2018年3月31日

クルピの蒔いた種が発芽するのはいつの日か



飛田給行って来ました。





ガンバ大阪23FC東京


代表戦による中断期間が開け、新加入のマテウスも登録が完了し、
「さあ、仕切り直し」といきたいところだったけど、
今野とアデミウソンが再び戦線離脱し、米倉も故障。

さらに、この試合で藤春も負傷交代と来れば、
ベストメンバーで試合が出来る日はいつになるのだろうかと不安になってしまう。

16年間勝てていない飛田給でのFC東京戦で、
勝ち点を落とすのは織り込み済みなところはあるので、
この結果は意外でも何でもないけど、
今季まだ1勝も出来ておらず、是が非でも勝ち点3が欲しい状況で、
さらにまた黒星を一つ重ねるというのはなかなか精神的に堪えるものがあるね。

日付が変わったら、エイプリルフールよろしく、
「今までのリーグ戦の成績は嘘でした」なんて、
都合のいい状況になっていないだろうか。



FC東京と言えば、どうしても昨季までガンバの指揮を執った、
長谷川健太の存在を意識してしまうところ。

試合前は、敵陣営に佇むかつての自軍の将に、一泡吹かせてやると思っていたけど、
積極的に前線からプレスをかける青赤のユニフォームの選手たちを見て、
知らず知らずのうちに、かつての自分たちの姿を重ねてしまっていたね。

まあ、その青赤のユニフォームを着た選手の中に、
当時、ガンバにいた選手がいるから尚更なんだけど。



ただ、この敗戦の中に光明を見出すとすれば、
2試合連続のドッピエッタを達成したファン・ウィジョだろう。

昨季は、ゴールから離れてプレーする時間が長く、
そのゴールに対する貪欲さとシュートレンジの広さを発揮できずにいたけど、
今季は、ゴールに近い位置でプレーできているので、
彼が本来持っている能力が生き始めているように思う。

そう言えば、以前、ガンバに在籍していたイ・グノも、
2010年のシーズン途中に加入した時は鳴かず飛ばずだったけど、
2011年に入ってから覚醒したという前例がある。

二匹目のドジョウを狙うわけでは無いけど、ファン・ウィジョも、
同胞の先輩のように、2年目を飛躍の1年にして欲しいと思うね。


次戦は、アウェイでルヴァンカップの名古屋戦。

クルピのことだから、チームの土台作りのスローガンの下に、
ベストメンバーをピッチに送り出しそうな気がするけど、
故障者が相次いでいる現状と、15連戦という日程に鑑みて、
選手を入れ替えて戦う必要はあると思う。

うだつの上がらないトップチームとは対照的に、
U-23は内容と結果が伴ったサッカーをしているので、
U-23から選手を抜擢して起用するのもいいんじゃないだろうか。



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2018年3月28日

8年前の再現は期待できそうにもない



日本12ウクライナ


先日のマリ戦後に、現在のチーム状態に対する不満を、
多くの選手たちが口にしているのを見て、
「こんな調子ではウクライナ戦も期待できないな」と思っていたら、
予想通りの結果になってしまった。

この試合のウクライナは、2軍と言いつつ、
アジア予選であればW杯出場を勝ち取れるだけの実力があるチームだと
見受けられたし、日本の選手の個々のパフォーマンスも低調なものだったので、
結果自体に疑問を感じるところは無い。

ただ、チーム内に問題があると思われるようなコメントが選手の口から出てくるあたり、
既にハリルホジッチは求心力を失っていると思えるし、
その状況が、昨秋の長谷川健太とどことなくダブって見えて、
このままW杯の指揮を執らせるにあたり不安しか感じない。

西野朗技術委員長よ、そろそろ決断する時が来ているんじゃないのかい?



