2017年11月4日

大阪ダービーの楽しみ方がひとつ失われた



セレッソ大阪20川崎フロンターレ


セレッソが今まで一度もタイトルを手にしたことがないという事実を嘲笑することは、
多くのガンバサポにとって楽しみの一つである。

ところが、今日という日、
川崎フロンターレの手によってその楽しみは失われることになってしまった。

魅力的なパスサッカーを展開し、勝利とエンターテイメントの両立を志す川崎は、
タイトルに値するクラブだと思っていたし、
中村憲剛は聖杯を掲げるに相応しいクラックだと思っていたけど、
どうやら間違った認識をしていたようだ。

川崎のマスコットのフロンタ君のモチーフはイルカ。

イルカは漢字で海の豚と書く。

所詮は、川崎フロンターレも、
我々が忌み嫌うピンクの豚野郎と同類だったということなのだろうか。



川崎には家長と阿部という元ガンバ戦士が所属している。

今季のガンバは既にタイトル獲得の可能性が潰えているので、
ガンバサポの中には、ルヴァンカップ決勝の舞台で、
2人が憎きセレッソに一泡吹かせるというシナリオに
期待していた人も多かったのではないだろうか。

かく言う僕もその1人なのだけど、実際はそうはならなかった。

まあ、ガンバ時代からビッグマッチでの勝負弱さを露呈していた家長が、
この試合で奮わなかったのは想定内なのだけど、
阿部が悪い意味で川崎の選手になってしまっていたのは、一抹の寂しさを感じた。

ケガの影響もあり、
試合終盤に3枚目のカードとしてピッチに送り出された阿部だったけど、
ガンバ時代から幾度もゴールを陥れていたバイタルエリアからのシュートを
明後日の方向へ飛ばしたのには思わず頭を抱えてしまった。

3冠を達成した2014年シーズン、
長居でのダービーでも万博でのダービーでもゴールを決め、
我々を歓喜の渦へ巻き込んだあの日の阿部浩之の姿は、
この日の埼スタのピッチには無かったね。



リーグ戦での順位と言い、今回のルヴァンカップと言い、
今季は、客観的に見てもガンバよりもセレッソの方が、
国内サッカーにおける存在感の大きいシーズンになっている。

ただ、ガンバ大阪というクラブに携わる人全てが、
このままでいいと思ってはいないだろう。

来季の大阪ダービーでは、真の大阪がどちらなのかを改めて証明させてもらうから、
首を洗って待っておくんだな。















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