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2018年12月10日

すっかりオリヴェイラのチームになった浦和レッズ



天皇杯決勝行って来ました。





浦和レッズ10ベガルタ仙台


準決勝に進出していた鹿島がクラブW杯に出場する影響とは言え、
元日決勝のイメージが強い天皇杯の決勝が、リーグ戦の最終節の1週間後、
しかも日曜日のナイターで開催されるというのは違和感しかない。

また、国立競技場が改修中なので致し方ないとは言え、
一発勝負のカップ戦の決勝にも関わらず、
開催地が浦和のホームである埼玉スタジアムというのも仙台に同情したくなる。

ましてや、2016年のルヴァンカップ決勝で、
仙台と同じように完全アウェイの埼玉スタジアムで浦和と対戦することになった、
我々ガンバサポーターなら尚更だろう。

試合前は、仙台サポーターの声援が、
浦和サポーターの声援にかき消されるという状況を想像していたけど、
この試合に駆け付けた仙台サポーターは、
浦和サポーターの歌声が響く埼玉スタジアムの中でも、
しっかりとその声をピッチで戦う選手たちに届けていた。

惜しくも試合には負けてしまったけど、この試合のベガルタ仙台は、
ピッチで戦った選手達だけでなく、ゴール裏から声援を送り続けていたサポーターも含め、
拍手を送るに値するグッドルーザーだったと思う。



天皇杯を制し賜杯を手にした浦和は、来季のACLの出場権を獲得することになった。

かつてペトロヴィッチが率いていた頃の浦和は、
破壊力抜群の華やかな攻撃陣を擁する反面、
ここ一番で勝てないという脆さも併せ持っていたチームだった。

ところがこの試合では、先制点こそ年に1回お目にかかれるかどうかという、
宇賀神のスーパーボレーという華やかな形で奪ったけど、
その後はしぶとく仙台の攻撃を凌ぎ切って勝ち切るという、
逞しい試合運びをするチームに生まれ変わっていた。

思えば、シーズン序盤は成績が振るわずに、
昨季のACLを制した堀監督に代えて大槻ヘッドコーチを暫定監督に据えるなど、
お世辞にも順調とは言えなかった浦和だったけど、
鹿島で黄金時代を築いたオリヴェイラが監督に就任すると、
徐々にブラジル人の老将が持つ勝利のメンタリティが植え付けられていった。

クルピの耄碌した采配を毎試合のように見せつけられていたガンバサポーターの僕は、
日本を離れて7年経つオリヴェイラの就任を懐疑的に見ていたのだけど、
チームに規律を植え付けるリーダーシップと、
選手を奮い立たせるモチベーターとしての才は少しも錆びついていなかった。

まあ、もうガンバは宮本監督の下、建て直しに成功したので、
今さらクルピに関してこれ以上どうこう言うのもあれなのだけど、
結局のところ、同じブラジル人監督でも通用する人と通用しない人を見極められなかった
梶居の責任というところに帰結するのかなと思う。


これまでガンバと浦和はタイトルが懸かった試合で幾度も鎬を削ってきたけど、
ここ数年はタイトルが絡まないところで相まみえていた。

ただ、就任して約半年でここまでチームを仕上げてきたオリヴェイラが、
来季は開幕から指揮を執る。

ライバルの復権は我々にとって脅威ではあるけど、
またタイトルが懸かった試合で埼玉スタジアムに訪れることになるかもしれないと思うと、
今から来季が待ち遠しいね。

まあ、それは今季の終盤の9連勝した時のような強さを、
来季もガンバが発揮できればの話なので、よそのことを気にするよりも、
まずは自分たちが来季に向けてしっかりと準備をすることが大切だけども。















2018年10月27日

海の無い埼玉にビッグウエーブが起きた



ルヴァンカップ決勝に行って来ました。




湘南ベルマーレ10横浜F・マリノス


2016年1月3日、高校サッカー選手権の3回戦のカードは市立船橋vs東福岡。

そんな事実上の決勝戦とも言えるカードは、前後半の80分で決着がつかず、
PK戦の末に東福岡が市船を破って準々決勝に進出した。

試合後、地元・市船のファンで埋め尽くされていたフクダ電子アリーナは静まり返り、
項垂れる市船の選手たち。

その中で号泣していたのは、最後にPKを外した2年生の杉岡大暉だった。

あれから3年近い月日が経ち、あの日涙を流していた杉岡は、
湘南ベルマーレの一員として、
ルヴァンカップ決勝のピッチでゴールを叩き込んで見せた。

あの日のフクアリでの悔しい経験を糧に成長した杉岡が、
湘南ベルマーレというクラブに新しい歴史を刻んだ立役者となるという、
1人の選手のストーリーを垣間見た試合だったね。



杉岡だけでなく、湘南ベルマーレというクラブが歩んだ紆余曲折も、
今回のルヴァンカップ優勝の味わいをさらに深めてくれる。

湘南の暴れん坊という異名でJリーグの創成期を盛り上げたものの、
親会社の撤退によりクラブが存続危機にまで陥った。

2000年に市民クラブとして再出発するも、
長らくJ2の舞台を主戦場としていたクラブの風向きが変わったのは、
曺監督の就任であることに異論を唱える人はいないだろう。

「湘南スタイル」と呼ばれる運動量ベースのサッカーは、
これまで明確なスタイルを持たなかったチームに大きな軸を通した。

資金力に乏しいチームの宿命か、次々と主力を引き抜かれ、
曺監督になってからも2度のJ2降格を味わうことになったけど、
その度にJ1へ舞い戻り、湘南スタイルを貫く姿は称賛に値する。

湘南ベルマーレのタイトルは1994年度の天皇杯以来だけど、
あの時はフジタが親会社としてついていたベルマーレ平塚というクラブだった。

市民クラブの湘南ベルマーレとなって初めてのタイトルである今回のルヴァンカップは、
自分たちが貫いてきたスタイルが間違っていなかったことと、
フジタ撤退以降に味わった苦しい時代が報われたという2つの意味で、
大きなタイトルだったんじゃないだろうか。



対するマリノスは、今季、残留争いに巻き込まれながらも、
ポゼッションサッカーへの変革を推進し、
17年ぶりの戴冠を果たすべく埼玉スタジアムまで勝ち進んできた。

後半の怒涛の攻撃は目を瞠るものがあったし、
PKが与えられてもおかしくないような微妙なジャッジもいくつかあった。

ただ、それ以前に、この試合の前半のパフォーマンスが、
先週の吹田でのガンバ戦の後半の続きを見ているかのような
低調なものだったことに尽きるんじゃないだろうか。

正直、プランAがハマらなかった時に、
プランBを持っていないポステコグルーの采配に疑問を覚えることもある。

しかしながら、ビルドアップ時に扇原を2CBの間に落としたり、
山中と松原の両SBのアンダーラップなど、世界のトレンドではあるけど
他のJクラブであまり見ない戦術にチャレンジする姿勢は好感が持てる。

そのポステコグルーやウーゴ・ヴィエイラの去就に関する話が出ているけど、
マリノスには今のエンターテイメント性の高い路線を継続して欲しいと思うね。


1サッカーファンとして観戦するルヴァンカップの決勝は終わったけど、
来週はガンバサポーターとして埼玉スタジアムへ来る。

この日、ベルマーレとマリノスが見せたような熱い戦いを、来週も期待したいね。















2018年2月11日

もうピンクの連中の喜ぶ姿は見飽きた



川崎フロンターレ23セレッソ大阪


今年はW杯シーズンということもあり、
蹴春の訪れもいつもより早め。

我々ガンバ大阪は昨季も無冠に終わってしまったため、
今季の蹴春の到来もTVの前で迎えることになりました。

毎年同じようなことを書いているけど、
獲っても獲らなくてもどちらでもいいタイトルとは言え、
昨季のタイトルホルダーとしてこの試合に臨むということは、
それ相応の名誉があることなので、
この試合をTVの前で見ているという事実には悔しさを覚えるね。

さらに今年に限って言えば、
そのTV画面にお隣のピンク色の連中が歓喜に沸く映像が映し出されていたため、
ガンバサポ的には例年以上に胸糞の悪いゼロックス杯になってしまったね。

客観的に見ても、今のセレッソのチーム力が高いのは事実だけど、
だからと言って奴らをこれ以上調子に乗せるわけにはいかない。

4月21日の吹田でのダービーを楽しみにしておくんだな。



大久保の復帰や齋藤学の獲得など、例年以上に派手なオフを過ごした川崎に対し、
現有戦力の維持に努めたセレッソ。

両者とも来週にACLを控える中で、
どのような布陣でこの試合に臨んでくるのかと思っていたら、
昨季に引き続き同チームに所属している選手を送り込んできたので、
あまり目新しさは無かった。