先日のマリ戦からスタメンを8人変更して臨んだこの試合。

宇賀神の右SB起用のような不可解な配置は無かったけど、
この試合で右SBに入った酒井高徳が低調なプレーに終始し、
マリ戦に引き続いて右サイドが穴になっていた。

W杯メンバー入りに向けて不退転の覚悟でこの試合に臨んだはずなのに、
SBのフォローに奔走させられた本田圭佑の胸中や如何に。

酒井高徳って、SBを主戦場としていた頃から、
代表でのプレーってそこまで芳しくない印象があるんだけど、
所属のハンブルガーSVで中盤を務めているせいなのか、
いよいよSBの動き方すら忘れてしまったんだろうか。

この調子だと、内田篤人のケガの状態が問題無いようであれば、
普通にW杯メンバーに選出されそうな感じがしてきたな。

また、これまで中盤の大黒柱としてチームを支えてきた長谷部が、
軽率なパスミスを何本も犯していたのが気になった。

年齢やケガの影響など、色々な原因は考えられるんだろうけど、
プレー以外の面でも代えの利かない選手なので、
この試合ではたまたま調子が悪かっただけと思いたいね。



低調なプレーをしていた選手が多い中で、
数少ないポジティブな印象を持った選手は、中島と槙野かな。

中島は、ポルトガルリーグで結果を残しているし、
先日のマリ戦でも同点ゴールを決めていることもあって、
代表2試合目にも関わらず自信をもってプレーしているように見えた。

このギラギラした感じは、
2010年の南アフリカW杯の前の本田を想起させるものがあるね。

槙野は、これまでムードメーカー枠として代表に招集されている感はあったけど、
今や吉田麻也の相棒のファーストチョイスと言ってもいいだろう。

この試合でも、1点ビハインドの状況で、ウクライナに流れた試合の主導権を、
セットプレーからのゴールで呼び戻したという意味で、大きな働きをしたと思うね。

ただ、諸手を挙げて称賛するのがなんとなく癪に障る選手ではあるんだけども。



冒頭にも書いた通り、個人的にはハリルホジッチ体制はもう限界だと思っているので、
5月のガーナ戦で、日産スタジアムのベンチに、
ハリルホジッチが座っていないことを期待したいね。

ただ、W杯終了までの契約だから契約満了まで指揮を執ってもらおうという、
某在阪球団のアホフロントのようなことを言い出す連中が、
日本サッカー協会にいないと言い切れないのが悲しいところではあるのだけども。



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2018年3月24日

選手より鳩の方が躍動感のあった試合



日本11マリ


ポルトガルの地で結果を残し、満を持してA代表のピッチに立った、
リオ五輪世代の背番号10番の代表初ゴールで辛くも敗戦は免れたけど、
3ヶ月後にW杯を戦うとは思えないチームの完成度の低さに閉口させられたね。

対するマリ代表は、世界的に名前の通った選手はいないけど、
ほとんどの選手が欧州の中堅どころでプレーしていることもあって、
個々のレベルは高かった。

W杯に出場しないマリ相手にこのザマでは、
本大会でセネガルと対戦しても勝ち目は無いのではと思ってしまったね。



この試合で悪い意味で目立ってしまったのは、右SBでスタメン出場した宇賀神。

前半に軽率なファウルでPKを献上しただけでなく、
攻撃面でも右サイドの機能不全の原因となり、
散々な形で30歳の誕生日を過ごすことになってしまったけど、
そもそも彼は左SBの選手。

そう言えば、ハリルホジッチは昨年末のE-1でも植田を右SBで起用していたし、
それ以前には原口のボランチ起用と言うのもあった。

精力的に選手の視察に訪れている印象がある監督だけど、
前述のような不可解な選手起用を続けていることを見ると、
試合で一体何を見ているんだろうと疑問に思えてくる。

まあ、酒井宏樹が故障により代表招集を見送られたことで、
急遽、抜擢されたんだろうけど、今回の宇賀神のパフォーマンスに関しては、
エクスキューズの余地はあるんじゃないだろうか。



