合でJリーグデビューを飾り、及第点のプレーをした市丸を、
早々にボランチのローテーションに組み入れる必要があるんじゃないかな。

まあ、結果が出ていないので、実績のある選手を起用して、
保身に走ってしまう可能性も無きにしもあらずなんだけど。



次節はホームで柏戦。

春の日立台での試合では勝利しているけど、ここ最近のチーム状態や、
長谷川健太政権下での相性を考えると、どうしてもネガティヴになってしまう。

ただ、柏としても、優勝戦線に食らいついていくために負けられない試合が続くので、
アウェイだからと言って自陣に引きこもるような戦い方はしてこないと思う。

敵陣にスペースがある中で上手く先制点を奪って、
有利に試合を進めたいところやね。




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