2015年10月26日

仙台と相性が悪いっていう話はどこへ行ったのだろうか



仙台行ってきました。





ガンバ大阪31ベガルタ仙台


仙台は前節から中7日、ガンバはACLから中3日という日程面はもとより、
今季、最もプライオリティを高く設定していたACLで敗退したことで、
選手達の気持ちが切れていないかという心配をしていたんだけども、
選手達の目は既に次を見据えていた。

前半から攻守の切り替えが早く、球際も激しくて、
ちょっと飛ばし過ぎているようにも見えたんやけど、
冬が近づいてきていることを感じさせるようなこの日の仙台の寒さも手伝ってか、
試合を通じて運動量が落ちなかったね。

失点したCKの場面で、西野がハモン・ロペスのマークを外したこと以外は、
完璧な内容だったと言っても過言じゃないだろう。



特筆すべきは2得点を挙げた倉田秋。

どうしても、秋という名前だから秋に強いっていう短絡的な考えをしてしまうけど、
ここ2ヶ月ぐらいの活躍は目を瞠るものがある。

今季はリーグ初ゴールを挙げるまでにだいぶ時間が掛かってしまったけど、
トップ下というポジションを自分のモノにしたのか、
1点取ってからは良いペースで得点を重ねることが出来ている。

これからもタイトル獲得へ重要な試合が続くので、
どんどん得点に絡んでいって欲しいと思う。



対する仙台は、既に残留を決めたこともあってか、
選手達のモチベーションの低さを感じずにはいられなかった。

今季は、1年を通して3弱がはっきりしていたので、
本格的に残留争いに巻き込まれる事は無かったけど、
消化試合とは言え、ホーム最終戦でこんな試合をやっていたら、
来年のこの時期には、社長がサポーターに謝罪する羽目になるんじゃないだろうか。

まあ、余計なお世話かもしれませんが。


土曜日にFC東京が浦和に敗れたので、
ガンバはこれでチャンピオンシップ出場圏内の3位に浮上。

次節の対戦相手は年間首位に立つ広島やけど、
リーグ戦で、万博では15年間負けていない相手なので、悪いイメージは無いね。

ただ、その前にナビスコカップファイナルという大一番に集中しなければならない。

鹿島は、今節、湘南に敗れて2ndステージの優勝が厳しくなり、
チャンピオンシップ出場が危うくなってきたので、
ナビスコカップのタイトルは目の色を変えて狙ってくるはず。

ただ、ガンバとしても昨季獲得したナビスコカップウィナーの称号を、
易々と手放すわけにもいかない。

埼玉から持ち帰ったカップを万博のトロフィールームに追加した上で、
リーグテーブルのてっぺんにいるチームを、
おもてなしして差し上げましょうじゃありませんか。



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2015年10月23日

この悔しさがガンバ大阪というクラブをまた一つ大きくする



ガンバ大阪00広州恒大


今季、ここまでで一番大事と言ってもいい試合がある日に限って、
出勤している時、駅の階段で靴ヒモが切れる(しかも左右両方)という、
不吉なハプニングが発生。

何も無ければいいと思いながら、その日の仕事を終えてスポーツバーに向かったけど、
そこでガンバ大阪のACL準決勝敗退という、
とても悲しい場面を目撃する事になりましたとさ。

まあ、革靴の靴ヒモが切れていなくても、
この試合の結果は変わらなかったと思うけども。



前半は動けるメンバーで飛ばし気味に試合に入り、
後半、両チームが全体的に間延びしてスペースが出来てきたところで宇佐美を投入。

試合は、概ね長谷川健太のプラン通りに進んでいたかのように見えたけど、
今考えると、術中にハマっていたのはガンバの方だったように思う。

スコラーリの「引き分けるために日本に来たのではない」という言葉とは裏腹に、
ガッチリと隙の無い守備ブロックを形成してきた広州恒大に対し、
ガンバはなかなか効果的な縦パスを入れられず、
逆にボールロストからカウンターで何度もピンチを迎えるという展開。