また、このブログで何度か書いているけど、
僕は川崎の大島のプレーが好きなので、
この選手のプレーを見るのはいつも楽しみなんだけど、
昨年末のE-1の中国戦に引き続き、またしても負傷交代してしまった。

ここまで同じことを繰り返しているところを見ると、
トレーニング内容や食生活などに改善の余地があるんじゃないかと思わされるね。

能力的には素晴らしいものを持っていると思うので、
これ以上ケガでチャンスを逃さないためにも体質改善に努めて欲しいね。



次戦は同じ会場でウクライナと対戦。

代表監督をつとめているのがシェフチェンコというところに隔世の感を感じるね。

この試合を見た後では、期待値はどうしても低くなってしまうけど、
宇佐美にはW杯本大会のメンバーに入って欲しいと思っているので、
次戦こそはゴールを決めてアピールして欲しいと思う。



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2018年3月18日

かすかでも確実に前進 大事なのは前に出る姿勢



ガンバ大阪22柏レイソル


先日のリーグ杯で浦和相手に快勝したこともあって、
この試合に対する期待感は大きかったけど、
さすがにそんなにうまく話は進まないわな。

先日、故障による長期離脱から復帰したばかりのアデミウソンが、
コンディション不良でベンチ外になるし、
今野が戦線に復帰したと思えば、この試合で市丸が負傷交代。

次節のFC東京戦からマテウスが出場できるようだけど、
あっちが立てばこっちが立たないという状態で、
なかなか思うようにチームを編成できないね。

まあ、マテウスに関しては、選手登録が間に合わなかったという点で、
フロントが後手を踏んでいる感があるので、小言の一つや二つ言いたくもなるけれど。



浦和相手に4得点を挙げた勢いをそのままに、
この試合でも攻勢に出たいところだったけど、
柏の江坂に返り討ちにされ、早々に2点ビハインドを背負うことに。

いずれのゴールも鋭い切り返しからのコースを狙ったシュートだったので、
江坂の個人技も見事なものではあったけど、
そもそも、ガンバの守備陣がズルズルと下がってしまい、
誰もボールにチャレンジできていなかったのが問題。

昨季までは、低いDFラインで跳ね返すような守り方をしていたので、
今季のように高いDFラインを敷いた守り方に慣れないのは理解できるけど、
急造の守備陣というわけでもないんだし、
選手同士で話し合って上手く修正して欲しいと思う。



ただ、今季のこれまでの試合だと、2点ビハインドを背負った時点で、
敗色ムードが濃厚になっていたけど、
この試合では、ファンウィジョがゴールを決めて1点差としたことで、
観戦意欲が削がれるという事態に陥らずに済んだね。

1点ビハインドになってからはガンバが攻勢に出る場面が多かったけど、
先日の浦和戦で2得点を挙げた長沢をはじめに決定機が訪れるけど、
これを決めきれなかった。

後半に入って、柏が建て直してきただけに、
前半の勢いがあるうちに追いついけなかったのが痛かったね。



ファンウィジョは、闇雲にシュートを打つきらいはあるけど、
守る側からして、ゴールに近い位置でボールを持たれると、
やはり嫌な選手じゃないだろうか。

昨季は、ゴールから離れた位置でプレーすることが多かったので、
そのゴールに対する貪欲さが相手の脅威になることは少なかったけど、
今季のようにゴールに近い位置でプレー出来れば、
きっとガンバのストロングポイントになってくれるはず。

得点力不足が叫ばれるガンバのFW陣に於いて、
もっともストライカーらしいFWだと思うので、
この調子で得点を積み上げていって欲しいと思うね。

後半41分にそのファンウィジョが、再び中村航輔が守るゴールのネットを揺らし、
タイスコアに持ち込むことができたけど、勝ち越すことまでは出来ず、
またしてもホームで勝ち点を落とすことに。

