2011年11月28日

毎度のことながら、シリアとの試合は難しい

ロンドン五輪最終予選のグループCで、
グループ首位を争うライバルのシリアとの対戦。
 
FIFAランキングで言えば、日本の方が大幅に上回っているけど、
今年1月のアジアカップ然り、日本がシリアと対戦すると、
苦戦を強いられるイメージがある。
 
この試合も、国立での試合だったとはいえ、
難しい試合になるんとちゃうかなって思ってたんよね。
 
 
日本21シリア
 
 
試合は前半から、どちらかと言えば日本がボールを持ってたけど、
マレーシアやバーレーンと試合した時と違って、
そんなにボールポゼッションで圧倒してたわけじゃなかった。
 
中盤でボールを回されて、ミドルシュートを打たれる場面も多かったしね。
 
試合後にCBの鈴木が言ってたように、
ロングボールを多用してくると読んでいた日本の守備陣は、
低い位置からボールを繋いで攻めてきたシリアの攻撃に、
戸惑っているようにも見えたね。
 
まあ、こういう風に、相手が出方を変えてきた時に、上手い具合に修正できないのは、
若い世代のチームによく見られる悪い傾向ではあるねんけども。
 
 
 
ただ、シリアは、日本に対していかに攻めるかという部分では、
上手くいってたけど、いかに守るかという部分では、
同じようにいってなかったように思えた。
 
特に、解説の岡田さんも指摘してたように、日本がクロスを上げる際に、
ファーサイドの選手を誰も見てないっていう場面が多くて、
前半終了間際の濱田の先制ゴールも、後半の大津の勝ち越しゴールも、
ファーサイドでのヘディングから生まれたものやった。
 
正直、もうちょっとこのパターンから決定機を作れたと思うんやけど、
バーレーン戦の時も思ったけど、左SB比嘉の左足のクロス精度は、
もうちょっとなんとかならんのかな。
 
 
 
後半に同点に追いつかれた展開はいただけなかったけど、
終盤に勝ち越して、勝ち点3を積み上げられたことは大きかったと思う。
 
大津は、ドイツでは満足に出場機会を得られてないけど、
こういう土壇場で勝負強さを発揮できるということは、
厳しい環境でちゃんと自分の能力を高めてるんやなって感心したわ。
 
これで年内の五輪予選の試合は終わりで、
次戦は2月にアウェイに乗り込んで再びシリア戦です。
 
次の試合は、A代表の試合との兼ね合いで今回はメンバーから外れた、
清武や原口らも入ってくるやろうから、
総力戦でここに勝って、ロンドン五輪の出場権を勝ち取って欲しいね。
 
 
 
 
 
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2011年11月26日

想いは日本平へ繋がった

2011年シーズンのホーム最終戦ということで、アキラ然り、橋本然り、
この試合がガンバの一員として万博で戦うラストゲームになると思うと、
どうしても感傷的になってしまう部分はある。
 
そんな来季のチーム編成に関しては、色々書きたい事はあるけど、
前節の新潟戦を引き分けたことで、可能性は低くなったとはいえ、
優勝の可能性はまだ残ってるので、今は目の前の1試合1試合に集中するのみ。
 
残り2試合は『ガンバ大阪の西野監督』なんで、
その事に関してはシーズンが終わったら、改めて書きたいなと思う。
 
 
ガンバ大阪10ベガルタ仙台
 
 
この日のガンバのスタメンは、前節の新潟戦で、
途中出場から殊勲の2ゴールを挙げた川西をトップ下に置く、
ダイヤモンド型の中盤を採用。
 
そして、累積警告で出場停止の山口の代役には、
開幕戦のセレッソ戦以来のスタメンとなるジョンヤを起用してきたね。
 
 
 
前半の最初の方は、ここ最近の試合ではお馴染みの光景。
 
全体的に動き出しが少なくて、足下へのパスを繋いでるうちに、
相手に囲まれて、ボールを取られてカウンターを食らうの繰り返し。
 
ただ、中澤、ジョンヤの“使われる側”のCBコンビが、
思いの外、良い働きをしてくれて、守備の破綻をきたすのを防いでたね。
 
 
 
すると、左サイドの藤春の位置から徐々に良い形が出来始めて、
ガンバがリズムを掴むと、前半25分にその藤春のクロスを、
イ・グノがヘディングでゴールネットに突き刺し、ガンバが先制。
 