ただ、セレッソに関しては、昨季と変わり映えしないスタメンの中から、
中盤の大黒柱のソウザが欠場していたにも関わらず、
チーム力が上がっている印象を受けた。

結果だけ見れば1点差の僅差の試合だったように見えるけど、
ボールを握って戦う川崎が相手だったにも関わらず、
内容はセレッソの圧勝だったことからも、そのチーム力の高さが窺い知れる。

セレッソの選手をほめるのは癪に障るけど、
柿谷、杉本、清武といった、年齢的にも脂ののった代表クラスの選手たちが、
クラブチームで長い時間プレーしていれば、
連携の向上とともにチーム力が上がってくるのも必然なのかなと思う。

まあ、そのうちの1人の清武は、またしてもこの試合で負傷交代してしまったけども。

幸い大事には至らなかったみたいだけど、
この選手の最大の敵は、相手チームじゃなくて自身のケガだということを、
改めて認識させられたね。



川崎に関しては、セレッソよりも長いオフを過ごしていたせいか、
まだ試合勘が戻っていないように見受けられた。

マイボールの状況で軽率なロストも散見されたし、
球際も淡白だったように思う。

まあ、昨季のJ1を制するほどの力はあるチームだし、
徐々にギアが上がってくると思うので、そこまで心配する必要は無いだろうね。

それに、試合の最終盤にゴールを決めた大久保の動きを見る限り、
かつて3年連続得点王を獲得した男の復帰は大きいと思う。

FC東京から1年での出戻りということで賛否両論あったけど、
やはり川崎の水は大久保に合っているんだろうね。

なんか、セレッソを褒めたり、大久保を褒めたり、
普段しないことをしたせいか、体がかゆくなってきたぞ…



例年であれば、ゼロックスの翌週からリーグ開幕なので、
そろそろシーズンが始まるなという感覚があるけど、
今季の開幕は24日からなので、
どことなくギアが入りきらないところがあるのが正直なところ。

ただ、2週間なんてそんなことを言っている間にすぐ過ぎるので、
我々サポーターも名古屋との開幕戦に向けて、
徐々に気持ちを盛り上げていきたいところやね。

昨季の終盤は低調な試合を続け、
井手口が移籍したにもかかわらず、目立った補強も無く、
これまで経験が無いほど新シーズンに向けた期待値が低い我が軍ですが、
新監督のクルピの手腕を以て、良い意味で裏切って欲しいものです。
















2018年1月1日

これほどまでに不愉快な新年の始まりはあっただろうか



明けましておめでとうございます。

本年も駄文をインターネット上に流し続けている、
幣ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

毎年、天皇杯の決勝は、
ガンバが進出するしないに関わらず現地で観戦するというのが、
ここ10年ぐらいの慣習になりつつあったのだけど、今年は断念。

と、言うのも、新年早々、セレッソの試合を見るために、
労力を割くというのが癪に障るからというのが理由だったのだけども。


セレッソ大阪21横浜F・マリノス


頭が痛い。吐き気がする。

別に体調が悪い訳でも、正月休みで二日酔いと言う訳でもないのだけど、
どれもこれも隣のあいつらのせいだ。

ピンク色の連中の泣きっ面を拝むために、
マリノスに期待してTV観戦していた俺が馬鹿だった。

川崎と言い、横浜と言い、神奈川県のクラブは、
セレッソにタイトルを与えなければいけないという協定でも結んでいるのだろうか。



そうは言うものの、この試合で先制したのはマリノスの方だった。

準決勝の柏戦で試合を振り出しに戻した時と同様に、
”俺たちの”下平からのアシストで、
伊藤翔がキム・ジンヒョンの守るゴールを破ってみせた。

ただ、その後もマリノスは、カウンターから何度もセレッソのゴールに迫るものの、
追加点を奪うまでには至らず、結果的にこれが試合運びを難しくしていった。

さらに、バブンスキーをベンチに下げたあたりから、
中盤でボールが持てなくなったような印象を受けたね。

対するセレッソは、先制を許し、前半は後手を踏む戦いを強いられたたものの、
後半に入ってからはきっちりと修正。

リードしながらも試合運びに難儀するマリノスを尻目に、
松原のクリアミスを山村がゴールネットに突き刺し、
試合を振り出しに戻すことに成功したね。



その後、両チーム互いに譲らず、延長戦にもつれ込むことになったわけだけど、
意外な形で試合が動くことになった。

山村が左サイドから上げたクロスに対し、
飯倉が飛び出しの判断を誤ってファーサイドにスペースを空けてしまうと、
そこに走り込んだ水沼がヘディングで合わせ、セレッソが勝ち越し。

準決勝の柏戦で見せたような神懸かり的なセービング然り、
糸を引くような鋭いフィードキック然り、個人的に飯倉は好きなキーパーなんだけど、
時折、この手の闘志が空回りしたプレーをしてしまうのが残念なんだよな。

昨季まで、今、浦和にいる榎本とポジション争いをしていたけど、
榎本在籍時に飯倉がポジションを奪いきれなかったのは、
この辺に原因があるんじゃないかなと思うんよね。



結局、この水沼のゴールが決勝点となり、
セレッソが今季2冠を達成することになりました。

ルヴァンカップの時も同じことを思ったけど、
やはりセレッソの選手たちが喜んでいる姿を見せつけられるのは、
気分が良いものではない。

それだけに来季の大阪ダービーに向けて、
より一層、負けられないという気持ちが強くなったね。















2017年11月4日

大阪ダービーの楽しみ方がひとつ失われた



セレッソ大阪20川崎フロンターレ


セレッソが今まで一度もタイトルを手にしたことがないという事実を嘲笑することは、
多くのガンバサポにとって楽しみの一つである。

ところが、今日という日、
川崎フロンターレの手によってその楽しみは失われることになってしまった。

魅力的なパスサッカーを展開し、勝利とエンターテイメントの両立を志す川崎は、
タイトルに値するクラブだと思っていたし、
中村憲剛は聖杯を掲げるに相応しいクラックだと思っていたけど、
どうやら間違った認識をしていたようだ。

川崎のマスコットのフロンタ君のモチーフはイルカ。

イルカは漢字で海の豚と書く。

所詮は、川崎フロンターレも、
我々が忌み嫌うピンクの豚野郎と同類だったということなのだろうか。



川崎には家長と阿部という元ガンバ戦士が所属している。

今季のガンバは既にタイトル獲得の可能性が潰えているので、
ガンバサポの中には、ルヴァンカップ決勝の舞台で、
2人が憎きセレッソに一泡吹かせるというシナリオに
期待していた人も多かったのではないだろうか。

かく言う僕もその1人なのだけど、実際はそうはならなかった。

まあ、ガンバ時代からビッグマッチでの勝負弱さを露呈していた家長が、
この試合で奮わなかったのは想定内なのだけど、
阿部が悪い意味で川崎の選手になってしまっていたのは、一抹の寂しさを感じた。

ケガの影響もあり、
試合終盤に3枚目のカードとしてピッチに送り出された阿部だったけど、
ガンバ時代から幾度もゴールを陥れていたバイタルエリアからのシュートを
明後日の方向へ飛ばしたのには思わず頭を抱えてしまった。

3冠を達成した2014年シーズン、
長居でのダービーでも万博でのダービーでもゴールを決め、
我々を歓喜の渦へ巻き込んだあの日の阿部浩之の姿は、
この日の埼スタのピッチには無かったね。



リーグ戦での順位と言い、今回のルヴァンカップと言い、
今季は、客観的に見てもガンバよりもセレッソの方が、
国内サッカーにおける存在感の大きいシーズンになっている。

ただ、ガンバ大阪というクラブに携わる人全てが、
このままでいいと思ってはいないだろう。

来季の大阪ダービーでは、真の大阪がどちらなのかを改めて証明させてもらうから、
首を洗って待っておくんだな。















2017年2月18日

ゼロックス杯をご覧になる際は、部屋を明るくしてTVから離れてご覧下さい



ここ2年、蹴春の到来はスタジアムで迎えていた我らがガンバ大阪ですが、
昨季は無冠に終わったため、今季は、大人しくTV観戦。

獲っても獲らなくてもどっちでもいいタイトルではあるけど、
昨季のタイトルホルダーとしてこの試合に臨むということは、
それ相応の名誉があることなので、
来季のゼロックス杯では、青と黒のユニフォームを纏った選手たちが、
ピッチを駆け回っていることを願いたいね。


鹿島アントラーズ32浦和レッズ


チームカラーが赤の両クラブですが、
ショッキングピンクの鹿島と、蛍光イエローの浦和という、
お互いに目がチカチカしそうなユニフォームを身に纏って行われたこの試合。

