2013年5月30日

豪州戦に向けての期待を削ぐには十分な一戦だった



日本02ブルガリア


俺の中のブルガリアのイメージって、いまだにベルバトフとか、
スティリアンとマルティンのWペトロフやねんけど、
この試合のブルガリア代表にそういうお馴染みの名前は無く、
聞き慣れない名前の選手ばかり試合に出ていたね。

でも、ブラジルW杯の欧州予選でイタリア、チェコ、デンマークと同組ながら、
2位と好位置につけているだけあって、実力はあるチームなんやろなと思ってたけど、
この試合を見て、W杯予選の好成績も納得できたわ。

ブルガリアは、親善試合だけあって、そこまで球際を激しく来てる感じはしなかったけど、
コンパクトな2ラインで日本の生命線の中盤にスペースを与えず、
縦パスのコースをきっちりと遮断しながら、DFラインの裏へのパスに対しては、
絶妙なラインコントロールで何度もオフサイドに陥れてた。

長谷部が「ブルガリアはオーストラリアより良いチーム」って言ってたのが、
よく理解できたわ。



ただ、こんなにブルガリアの良さが目立ったのは、
あまりにも日本のパフォーマンスが酷かったからって言うのもある。

日本代表に合う合わないという観点を無視して、
もはやザッケローニの趣味として時折試される3-4-3の布陣で臨んだこの試合やったけど、
攻撃面ではある程度の連動性は見せたけど、
守備面ではやっぱりマークの受け渡しの部分で課題が残る。

3バックの宿命と言うべき、3バックの横のスペースを使われて、
CBが外に引っ張り出されるシーンや、
バイタルエリアがスカスカで、ミドルシュートを打たれるシーンも多く、
日本の守備が機能しているとは言い難かったね。

まあ、最初の失点は今挙げた課題とは関係無く、直接FKによるものやったけど、
確かにあのシュートはすごくブレていたものの、
川島はもうちょっとどうにかならんかったのかなって気はしなくもない。



後半になって、4人選手を代えて、慣れ親しんだ4-2-3-1に戻したけど、
状況は好転するどころか、セットプレーで長谷部がオウンゴールを犯してしまい、
さらに課題を残す結果になってしまった。

まあ、ニアで何人も選手が競り合ってたところで誰も触れなくて、
後ろに残ってた長谷部に当たって入ってしまうという、アンラッキーな形ではあったけど、
この失点シーンを見たオーストラリアが、
同じ形で得点を狙ってきそうな気はするね。

選手個人で言うと、乾は気を吐いていて良かったと思ったけど、
チームとして言えば、オーストラリア戦までそれほど日が無いのにも関わらず、
やるべき事は山積みやわ。

でも、さすがにここで決まらないと笑えなくなってくるので、
どんなに不細工でも確実に勝ち点を積み上げて、W杯出場を決めて欲しいね。



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2013年5月27日

千両役者の活躍で首位浮上



ガンバ大阪21愛媛FC


日曜19時30分のキックオフだったにも関わらず、
1万人を超える観衆を集めた、この日のニンニジアスタジアム。

愛媛はJ2の観客動員数がワースト2位であることや、
バックスタンドが愛媛国体の準備の関係で工事中と言う事を考えると、
この数字はガンバ特需の賜物といっても過言じゃないやろうね。

さらに、そんな大勢の観衆の前で、
ガンバさんは相変わらずのエンターテイナーぶりを披露。

前半に「これはハンデだぜ」と言わんばかりに、
自らのミスで先制点をプレゼントし、「これはガンバに勝てるかも」と思わせておいて、
後半、この試合を最後にしばらくチームを離れる代表選手のアベック弾で逆転という、
どこぞの構成作家が用意していたかのような安っぽいシナリオで勝利。

愛媛の皆さん、ガンバを楽しんでいただけましたでしょうか。



まあ、勝ったからこんな風に面白おかしく言えるものの、
負けていたらホンマに笑えない試合やったね。

加地の右足アウトサイドでのスルーパスなんて見た事が無いのに、
それを愛媛の選手に通してしまうんやからビックリしたわ。

前節、西野のクリアミスから失点した事が何も教訓として生かされていないし、
しかも、加地のようなベテラン選手がこんな気を抜けたプレーをしたことに、
ガッカリしてしまった。

その後も、藤ヶ谷が意味不明な飛び出しで危ないシーンを作れば、
前節、あれだけ褒めちぎったパウリーニョも、
以前の、ボールを持ったら無暗にミドルシュートを打つだけの
選手に成り下がってしまっていたし、
ガンバの悪い部分ばかりが目立つ前半やったね。