最近の藤春は、自信をつけてきているのがプレーに表れてるよね。
 
オーバーラップしてくるタイミングも良くなったし、
クロスを上げる時に減速する悪癖も改善されてる。
 
守備面に関しても、仙台の俊足ウィング太田とのマッチアップを制してたし、
これは、下平がまた左SBのレギュラーの座を奪い返すには、
相当なアピールが必要かもしれへんな。
 
 
 
1点リードした後は、ガンバがボールを支配して試合を進めてたけど、
追加点を奪えるまでには至らず、ハーフタイムへ。
 
後半に入ると、前半はほとんど上がってこなかった、
仙台の菅井と田村の両SBが積極的にオーバーラップを仕掛けてくるようになり、
ガンバは徐々に押し込まれていってしまった。
 
そんな劣勢の中で、イ・グノが武井とのワンツーから決定的な場面を迎えたけど、
これを決め切ることができなかった。
 
試合が終わってから振り返ってみると、
ここで決めとけば、試合終了間際にあんなにヒヤヒヤする事もなかったんやけどね。
 
 
 
そのガンバが押し込まれた要因のひとつが、川西→二川の交代やったかなと思う。
 
これは別に川西が良くて二川が悪いって言ってるんじゃなくて、
川西がいる時は、中盤がダイヤモンド…と、言うか3ボランチ気味だったので、
真ん中の人数が多くて、仙台の攻撃をサイドへ追いやることができてたけど、
二川が入って中盤を従来のボックスにしたことで、真ん中の枚数が減って、
仙台に中のスペースを与えてしまう格好になってしまった。
 
これによって、仙台の10番梁に司令塔としてタクトを振われてしまい、
さらにガンバの選手たちが気持ちの面で守りに入ってしまったことも重なって、
試合の終盤にはあんなに防戦一方になってしまったんかなと思う。
 
でも、何度も「やられた!!」っていう場面を迎えながらも、
最終的に失点しなかったのは、DF陣と藤ヶ谷の体を張った守りと、
仙台の決定力不足に助けられたからやろうね。
 
 
 
西野朗の万博ラストゲームは、彼が作り上げたチームらしくない、
1-0というスコアでの幕切れとなりました。
 
でも、首位の柏がセレッソと引き分けたことで、
最終節へ優勝の望みが繋がったね。
 
名古屋もまだ上にいるし、厳しい状況ということには変わりは無いけど、
明神の言う、“最高のシナリオ”を信じて、日本平へ行きたいと思います。
 
 
 
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2011年11月23日

バーレーンのGKの手から落ちてきた勝ち点3を日本が拾った

日本20バーレーン
 
 
格下のマレーシア相手に手を焼いた鳥栖での試合を見る限り、
今回のアウェイに乗り込んでのバーレーン戦は、苦戦するんじゃないかと思ってたけど、
それほど苦労すること無く勝ち点3を手にすることができたね。
 
まあ、その最たる要因は、バーレーンのGKのキャッチングに難があったこと。
 
大津の先制ゴールのシーンもそうやったけど、
なんでもないようなボールをファンブルするシーンがあまりにも多かった。
 
ただ、前半にCKを2,3本蹴った時点で、
相手のGKが下手な事はなんとなくわかってたんやから、
ハイボールのクロスとか、遠目からのミドルシュートを効果的に使えば、
あと2,3点は取れた気はしなくもないけどね。
 
その点、権田の安定感はこの日も流石の一言やったわ。
 
 
 
このU-22代表を見ていると、
どうしてもボランチとCBが弱いなぁっていう印象を抱いてしまうんやけど、
その分、2列目のタレントの豊富さに関しては目を瞠るものがあるね。
 
この試合でも、清武と原口がA代表の試合の関係で招集されなかったけど、
代わりに先発メンバーに名を連ねた、大津が結果を残したね。
 
スタメンに大津の名前があった時は、
「ドイツでもほとんど試合に出てないし、大丈夫かよ!?」って思ったけど、
あの、所々に遊び心の感じられる緩急のつけたドリブルは、
原口や宇佐美のそれと違って、独特のリズムを生み出してたね。
 