東口を筆頭に守備陣の奮闘で失点は免れていたものの、
攻撃陣はなかなかチャンスを作り出すことができず。

終盤の一か八かのパワープレーも、高さのある選手の投入できっちり対応され、
まんまと逃げ切りを許してしまった。



悔しい。

実力差があるのは重々承知していたけど、ここまで来たら優勝したかった。

一度、てっぺんからの素晴らしい景色を見ているだけに、
尚更、またあの場所に立ちたいっていう気持ちが強いんよね。

ただACLは難しいというのも改めて認識させられることになった。

2008年に優勝したメンバーの実力や経験値を以ってしても、
2009年からの4年間はベスト16以上に進めなかったしね。

そう考えると、初めてACLに出場する選手が多い今のチームで、
ここまで来れただけでも、よくやったと考えていいのかもしれない。

ただ、2006年の悔しい経験が2008年の優勝に繋がったように、
この悔しい経験を「よくやった」で終わらせるのではなく、
チームの成長の糧にしなければならない。

そのためにまたこの場所に帰って来よう。

・・・と、言いたいところやけど、
来季のACLの出場権ってどういう風に決まるのか、
ちゃんと理解している方がいらっしゃったら教えていただけないでしょうか。



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2015年10月18日

「浦和、失速の秋」という映画でガンバは助演男優賞を狙えそうだ



ガンバ大阪21浦和レッズ


浦和相手に負けたくないという気持ちはもちろんあるけど、
あくまで優先すべきは21日の広州恒大戦というのが念頭にあったので、
遠藤のリーグ通算500試合出場のメモリアルマッチではあったものの、
正直なところ、負けてもやむなしだと思っていた。

ベストメンバーの浦和に対し、倉田とパトリックが累積警告で不在、
米倉と岩下が広州恒大戦に備えてスタメン回避という、
ラインナップを見ればなおさらね。

ところが、そんな試合前の考えは良い意味で覆された。

試合終盤にバタバタしたのはいただけなかったけど、
早い時間に先制したことで精神的に優位に立っていた時間が長かったこともあってか、
勝ち点3を奪っただけでなく、広州恒大戦に向けて疲労度も抑えることができ、
一石二鳥の試合だったんじゃないだろうか。

それにしても、日程面でも浦和が優位だったはずなんだけど、
この日の浦和の選手のパフォーマンスからは、そんな優位性を感じなかった。

まあ、あまり試合間隔が空き過ぎると、肉体的な疲労は解消されても、
逆に試合勘が鈍って、思うようにプレーできないっていうのは、
昨年の32節でも証明されているしね。



この試合には、ガンバでは宇佐美と丹羽と東口、
浦和では柏木と槙野と西川という現役の代表選手が出場していたけど、
この6人の中で一番印象的な活躍を見せたのは、
中東遠征の2試合で一度も出場機会が無かった東口で異論は無いだろう。

柏木のシュートを至近距離でセーブした場面や、
後半のラストプレーでズラタンのシュートをセーブした場面は、
昨年のホームの川崎戦で小林悠のシュートをストップした時を彷彿とさせるような、
鳥肌モノのプレーやったわ。

セービングだけでなく、ハイボールの処理も安定していて、
あれだけたくさんあった浦和のCKの場面でも安心して見ていられたしね。

ハリルホジッチの自宅の住所を教えてくれたら、この試合の映像から、
東口のプレー部分だけをピックアップしたものを送りつけてやりたいぐらいやわ。



あと、最後に触れておきたいのは長沢。

ベンチ入りメンバーに名を連ねているのを見た時、
思わず「そういやそんな選手、夏に獲ってたな」と思ってしまった。

それもそのはず、ガンバに入団してから3試合に途中出場したと記憶しているんやけど、
思わず頭を抱えたくなるようなプレーに終始し、
いつの間にかベンチにも入らなくなっていたから。

ところが、久々に出場機会を得た長沢は、得点を挙げるだけでなく、
長身を生かしたハイボールの競り合いやポストプレー、
さらには、サイドに流れてロングボールを引き出したりと、
まるでパトリックを見ているかのようなパフォーマンス。

赤嶺がいつまで経ってもフィットしないおかげで、
パトリックと宇佐美に次ぐ、3番手FWの不在が懸念材料やったけど、
長沢がこれだけやれるならその問題も解消するんじゃないかという、
今後に期待感の持てるパフォーマンスやったね。

ただ、決定的な場面の外しっぷりまでパトリックの真似をする必要は無かったけども。



FC東京がホームで湘南に敗れたことで、
チャンピオンシップ出場権が得られる年間3位まで、
勝ち点差2というところまで縮まりました。

残りのリーグ戦を勝ち続ければ、FC東京の試合結果次第で、
チャンピオンシップ出場が現実的なものになってくる状況ではあるけど、
冒頭にも書いたように、あくまで優先すべきはACLの広州恒大戦。

1st legでも目の当たりにしたように、
東アジアでは1つ抜けたレベルにいるクラブだと思うけど、
今季、圧倒的な勝率を誇る万博で、ガンバの選手達が項垂れる姿も想像できない。

浦和戦に出場しなかった倉田、パトリック、岩下、米倉の奮起に期待して、
ACL決勝への切符を掴みましょう!!