ここ数年、2ndユニフォームのデザインを勝負しているクラブも多いけど、
さすがにこの試合の絵は、TVアニメだと、
「○○をご覧になる際は部屋を明るくして、TVから離れてご覧ください」という
テロップが出そうなビジュアルだったわ。



オフに積極的な補強を行った鹿島は、現状のベストメンバーとも言える布陣で、
今季最初のタイトル獲得を目指したのに対し、
浦和は、ミッドウィークのACLを見据えて、柏木、槙野、
ラファエル・シルバといった主力組をベンチ外にするなど、
この試合に懸ける両クラブの温度差のようなものが垣間見えたね。

試合展開は、ボールを支配して敵陣に攻め入る浦和に対し、
鹿島は、自陣で守備ブロックを形成しカウンター狙いという、
ある程度予想できたものだった。

ただ、浦和の攻撃のコンビネーションって、
誰が出ても同じサッカーが出来るというものではなくて、
かつての西野ガンバのように、
同じ選手が長い時間一緒にプレーすることで熟成されてきたものなので、
選手を入れ替えると質が低下する傾向があるように思う。

実際、ボールを支配している浦和は、アタッキングサードでの連携の精度を欠き、
鹿島はカウンターから多くの決定機を多く作り出していた。



この試合で幾度も発動された、鹿島の良質のカウンターの起点となっていたのは、
今季、新潟から加入したレオ・シルバ。

ボール奪取力と展開力の両方を、
高い次元で兼ね揃えた31歳のブラジル人MFの存在感は、
質の高い中盤を構成する両軍の中でも際立っていた。

皮肉にも、レオ・シルバが永木との交代でピッチを後にしてから、
鹿島が試合を振り出しに戻されたことも、この試合に於ける、
レオ・シルバの重要さを際立たせることになってしまったね。

永木も日本代表に選出されるレベルの実力者ではあるんだけども。



興梠と武藤のゴールで同点に追いついた浦和は、
勢いをそのままに勝ち越し点を奪いにいったけど、
思いもよらない形で失点を喫してしまう。

ゴールラインに向かって転がったボールに対し、
遠藤航と西川が譲り合うような形になり、
その間隙を突いた鈴木優磨が勝ち越しゴール。

金崎に代わってピッチに立ったものの、
これといって試合に関与できていなかった鈴木優磨だったけど、
勝敗を決める重要な場面で確実に仕事をするあたり、持っているなと思わされた。

何度も決定機が訪れながら、ゴールを奪うことが出来ず、
チームを勝利に導けなかったズラタンと比べると雲泥の差だったね。

また、この失点の場面以外にも、前半の遠藤康のFKに繋がったファウル然り、
この試合での遠藤航のパフォーマンスには閉口させられた。

以前から思っていたことだけど、CBとして起用するには高さと強さは無いし、
だからと言ってボランチで使うほどパスセンスも無いこの選手が、
なぜ五輪代表のキャプテンを務めるほど評価されているのかわからない。

まあ、そんな選手を起用し続けてくれる方が、
対戦相手からすればありがたいんだけども。



いよいよ来週からJリーグが開幕。

まあ、ガンバに関しては、既にACLのプレーオフを戦っているので、
既に開幕している感覚もあるけども、リーグ戦を戦うのは、
昨年の11月3日以来だから、そう考えると随分久しぶり。

ただ、リーグの開幕節の前に、ACLのグループリーグの初戦、
アデレード戦が控えているので、アウェイとは言え、
Aリーグで最下位のクラブに確実に勝利することで、
リーグに向けて弾みをつけてほしいなと思います。















2017年1月2日

まるで最初から手元にあったかのように賜杯を掲げた鹿島アントラーズ



あけましておめでとうございます。

本年も、インターネット上に駄文を垂れ流し続けている、
幣ブログを何卒よろしくお願いします。



マリノスに負けた時点で、誰かにチケットを譲ろうかなとも思ったんだけど、
「元日の予定は空けておいてください」という、我らが主将の言葉を受け、
ガンバが天皇杯決勝に進出することを前提に、
天皇杯観戦込みで実家に帰省する年末年始のスケジュールを立てていたので、
吹田スタジアムに足を運ぶことにしました。

ただ、贔屓のクラブの試合ではなくても、
元日の決勝の心が洗われるような独特の雰囲気は、
何度味わっても良いものだし、
試合自体もとても見応えのあるものだった。




このブログで何度か書いているけど、
川崎のような志の高いサッカーをしているクラブには、
タイトルという形で報われてほしいと思っている。

だから、どちらかと言うと川崎寄りのスタンスで観戦していたんだけど、
ボールを支配してもなかなかシュートを打つところまで辿り着けず、
セットプレーやバイタルエリアで簡単に鹿島の選手をフリーにして、
失点を喫しているところを見る限り、
シーズンの後半にチームのバランスを崩してから、
立て直せないままここまで来てしまったような印象を受けたね。

決勝の相手がゴールドコレクターの鹿島ということもあって、
シルバーコレクターの川崎は分が悪いという見方がされていたけど、
どこが決勝に出てきても、厳しい試合を強いられたように思う。

まあ、もっともこの試合は延長戦までもつれ込んだわけやけど、
川崎が粘ったからと言うよりは、
鹿島が、赤﨑というハンデを、
自らに課して試合に臨んでいたからじゃないだろうか。

赤﨑の代わりに金崎がスタメンで出ていたら、
90分で試合は終わっていたように思う。



対する鹿島は、チャンピオンシップから連戦続きで、
コンディション的に相当厳しかったと思うけど、主将の小笠原が、
自ら怒りのパフォーマンスでチームに鞭を揮い、チームを奮い立たせるなど、
カップ戦のファイナルでの手綱さばきはさすがの一言。

中村憲剛との場数の違いから来る、経験値の差を見せつける格好になったね。

そして、決勝ゴールは、
その小笠原との交代でピッチに入ったファブリシオだったわけやけど、
チャンピオンシップでスイッチの入ったチームの中で、
どこか蚊帳の外のような感があり、
見た目も含めてネタ外人なのかなと思っていたけど、
最後の最後で仕事をしたね。

思えば、いつぞやの天皇杯決勝で、ネタ外人枠と思っていたダニーロが、
決勝ゴールを決めて鹿島が優勝したこともあったし、
タイトルを獲得する時は、こういう思わぬ選手の活躍っていうのも、
重要なんやなと再認識させられたわ。



これで2016年シーズンの公式戦は全て終了。

リーグと天皇杯の2冠を達成し、
CWCで2位になってもなお、積極的に補強に動いている鹿島。

風間監督との4年半の蜜月に終わりを告げ、
鬼木監督共に新たな歴史を作っていこうとする川崎。

我らがガンバも含め、2017年シーズンのJリーグも、
熱い試合がたくさん見られることを期待したいね。
















2016年12月4日

大阪ダービーは好きだけど、セレッソ大阪が勝つのは嫌いだ



セレッソ大阪10ファジアーノ岡山


僕は東京に住んでいるので、自分の周りにいるガンバサポーターは、
「浦和戦が一番燃える」と言う人が多いんだけど、
大阪在住だった頃も含めて15年と言う、
人生の半分の年月をガンバサポーターとして過ごしている自分にとって、
一番燃える試合は今も昔も大阪ダービーである。

なので、今回、セレッソがJ1昇格プレーオフを制したことで、
来季から大阪ダービーが復活するのは、喜ばしいことのはずなんだけど、
セレッソの選手が喜んでいる姿を見るのは気分が悪いので、
非常に複雑な心境でセレッソのJ1昇格と言う事実を受け止めている。



条件反射的に、セレッソの対戦相手のチームを応援する癖がついているせいか、
この試合でも、何の躊躇もなく岡山を応援。

自身が元セレッソであるにも関わらず、
「J1に大阪のチームは2つもいらんでしょ」なんて、
大きなことを言っていた、我らがキング・カジの存在も、
岡山を応援する要素になったね。

前半、セレッソに主導権を握られながらも、
粘り強く耐えて0-0で試合を折り返し、
後半から前に出ていくというのは、岡山のプラン通りだったと思う。

ただ、強い雨が降っていた影響もあったとは思うけど、
平凡な繋ぎのミスや、ボールのコントロールを誤る選手が多く、
何度か訪れたカウンターのチャンスも、決定機につなげることができなかった。

チーム最多得点の押谷が体調不良でこの試合を欠場した影響はあっただろうけど、
この戦力では、J1に上がったところでまともに戦えないだろうなと、
思わざるを得なかったね。



