2013年8月25日

猛暑の中での試合が続いたので、三ッ沢でひと涼みといったところか



三ッ沢は自宅から自転車で行けるぐらいの距離にあるんやけど、
スタジアムの中に入るのは、2009年のナビスコカップの準々決勝で、
マリノスと対戦した時以来、2度目。

やっぱり、デカいだけでピッチとスタンドの距離が遠く、
スタンドの傾斜の緩くて臨場感の乏しい日産よりも、
ハコは小さいけど、ピッチとスタンドの距離が近い三ッ沢の方が、
何倍も良いスタジアムやと思うわ。

まあ、ビールの売り子の姉ちゃんは日産の方がレベル高いけど。





ガンバ大阪22横浜FC


てっきり横浜FCの山口監督は、万博で対戦した時に、
前線で攻撃の起点として奮闘していた大久保がある程度計算できると見て、
この試合でも先発で起用してくると思ったんやけど、
蓋を開けてみれば、かつてガンバキラーとして鳴らした永井と、
キングカズの2トップに、2列目に元ガンバの寺田を起用するという、
三ッ沢のスタンドの半分を埋めたガンバサポーターが喜びそうな布陣を敷いてきたね。

対するガンバは、鳥取戦のスタメンから岡崎が外れ、明神がIN。

でも、ただでさえも過密日程で、全体的に運動量が乏しいのに、
使われる側の選手を外すのはどうなんだろって思ったね。

あと、ベンチに目を向けたら、武井がベンチメンバーから外れて、
阿部がベンチに入っていたね。

っていうか、武井はなんであんなに健太さんから信頼されていないんだろう。



大勝した次の試合って、どうしてもフワッと試合に入ってしまいがちやけど、
この試合も例に違わず、加地の横パスがショートしたところをかっさらわれると、
ニアしかシュートコースが無かったのにも関わらず、藤ヶ谷がそのニアを抜かれてしまい、
あっさりと先制点を献上。

本来なら、緩みがちな雰囲気を引き締めなければならないはずのベテランが、
2人して何をやっているんだか。

特に加地は、失点に直結するようなミスを犯すのが、
愛媛戦、東京V戦に続いて3回目やから、猛省して欲しいわ。

早々とビハインドを背負う格好になったガンバやけど、
攻撃のギアを上げようにも、夏場の過密日程の影響か、なかなか運動量が上がらず、
チャンスになるのは、宇佐美がアタッキングサードで仕掛けた時ぐらい。

と、言いつつ、その数少ないチャンスになるシーンで、
きっちり同点ゴールを決めてしまうあたりが、この男のすごいところなんやけども。



ハーフタイムで健太さんから指示が出たのか、後半になって裏を狙う攻撃が増えて、
決定機を多く作れるようになったね。

まあ、その決定機をなかなか決め切れずにいたわけやけど、
後半22分に、CKからのこぼれ球をペナルティエリア外から藤春が叩き込んで、
待望の勝ち越し点。

これで勝負あったかに思ったけど、試合終了間際に、
ガンバの右サイドから上がったクロスを田原にヘディングで合わされ、
痛恨の同点ゴールを献上。

この試合では、ここ最近の試合でストロングポイントになっていた、
右サイドからの攻撃がシャットアウトされてしまっただけでなく、
横浜FCの攻撃の起点にもなってしまって、
加地と大森にはなかなか厳しい試合になってしまったね。

2-2のドローと言う結果を受け、
内田、遠藤、ロチャの、ゴール前で詰めきれなかったシーンや、
宇佐美のポストを叩いたミドルが入っていればと悔やむところやけど、
8月の5試合で勝ち点13という成績は上々やと思うし、また9月から仕切り直して、
昇格に向けて勝ち点を積み上げてくれることを期待してます。


9月22日の松本山雅戦のチケットが取れなかったので、
次回の参戦は10月6日の栃木戦になりそう。

まあ、それまで大人しくTVで応援しときますわ。

次節は万博で長崎と対戦するわけやけど、
2節にアウェイで長崎と対戦して勝利を収めた後、
次にホームで対戦する時に、長崎が3位にいるなんて誰が予想できただろうか。

こういう、ノーマークのチームの躍進って嫌いじゃないけど、
自動昇格するためには、3位との勝ち点差が重要になってくるので、
長崎にはきっちりと勝ち点3を万博に置いて帰ってもらいます。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ












2013年8月22日

鳥取でガンバ大阪主催の花火大会が開催される


鳥取行ってきました。


ガンバ大阪71ガイナーレ鳥取


平日の晩に鳥取のような、決してアクセスのよくない地方で試合してるのに、
なんであんなにガンバサポーターがいるんですかね。

皆、仕事はどうしたんだろう。

まあ、他人のことは言えないですが。



前半早々にあっさりと失点して、相手サポーターを喜ばせるのは、
ガンバ大阪地方巡業の恒例行事。

前回、万博で鳥取と対戦した時は、先制されて苦戦を強いられた挙句、
1-1のドローに持ち込まれてしまったけど、
今回はその時と同じような展開になるとは思えんかったんよね。

それは、ガンバの2トップが宇佐美とロチャという、
J2では反則レベルの2トップに変わっていたから。

前半29分、31分に宇佐美が立て続けにゴールを決めて造作もなく逆転に成功すると、
ロチャが3点目と4点目を加点し、
後半の早い時間帯であっさりと試合を決めてしまった。

その後、内田、西野、藤春にもゴールが飛び出したけど、
もう4点目を取られたあたりから、鳥取の選手たちは完全に戦意喪失してたからね。

メインスタンドに座っている鳥取のサポーターなんか、
最後らへんは遠藤のCKを見に来てるみたいになってたし、
鳥取の選手からしてみたら、試合を続けるのが苦痛で、
早く試合が終わってほしいって感じだったんじゃないだろうか。

ガンバサポにしてみたら、たくさんゴールが見れて楽しかったけど、
ちょっとやりすぎちゃったなぁって気はしなくもない。



宇佐美とロチャの2トップもなかなかレベルの高い連携を見せてるけど、
大森と加地の右サイドも日に日に連携が良くなってきているね。

これで倉田がケガから戻ってきて、もともと定評があった、
倉田と藤春の左サイドのユニットが復活すれば、
両サイドから効果的な攻撃ができそうやね。

そして、サイドを崩した後に、中央で待ち構えるのが、
宇佐美とロチャの2トップとくれば、もう想像するだけで楽しくなってきた。

あとは、内田がボランチとして確固たる居場所を確立しようとしてるね。

個人的には、今野がインターセプトを狙って前に出たスペースを、
内田が、得意のカバーリングで上手く埋めてくれれば、
昨季、あれほど失点を重ねる元凶となった、
今野のCB起用に、一定のめどがつくのではないかと思うんよね。

強いて言えば、今野がFC東京にいた時に、
高橋秀人がやっていたようなプレーを期待してるわ。


次節は、三ツ沢で横浜FCと対戦。

大量得点の後の試合って、往々にして苦戦するけど、
ここでも確実に勝ち点3を取っておきたいところやね。

次節も現地参戦予定なので、
8月を勝利で気持ちよく締め括れるように、
頑張って選手をサポートしてきたいと思います。


にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ












2013年8月18日

札幌相手に暑さがガンバの味方をしたとは言えない



ガンバ大阪30コンサドーレ札幌


今季のこれまでの戦いぶりを考えると、
前半が低調で、後半になって内容が良くなるっていう試合は、
珍しいのではないだろうか。

「ガンバは夏場に強い」って言われていた頃は、
前半はパスワークで相手を走らせ、
運動量が落ちた後半に仕留めるっていう試合を得意としていたから、
尻上がりに調子が良くなる展開は何度も目にしていたけど、
この試合に関して言えば、このパターンは当てはまらないね。

パスワークで相手を走らせるどころか、
札幌の運動量に押されて自陣に押し込まれ、
いざマイボールになっても、運動量不足でテンポが上がらず、
中途半端な横パスをカットされてカウンターを食らう始末。