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2015年10月14日

実りの秋とも言うしテストマッチも実りのあるものがいいよね



日本11イラン


おそらく、この試合がW杯最終予選だったら、
このテヘランのスタジアムが満員になったんだろうけど、
親善試合という事もあって、閑古鳥が鳴く殺風景な試合風景だった。

ただ、日本にとって幸いだったのは、
中東屈指の強豪であるイランが、そんなホームの雰囲気に流されることなく、
手を抜かずに勝負を挑んできてくれたこと。

今後、W杯最終予選を戦う中で、アウェイで中東勢と対戦するにあたり、
相手の実力を踏まえながら、戦術や選手の起用法を試すことができたし、
意義のあるテストマッチだったんじゃないだろうか。



先日のシリア戦で1人もスタメンに名前の無かったガンバ勢から、
この日は宇佐美と米倉が先発出場。

米倉が本職の右SBとは逆の左SBに入った事で、
左サイドで縦関係のユニットを組む事になったけど、
イランの右サイドのデジャガーが抜群の推進力でボールを運んでくるから、
2人とも守備に忙殺されていた印象。

米倉に関しては、相手の運動量が落ちた後半からは、
オーバーラップする場面もあり、持ち味の攻撃性を発揮する事ができたけど、
後半の早い時間に原口と交代になった宇佐美は、
不完全燃焼だったんじゃないだろうか。

米倉はフル出場だったので、週末の浦和戦はスタメンから外れるかなと思うんやけど、
長谷川健太の事だから、宇佐美は先発で起用してくると思う。

途中交代になったとはいえ、過密日程で疲労も確実にあるやろうけど、
また「お子ちゃま」とか言われないように奮起して欲しいもんです。

丹羽も、後半から酒井高徳に代わって登場し、
短い時間ながらも見せ場は作ったね。

清武が相手選手と揉めたところに真っ先に現れて仲裁に入ったり、
的確なカバーリングから相手のオフェンスファウルを誘ったりといった、
これぞ丹羽という活躍だった。

ここまで来たら東口にもチャンスを与えて欲しいとは思うんやけど、
この試合でゴールマウスを守った西川が、
吉田麻也が与えた軽率なPKをストップするなど、
(まあ、結果的に押し込まれて先制点を奪われてしまったけど)
印象に残る活躍を見せたので、
スタメンへの敷居はさらに高くなってしまったように思う。

自分はガンバサポなのでどうしても贔屓目が入るけど、
明確な序列が付けられるほどの実力差は西川と東口の間に無いと思っているので、
いつかは代表の正GKの座を射止めて欲しいんやけどね。



試合は、後半に、本田のクロスから武藤が得点を挙げた後はスコアが動かず、
1-1のタイスコアで終了。

次戦の対戦相手のシンガポールは、前回の対戦の際に、
ホームでスコアレスドローと不覚を取っているので、
敵地できっちりと落とし前を付けてきて欲しいね。




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2015年10月11日

ナビスコカップ決勝進出とACL広州恒大戦リハーサルの並行任務、問題無く完了しました



ガンバ大阪20アルビレックス新潟


1st legでアウェイゴールを奪っているとは言え、
決勝進出の為には勝利が絶対条件という試合に於いて、
確実に勝利を収めることが出来るというのは、
昨季、三冠を達成したことによってチームに蓄えられた、
勝利の経験が成せる業なんだろうか。

遠藤の直接FKから先制ゴールを奪えば、
試合終盤に相手が前掛かりになったところを逆手にとって、
追加点を奪うという理想的なスコアの推移。



それにしても、遠藤って、一般のサッカーファンの間では、
FKの名手のように思われている節があるけど、
直接FKでのゴールって、2013年の味スタでのヴェルディ戦以来じゃないだろうか?

ついこの間まで、直接FKでの通算ゴール数で俊輔とトップの座を争っていたのに、
今やすっかり水を空けられてしまった感があるよね。

次は是非ともリーグ戦で決めて欲しいと思う。

ただ、遠藤が試合後のヒーローインタビューでも言っていたように、
FKのコース自体は甘かったので、
守田としては止められないシュートでは無かったように見えたけどね。

そう言えば守田は、4月にリーグ戦で対戦した時も、
宇佐美のゴールをアシストしてくれているし、
何気にガンバの勝利に貢献しているようにも思える。

来季はスタジアムが変わるけど、引き続きよろしく頼むよ。



守備面に於いては、前半終了間際に西野のクリアミスから失点しそうになったけど、
これは山崎のシュートがクロスバーを叩いて難を逃れることが出来た。

まあ、危ない場面と言えば、ここぐらいだったから、
全体的に見れば、危なげなく守ることができたと言っても、差支えは無いと思うけど、
西野と言い、井手口と言い、ニューヒーロー賞の資格を持っている選手達が、
イマイチ冴えないプレーに終始しているのが残念でならないね。