ただ、岡山と比べて戦力が充実しているはずのセレッソが、
岡山と対して変わらないレベル感のサッカーをしていたのには驚かされた。

ガンバサポがセレッソを見ているので、
どうしてもかなり偏見の入った評価になってしまうけど、
どうやって点を取るのか、どこでボールを奪うのかと言った、
共通理解がチームの中に存在せず、
タレントの質だけでなんとなくチームが成り立っている感が否めなかった。

こんなサッカーをしているようでは、
これまで昇格プレーオフを勝ち抜いてJ1昇格を決めたクラブと同様に、
1年でのJ2降格の憂き目に遭うだろうね。

まあ、もっとも、来季は大熊がフロントに戻り、
ベンチには尹晶煥が座ることになると思うので、
こんな無秩序なチームは今季で見納めになるだろうけども。

ただ、セレッソの軟弱な選手たちが、
尹晶煥がサガン鳥栖で見せていたような、「走れ、ぶつかれ」の、
軍隊サッカーを体現できるとは想像し難いけどね。



これまで、大阪ダービーは何度も行われているけど、
吹田スタジアムで行われるダービーは初めてなので、
これまでとは違う雰囲気が味わえるという意味での楽しみはあるね。

3年ぶりにJ1のピッチに戻って来るセレッソに、
J1の厳しさを改めて教えてやろうじゃありませんか。















2016年12月3日

鹿島を勝利へ導いたペトロヴィッチ



浦和レッズ12鹿島アントラーズ


お互いに様子を窺いながら試合を進めていた1stlegとは打って変わって、
チャンピオンシップを制するためには、
2点以上を奪ったうえでの勝利が必要な鹿島が、
序盤から前掛かりに出たことで、早い時間帯から動きの多い試合になったね。

また、1stlegでは、家本の神経質な笛が、
試合を細切れにしていた感があったけど、
この試合を裁いた佐藤隆治主審が、上手く試合をコントロールしたことで、
お互いに攻守の切り替えが早く、球際の激しい好ゲームを見事に演出したね。

両チームのファン以外の人が見ても満足できる、
好ゲームだったんじゃないでしょうか。



この試合の先制点は浦和。

右サイドからの高木のクロスを、ファーでフリーになっていた興梠が、
見事なボレーで鹿島のゴールマウスを陥れたね。

このゴールは、アタッキングサードで興梠と入れ替わるような形で、
ニアサイドへ走ってマークを引きつけ、ファーの興梠をフリーにした、
武藤のフリーランニングが秀逸だったね。

すると、やられた側の鹿島が、
前半の終盤に、同じような形のゴールで同点に追いついたのは面白かった。

遠藤康が利き足とは逆の右足で上げたクロスに対し、
ファーでフリーになっていた金崎が頭で押し込んだものだったけど、
この場面では柴崎がニアへ走ってマークを引きつけていたからね。

同点に追いついたことで勢いづいた鹿島は、
後半34分に、鈴木優磨が槙野に倒されて得たPKを、
金崎が決めて逆転に成功。

1点リードして、残りの時間で茨城県の南沿岸部に伝わる伝統芸能、
鹿島るを披露し始めた鹿島の選手たちの前では、
リーグ戦で鹿島に勝ち点差15をつけていた浦和ですら無力だったね。



アウェイで行われた1stlegで勝利し、ホームで行われた2ndlegでも先制し、
圧倒的に有利と見られていた浦和が敗北。

ここ数年、終盤の失速でタイトルを獲得できずにいた浦和だったけど、
10月のリーグ戦とルヴァンカップの決勝で目の当たりにした浦和からは、
憎たらしいほど強かった2000年代中頃の雰囲気が感じられたので、
正直、この結果は意外だった。

結果的に、槙野のPK献上が試合を決定づけることになってしまったけど、
この試合の戦犯はペトロヴィッチだったのは火を見るよりも明らか。

前半のうちにタイスコアに戻されたとは言え、
チャンピオンシップ制覇のために鹿島はあと1点必要な状況だったので、
有利なのは浦和の方だったはずなのに、
何を思ったのか、青木、駒井、ズラタンと、
バタバタと交代カードを切って、チームのバランスを崩し、
みすみす鹿島に付け入る隙を与えてしまった。

2年前のリーグ32節や、今年の元日の天皇杯決勝などで、
ガンバサポーターは既視感のある光景だったんじゃないだろうか。

リーグで勝ち点74という素晴らしい成績を残したけど、
これはあくまで浦和の選手達の頑張りによるもので、
この監督自身は何も成長していないんじゃないかと思わせられる試合だったね。



昨季は、年間勝ち点1位の広島が順当にチャンピオンシップを制したことで、
理不尽な状況は起きなかったけど、
今季は、2ステージ制というルールにより、
リーグ戦3位の鹿島が年間チャンピオンという、
歪な状況が出来上がってしまった。

そして、その2ステージ制の被害者になったのは、
2ステージ制復活に一番反対していた浦和だったというのは、
何と言う皮肉だろうか。

まあ、来季からはまた1シーズン制に戻るので、
浦和の皆さんは、気を取り直して年間勝ち点1位を目指してください。

ただ、強いチームがずっと勝ち続けられるほど、
Jリーグは甘くないよとは言っておくけどね。















2016年11月30日

追加副審を無効化する主審



鹿島アントラーズ01浦和レッズ


1stステージ優勝の鹿島と、2ndステージ優勝の浦和。

年間順位では両者の間には15もの勝ち点差が存在するけど、
2004年まで行われていたチャンピオンシップと同じ構図になったことは、
チャンピオンシップの歪なルールを、少しばかり納得できるものにしたと思う。

ガンバサポの自分が言うのもなんだけど、
1stステージも2ndステージも優勝していないのに、
年間3位に入ったという理由で、
勝ち点で11も水をあけられていた首位のチームと、
年間王者を懸けて戦うという昨季の状況は、おかしなものだったからね。

ところが、シャーレは1年で1番勝ち点を稼いだクラブが相応しいと、
浦和にPKを与えるという方法で主張したのは、この日の試合を裁いた家本政明。

鹿島陣内に於ける興梠に対する接触は、
ファウルと見るにはあまりにも厳しいものだった。

シーズンのラストにJリーグを盛り上げる要素を作るというのが、
2ステージ制移行の理由の1つにあったと思うんやけど、
Jリーグの審判のレベルの低さを、
地上波のゴールデンタイムで発信することになってしまったのは、
Jリーグのお偉方にとっては誤算だったんじゃないだろうか。



ただ、良くも悪くも、この試合の見どころはこのPKだけだったように思う。

タイトルが懸かっていることもあり、
お互いに様子を窺うような試合展開だったため、
両チームのサポーター以外の視聴者からすれば、
動きが少なくて全体的に面白味に欠ける試合だった。

また、火曜日の夜の陸の孤島・鹿島という、
興行的に無謀とも思える条件で試合を行ったこともあり、
タイトルが懸かったビッグマッチにも関わらず、
観客がスタジアムの半分ほどしか入らないという状況も、
試合の寒さに更に拍車を掛ける要因になった。

おそらく、23日に準決勝を行ってから、
26日か27日に決勝の1stlegを行うのは、選手のコンディション的にも厳しいし、
チケットを売る期間も短いということで、
29日の火曜日に試合を行うことになったんだろうけど、
そもそも、興行的な側面の強いチャンピオンシップを、
土日に行えない日程になっている時点で、
レギュレーションが破綻している気がするわ。

まあ、今週末に埼玉スタジアムで行われる2ndlegは、
既にチケットが完売しているそうなので、
試合のグレードに相応しいスタジアムの雰囲気になりそうなのが幸いだけれども。















2016年11月23日

鹿島アントラーズのテンプレート対応



川崎フロンターレ01鹿島アントラーズ


チャンピオンシップの準決勝と言えば、
昨季、丹羽のループバックパスポスト直撃からのカウンター発動で、
藤春が右足ボレーで決勝ゴールを叩き込むという、
ガンバ史に残るネタを提供してくれた試合だった。

まあ、今季のチャンピオンシップの舞台に、
ガンバの姿が無いのは残念ではあるけど、
今季はこれまで数々の劇的な試合を演出してきた等々力が舞台。

さぞ白熱した試合が見られることと思っていたけど、
対戦相手がそんなお遊びに付き合ってくれるような、
ノリの良いチームではなかったのが川崎にとっての不運だったね。



試合を通して見ると、川崎がボールを握る時間が長かったけど、
チョン・ソンリョンの手を煩わせるような、
決定的なチャンスが多かったのは鹿島の方だった。

この試合の唯一の得点となった、後半の早い時間帯の金崎のゴールは、
左サイドの山本からの左足でのクロスを合わせたものだったけど、
右利きの左SBの山本にしてみれば、右でクロスを上げた方が、
自然な場面だったと思うんよね。