ただ、今季のリーグ戦で初めての勝ち点を挙げることが出来たのは、
ポジティブに考えていいと思う。



今季は、クルピを新監督に迎え、チームの再構築をしながらのスタートかかわらず、
春先から、鹿島、川崎、柏といった完成度の高いチームと相対する日程は、
さすがに厳しいものがあった。

油断は禁物だけど、次節以降の対戦相手は、
これまでの対戦相手よりも若干落ちるところがあるので、
ここら辺から勝ち点を伸ばしていければと思う。

奇しくも、次節の対戦相手は、昨季までガンバ大阪のベンチに座っていた、
長谷川健太率いるFC東京なので期するものがあるね。

大魔境・飛田給での試合と言うのが引っかかるところではあるけど、
かつての指揮官を一泡吹かせられるような試合を期待したいね。



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2018年3月15日

この良い流れをリーグ戦でも



ガンバ大阪41浦和レッズ


見る人が見れば、カップ戦のグループステージでの勝利なんて、
取るに足らないものかもしれない。

しかし、昨年の9月から、公式戦の勝利に見放されていたクラブにとって、
どれだけこの瞬間が待ち望んだものだったことか。

惜しむらくは、チケットを取って参戦する気だったにも関わらず、
仕事で断念せざるを得なくなったことかな。

まあ、自分のミスで仕事を忙しくしてしまったので、
あまり文句も言えないところが苦しいところではあるのですが。



試合を見ていないので、あまり詳しいことは書けないのだけども、
先日の川崎戦で得点を挙げるどころか、
相手ゴールに近づくことすらできなかった長沢の1トップを、
この試合でも採用したのを見て、決して良い印象は受けなかった。

ところが、その長沢がこの試合で2得点を挙げるんだから、
サッカーと言うのはよくわからんスポーツだなと思わせる。

だからと言って、この試合の2得点で今までフイにしてきた決定機を、
チャラにできると思っていたら大間違い。

今となっては想像も出来ないけど、
この試合を起点に、日本代表候補に名前が挙がった2016年シーズンみたく、
量産モードに突入してガンバを勝利に導いてほしいね。

また、明るい話題に乏しかったガンバサポーターにとって、
数少ない希望であった中村敬斗がプロ初ゴールを挙げたことも、
この試合の喜ばしいトピックスやね。

同じ時間帯に行われていた東京と新潟の試合で、
久保建英がトップチームでの初ゴールを決めたことで、
若干、話題性に欠けてしまった感はあるけども、
またゴールを決めて、我々サポーターを喜ばせて欲しいと思う。



ただ、半年ぶりの勝利を挙げたとはいえ、
今の浦和の状態があまり良くないことも事実。

今季の浦和の試合は、開幕節の東京戦を見ただけだけども、
サイド攻撃を意識するあまり、選手の間隔が横に広がってしまっている感があって、
ペトロヴィッチ時代に見せていた、選手たちが近い距離感を保って、
小気味の良いパスワークで崩すような場面は見られなかったからね。

そうは言っても、浦和相手に4得点を挙げることなんてなかなか無いものなので、
この試合の良いイメージを週末のホームでの柏戦にも持ってきて、
ルヴァンだけでなくリーグでも去年の8月以来の勝ち試合を見せて欲しいね。




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2018年3月10日

大量失点しなかったのは川崎の憐憫の情なのだろうか



等々力行って来ました。




ガンバ大阪02川崎フロンターレ


川崎の選手たちがその気になれば、
あと2,3点取られていてもおかしくない試合だったように思うけど、
実際そうならなかったのは、川崎が来週のACLに備えて、
省エネモードで試合を進めていたからなのかなと思う。

そんな省エネモードの川崎を相手にロクにシュートまで辿り着けない
今のガンバのチーム力の低さを哀れんだ川崎の選手たちが、
情けをかけているようにも見えて、何とも言えない切ない気持ちになったね。