後半は消えてしまった感があったけど、
先制点を挙げた前半のパフォーマンスは十分合格点を与えられるものやった。
 
あと、山田直輝も、東のゴールのきっかけとなったシュートを放ったりして、
バーレーン守備陣を脅かす動きをしていたけど、そんな試合中の好パフォーマンスも、
相手の4番に踏まれて頭から流血したシーンを見た後では、
印象が薄れてしまったのが残念。
 
っていうか、山田は代表に行く度に、
なにかしらケガを負って帰ってくるイメージがあるわ。
 
 
 
次戦は27日にホームで2位シリア戦。
 
ここで勝てれば、五輪出場権がグッと近づくだけに、
是が非でも勝ち点3が欲しいところやね。
 
シリアには結構苦戦するイメージがあるから、
十分警戒して試合に臨んで欲しいわ。




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2011年11月19日

”魔境”ビッグスワンの魔物は雨雲と共に現れる


 
ビッグスワン行ってきました。
 

“魔境”と呼ばれたこの場所で、ガンバは昨年、一昨年と2連勝中。
 
悪いイメージは払拭できたかに見えたけど、
よく思い出してみると、ビッグスワンでの苦い記憶って、
雨とセットで蘇ってくるような…。
 
そして、この日の天候は雨。
 
悪い予感が当たらない事を祈るばかりやったけども、
こういう予感ほど的中してしまうもんやねんよな。
 
 
ガンバ大阪22アルビレックス新潟
 
 
前線からの積極的なプレスから高い位置でボールを奪い、
シンプルに逆サイドへ展開して守備陣に左右の揺さぶりをかける。
 
山形や長谷川健太時代の清水などが実践してきたガンバ攻略法やけども、
新潟もこのやり方を徹底してくるチームのひとつやね。
 
そして、例によって例のごとく、前半のガンバは、
ボールを前に運べなくて苦しんだけど、新潟のパフォーマンス以上に、
ガンバのパフォーマンスが悪かった印象が強いね。
 
相手が前から来るんやったら、シンプルに最前線のイ・グノを裏へ走らせたり、
藤ヶ谷へ戻して組み立て直すのも手やと思うんやけど、
下手に繋ごうとするから、余計に相手のプレスの餌食になってたように見えたわ。
 
前半は、どっちに転ぶかわからない微妙な判定が、
ほとんどガンバに有利に転んでたから、なんとか助かってたけど、
下手したら前半は1失点どころで済まんかったかもしれんかった。
 
 
 
ハーフタイムに二川と武井に代えて、
スンヨンと佐々木を投入したけど、さほど効果は出ず。
 
それどころか、左SBの藤春に代えてFWの川西を投入し、
3バック気味にした途端、その左サイドを破られクロスから失点。
 
山口もクロスを上げさせないようにもうちょっと頑張って欲しかったし、
ブルーノ・ロペスへのマークもお粗末やった。
 
藤ヶ谷はもうちょっとDF陣に対して怒ってもいいと思うんやけどな。
 
前半からDFのミスで何度もピンチを迎えてるのに、
淡々とプレーしすぎな気がするわ。
 
 
 
試合は残り20分で2点ビハインド。
 
こんな絶体絶命の状況に陥って、ようやく目が覚めたのか、
ここからのガンバの攻撃は、鬼気迫るものがあった。
 
そして、そのガンバの攻撃の終着点として機能したのが、途中出場の川西。
 
後半32分、38分と立て続けにゴールを挙げ、
試合を振り出しに戻すという、獅子奮迅のパフォーマンスを披露。
 
2点ともゴール前の混戦を制してのシュートという、
いかにもCFらしいゴールやったね。
 
平井と違って、ビハインドの状況で投入されても結果を残す勝負強さを備えているし、
この試合で、FWの3番手のポジションを確立した感があるわ。
 
同点に追いついてからのガンバの攻撃も見応えのあるもので、
逆転の期待を抱かせてくれたけど、残念ながらそこまでの力は残されていなく、
痛恨のドローで3位転落となってしまいました。
 
また今シーズンも3位という定位置に落ち着いてしまうのか。
 
こういう勝負所の試合で、こんな試合をするから、
シーズン終了後に、毎年同じような位置にいるんよな。
 
でも、いい加減この連鎖から抜け出したいと思っているのは、
選手とサポーターの総意やろう。
 
日曜日の柏の結果がどうなるかはわからんけど、
来週の仙台戦は是が非でも勝ち点3を上積みして、
日本平へ優勝への望みを繋いで欲しいと思います。
 
 
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2011年11月17日

年末年始の予定が白紙になるのが早すぎる

 
  