ただ、前半の終盤に、右サイドの西からのクロスに対し、
土居がフリーで合わせようとする場面があったので、
クロスに対して川崎の守備陣が中の選手を掴まえきれてないと判断して、
逆サイドから同じような攻め方をしたんじゃないだろうか。

また、1点ビハインドの川崎が、田坂に代えて登里を投入し、
攻勢に打って出ようとしたのを受けて、ファブリシオに代えて三竿を投入し、
永木を1列前に上げて封殺した采配も見事だった。

過小評価されている感のある石井監督だけど、
昨季のナビスコカップ決勝で、宇佐美のサイドにカイオをぶつけて、
宇佐美を守備に忙殺させることでガンバの攻撃を機能不全にさせたように、
相手の長所を消すのは上手い監督だと思うね。



今季のリーグ最終戦後の記事にも書いたけど、
個人的には、川崎が志向しているサッカーに好感を持っているので、
いつかタイトルという形で報われてほしいと思っている。

ただ、この試合では、ケガ人が多かったというエクスキューズもできるけど、
それ以上に、まだタイトルが懸かったビッグマッチを残しているという状況で、
指揮官とエースが退団を発表するという状況は、
クラブの情報統制上、どうだったのかと疑問符が付く。

タイトルを獲得して2人を気持ちよく送り出そうと、
チームが一致団結すればよかったんだろうけど、
むしろ他の選手に動揺を与えた方が大きかったんじゃないだろうか。

川崎が悲願の初タイトルを獲得するのは、
今季は非常に大きなチャンスだと思うので、
残された天皇杯に懸けるということになるんだろうけど、
ウチもディフェンディングチャンピオンの座を易々と譲るつもりはありませんよ。



これで、今季のチャンピオンシップの決勝は浦和vs鹿島に決定。

リーグ戦でのパフォーマンスがそのまま発揮されれば浦和が勝つだろうけど、
天皇杯のラウンド16から2週間以上試合間隔が空いているので、
そこが吉と出るか凶と出るかというところかな。

鹿島は、川崎に勝って意気揚々と浦和との試合に臨めるけど、
あれだけチャンスがあったわりに追加点が奪えなかったり、
終盤のパワープレイでバタバタしているのを見ると、
本調子ではないようには見受けられるね。

いずれにせよライバル関係バチバチの両クラブだけに、
熱い試合が見れそうやね。














2014年2月22日

ゼロックスが届ける春の訪れ



例年はJリーグの最終節が終わってから、
次のシーズンが始まるまでゆっくりしているもの。

ただ、今オフは、引っ越しと転職活動という、
個人的なイベントが2つあったので、いつになくバタバタとしたオフシーズンだった。

そのせいか、なかなか頭がJリーグモードに切り替わらなかったんやけど、
やはり、ゼロックスを見ると、「いよいよ始まるな」って感じで、背筋が伸びるね。


サンフレッチェ広島20横浜F・マリノス


「今日の広島はいつになくロングボールを使用しますね」って、
実況のアナウンサーの言葉に同調する、解説の北澤や都並に、どうも違和感を感じた。

ペトロビッチが監督だった頃にやっていたパスサッカーのイメージが強い広島やけど、
事実、森保が監督になって、Jリーグを連覇した広島のスタイルは、
ソリッドな守備からのカウンター。

横浜のCBの中澤がオーバーラップしたことで、
DFラインの統率が乱れたタイミングを見計らって、
右サイドのミキッチをロングボールで走らせ、
折り返しのボールを野津田が決めた先制ゴールのシーンは、
森保が監督になってからの広島の強かさが象徴されたシーンやった。



対する横浜は、相変わらずセットプレーでは相手に脅威を与えられるものの、
流れの中でどういう風に攻めるのかをまだ模索しているという感じやったね。

端戸や矢島も悪い選手ではないんやけど、
昨シーズンの終盤はゴール欠乏症に陥ったとはいえ、
前線で攻撃の核になっていたマルキーニョスを神戸に放出した穴は、
大きいんじゃないだろうか。

あと、名古屋から移籍してきた藤本がまだフィットしきれていないように見えたね。

齋藤学もクロスをフリーで得意の左足で合わせたシーンがあったけど、
あれを決めてれば、良いイメージをもって新シーズンに臨めていたかもしれない。



前半6分に広島が先制して以降、スコアは動かなかったけど、
後半21分に、広島の浅野が野津田のスルーパスに抜け出して追加点。

出し手と受け手の息がピタリと合った、見事なゴールやったね。

しかも、2人とも2年目の19歳の選手っていうから驚き。

毎年、主力選手を埼玉の赤いチームに引き抜かれているけど、
個人に依存しないサッカー、蓄積された若手育成のノウハウ、
そして、若手をサポートできるベテランが揃っているということから、
チーム力が簡単に低下しないのかもね。

試合終了間際に決定的なシーンをハンドで防ぎ、
通常のリーグ戦だったら一発レッドでもおかしくない、
アンスポーツマンライクなプレーを見せた横浜に対し、
「広島強し」というのをまざまざと見せつけた試合やった。



いよいよ来週からJリーグが開幕。

昨年は一度しか行かなかった万博にさっそく参戦してきます。

相手は先程話題にも出した埼玉の赤いチーム。

個人的には、セレッソの次に燃える相手やし、
ACLに出ないのにも関わらず、今季も大型補強を行っているので、
倒し甲斐のある相手やね。

こちらは宇佐美不在で苦しい試合が強いられるやろうけど、
チーム全体で勝ち点3を獲得して欲しいね。














2013年11月2日

勝負に徹した方がタイトルを獲得した。それだけの話。



柏レイソル10浦和レッズ


東京五輪に向けた改修工事に入るため、
今の国立競技場でナビスコの決勝が開催されるのは、これが最後。

いつもは秋晴れの中で行われることの多いナビスコ決勝やけど、
この日は、ちょっと趣が違って、重たい雲が空を覆い、
時折、しとしとと雨が降る中で行われた試合やった。



浦和も柏も同じフォーメーション、つまりミラーゲームやったわけやけど、
両チームが志向するサッカーは全くの対極。

ボールをポゼッションしながらゴールを目指す浦和と、
低い位置でブロックを作り、カウンター狙いの柏という試合展開になったね。

まあ、ベストメンバーの浦和に対し、
柏は、出場停止やケガ人やらで、5人主力を欠いてたから、
こういう戦い方をせざるをえなかったのかなとも思う。

それにも関わらず、柏が先制するんだからサッカーは面白い。

前半終了間際に、藤田のストレート系のクロスを、工藤が合わせたものやったけど、
柏としては、この日、初めてと言っても良いチャンスを得点に結びつけたね。

工藤は決勝点を挙げただけでなく、守備で槇野と対峙するシーンも多く、
攻守両面で存在感が際立ったね。

ゴールを挙げたのが工藤でなくても、MVPに相応しい活躍やったと思うわ。



1点入ると、後半は、これまで劣勢だった柏の方が、チャンスを多く作った。

前掛かりになる浦和のDFラインの裏を突いて、何度か決定機を迎えたけど、
ここは浦和のGKの山岸の奮闘もあって、得点には結びつかなかったね。

浦和は、後半終了間際に興梠が同点ゴールを挙げたかに見えたけど、
これはオフサイドの判定。

どう見てもオフサイドに見えたけど、線審が旗を挙げてなかったから、
「あれ?ゴール認められたの?」と思ってたら、
柏の選手が抗議して、オフサイドの判定がなされ、これはノーゴールに。

「オフサイドとわかっていたけど、喜んでいたらゴールと認められると思った」とか、
柏木がよく分からんこと言っていたけど、
もうちょっと早く判定を下していれば、これほど揉めることもなかったのに。

Jリーグには、2ステージ制云々の議論をする前に、
審判の質の向上に努めてほしいと思うわ。



タイトルの懸かった試合で、いつも通りに戦った浦和を、
勝負に徹して戦った柏が降した。

今年の元日の天皇杯決勝でも思ったけど、
2011年のリーグ優勝を経験した事で、柏は勝負強くなったね。

ガンバが最後にこの舞台に立ったのは2007年の話。

もう6年も経ったのか・・・来年はこの舞台に帰って来たいね。

まあ、仮にその時が訪れたところで、
試合会場が国立では無いっていうのは残念なところではあるねんけども。













2013年2月23日

Jリーグ王者にミラーゲームを挑むのは蛮勇だと思う



約1ヶ月ぶりの更新です。

この1ヶ月、身内にあまり喜ばしくない出来事が立て続けに起こってしまって、
バタバタしていたこともあり、あまりブログを更新する気が起きなかったんやけど、
蹴春到来を告げる、ゼロックスのタイミングに合わせて、
また元気にブログ再開といきたいと思います。


サンフレッチェ広島10柏レイソル


広島の布陣はお馴染みの3-4-2-1。

昨シーズンからの変更点と言えば、
浦和に移籍した森脇のところに、塩谷が入っただけで、
基本的には、Jリーグを制した去年のやり方を踏襲といったところか。

そして、驚かされたのが、柏も広島と同じ布陣、
3-4-2-1を敷いて、この試合に挑んできたということ。

先週のちばぎんカップでもこの布陣をテストして、0-3で大敗を喫したのにも関わらず、
2週続けてこの布陣を敷いてくるとは、
ネルシーニョは、2013年はこのやり方でいくって決めてるんかね?