さすがにこれには健太さんもまずいと思ったのか、
ハーフタイムにすかさず修正を掛けてきたね。

後半になって明らかに変わったのが、愛媛の中盤でのプレスを避け、
愛媛の3バックの横のスペースへ、ロングボールを多用し、
レアンドロや倉田、そして後半からパウリーニョに変わって入った、
家長を走らせるようにしたことかな。

これにより、前半は1本も無かったCKを、後半だけで6本獲得し、
そのうちの2つを得点に繋げる事ができた。

今野の同点ゴールは、西野がファーで折り返したボールを決めたものやったけど、
遠藤は1本目のCKからファーを狙って蹴っていたし、狙い通りの形やったと思う。

その後も遠藤はCKをファーに蹴り続け、愛媛のGKの秋元に、
「遠藤はCKをファーに蹴ってくる」という意識を植え付ける事に成功したね。

その結果が、後半36分の逆転ゴールやった。

秋元のポジショニングが外寄りになったのを見逃さずにニアに蹴った、
キック精度もさることながら、同点ゴールの時点で、
既に逆転ゴールへの伏線を張っていた、遠藤の戦術眼には脱帽やわ。

おそらく、この試合で遠藤がCKをニアに蹴ったのは、
このゴールシーンが唯一だったんじゃないかな。

久し振りにワールドクラスの技巧を見せてくれたわけやけど、
まあ、代表で1ヶ月チームを離れるわけやし、これぐらいはやってもらわんとね。



昼間の試合で神戸が鳥取に不覚をとってくれたおかげで、
ガンバが首位に浮上しました。

ここからがっちりと首位固めといきたいところやけど、
遠藤と今野抜きで戦う6月の、一発目の相手が栃木と、なかなか骨太な相手。

一筋縄ではいかなそうやけど、代表組の不在は前もってわかっていたことやから、
きっちりと準備もしてきたやろうし、その成果を発揮して、
ホームで勝ち点3を獲得して欲しいね。



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2013年5月26日

ドイツの盟主の三度目の正直



バイエルン・ミュンヘン21ボルシア・ドルトムント


チャンピオンズリーグ史上初めてとなるドイツ勢同士の決勝と言う事で、
新しい時代の到来という雰囲気が感じられた、ウェンブリーでのファイナル。

個人的には、今季、2位に25ポイントの勝ち点差をつけて優勝し、
欧州王者に4回なっている、ドイツの盟主・バイエルンが勝つよりも、
一時期にクラブが破産の危機にまで追い込まれながらも、
ユルゲン・クロップの下、若い才能が次々と開花して、
アグレッシブなサッカーを展開するドルトムントの方が、
新時代の象徴にふさわしいんじゃないかって思ってた。

でも、試合終了の笛が吹かれた後に、
ロッベンやシュバインシュタイガーが喜びを爆発させる姿を見ると、
これで良かったんやなって思った。

2010年のマドリードでの決勝は、モウリーニョ率いる歴戦のベテラン揃いのインテルに、
経験不足を露呈し、ディエゴ・ミリートの2発に沈めば、
2012年は地元・ミュンヘンにチェルシーを迎えてのファイナルだったにも関わらず、
試合終了間際にドログバに同点ゴールを許すと、PK戦の末に敗戦。

ラームがビッグイヤーを天高く掲げた時、
ようやく、今までバイエルンの選手達が味わってきた悔しさが報われたと思う。



この試合に懸ける意気込みが強すぎたのか、この日のバイエルンは、
試合の入り方に苦労していた。

ロングボールを有効に使って、ドルトムントのお家芸である、
“ゲーゲン・プレッシング”を無効化しようという意図は見えたけど、
これが上手くハマらず、逆に、ブワシュコブスキやレヴァンドブスキに、
ゴールマウスを脅かされる場面を作られてしまった。

でも、ここでバイエルンの守護神・ノイアーが立ちはだかり幾度の決定機を凌ぐと、
徐々にバイエルンが試合の主導権を引き寄せ始めた。

ただ、この試合では、ノイアーだけでなく、
ドルトムントのヴァイデンフェラーも大当たりで、
マンジュキッチやミュラーの決定的なヘディングを阻止するなど、
両チームのGKの鍔迫り合いも凄く見応えがあったね。