ガンバ大阪23水戸ホーリーホック
 
 
TV中継が無くて、試合を見れてないから何とも言えんのやけども、
まさかこんなに早く年末年始の予定が白紙になってしまうとは思わんかった。
 
他のガンバサポさんのブログを読んでいると、
内田がミスをして失点したり、平井が相変わらずだったみたい。
 
先月のSAGAWA SHIGA戦に勝利して、水戸との対戦が決まった時に、
この試合でチャンスが貰えるかもしれないっていうのはあったはずやのに、
そのチャンスに向けてしっかりと準備してなかったっていうのは残念でならない。
 
 
 
まあ、ここ4年ぐらい、多忙な年末年始を過ごしていたから、
久々に長いオフが取れると考えたら、この敗戦はメリットがあるのかもしれへんけど、
やっぱり負けるっていうのはいい気分がせえへんわ。
 
週末のリーグ戦に備えて、メンバーを温存して負けたんやったら、
まだ許せるところやけど、今いるメンバーでベストに近い布陣で試合に臨んで、
延長込みで120分も戦っての負けやから、
これで新潟戦に影響が出てもうたら笑えんわ。
 
新潟もJFLの松本山雅に不覚をとったけど、
あっちは90分で負けてるし、土曜日の試合もホームで戦えるし、
コンディション面でどっちが有利かって言ったら、火を見るより明らかやしね。
 
まあ、そんなことは今さら言ってもどうにもなれへんし、
この試合の事はすぐに忘れて、代表帰りの遠藤とイ・グノの力を合わせて、
ビッグスワンで新潟を叩いてほしいと思います。
 
 
 
 
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2011年11月15日

平壌では日本と北朝鮮の実力差は22年前のままなのか

 
 
日本01北朝鮮
 
 
黒服に身を包んだ観客で埋め尽くされたスタジアム。
 
試合中に繰り広げられるマスゲーム。
 
TV画面越しでも、普段のサッカーの国際試合とは別物の、
異様な雰囲気が感じ取れたね。
 
 
 
日本は既に最終予選進出を決めているから、
別にこの試合は勝っても負けてもどっちでもいいような試合やったけど、
それでもここまで何もできないとは思わんかった。
 
人工芝のピッチに苦戦したってのもあるやろうけど、
タジキスタンで試合した時の、
芝と呼ぶのもためらってしまうようなピッチよりはマシやと思ってたしね。
 
 
 
試合の序盤は、北朝鮮の選手が積極的に前から出てきて、
それに面くらったようなところがあったけど、
栗原がハンドで与えたFK以外は、そんなに危ないシーンはなかったと思う。
 
でも、北朝鮮の監督が、エースのチョン・テセに前半で見切りをつけて、
機動力で勝るパク・ソンチョルを投入したあたりから、
完全に北朝鮮のペースになった。
 
それまでの北朝鮮の攻撃って、後ろからチョン・テセにロングボールを当てて、
そこから展開って形が多かったけど、この交代で攻撃の起点が分散されて、
両サイドから崩される形が増えたように思う。
 
特に、左サイドの伊野波の所を崩されるシーンが多かったけど、
本職じゃない伊野波にあまり多くのことは期待できないしね。
 
本職左SBと言えば、安田がいるけど、
それにも拘らず、伊野波を起用するって事は、
安田はよっぽどザッケローニに信頼されてへんねんな。
 
 
 
北朝鮮のペースで試合を進められながらも、
なんとかスコアレスで前半を折り返した日本やったけど、
後半開始早々に、なんでもないようなロングボールから失点。
 
後半、リズム良く入れて、
ここから反撃が期待できるかなってところでの失点やったから、もったいなかったわ。
 
それにしても、栗原があの位置でヘディングに競りもしないなんて、
高さを売りにしている選手とは思えない。
 
集中が欠けてたのかもしれんけど、栗原は前半にもハンドがあったり、
なんでもないような駒野への横パスをミスったり、
緩慢なプレーが非常に多かった。
 
マリノスでいくらいいプレーをしても、代表でこんなプレーをしていたら、
次のチャンスは無いかもしれへんから、猛省して頑張って欲しいわ。
 
 
 
