2011年11月26日

想いは日本平へ繋がった

2011年シーズンのホーム最終戦ということで、アキラ然り、橋本然り、
この試合がガンバの一員として万博で戦うラストゲームになると思うと、
どうしても感傷的になってしまう部分はある。
 
そんな来季のチーム編成に関しては、色々書きたい事はあるけど、
前節の新潟戦を引き分けたことで、可能性は低くなったとはいえ、
優勝の可能性はまだ残ってるので、今は目の前の1試合1試合に集中するのみ。
 
残り2試合は『ガンバ大阪の西野監督』なんで、
その事に関してはシーズンが終わったら、改めて書きたいなと思う。
 
 
ガンバ大阪10ベガルタ仙台
 
 
この日のガンバのスタメンは、前節の新潟戦で、
途中出場から殊勲の2ゴールを挙げた川西をトップ下に置く、
ダイヤモンド型の中盤を採用。
 
そして、累積警告で出場停止の山口の代役には、
開幕戦のセレッソ戦以来のスタメンとなるジョンヤを起用してきたね。
 
 
 
前半の最初の方は、ここ最近の試合ではお馴染みの光景。
 
全体的に動き出しが少なくて、足下へのパスを繋いでるうちに、
相手に囲まれて、ボールを取られてカウンターを食らうの繰り返し。
 
ただ、中澤、ジョンヤの“使われる側”のCBコンビが、
思いの外、良い働きをしてくれて、守備の破綻をきたすのを防いでたね。
 
 
 
すると、左サイドの藤春の位置から徐々に良い形が出来始めて、
ガンバがリズムを掴むと、前半25分にその藤春のクロスを、
イ・グノがヘディングでゴールネットに突き刺し、ガンバが先制。
 
最近の藤春は、自信をつけてきているのがプレーに表れてるよね。
 
オーバーラップしてくるタイミングも良くなったし、
クロスを上げる時に減速する悪癖も改善されてる。
 
守備面に関しても、仙台の俊足ウィング太田とのマッチアップを制してたし、
これは、下平がまた左SBのレギュラーの座を奪い返すには、
相当なアピールが必要かもしれへんな。
 
 
 
1点リードした後は、ガンバがボールを支配して試合を進めてたけど、
追加点を奪えるまでには至らず、ハーフタイムへ。
 
後半に入ると、前半はほとんど上がってこなかった、
仙台の菅井と田村の両SBが積極的にオーバーラップを仕掛けてくるようになり、
ガンバは徐々に押し込まれていってしまった。
 
そんな劣勢の中で、イ・グノが武井とのワンツーから決定的な場面を迎えたけど、
これを決め切ることができなかった。
 
試合が終わってから振り返ってみると、
ここで決めとけば、試合終了間際にあんなにヒヤヒヤする事もなかったんやけどね。
 
 
 
そのガンバが押し込まれた要因のひとつが、川西→二川の交代やったかなと思う。
 
これは別に川西が良くて二川が悪いって言ってるんじゃなくて、
川西がいる時は、中盤がダイヤモンド…と、言うか3ボランチ気味だったので、
真ん中の人数が多くて、仙台の攻撃をサイドへ追いやることができてたけど、
二川が入って中盤を従来のボックスにしたことで、真ん中の枚数が減って、
仙台に中のスペースを与えてしまう格好になってしまった。
 
これによって、仙台の10番梁に司令塔としてタクトを振われてしまい、
さらにガンバの選手たちが気持ちの面で守りに入ってしまったことも重なって、
試合の終盤にはあんなに防戦一方になってしまったんかなと思う。
 
でも、何度も「やられた!!」っていう場面を迎えながらも、
最終的に失点しなかったのは、DF陣と藤ヶ谷の体を張った守りと、
仙台の決定力不足に助けられたからやろうね。
 
 
 
西野朗の万博ラストゲームは、彼が作り上げたチームらしくない、
1-0というスコアでの幕切れとなりました。
 
でも、首位の柏がセレッソと引き分けたことで、
最終節へ優勝の望みが繋がったね。
 
名古屋もまだ上にいるし、厳しい状況ということには変わりは無いけど、
明神の言う、“最高のシナリオ”を信じて、日本平へ行きたいと思います。
 
 
 
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