広島相手にミラーゲームを仕掛けて、逆に返り討ちにされるという、
去年の開幕戦での浦和と同じ轍を踏みそうな臭いは、
試合前からプンプンしてたわ。



ところが、試合前の予想と反して、キックオフ直後から試合のペースを握ったのは柏。

組織としての成熟度はイマイチでも、レアンドロ・ドミンゲスや、
ジョルジ・ワグネルといった、個人技に長けた選手がいるから、
なんだかんだボールを前まで運んで、チャンスを作ってしまうという印象。

この良い時間帯に工藤に2回ほど決定機が訪れたんやけど、
これを決められなかったのが、痛かったかな。

対する広島は、前半の20分過ぎぐらいから、
ボールをポゼッションすることでリズムを掴み始めると、
前半29分に、青山が左サイドから上げたクロスを、
ニアサイドで水なんとかさんが、後ろに逸らし、
これを佐藤寿人がジャンピングボレーで菅野の守る柏のゴールに叩き込んで、
広島がセンセーショナルな形で先制!!

正直、あんまり寿人って好きな選手じゃないんやけど、
あのゴールは素晴らしいと言わざるを得ないわ。



1点ビハインドになったことで、柏はハーフタイムあたりで、
去年までの慣れ親しんだ4-2-3-1に戻してくるかなと思ったけど、
結局、試合が終わるまで変更無し。

正直、1トップを務めたクレオや、右サイドに入ったキム・チャンスは、
フィットしているとは言い難いし、
運動量に欠けるジョルジ・ワグネルの左WBでの起用は厳しいように感じた。

柏の左サイドと言えば、橋本和のアップダウンが、
良いアクセントになってたと思うんやけど、
今、ケガでもしてるんだろうか?

まあ、なんにせよ、ネルシーニョがこの先も3-4-2-1に拘るんであれば、
柏のファンはちょっと辛抱が必要かなと感じたね。



1点リードを奪ってからの広島は、ブンブン振り回してくる柏のパンチを、
ひらりひらりと受け流しながらカウンターを仕掛けるという、
昨シーズンのJリーグ王者の貫録さえ感じさせる戦いぶりやった。

寿人を早々にベンチに下げるなど、ミッドウィークに控えている、
ACLを睨んでの用兵術にも余裕を感じられたね。

ただ、ACLでは浦項、北京国安、ブニョドコルといった、
かなり厳しいグループに入ってるし、
特に、Jリーグでは見られない、韓国、中国勢のフィジカル的な戦い方に、
どれだけ対応できるかと言うのが、見どころではあるね。



いよいよ来週からJリーグが開幕。

あの、失意の12月1日から、もう4ヶ月が経つのか…。
ついこの間のように感じられるけど、月日の流れは早いもんだな。

今年は、ゼロックスを戦った両チームとは、戦うステージが異なるけど、
1年でまたJ1の舞台に帰って来れるように、
また頑張って応援していきたいと思います。














2012年11月3日

20回目のナビスコ決勝の主役は柴崎と家本だったね



鹿島アントラーズ21清水エスパルス


奇しくも、ナビスコ決勝の前哨戦となった先週末のリーグ戦で、
清水がアウェイで鹿島を降したのを見て、
なんとなく、ナビスコの決勝は鹿島が勝つんじゃないかと思ってた。

なんでかって言われると、上手く説明はできないんやけど、
ほら、あれやろ、鹿島って、相手サポに「いけるやん」って思わせておいて、
うまいこと“うっちゃる”のが得意やん?

それで、今回も同じ事が起こるんじゃないかなって思ったわけ。

結果的に、俺が思ってた通りの結果になったわけやけど、
そこに至るまでのプロセスはちょっと予想できなかったな。



試合は、やっぱりカップファイナルということもあって、
全体的に、両チームとも大きなリスクを冒して攻めるような場面は少なかった印象。

まあ、清水はオープンな打ち合いの展開に持って行きたかったんやろうけど、
鹿島がそんな風に相手の土俵で試合をしてくれる訳も無く、
なんとなく予想できた展開ではあったね。

試合が動いたのは、後半28分に柴崎が自ら得たPKを沈めて、
鹿島が先制点を挙げたところから。

そもそも、柴崎がこのPKに繋がるファウルを得たシーンは、
鹿島が清水のCKのチャンスを防いだところから始まってんのよね。

このシーンに象徴されるように、相手CKからの鹿島のロングカウンターは、
もはや形式美といってもいいぐらいの完成度の高さやと思うわ。



カップ戦のファイナルという舞台で、百戦錬磨の鹿島相手にビハインドを許し、
残り時間もロスタイムを入れて20分ぐらい・・・と、
清水にとっては絶望的な光景が目の前に広がっていたとは思うけど、
そんな状況をワンプレーで打破できるファンタジスタが、
国立のピッチにいた事を忘れていた訳ではあるまい。

その男の名は、家本政明。

多分、このまま試合が終わったら、
エンターテイメント性に欠けると判断したのやろうか、
お得意の“帳消しPK”を発動。

CKの競り合いのシーンで清水にPKが与えられ、
このPKを大前が沈め、清水が同点に追いついたね。

正直、リプレイのVTRを見ても、
どの辺がファウルやったのかさっぱりわからんかったけども。

それにしても、家本の暴走は、はたから見てる分には面白いんやけど、
自分の応援しているチームの試合は裁いてほしくないよな。

特に鹿島は、去年のナビスコ決勝でも、
東城の謎のジャッジで青木が退場させられてるし、
さすがに同情してしまったわ。



家本の思惑通りなのか、試合はこのまま延長戦に突入したけど、
延長に入ってすぐに、試合を決定づけるゴールが生まれたね。

増田のサイドチェンジを受けた西が、
上手いボールコントロールで中へ侵入し、柴崎へパス。

これを、柴崎がワンタッチ目をわざと大きめに蹴り出してマーカー2人を振り切ると、
そのまま強烈なシュートをゴール左に突き刺し、
鹿島に勝ち越しゴールをもたらした。

この試合での柴崎のプレーは、1点目のPKに繋がったファウルを貰ったシーンや、
決勝ゴールを挙げたシーンといい、ダイナミズムを感じるようなものが多くて、
正直、「こんな選手やったっけ?」って思いながら見てたんよね。

柴崎って、高校時代から遠藤の後継者みたいな感じで言われてて、そのせいで、
俺が遠藤と柴崎のプレーと比べて見てしまってるからやと思うんやけど。

確かに、高校時代の柴崎の方が、遠藤と通じる部分は多かったように思えるんやけど、
鹿島でプレーするようになって、
また違った才能を発揮するようになってきたってことかね。

個人的に、日本代表での遠藤の後継者は柴崎だと思っているので、
順調に右肩上がりの成長を続けていって欲しいね。

まあ、お隣の左利きのボランチは、ガンバサポの感情として、
遠藤の後継者として推したくないから柴崎でっていうのが本音なんですが。



延長戦の終盤は、清水がパワープレーを仕掛けて、
曽ヶ端の守るゴールに攻め込むも、
こんな単調な攻撃で鹿島のゴールが割れるはずも無く、そのまま2-1で試合終了。

鹿島が5度目のナビスコカップ戴冠を果たしました。

2年続けて審判が目立ち過ぎてるナビスコ決勝やけど、
それにも関わらず連覇を成し遂げた、鹿島を素直に称賛したいと思うね。

っていうか、そんなに荒れた試合だった印象は無かったのに、
終わってみれば、両チーム合わせてイエローカードを10枚も提示してる家本って、
一体何なんやろう?



これで、今年のナビスコカップは終了したわけやけど、
ナビスコのチャンピオンって、その後失速するのが、
結構、お約束のパターンだったりするよね?

