2017年11月11日

ブラジル代表を接待するのではなく、ちゃんと試合をした日本代表



日本13ブラジル


まあ、さすがにブラジルに勝てるとは思っていなかったので、
この結果は予想の範囲内ではあるのだけど、
3年前にシンガポールで対戦した時に完膚なきまでに叩きのめされた相手に、
そこそこ健闘は出来たのかなと思う。

3年前のブラジルと言えば、ドゥンガの第二次政権下で、
チームに何とも言えない閉塞感が漂っていた時期だと思うんだけど、
コリンチャンスをクラブW杯優勝に導いたチッチが監督に就任して以降、
その閉塞感が払拭され、来年のロシアW杯優勝候補の最右翼であるブラジル相手に、
ここまでやれたというのはポジティヴに考えていいのではないだろうか。

結果的に実力の差を見せつけられたことには変わりは無いのだけど、
吉田のポスト直撃のFKや、川島のPKストップなど、
それなりに見どころの多い試合ではあったね。



ハリルホジッチは、先日のアジア最終予選のオーストラリア戦と同様に、
中盤に井手口、山口、長谷部というボール奪取力に長けた選手を配したことからも、
ポゼッションを放棄し、マイボールになったら縦に速くという狙いが見て取れた。

実際、山口がロングボール一本でチャンスを作る場面もあり、
良い試合の入り方が出来ていたと思うんだけど、
吉田が献上したPKをネイマールに決められてしまってから、
難しい試合になってしまったね。

吉田がファウルを取られたプレーに関しては妥当な判定だと思うので、
そこに関しては特に何も言うことは無いのだけど、
この判定を下したVARというシステムには賛否両論あると思う。

主審が映像を確認している間、試合が止まってしまうという弊害はあるけど、
そもそも、22人の選手たちが120m×90mのピッチで行うサッカーというスポーツを、
4人の審判で裁くというのは物理的に無理があると思っていたので、
個人的にはVARに賛成。

また、サッカーというスポーツがビジネス的に巨大化し、
W杯や欧州主要リーグが世界中で注目されるコンテンツとなった現在、
主審の判定の1つ1つには多くの目に晒されることになっているので、
誤審によるバッシングから審判を守るためにも、
VARというシステムは導入していく必要はあると思う。

何事も、新しいことをやり始めたばかりの頃は慣れないものだけど、
徐々に改良も加わっていくだろうし、
VARがサッカーというスポーツをより良くしていくと思って、
長い目で見ていく必要はあるんじゃないかな。



前半で3点を奪われて試合の大勢は決した形にはなったけど、
後半に槙野が1点を返して一矢は報いることが出来た。

ブラジル戦でのゴールはドイツW杯で玉田が挙げて以来、11年ぶりのことだとか。

ちなみにその槙野のゴールは我らが井手口のCKからだったけど、
井手口は2失点目に繋がるクリアミスを犯してしまったので、
プラマイゼロと言ったところかな。

ブラジルほどではないにせよ、次戦のベルギーも強豪であることに変わりは無いので、
胸を借りるつもりで試合に臨んで欲しいと思います。




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