試合のターニングポイントとなったのは、
左サイドで、対面のピシュチェクに手を焼いていたリベリーのポジションを、
中央にスライドさせた事かな。

バイエルンの先制点の場面も、
リベリーとロッベンが近い位置でプレーしていたからこそ生まれたゴールやった。

その後、ドルトムントは、ロイスがPKを獲得し、これをギュンドアンが決めて、
同点に追いついたけど、ここから勝ち越しゴールを狙うだけのエネルギーは、
どうやら彼らには残っていなかったみたい。

試合終了間際のロッベンの勝ち越しゴールも、
もはや必然のものやったのかもしれないね。



こうして2012-13シーズンのチャンピオンズリーグは、
バイエルンの優勝で幕を閉じました。

バイエルンは6月1日のドイツカップ決勝も制すれば3冠達成と、
クラブ史上最強を謳うチームの実力を余すところなく発揮しているね。

ただ、そんなチームを作り上げたハインケスは今季で勇退し、
来季の監督はグアルディオラ。

これだけ完成度の高いチームを引き継ぐとなると失敗は許されないし、
自分の色もなかなか出せないんじゃないかと思うけど、
巷で囁かれている、「バルセロナ以外では通用しない説」を、払拭して欲しいね。

また、敗軍の将になったクロップは、この敗戦を踏まえ、
来季はどんなチームを作り上げて、チャンピオンズリーグに臨むのか楽しみやね。














2013年5月19日

ガンバでの居場所を見つけたパウリーニョ



ガンバ大阪51ザスパクサツ群馬


試合開始早々のパウリーニョのゴールで幸先良く先制するも、
「これが緩慢な守備です」ってサッカーの教科書に載ってそうな、
緩い守備を披露して同点に。

さすがにこれには思わず頭を抱えてしまったけど、
終わってみれば今季最多の5得点を挙げて快勝。

いつものように最後の15分は足が止まる姿も見受けられたけど、
さすがに4点もリードしていたことで、
それほどバタバタせずに試合を終わらせる事ができたかな。



前節、「どういう意図があったのかよくわからん」って書いた、
パウリーニョの起用法について、ここまでわかりやすく効果が表れると、
素人の俺でもよくわかったわ。

左サイドから中へ切り込む動きが得意なレアンドロと、
クロスするように右から左に動くパウリーニョの動きを、
群馬のDF陣はなかなか捕えられなかった。

これまでレアンドロが担っていた、守備やポストプレー等の
前線での汚れ仕事もパウリーニョが引き受けることで、
レアンドロが前よりも楽にプレーしてるように見えたね。

今まで健太さんは、阿部や家長にこういう役割を求めてたんやろうけど、
意外にも一番の適任者がパウリーニョやとは思わんかったわ。

この、レアンドロとパウリーニョの2人に倉田を絡めた攻撃ユニットは、
連携を深めればJ2屈指の攻撃力を発揮しそうな予感がしたね。



ただ、やっぱりボランチが懸念材料って感じがするな。

この試合の内田と明神のパフォーマンスを見てると、
次節の愛媛戦後に遠藤と今野がチームを離れたところに、
代役として任せられるかと言われたら厳しいと言わざるを得ない。

内田は相変わらずパスの選択肢が横か後ろで、
バランスを意識しすぎているのか、全然、ゴール前の局面に絡んで来ないし、
若手のはずなのにプレーだけ見てると随分老けこんでる感じがする。

相手のレベルや、試合展開を考えれば、
もっとチャレンジしても良かったんじゃないだろうか。

たとえ失敗しても、その辺はある程度目をつむって起用されてる部分があると思うしね。

明神に関しては、一向にパフォーマンスが上がってこないのが心配。

不用意なパスミスも多いし、あの大明神と呼ばれた頃の守備範囲と比べると、
今のそれは寂しいぐらい狭くなってしまっている。

好きな選手だけに、まだまだやれるっていうのを見せて欲しいんやけどね。



次節は、アウェイで愛媛と対戦。

愛媛にしてみれば、神戸と戦った次の週にガンバと試合をするっていう、
なかなか鬼畜な日程になってしまってるけど、
この試合の後に、遠藤と今野が代表の試合の関係で1ヶ月チームを離れるから、
愛媛に同情はせずに、心を鬼にして、勝ち点3を積み上げておきたいところやね。




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2013年5月13日

博多の森で勝ち点3を得るには、薄氷の上を歩かなければならない



ガンバ大阪32アビスパ福岡


一昨年対戦した時、福岡は高いDFラインを保ってハイプレスを仕掛けるという、
アグレッシヴなサッカーをしてきたけど、2年という月日が経っても、
同じサッカーを志す福岡の選手達がレベスタのピッチにいたね。