先日のルヴァンカップで倉田が負傷したことを受け、
この日は今のガンバで唯一の希望と言ってもいい中村敬斗が、
初スタメンを飾ったね。

ところが、その中村がどうこう言う前に、
CKのこぼれ球に対する寄せが甘くなったところを、
エドゥアルド・ネットに決められ、あっさりと先制点を献上。

その後は、反撃しようにも相手ゴールに近づくことすらままならず、
川崎のボール回しの練習相手になっているような有様だった。

これを受け、クルピは後半頭から長沢を下げて泉澤を投入。

前半は左サイドでプレーしていたアデミウソンを、
トップの位置に移すという采配が奏功し、
川崎のペナルティエリアに侵入する場面が増えたように思う。

アデミウソンは賛否両論ある選手だけど、
もともと持ち合わせているスキルの高さは認めざるを得ないね。



ところが、今度は、せっかく相手ゴールまで迫る場面が増えたにもかかわらず、
誰もシュートを打たないという問題が発生。

きれいな崩しにこだわるあまり、
シュートに持ち込めずにボールを失ってカウンターを食らうというのは、
いつの時代のガンバでも見られた光景だけど、結果が出ていない現状で、
ゴールまでのプロセスにこだわる余裕はあるのだろうか。

まさにそのカウンターから川崎の2点目が生まれたわけだけど、
ゴールを決めたのが家長で、アシストしたのが阿部と言うのは、
不甲斐ない戦いを続ける古巣に対する無言の喝のようにも感じられたね。


次節はホームで柏と対戦だけど、
その前にルヴァンカップのアウェイの浦和戦があるね。

先日のルヴァンカップのホーム広島戦では、土台作りという名目で、
現状のベストメンバーと思われる選手たちをピッチに送り出し、
結果、惨敗を喫したクルピだけど、浦和戦ではどう出るか。

ネガティブな感情が渦巻く今のガンバに於いて、
少しでも前向きになれる要素が見つかるという淡い期待を抱いて、
次の水曜日は埼玉スタジアムに向かおうと思います。



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2018年3月7日

この我慢が報われる日が来ることを信じよう



ガンバ大阪04サンフレッチェ広島


うーん、苦しい。

名古屋戦、鹿島戦と、結果が出ていない中でも、
良かったところを見つけて評価していこうと思っていたけど、
ここに来て、これだけ完膚なきまでに叩きのめされる試合を見せられると、
自分が信じているものが正しいのか疑いそうになる。

ましてや、スタメン11人を総入替した広島に対し、土台作りのためと言って、
先日のリーグ戦とほとんど変わらないメンバーをスタメンで起用したにも関わらず、
この結果に終わったとなると尚更やね。

土台作りの必要性は理解できるけど、
遠藤が週2試合の連戦でコンディションを落とすのは昨季から露呈していたことだし、
倉田に関しては、あれだけ何重にもヒザにテーピングを巻いている姿を見ると、
本当に試合に出られるコンディションなのか不安になってしまう。

倉田だけでなく藤春のパフォーマンスが上がらないのも、
飼い主のコンディション不良の影響は少なからずあると思うしね。

選手が壊れてしまっては元も子もないんだし、
クルピには選手のコンディションに鑑みた選手起用をしてほしかったな。



この試合のスタメンで特別目を引いたのは、
やはり故障による長期離脱から復帰したアデミウソン。

攻撃力不足により、
FWの補強の必要性が、声高に叫ばれている状況が長く続いているけど、
そもそもこの選手が本来の実力を発揮してくれれば、
そんな声は沈静化されるはずなんだけどね。

この試合では、前半こそイージーなシュートミスやボールロストが目立ち、
試合勘が鈍っているところが垣間見えたけど、
徐々に感覚が戻ってきたのか、後半のプレーは良かったと思う。

もともと時間制限があったのか、長沢との交代でピッチを後にしたけど、
ワンタッチでボールをはたくプレーや、ボールを受けた後の反転の早さは、
ガンバの他の選手には無いクオリティなので、
やはりどうしても期待してしまうところはある。