鹿島は現在リーグ戦で13位やから、ここから良い具合に失速して、
ガンバと残留争いをやりましょう。

鹿島の皆さんの残留争いのご参加を心よりお待ち申し上げています。














2012年5月20日

西野さんは単身赴任がお好きなのね



神戸・西野新監督が意欲「もう一度、アジアの頂点に」


西野さんの神戸の監督就任については、正式発表される前から、
もはや確定事項のように報道されてたから、今更驚きとかは無いけど、
いざ決まるとやっぱり複雑な部分はあるよね。

「選手のスタイルを尊重して、新しい戦い方にチャレンジしていきたい」という、
西野さんの言葉やけど、ガンバでポゼッションサッカーをやっていたことで、
「西野朗=攻撃的なポゼッションサッカー」っていうイメージがついてるけど、
本来は、所属している選手の特徴を見極めたうえで、
チームを作っていくタイプの監督やから、
いきなりガンバでやっていたようなサッカーをやろうとはしないと思う。

ガンバの監督になった当初は、マグロン目掛けた放り込みのサッカーをやっていたしね。

まあ、そのマグロンが故障離脱して、前線のターゲットマンが不在になったことで、
ボールを繋いで攻めざるを得なくなったことが、
後のガンバのポゼッションサッカーに繋がったわけやし、
神戸でも、その辺は臨機応変に対応するんとちゃうかな。

どちらにせよ、神戸は良い監督を手に入れたと思うわ。



こんなことを書くと、
ガンバは監督を変えなかった方が良かったんじゃないかと言われそう…、
と、言うか、実際に職場でサッカーの話してる時に言われてるんやけど、
俺はあんまりそういう風には思っていない。

西野さんが両手離しで称賛できるほどスーパーな監督だったかと言われると、
そうじゃないことぐらい、ガンバサポならよくわかってるはず。

華麗で攻撃的なサッカーに酔う一方で、
「ああでもない、こうでもない」と言いながら、試合を見つめていたわけやしね。

去年はリーグ最多得点で優勝争いもしたけど、試合内容のクオリティは年々下がってたし、
世代交代も上手くいって無かったから、遅かれ早かれ、
今のガンバのような事態になることは目に見えてた気がする。

でも、去年の年末の段階で、スパッと西野から松波にスイッチしとけば、
もうちょっと傷口は浅くて済んだんやろうけど、
今は亡き、山なんとかさんが、やれ呂比須だのセホーンだのとか言い出したのが、
全ての元凶やと思ってるんやけどね。



なんか、途中から西野さんの話じゃなくて、
ガンバの監督人事に対する愚痴になってしまった。

まあ、Jリーグ最多勝監督である西野さんの現場復帰は、素直に喜ばしいことやし、
懐刀の橋本もいる神戸で頑張って欲しいと思う。

でも、ガンバ戦での勝利と、ウチの10番の引き抜きだけは勘弁してくださいね。














2012年3月3日

柏の勝利が蹴春到来を告げる



蹴春到来を告げるゼロックススーパーカップ。

ガンバが最後にゼロックスに出場したのは、まだ2年前の話やけど、
もう随分前のことのように感じるなぁ。

来年、このピッチに戻って来れるように、今年はタイトルを獲得して欲しいね。


柏レイソル21FC東京


試合は前半から、右サイドでキレのある動きを見せる石川を起点に、
FC東京がボールを支配し、柏ゴールに攻め込んでたね。

ただ、柏は、人数を掛けて相手のサイド攻撃を無理に封じようとはせず、
サイドはある程度破られても、中央をしっかりと固める感じで守ってたね。

FC東京は、前半の最初らへんこそ、
石川や新加入のアーリアがシュートを打つシーンがあったけど、
この柏の守備戦術が徐々にハマってくると、
思うようにチャンスが作れなくなってしまった。

そして、そこで飛び出した、試合の流れを変えるジョルジ・ワグネルの一撃。

FC東京のボールの失い方も良くなかったけど、
あの距離からゴール右隅へのコントロールされたミドルシュートは圧巻の一言やったわ。



ジョルジ・ワグネルのゴールで試合の主導権を握った柏は、
勢いをそのままに前半終了間際のPKで2点目を奪うわけやけど、
このPKに繋がった森重のファウルは、ちょっと厳しかったかなと思う。

まあ、VTRを見たら、森重が北嶋をふっ飛ばしてるように見えるけど、
自陣PA内でボールが高く上がった場合、DFは競った相手を倒すことよりも、
ボールをクリアする方に必死になると思うから、あれは故意じゃないと思うな。

前に同じようなシーンがあって、審判に注意されたのに、
また同じことをやったんなら、ファウルを取られても異論は無いけど、
1回目でいきなり笛を吹くのは厳しいかなと思う。

まあでも、森重にはラフなイメージがあるから、
そこが西村さんの判定にマイナスに作用したのかもしれへんね。



後半に入っても、しばらく柏のペースが続いたけど、
FC東京が選手交代で流れを引き戻したね。

まずは石川に代えて、こちらも新加入の渡辺を投入し、アーリアを2列目に下げた。

この日のFC東京はルーカスとアーリアの2トップでスタートしたけど、
どちらも中盤と絡みたがるタイプの選手やから、
柏のDFラインの裏を突く選手がいなくて、せっかくボールを繋いで攻めても、
柏のボランチとDFラインの間で詰まってるような印象があったね。

でも、純粋なストライカータイプの渡辺を投入し、
アーリアが2列目に下がったことで、アーリアが良い感じに中盤と絡んで、
ゴール前に侵入して行けるようになったね。

これがFC東京のこの試合で唯一挙げたゴールに繋がったんじゃないかと思う。



あと、谷澤に代えて投入された羽生は、神出鬼没なポジショニングで、
柏のDF陣を撹乱していたね。

城福、大熊時代はボランチで起用されることの多かった羽生やけど、
久々に2列目で使われて、オシムが率いた千葉時代の、
オフザボールの動きが蘇ったような感じやったね。

でも、フリーでシュートを打つシーンが2度あったのに、
どちらも決められなかったのはいただけなかったけど。



ただ、この状況をネルシーニョが黙って見ている訳は無く、
田中を澤と代えて、中盤を厚くして対応してきたね。

また、澤が投入されたのと同時に、北嶋を新加入のリカルド・ロボと代えたけど、
この選手が柏に馴染めば、また厄介な事になりそうやなと思ったね。

この試合のロボは、まだフィットネスが万全じゃないのか、
あまり動きが良くなかったけど、
どこからでもゴールを狙える抜群のシュート力は、他チームにとって脅威やね。



その後、柏はアン・ヨンハを投入して守備を固め、
追いすがるFC東京を振り切って勝利を収めました。

試合が終わって、敗れたとはいえFC東京は、良いチームに仕上がってるなと思ったけど、
それ以上に、柏の手堅い強さが光ったね。

この試合を見る限り、柏が今年のリーグ優勝候補である事に異論は無いけど、
柏にはACLとリーグ戦を並行して戦うという苦行がこの先待ち受けてるから、
そう簡単にはいかんやろうね。

まあ、ACLを戦うのはガンバも同じやし、しかも、その初戦が3日後に迫ってる。

2012年シーズンも熱い戦いが多く見れる事を期待したいね!!














2012年1月1日

ルーカスと今野を眺める天皇杯



史上初となる、J2のチーム同士の天皇杯決勝戦。

まあ、選手の顔ぶれだけ見れば、J1でも上位を狙えそうな東京を、
J2のチームとして扱う事に違和感はあるけど、
準々決勝、準決勝の京都の戦いぶりを見てたら、
健闘するんじゃないかと淡い期待は抱いてたんやけどね。

蓋を開けたら、去年のJ2の戦いぶりをそのまま反映したかのような、
東京の順当勝ちやったね。


FC東京42京都サンガ


2011年シーズンの浦和、川崎、甲府あたりのチームを見てると、
長年そのチームに根付いたスタイルを壊して、新しいものを作ろうとすると、
万事上手く事が運ばない限り、上手くいかないんやなっていうのがわかる。

加藤監督がやっていた、4バックにCB4人を並べる守備的なサッカーから、
大木監督の攻撃的なスタイルに急激な方向転換を行った京都も、
浦和や川崎と同じ部類やと思ってた。

少なくとも、京都がJ2の下位に沈んでいた、去年の夏ごろまではね。

でも、後半戦の快進撃や、今回の天皇杯決勝進出を見て、
たった1年足らずで、今まで京都がやっていたサッカーと、
全く違うスタイルのサッカーを、チームに浸透させた、
大木監督の指導力の高さが窺えたね。

京都のサッカーを見ていると、「もっとピッチを広く使えよ」と言いたくなるけど、
あえて人の多い所を、ショートパスを駆使して突破して行く、
あれこそが、甲府の監督時代から続く大木監督の信念。