奇しくも、一昨年に対戦した時と同じスコアやし、
悲しいかな、後半に運動量が落ちて、
終盤に押し込まれる展開も同じで、なんとなく既視感のある試合やった。

同じじゃないのと言えば、
藤春が腹痛くなってハーフタイムで交代させられなかった事かな。



前半は、福岡が前線からのプレスが効いていないのにも関わらず、
DFラインを高く保ってくれたおかげで、
レアンドロや倉田が広いスペースでプレーできて、
とてもやりやすそうやった。

前半の終盤に、立て続けにレアンドロのシュートが決まって、
2点をリードする事ができたけど、試合展開を考えたら、
もうちょっと早い時間帯にリードを奪う事も可能だったんじゃないかな。

この日は、珍しくパウリーニョが先発で起用されてたけど、
正直、健太さんにどういう意図があったのかよくわかんないね。

福岡との相性の良さを買われたにしては、攻撃でさして目立つ場面も無かったし、
解説の中払が褒めてるほど、守備も良いと思わないんだよな。

今のガンバでパウリーニョを生かすにはどういう使い方がベストなんやろうね。



後半になると藤春のクロスから倉田が決めて3点リードとし、
楽勝ムードも漂い始めたけど、石津に豪快なミドルシュートを叩き込まれてから、
徐々に雲行きが怪しくなり始めた。

まあ、見事なシュートではあったけど、
重心と逆の方向にシュートされたわけでもないし、
あらかじめニアにポジションを取ってたんだから、
藤ヶ谷はセーブできたんじゃないかって気もしなくもないけど。

その怪しくなった雲行きを受けて、失点直後に、健太さんは41番を投入したけど、
結果的にこれが悪手となってしまった。

おそらく、キープ力を生かして前線で時間を作って欲しかったんやろうけど、
チーム全体の運動量が低下する中で、守備にも参加せずピッチで行方不明に。

さらに前線でプレスがかからないことで、
成す術も無くDFラインを下げさせられてしまうと、
またしても石津に決められ、2失点目を献上。

ここから試合終了まで防戦一方の展開が続いたけど、
明神を投入して運動量を注入した事や、身も蓋も無い時間稼ぎが功を奏して、
なんとか逃げ切りに成功したね。



薄氷を踏むようにして勝ち点3を積み上げた事で、
ヴェルディに敗れた神戸との勝ち点差を3とし、再度、首位への挑戦権を得たね。

ただ、6月は遠藤と今野が代表で抜ける事を考えると、
次節の群馬と、その次の愛媛からは確実に勝ち点3を取っときたいところ。

この試合で攻守に獅子奮迅の活躍を見せていた倉田に、
次節以降も同じような活躍を期待したいね。




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2013年5月6日

ガンバサポの憂鬱な大型連休最終日



ガンバ大阪02ヴィッセル神戸


「ゴールデンウィークの最終日にアウェイで神戸を叩いて首位浮上や」と、
息を荒げていたガンバサポーターは多かったはず。

まあ、俺もその一人やったんやけど、
この試合を見る限りでは、どうしても選手との温度差を感じずにはいられなかった。

もちろん、ほとんどの選手は、
「勝つんだ」っていう気持ちをもってこの試合に臨んだ事やろうと思うけど、
明らかに戦えてない選手が何人かいたしね。

あえて名前を挙げるなら、家長は前半で交代でも良かったと思う。

それに、2点目を取られてからのサッカーなんて、
金を払って見に来ているお客さんに見せられるような代物じゃなかった。

J2リーグ前半戦の大一番と言っても過言じゃないこのカードに、
中途半端な気持ちで臨んだ選手には猛省してもらいたいわ。



結果は残念なものになってしまったけど、前半は悪くは無かった。

セットプレーと岩波のロングシュートで危ないシーンは作られたけど、
相手のレベルを考えれば、これぐらいのピンチは予定の範囲内。

前半の35分ぐらいに、遠藤がミドルシュートを放ったあたりから、
徐々にガンバがペースを掴み始め、前半43分には、
藤春のクロスから、ガンバのこの試合一番のチャンスを迎えた。

これは、レアンドロが転んでしまって得点には結び付けれなかったけど、
後半に向けて、期待の持てる前半の終わり方はできたと思う。

ただ、前半を優位な展開で終えた事で、気持ちにゆとりができたのか、
後半はフワッとした感じで入ってしまった感は否めない。

2失点とも、中盤で変なボールの取られ方をしたのが起点やったけど、
軽率なパスミスもさることながら、明らかに攻守の切り替えが遅くて、
後ろの人数足りてなかったしね。