クロスバーを叩いた岡崎のミドルシュートはあったものの、
終始、札幌が優勢の前半やったね。



後半の入りも札幌のペースやったけど、
ペナルティエリア付近でロチャがファウルを受け、セットプレーを獲得すると、
遠藤のFKに中央で合わせたのは西野。

なかなか取れそうで取れなかったプロ初得点が、
苦しい試合を続けるチームを助ける、値千金の先制ゴールとなったね。

西野の先制ゴールから3分後には、宇佐美が個人技からゴールネットを射抜き、
ここまでの劣勢が、瞬く間に2点リードへ。

それにしても、宇佐美のあのゴールはボールを受けた瞬間に、
ゴールまでの道筋が見えていたかのようやったね。

この2点で札幌の選手の気持ちが折れてしまったようで、
これまでの勢いはトーンダウン。

そんな札幌を尻目に、ロチャが途中出場の二川のクロスから得点し、
3-0として試合を決定づけたね。

それにしてもロチャは、クロスを合わせる技術もさることながら、
後ろに下がりながらのヘディングで、
逆サイドのサイドネットにあのスピードのシュートを打てるなんて、
どんな首筋と背筋をしているのだろうか。



ベトナムの英雄がプレーする姿を見る事ができなかったのは残念やったけど、
フェホの規格外の高さと、ガタイに似合わない足の速さは、
相手の選手ながら楽しんで見る事ができたわ。

これで20歳とかやったら、
将来、フッキみたいに欧州で活躍する選手になるのではと思ったけど、
もう28歳やから、さすがにそこまで伸びしろはないか。

もうちょっと足下のテクニックが洗練されれば面白いなと思うんやけど、
なんか、そういう意味では、ちょっと残念な選手やわ。



ガンバが勝ち、神戸、千葉、京都、長崎が負けた事で、
ガンバの首位の座は一層堅いものなったね。

なんか、じわじわと徳島が順位を上げてきているのが気になるところやけども。

次節はアウェイで鳥取と対戦。

J2の順位表では下から2番目の21位に位置している鳥取やけど、
前回の対戦では万博でよもやの大苦戦を強いられた相手だけに、油断は禁物やね。

鳥取戦と、横浜FC戦は2試合連続で現地参戦するので、
猛暑の中頑張る選手を、後押ししてきたいと思います。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ









2013年8月14日

日本のDF陣は時代劇の斬られ役かなんかなの?



日本24ウルグアイ


「ヨーロッパのシーズン開幕前に、
はるばる日本に選手を呼び寄せて親善試合を行う意味って何なんやろ?」

って、日本人ですら思っているのに、
現在、ブラジルW杯南米予選で5位と、ボーダーライン付近を彷徨っている、
ウルグアイの国民のそれは日本人の比じゃ無いやろね。

しかも、国内の若手を連れて行くとかじゃなくて、
カバーニがおらんだけでほぼベストメンバーって、
ウルグアイサッカー協会は随分サービス精神旺盛なんやな。

まあ、俺はマンU時代からフォルランのファンやから、
その気持ちは素直に嬉しかったけども。



肝心の試合の方はと言いますと、コンフェデから続く守備の崩壊は、
この試合でも止まらずと言ったところ。

DFラインから前線までをコンパクトに保ち、
ショートパスを繋いでウルグアイのゴールに迫る日本に対し、
ウルグアイは、4-4-2の4-4の2ラインの間をボールの狩りどころに設定し、
まんまとそこに侵入してきた日本の選手を前後で挟んでボールを奪うと、
シンプルにスアレスとフォルランの2トップを走らせるという戦術。

ウルグアイの1点目はこの形がピタリとハマった格好やったわけやけど、
あのシーンは左SBの酒井がもう少し早く中に絞って、
フォルランのマークにつけなかっただろうか。

さらに、先制点を許して浮足立つ日本は、
足並みが揃わないうちに自陣ゴール近くでファウルを犯し、FKを献上すると、
これをフォルランに決められ、早々と2失点目。

川島が右に動いたところ、重心の逆を取られた格好やったけど、
川島がいなかったら前半だけで5失点ぐらいしててもおかしくなかったから、
このシーンだけを取り上げて川島を責めるのはちょっと酷かな。



前半を2点ビハインドで折り返し、
ハーフタイムを挟んで仕切り直しといきたかったところやけど、
後半7分にスアレスに決められ、ビハインドは3点に。

吉田がマキシ・ペレイラのクロスをクリアしたつもりが、
待ち構えていたスアレスへの絶好の落としになり、それを決められた形やったけど、
あれは素直にボールが来た方向にクリアしとくべきやったかな。

吉田としては、この試合で奮起して、
コンフェデのイタリア戦でのボーンヘッドを帳消しにしたかったところやったけど、
恥の上塗りになってしまった。

伊野波との交代もやむなしやけど、
吉田の代わりにピッチに送り込めるのが伊野波しかおらんっていう時点で、
日本のCBの層の薄さを窺い知れるのが、なんとも悲しいところやね。