負けたチームをこんなに褒めるのも、なんか違和感あるけど、
京都には若い選手が多いし、このスタイルがチームに根付けば、
なかなか面白いチームになるんとちゃうかな。



対する東京は、元日の決勝戦は初めてということやったけど、
ナビスコの決勝戦を経験している選手が多い事もあってか、
変に固くなっている選手もいなくて、皆ノビノビやっている印象。

特に、石川の動きがキレてるなぁって思ってたけど、
個人的には、やっぱりルーカスに目が行ってしまうね。

ルーカスは、この試合で2得点を挙げたわけやけど、
得点を量産するタイプのFWでは無いものの、
こういう大一番での勝負強さは、流石の一言やね。

中央での巧みなボールキープや、相手ボールの際の、労を厭わないディフェンスを見て、
俺が知っているルーカスと、何も変わらないルーカスがそこにいることに、
懐かしい気持ちになったわ。



でも、ガンバサポ的には、今年の事を考えると、
ルーカスよりも今野を見ておいた方がいいのかな?
と、思ったので、今野にも注目して試合を見てました。

京都に先制点を献上しながらも、京都に試合の主導権を渡さなかったのは、
直後に今野が同点ゴールを決めたからっていうのが大きかった。

でも、得点より守備面で「さすがやな」って思う部分が多かったね。

後半、京都の選手がボールを持った時、
もう1テンポ早くシュートやパスを選択していれば、
チャンスになるなって思う部分がいくつかあったけど、
それをことごとく潰しているのが今野やった。

危険な場所がわかってて、なおかつ寄せるタイミングとかも秀逸って感じ。

ザッケローニが代表監督になって、継続的に代表戦に出場していることもあってか、
スケールアップした感があるよね。

ディフェンスの選手にとって、ブラック企業なガンバ大阪やけど、
それでも来てくれるって言うなら、諸手を広げて歓迎しますよ。



2011年は、柏がJ1昇格即リーグ優勝を決め、東京がJ2と天皇杯のW優勝と、
この間まで下のカテゴリーで戦っていたチームの躍進が目立った年やった。

でも、言い方を変えれば、今までJ1を戦ってきたチームが、
不甲斐無かったとも言えるよね。

個人的には、これ以上サプライズはいらんから、去年J1を戦ったクラブは、
そういった不甲斐なさを2012年シーズンにぶつけて欲しいなと思うね。













2011年10月29日

文化の日じゃない国立で、ナビスコカップを掲げたのは鹿島!

 
 
ガンバがナビスコの決勝に進出すると見込んで、
今日の予定を空けてたのに、その見込みは結局外れてしまい、
今年のナビスコ決勝もTV観戦になってしまいました。
 
そして、TVの前で「来年こそは」って思うのも、
毎年恒例になってきてるから、そろそろこの繰り返しから脱却したいところやね。
 
 
浦和レッズ01鹿島アントラーズ
 
 
正直、どっちにも勝って欲しくない試合やったけど、
勝負事やからそういう訳にもいかず。
 
延長を含め、120分間の戦いの末、
国立の女神が選んだ勝者は、鹿島でした。
 
 
 
試合の序盤は、シュート数に於いても、
ボールポゼッションに於いても五分五分といったところ。
 
ただ、浦和の生命線である、原口・梅崎の両翼に前を向いてのプレーを許さず、
ボールを奪ったら、シンプルな展開でゴールに迫るあたり、
鹿島のペースで試合が進んでいるのかなと言う風に見受けられたね。
 
対する浦和も、ゴール前まで持ち込む場面はいくつかあったけど、
両翼とエスクデロを含めた3人のうちの誰か1人が、
単発で仕掛けているっていう印象やった。
 
ただ、両チームとも攻撃的だったかと言われると、そうではなくて、
これぞカップ戦の決勝というべきか、
お互い随分慎重に試合を進めているように見えたね。
 
 
 
そんな慎重な内容の前半とは打って変わって、
後半は序盤から一気に試合展開が動いたね。
 
その発端となったのが、浦和の山田直輝の退場。
 
後半2分と5分に立て続けにイエローを貰っての退場やったけど、
両方とも、そんなに無理して止めにいくような場面じゃ無かったから、
軽率なプレーとしか言いようが無いね。
 
 
 
これで数的優位となった鹿島は一気に攻勢に出たけど、
浦和が柏木をボランチの位置に下げて、
4-4のラインをきっちりと作って対応してきたから、
チャンスは何度も迎えるけど、決め切れなかった。
 
マルキーニョスがいた時は、ここであっさり1点取って、
後はだらだら時間使って逃げ切る、お得意のパターンに持ち込めたんやろうけど、
試合の主導権は握れても、試合を決定づける選手がいないから、
リーグ戦で思うように勝ち点を伸ばせてないんかなと思ったね。
 
そして、後半35分には鹿島の青木が2枚目のイエローを貰って退場。
 
でも、この青木の退場に繋がったファウルは、
イエローどころか、ファウルになるかどうかも微妙なラインやし、
あれでカードを出されたら、DFは何もできへんわ。
 
まあ、東城がすごい韓流好きで、フジテレビのサッカー中継を盛り上げようとして、
こんな笛を吹いたって言うんやったら、納得できなくもないけど。
 
 
 
試合は結局、10人対10人でスコアレスのまま延長戦へ突入。
 
ただ、数的不利の状態で30分以上走り続けた浦和の選手にキレは感じられず、
数的同数になったのにも関わらず、
浦和はまだ1人少ない状態で試合しているかのようやった。
 
そんな満身創痍の浦和に、大迫がゴールという引導を渡し、
今年のナビスコカップは終幕しました。
 
 
 
まあ、たかがナビスコカップと言いますが、されどナビスコカップ。
 
鹿島が優勝して喜ぶ姿を見るのは、
あまり気分のいいものじゃありませんな。
 
もちろん来年こそはという気持ちはあるけども、
来年の話をすると鬼が笑うとか言うし、今はリーグ戦に集中しましょう。
 
奇しくも、来週、万博に迎えるのは、
今日、国立でナビスコカップを天に掲げた鹿島です。
 
俺も、ラムダッシュのイベントを含めて参戦するので、
ナビスコ優勝チームを、今リーグ戦で優勝争いしているチームが、
負かすところ見たいもんやね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2011年9月28日

所詮は弱い方ということですわ

 
 
セレッソ大阪16全北現代
 
 
まあ、所詮セレッソやから、そのうち負けるやろなと思ってたけど、
いくらなんでも弱過ぎるやろ。
 
前半はまだ持ち堪えてたけど、
後半に2点目入れられてから、やられ放題やったやんけ。
 
先週の1st legが終わった後のブログで書いたように、
別にセレッソを応援してたわけじゃないけど、
ガンバに勝って次のステージに進んだんやから、もうちょっと根性見せろよって感じ。
 
どれだけの日本人がこの日のセレッソを応援したか知らんけど、
一応日本代表として戦ってんのに、こんなみっともない姿を国際舞台で晒すなよな。
 
 
 
確かに、前半開始直後にキム・ボギョンが鼻骨を砕かれたシーンに象徴されるように、
ラフプレーは多かったけど、韓国とか中国のチームってこんなんやん。
 
彼らのラフプレーを肯定する気はさらさら無いけど、
全北がこういうプレーをしてくることは、事前に予想できたわけやから、
今更、大声を上げて指摘するような問題じゃないと思うし。
 
まあ、そう考えると、ガンバがアジアチャンピオンになった時は、
決勝トーナメントで韓国・中国勢と当たらなかったのはラッキーやったと思うね。
 
 
 
でも、この試合で一番驚いたのは、後半の松木やったな。
 
あんなにおとなしくサッカー観戦できるんやね。
NHKで中継してんのかと錯覚してしまいそうやったわ。
 
 
 
セレッソがACL敗退したことで、JのチームがCWCの出場権を得るためには、
リーグ優勝して、開催国枠での出場を狙うしかなくなりました。
 
とは言っても、残りのリーグ戦をCWCの出場権の為に戦うっていうのは、
ちょっと違うかな。
 
ガンバがACLを制した時も、CWCに出たいっていう気持ちじゃなくて、
純粋にアジアチャンピオンになりたいっていう気持ちの方が強かったと思うしね。
 
だから、Jリーグの優勝チームにCWCの出場権が与えられるっていう風になっても、
純粋にリーグ優勝をしたいっていう気持ちがブレたらアカンと思う。
 
CWCとか、そんなんは一旦横に置いといて、
あの銀皿を天高く掲げることを目標に、1試合1試合戦っていきたいね。