特に、2失点目に関しては、加地が小川の位置を把握してなくて、
ポジショニングを誤るという、彼にしては珍しいボーンヘッドのオマケ付きやった。

2点目を取られてからなんて、可能性の感じないパワープレーに終始するだけでなく、
スローインのボールすらまともに味方に繋げずに相手に渡してしまうという、
思わず目をそむけたくなるような内容やったね。

試合終了間際に橋本が交代でピッチに入ったけど、
かつてガンバで27番を背負ってボランチのポジションでプレーしていた男は、
この試合でパスミスを連発していた27番のボランチを見て何を思ったんやろうね。



この敗戦で、首位との勝ち点差が6に広がり、
順位も3位に後退してしまった。

ガンバの不甲斐ない戦いぶりに加え、後半になると、どこも痛くも無いのに、
ピッチに転がり始める神戸の選手達が、余計にイライラを増幅させてくれるわ。

でも、終わってしまったことはしょうがない。

痛恨の敗戦ではあるけど、まだリーグ戦、先は長いし、
ここからまたコツコツ勝ち点を積み上げて、
7月の万博での直接対決で、また首位攻防戦といきたいところやね。



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2013年5月4日

神戸さん、そろそろそこどいてもらいましょか。



ガンバ大阪20FC岐阜


ガンバと対戦する時にベタ引きしてきた相手はいくつもあったけど、
この試合の岐阜ほど自陣に引いてきたチームは無かったんじゃないだろうか。

5-4-1の3ラインを前に、なかなかスペースを見つけ出せず、
DFラインでのボール回しの時間が長い展開は、
まるで鳥取戦の続きを見ているかのようやったわ。

ただ、それでも2点取って勝つことができたのは、
鳥取と岐阜の選手のクオリティの差かなぁと思う。



ガンバの1点目の阿部のゴールは、
中央を固められているのに、あえて中央を突破するという、
ある意味ガンバらしい形での得点やった。

阿部本人は、「ゴールに流し込むだけだった」と謙遜してたけど、
やっぱり阿部は、倉田や家長のようなガンバユース出身の攻撃的MF陣より、
シュートが上手いよなっていう印象を受ける。

まあ、前半の早い時間帯に家長が決定的なシーンを決められなかったから、
なおさらそう思うのかもしれんけど。

2点目を挙げた平井に関しては、
二川のファーサイドへのクロスを、岡崎が頭で折り返したところに、
きちんとフリーで待ってるあたり、やっぱり嗅覚を持ってる選手やなとは思う。

守備でも頑張って走ってたし、いつもこれぐらいやってくれれば、
安心して見てられるんやけど、それができないから、
試合に出るたびに「走れ、走れ!!」って野次られるんだろうな。

この2点に加えて、遠藤のミドルシュートが決まっていればお腹一杯やったんやけど、
まあ、試合には勝ったし、これ以上求めるのは贅沢かな。



この試合のスタメンには、前節、足首を痛めた岩下に代わり、
西野が入って今野とCBを組み、
今野が一列下がって空いたボランチのポジションには内田が入ったね。

岐阜の攻撃のクオリティがアレな事もあったけど、
やっぱり、西野は高さがある分、
ハイボールへの対応に関しては丹羽より安心して見てられる。

クリアボールを相手に返してしまう、中澤的要素もたまに見受けられるけど、
試合をこなすごとに成長の後が見て取れるのは、嬉しいことやね。

欲を言えば、そろそろ1点欲しいところやな。
チャンスはあるだけにね。

内田に関しては、前回、先発出場した松本山雅戦でも思ったけど、
もうちょっと勝負するパスを前に入れたり、
ゴール前に顔を出して欲しいんだよな。

別にそこまで酷いパフォーマンスだったとは思えないけど、
6月に遠藤と今野が代表に召集されて不在になった時に、
「内田がいるから大丈夫」とは、まだ心もとなくて言えない感じなんよな。



次節はいよいよアウェイで神戸との首位攻防戦。

順位表を見たときにガンバの上に神戸がいるっていうのは、
正直、居心地がよろしくなかったので、
このタイミングでどいてもらうとしますか。

チケットは取ったものの、仕事で現地参戦ができなくなってしまったので、
当日は気持ちだけ神戸のアウェイゴール裏に参戦したいと思います。



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