スアレスにゴールを決められたすぐ後に、
本田の浮き球のスルーパスを処理しようとしたウルグアイのDFとGKが交錯。

こぼれ球を拾った香川が反撃の狼煙となる1点を挙げるけども、
またその直後にアルバロ・ゴンサレスにヘディングでゴールを決められ、
ホームで無残にも4失点。

本田が久々にFKからゴールを決めたけど、
称賛されるべきゴラッソも、焼け石に水っていう感じやったね。



お盆の時期に行われた代表戦とあって、
帰省して家族で日本代表戦を見に来たって人も多かったやろうに、
ちょっとこの内容はいただけないね。

来月、グアテマラ戦とガーナ戦が組まれているから、
この2試合でなんとか建て直しを図りたいところやわ。



にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ











2013年8月11日

福岡と戦っているのか、それとも暑さと戦っているのか



ガンバ大阪10アビスパ福岡


6月の徳島戦以来の完封勝利も、この暑さの中での試合と言う事もあってか、
内容はかなりの凡戦でしたな。

後半の最後の15分なんか、ボクシングで言うと、お互いにバテバテで、
クリンチばっかりしている12Rをずっと見ているような感じやったし。

試合後のワニナレナニワの時に、藤春と内田がフラフラだったのが、
この試合がどれだけ過酷なコンディションで行われていたのかを物語っていたわ。



完封したとは言うものの、ここ1ヶ月失点続きだった守備陣が、
大きく改善されてたのかと訊かれれば、決してそんな事は無くて、
やっぱり、今野がDFラインにいると、どうしてもラインが下がり気味になってしまい、
バイタルエリアが空いてしまうね。

現に、このエリアを使われて、ボコボコとミドルシュートを打たれてしまった。

特に、前半の福岡のファーストチャンスと、
後半のクロスバーを叩いたやつは、「やられた!」と思ったけど、
前者に関しては、今野がブラインドになっていたのにも関わらず、
よく藤ヶ谷は止めたと思うわ。

あと、前半に、ロチャがスルーパスに抜け出そうとした時に、
右太ももの裏を痛めたあたりから、あまり前線からチェイスに行けなくなった事も、
後ろの守備の負担を増大させる一因にもなったかな。

しかも、そんな状態のロチャを後半34分まで引っ張って、
攻守に効いていた大森を後半26分で下げると言う、
この日の健太さんの交代策は解せないわ。



なんだかんだで完封した守備陣に対し、攻撃陣はチャンス自体は多かったものの、
結果的に前半のロチャの1点止まり。

ヴェルディ戦でも見られた、大森のクロスを中央で合わせるっていう形やったけど、
これまで、サイドからシンプルにクロスを入れてゴールが決まるっていうパターンって、
ガンバではあまり見られなかったから、この形が何度も見られるようになれば、
相手の守備の意識も外に向くやろうから、中と外を上手く使って、
効果的な攻撃ができるんじゃないかなって思ったりしてる。

このシーンに関しては、大森を走らせた加地の縦パスも秀逸だったね。

ただ、アシストした大森に関しては、
自分でも積極的にゴールを狙ってほしいところ。

この試合でも、自分で得点できるチャンスは3回ぐらいあったと思うし。

今でも十分よくやってるとは思うけど、
やっぱり前目の選手やから目に見える結果が欲しいところやし、
倉田がケガから復帰してきてもレギュラーをキープできるかとなると、
どうしてもインパクトに欠けてしまう部分はあるよね。

あのライン際でのボールの扱い方とか見るとすごく才能を感じるし、
期待してるだけにもうひと頑張り欲しいところやね。



神戸も千葉も京都も長崎も負けたため、今節はガンバの一人勝ち状態で、
体よく、下との差を広げる事に成功。

次節は万博で札幌戦。

昨季にJ1で対戦した時からずっと思ってたけど、
札幌はガンバに対してかなり苦手意識を持ってるように見えるから、
組み易い相手やとは思う。

でも、197cmの巨人フェホや、ベトナムの英雄レ・コン・ビンなど、
前回対戦した時はいなかった選手もいるので、
どのように新戦力を駆使してガンバに挑んでくるのか、楽しみやね。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ











2013年8月5日

勝った事で問題点がうやむやにならなければいいけどね



ガンバ大阪32ファジアーノ岡山


シーズン前半をJ2最少失点で乗り切って、
守備の建て直しに成功したかに見えたのも束の間、
ここ1ヶ月ぐらいは「大体2失点でお馴染みのガンバ大阪です」が復活しつつあるね。

一方で、攻撃陣は宇佐美とロチャ加入後、3試合連続で3得点と、
シーズン前半戦は鳴りを潜めていた、
ガンバの代名詞である爆発力が蘇りつつある。

本当は、攻撃陣が爆発しつつ、守備も無失点に抑える。

つまり、かつて西野朗が言ったところの、
「綺麗な顔で試合を終わりたい。殴られたら殴り返すじゃなくて、一方的に殴りたい。」
っていう戦い方が理想なんやろうけど、攻撃と守備ってトレードオフな関係にあるから、
あっちが立てばこっちが立たないって感じで、なかなかバランスが難しいもんなのよね。



この日のガンバのスタメンは、前節、岩下が故障した事を受け、
今野がボランチからCBに下がり、相方には久々の西野。

さらには、遠藤がトップ下からボランチに下がり、
トップの位置にロチャが入って、宇佐美と2トップを組む形になったね。

これまで、どちらかというとバランス重視だった健太さんの事を思うと、
随分、前掛かりな布陣やなって思ったんやけど、
蓋を開けてみると、守備意識の低い2トップ、枚数が減った中盤、
ラインをすぐに下げたがる今野が統率するDFラインと、不安要素が一気に露呈。

プレスが掛からずスカスカになった中盤で、
岡山を自由にプレーさせてしまい、前半14分に先制点を献上してしまった。

あのシーンは、久木田のシュートが今野に当たってコースが変わって入ると言う、
アンラッキーな形やったけど、シュートの前の場面で4対2と、
守備側が数的有利やったから、藤春に裏のスペースのカバーに入ってもらって、
今野はお得意のインターセプトを狙いに行っても良かったんじゃなかったかな。



そんな不甲斐ない戦いぶりを続けるガンバを見て、
健太さんは前半のうちに応急処置を施したね。

ここまであまり目立ってなかった二川に替えて内田を投入してボランチに入れ、
遠藤をトップ下に上げて、宇佐美をサイドに出し、
4-2-3-1みたいな形にして中盤を厚くしてきたね。

これが的中し、前半のうちに宇佐美のゴールで同点に追いつくと、
後半は、厚くなった中盤と、相手の運動量の低下が相まって、
中盤でセカンドボールを拾えるようになり、ガンバが試合を支配。

程なくして、カウンターとCKからそれぞれロチャが決めて、
瞬く間に2点リードを奪い、試合の大勢は決まったかに思えたね。

ただ、結果論になってしまうけど、この時点で試合はあと30分も残っていたし、
良い流れのうちにもう1点取っておくべきやった。



2点リードしたガンバは、無理に縦に急がず、
ボールを回して時間を使うような戦い方にシフト。

最初のうちは相手をいなしながらボールをキープして、
のらりくらりと時計の針を進めていたけど、後半39分に左サイドのクロスから、
押谷にバックヘッドを決められて1点差に迫られると、状況は一変。

イケイケムードになった満員のkankoスタジアムの雰囲気に押されて、
岡山の選手達が試合序盤の勢いを取り戻すと、
その勢いを真正面から受けてしまったガンバは防戦一方に。

後半ロスタイムにはゴール前の混戦からあわやというシーンを作られたけど、
これはなんとか藤ヶ谷が掻き出して難を逃れ、試合終了。

2点リードを奪った後の楽勝ムードから一転、
薄氷を踏むような試合終盤の攻防を制し、
なんとか勝ち点3を積み上げる事に成功したね。



次節は万博で福岡と対戦。

前回の対戦では、この日の試合と同じようなヒヤヒヤした終盤の展開を制して、
なんとか勝利を収めただけに、次節も難しい試合を強いられそうやね。

個人的には、そろそろ、ロチャが前線で楔のボールを受けて、
強引に反転してシュートを打って、ゴールに叩き込むっていう、
全盛期のヴィエリのような、「これぞパワー系FW」っていうゴールを見たいかな。

この日も2ゴールを挙げたとはいえ、まだ本領発揮してない感じがあるからね。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