2013年5月13日

博多の森で勝ち点3を得るには、薄氷の上を歩かなければならない



ガンバ大阪32アビスパ福岡


一昨年対戦した時、福岡は高いDFラインを保ってハイプレスを仕掛けるという、
アグレッシヴなサッカーをしてきたけど、2年という月日が経っても、
同じサッカーを志す福岡の選手達がレベスタのピッチにいたね。

奇しくも、一昨年に対戦した時と同じスコアやし、
悲しいかな、後半に運動量が落ちて、
終盤に押し込まれる展開も同じで、なんとなく既視感のある試合やった。

同じじゃないのと言えば、
藤春が腹痛くなってハーフタイムで交代させられなかった事かな。



前半は、福岡が前線からのプレスが効いていないのにも関わらず、
DFラインを高く保ってくれたおかげで、
レアンドロや倉田が広いスペースでプレーできて、
とてもやりやすそうやった。

前半の終盤に、立て続けにレアンドロのシュートが決まって、
2点をリードする事ができたけど、試合展開を考えたら、
もうちょっと早い時間帯にリードを奪う事も可能だったんじゃないかな。

この日は、珍しくパウリーニョが先発で起用されてたけど、
正直、健太さんにどういう意図があったのかよくわかんないね。

福岡との相性の良さを買われたにしては、攻撃でさして目立つ場面も無かったし、
解説の中払が褒めてるほど、守備も良いと思わないんだよな。

今のガンバでパウリーニョを生かすにはどういう使い方がベストなんやろうね。



後半になると藤春のクロスから倉田が決めて3点リードとし、
楽勝ムードも漂い始めたけど、石津に豪快なミドルシュートを叩き込まれてから、
徐々に雲行きが怪しくなり始めた。

まあ、見事なシュートではあったけど、
重心と逆の方向にシュートされたわけでもないし、
あらかじめニアにポジションを取ってたんだから、
藤ヶ谷はセーブできたんじゃないかって気もしなくもないけど。

その怪しくなった雲行きを受けて、失点直後に、健太さんは41番を投入したけど、
結果的にこれが悪手となってしまった。

おそらく、キープ力を生かして前線で時間を作って欲しかったんやろうけど、
チーム全体の運動量が低下する中で、守備にも参加せずピッチで行方不明に。

さらに前線でプレスがかからないことで、
成す術も無くDFラインを下げさせられてしまうと、
またしても石津に決められ、2失点目を献上。

ここから試合終了まで防戦一方の展開が続いたけど、
明神を投入して運動量を注入した事や、身も蓋も無い時間稼ぎが功を奏して、
なんとか逃げ切りに成功したね。



薄氷を踏むようにして勝ち点3を積み上げた事で、
ヴェルディに敗れた神戸との勝ち点差を3とし、再度、首位への挑戦権を得たね。

ただ、6月は遠藤と今野が代表で抜ける事を考えると、
次節の群馬と、その次の愛媛からは確実に勝ち点3を取っときたいところ。

この試合で攻守に獅子奮迅の活躍を見せていた倉田に、
次節以降も同じような活躍を期待したいね。




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