攻撃面に関しては、この試合を通して惜しかったシーンと言えば、
岡崎が苦し紛れに放ったミドルシュートと、
オフサイドになった、後半終了間際のチュンソンのシュートぐらい。
 
前線の選手が球際で競り負けて、ボールを失うシーンが多くて、
なかなか攻撃の時間を作れなかった印象。
 
こういう時に、フィジカルを活かして、ボールをキープできる本田や、
ディフェンスブロックの中でボールを受けるのが上手い、
香川とかがいればなと思ってしまう。
 
それと、ベトナム戦の時も同じこと思ったけど、
やっぱり長谷部と細貝のダブルボランチじゃ、
どうしてもゲームメイク力に乏しくなってしまうね。
 
個人的には、憲剛と長谷部の位置を変えたらどうかなって思ってたんやけど、
この試合のスタメンで唯一ゲームを作れる憲剛を内田と代えて、
今まで機能した試しのない3-4-3にシフトチェンジした時点で、
この試合の勝利は無いなと思ってしまったんやけども。
 
 
 
これで日本は、ザッケローニが監督に就任して、
17試合目にして初黒星を喫しました。
 
おそらく、ザッケローニが監督になってから、
一番酷い内容の試合だったんじゃないかな。
 
まあ、1年のA代表の活動の締め括りが、
こんな情けない内容の試合になって、残念な気持ちはあるけど、
ガンバサポ的には、遠藤を休ませることができたのが収穫やったわ。
 
 
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2011年11月12日

8-0の後だと、4-0ですら物足りなく感じる

日本40タジキスタン
 
 
長居での試合を見る限り、よっぽどヘタをこかない無い限り、
この相手に負けることは無いと思ってたから、
この試合に関しては、どう勝つかが重要やったかなと思うね。
 
 
 
試合を見始めて、真っ先に目に飛び込んできたのは、
もはや芝と呼ぶのもためらうぐらいの劣悪なピッチ。
 
試合の主導権は日本が握ってはいたものの、
ボールのコントロールに苦労しているように見えたね。
 
一方のタジキスタンは、ボールは日本に支配されてはいたものの、
ホームと言うこともあってか、長居で試合した時と比べると動けている印象。
 
特に、あのポスト直撃のミドルシュートには肝を冷やしたわ。
 
 
 
均衡が破れたのは、前半36分。
 
中村憲剛のシュートのこぼれ球を、
ビルドアップの流れから前線に上がってきていた今野が蹴り込んで日本が先制。
 
前半でスコアレスいう事を考えても、
特に攻撃意識が高い選手でもない今野が、何故あの位置にいたのかは謎やけど、
押し込んでいたものの、なかなか得点を奪えなかった日本にとって、
この今野の代表初ゴールが、大きかったことは確かやね。
 
 
 
前半を1点リードで折り返した日本は、後半も押し気味に試合を進め、
後半16分には岡崎がヘディングで決めて2-0。
 
まあ、このシーンに関しては、香川にドフリーでクロスを上げさせた、
タジキスタンの守備に問題があるような感じやったけども。
 
 
 
この岡崎のゴールで2点リードしてからは、日本がペースを落としたため、
目を瞠るようなシーンが少ない時間が続いたけど、
そんな中で飛び出した、前田の右足一閃は素晴らしかった。
 
故障でしばらく代表から遠ざかってたから、
このチャンスで結果を残したいという気持ちが強かったんやろうね。
 
先発したハーフナー・マイクがあまり見せ場を作れなかっただけに、
この2人にチュンソンを加えた、1トップのレギュラー争いは、
さらに熾烈になりそうやね。
 
 
 
前田と同じく、与えられたチャンスでしっかりと結果を残したのが清武。
 
試合終了間際の岡崎の2点目をアシストしたのもそうやけど、
心なしか清武が入ると、日本のボール回しがスムーズになる印象を受けるよね。
 
スタートから見たい選手ではあるけど、清武は故障の多い選手でもあるから、
酷使しないように慎重に起用していってほしいね。
 
 
 