周囲の期待とは裏腹に、故障離脱している間も、
夜な夜な遊び歩いている様子をSNSに投稿したり、
明らかにオーバーウエイトの状態でキャンプに合流するなど、
彼の態度に対して猜疑心を抱いている人も多いと思う。

クルピは、ガンバ大阪のガレージに、
長らく眠っているフェラーリを走らせることが出来るのか、
ブラジル人老将の人心掌握術に期待したいところやね。



僕は、W杯によるリーグ中断までは、
我慢して見届けようというスタンスでいるので、
まだこの敗北を許容できているところはあるけど、
ガンバサポ全員がそういうスタンスかと言えば必ずしもそうではないと思う。

むしろ、僕は少数派なんじゃないだろうか。

スタイルの再構築中、世代交代の最中、補強が不十分、などなど
エクスキューズできる要素はいくらでも見つかるけど、
プロとしてお金を貰ってサッカーをしている以上、
結果にこだわるのは当然のこと。

土曜日に対戦する川崎は、昨季のリーグチャンピオンなので、
敢えて言うまでもなく手強い相手だけど、
選手たちには現状に危機感をもって、試合に臨んで欲しいね。



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2018年3月4日

クルピガンバの羅針盤が指す先は間違ってはいない



渡鹿してきました。




ガンバ大阪01鹿島アントラーズ


今までやっていたことと別のことをやるということは、
いつだって難しいものである。

それは仕事や遊びに限らず、サッカーについても同じこと。

今のガンバは、まさに今までと別のことをやろうとして苦労している状態だけど、
僕は、その取り組みに対してはポジティブな印象を持っている。

今季は、結果がついてくるまで時間がかかるかもしれないけど、
目の前の結果だけ見て短絡的に批判するのではなく、
自分たちが進んでいる道は間違っていないって、
長い目でチームを見守っていきたいと思う。



この日のスタメンは、前節の名古屋戦から、
オ・ジェソクと福田の代わりに米倉と矢島が先発。

米倉は及第点のパフォーマンスを見せていたけど、
矢島に関しては、前節で福田が抜擢された理由がわかるような出来だった。

ボールを動かす能力には長けているのだろうけど、いかんせん球際が淡白で、
自陣ゴールの近くで起用するにはリスクが高いような印象を受けた。

さらに、ハーフタイムに矢島との交代で出てきた中村が、
この試合に出場していたガンバの選手たちの中で、
一番期待を抱かせるようなプレーをしていただけに、
そのコントラストで矢島の物足りなさが際立つ格好になってしまったように思う。

また、矢島だけでなく、この試合に関しては、
本来、中心となってチームを牽引していく立場の選手たちが、
軒並み低調なパフォーマンスに終始していた印象を受けた。

若い選手たちのギラギラ感に触発されて、
中堅からベテランの選手たちも奮起するといった相乗効果に期待したいね。



結果だけ見れば、接戦だったような印象を持つかもしれないけど、
実際、この試合が接戦になったのは、
鹿島の選手たちのシュートミスに救われていたことに加え、
東口のレッド相当のプレーがイエローになったというのも、
多かれ少なかれ影響しているんじゃないだろうか。

もし、あの場面で東口が退場になっていたら、
もっと大差がついて負けていてもおかしくなかったと思う。

本来はあってはいけないことなんだろうけど、
鹿島とガンバの現時点でのチームの完成度の違いに鑑み、
試合を壊さないでおいてくれた西村主審の温情だと思って、
ありがたく受け取っておくとするよ。


次節は等々力での川崎戦だけど、
その前にルヴァンカップのグループステージの広島戦があるね。

クルピがルヴァンカップをどのような位置付けで考えているのかわからないので、
誰が出場するのか読めないところはあるのだけど、
開幕戦で福田が抜擢されるような不確定要素が、
今季のガンバの楽しみ方でもあると思うので、
クルピの腹の内を探りつつ、水曜日の試合を楽しみに待ちたいと思います。



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