故障と言えば、
右足内転筋のケガを抱えながら出場を続ける遠藤の状態が気になるところやけど、
この試合でも、随分と省エネで動いてたね。
 
セットプレーのキッカーはこの試合でもやってなかったけど、
右足と左足で1本ずつ強烈なシュートを打っていたから、
前よりは状態は良くなっているのかもしれへん。
 
でも、次の北朝鮮戦で、また悪化する可能性も否定できへんから、
北朝鮮戦は休ませて欲しいっていうのが本音やね。
 
まあ、ガンバに帰って来たところで、
鹿島戦の後には、「残り3試合、遠藤を外すかも」って言っていたアキラが、
「やっぱり全試合スタメンだ」とか言い出す可能性も十分考えられるだけに、
どのみち、遠藤がじっくり治療に専念するには、
オフまで待たないといけなさそうやねんけども。
 
 
 
同じグループCのもう一つのカード、
ウズベキスタンと北朝鮮の試合で、ウズベキスタンが勝ったため、
2試合を残して日本の最終予選進出が確定。
 
来週の北朝鮮戦は消化試合になるから、フレッシュな顔ぶれをみたいところやけど、
ザッケローニはイタリア人らしく、新しい選手の起用には慎重なタイプやから、
大幅にメンバーを変えることはなさそうやけどね。
 
まあ、北朝鮮戦と、来年2月のウズベキスタン戦の2試合を上手く使って、
新しい選手じゃなくても、新しい戦術を試したりなんなりして、
チーム力の底上げを図っていって欲しいなと思うね。
 
 
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2011年11月4日

ガンバのカウンターは5枚刃の切れ味

 
 
万博行ってきました。
 
 
試合前には、ラムダッシュのギネス記録挑戦に参加したんやけど、
普段、ブラ○ンの3枚刃のシェーバーを使っている俺にとっては、
5枚刃の予想以上の剃り味にビックリ。
 
これは冬のボーナスが入ったら、
町田のヨドバシカメラで購入コースですな。

 
ガンバ大阪10鹿島アントラーズ
 
 
先週の土曜日に、ナビスコ決勝で120分戦った鹿島に対し、
ガンバは前節の山形戦から試合間隔が10日以上空いてるから、
コンディション面で有利かなと思っていたんやけど、前半は鹿島のペース。
 
CKから、フェリペ・ガブリエルにフリーでヘディングシュートを打たれたり、
大迫にポスト直撃のシュートを打たれるも、藤ヶ谷の好セーブもあり、
なんとか無失点で凌いだね。
 
まあ、ナビスコの決勝の後にも書いたけど、
こういう所で、確実に点が取れないあたりが、
今シーズンの鹿島のリーグ戦での順位を象徴しているとも言えるね。
 
 
 
そんな低調な前半を受け、アキラはハーフタイムに、
スンヨンに代えて故障明けの加地を投入し、
武井を2列目に上げ、修正を図ってきたね。
 
この采配が功を奏したのか、徐々にガンバが試合の流れを引き寄せ始め、
後半12分に、鹿島のCKからロングカウンター発動。
 
ボールを前に運んだ武井からパスを受けた藤春が中へ折り返し、
そのクロスに飛び込んだのはラフィーニャ!!
 
前節の山形戦の藤春のゴールに引き続き、
鹿島のお株を奪うような鋭いカウンターやったね。
 
二川が出場停止、遠藤も不調で、中盤の構成力が落ちる中、
こういう攻撃でも点が取れるのはいいことやと思うね。
 
 
 
先制したとはいえ、まだリードは1点と言う、
予断を許さない状況ではあったけども、鹿島の西が退場になったことで、
ガンバは楽になった。
 
それにしても、ナビスコ決勝の時の青木の退場はかわいそうやったけど、
西が退場になったプレーは、
すでにカードを1枚貰っている選手がやるようなプレーじゃないし、
同情の余地は無いわ。
 
ただ、あの西のファウルを見て、2008年の万博での鹿島戦で、
中澤が佐々木竜太に見舞った、ラグビータックルを思い出して、
苦笑いした人も多かったんじゃないだろうか。
  
試合はこのままウノゼロでガンバが勝利。
 
まあ、試合自体は、これぞ万博での鹿島戦と言ってもいいような、
全体的に盛り上がりに欠ける試合やったけど、
優勝を争う、柏と名古屋も勝利する中、
きっちりと勝ち点3を積み上げられたのは大きいね。
 
次節の新潟戦まで、代表戦の関係でまた試合間隔が空くけど、
その前にある天皇杯の試合も含めて、上手く調整しながら臨んでほしいと思うわ。
 
 
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