ただ、山崎って選手は、ドリブルで局面を打開できるし、献身的に守備もするし、
シュートの精度を除けば、本当に素晴らしい選手だと思う。

まあ、それはウチの倉田にも言えることではありますが。



ナビスコカップ決勝の相手は鹿島アントラーズ。

タイトルを懸けて戦う試合に於いて、
これほどまでに相応しい相手は存在しないね。

ただ、ナビスコカップの決勝はまだもうちょっと先の話。

来週のリーグの浦和戦、そして、ACL広州恒大戦と、重要な試合が続くので、
ここを2つ取って、良い流れで、胸のエンブレムの上の星を増やしに、
埼玉スタジアムへ向かいましょう。




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2015年10月10日

ようやくシンガポール戦での躓きを挽回できた



日本30シリア


大した見せ場も無く、前半をスコアレスで折り返した時は、
先日のシンガポール戦が頭をよぎったけど、
後半に3得点を挙げ、順当に勝利を収めることができた。

ボールが転がらない深い芝や、暑さといった、
試合を難しくする要素があったけど、
前半の日本のパフォーマンスがイマイチ上がらなかったのは、
シリアが予想以上に頑張っていたからっていうのもあると思う。

2007年のアジアカップで優勝したイラクのように、
国内情勢に問題を抱えている国って、
団結力が強くて良い試合をしてくることって多いよね。

自分が、命の危険を感じる事も無く、
ただ純粋にサッカーを楽しめる環境に身を置いていることに感謝すると同時に、
シリアというグッドチームが、一日でも早く、
本来の自分達のホームで代表戦ができることを願っている。



今回の代表には、ガンバから4人の選手が招集されているけど、
この試合のスタメンには誰の名前も無し。

就任当初は国内でプレーする選手を積極的に起用していたけど、
ハリルホジッチも結局はザッケローニと同じで、
海外組を重用するタイプみたいね。

まあ、海外組は実力があるから海外に行っているわけなので、
そこに関しては文句を言うつもりはないんやけど、
「試合に出場していない選手は使わない」と言って、
所属クラブが決まっていない川島を代表に召集しない一方で、
インテルで干されている長友をフル出場させるなど、
どうも方針がブレているような気がするのは自分だけだろうか。



結局、ガンバの4選手のうち、この試合に出場したのは宇佐美のみ。

試合に出せへんなら最初から招集すんなよって感じやけど、
その宇佐美が出色のパフォーマンスを見せてくれたことが溜飲を下げたね。

クラブ批判が物議を醸している本田からのアシストでゴールを決めただけでなく、
左サイドからのチャンスメイクや、守備も頑張っていたし、
贔屓目なしで、この日の宇佐美はとても良かったんじゃないだろうか。

左サイドからパス交換で中に切れ込んでボレーシュートを試みた場面で、
ミートし損ねたのが唯一の心残りかな。



次戦はイランと対戦。

W杯予選ではなく、国際親善試合という位置付けやけど、
ここまでのW杯予選は、アフガニスタン、シリアと、
アウェイと言いつつ、中立地のガラガラのスタジアムで試合をしてきたので、
イランで、中東アウェイの独特な雰囲気を味わえるのは、貴重な経験だと思う。

最終予選を想定した重要なテストの場なので、
実りのある試合にして欲しいというのと同時に、
全員がケガ無くチームに戻ってきてくれることを祈っています。




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2015年10月8日

家本。松尾。さあ、次の日曜日は誰だろう?



ガンバ大阪12アルビレックス新潟


広州戦の後も全く同じ事を書いたけど、
アウェイゴールを奪っての1点差の敗戦ということで、結果だけ見れば悪くない。

ただ、相手の猛攻をなんとか2失点で凌いで2nd legに望みを繋いだ広州戦と違い、
この試合は最低でも1-1で終わっとかなければいけない試合だった。

もっと言えば、先制点を奪い、
新潟のキーマンであるレオ・シルバが退場するという展開で、
勝つチャンスもあっただけに、殊更、後味が悪い。

相手の決勝ゴールに繋がるボールロストを犯した井手口は猛省して欲しいね。



まあ、相手より試合間隔が中1日短い上に、
これだけメンバーを落としたら苦しい戦いになるのはある程度覚悟していたけど、
蓋を空けてみたら、試合の入り方は思いのほか良かったので、
「なんや、意外と戦えてるやん」って思ったね。

ところが、世の中そんなにうまくはいかないもので、
徐々に新潟に押し込まれる展開に。

藤春のクロスから大森が頭で決めて先制する事には成功したけど、
直後に山本に同点ゴールを決められ、その後は防戦一方。

ゴールを決めてノッてくるかと思われた大森は、
逆にゴールを決めて満足してしまったのか、その後はトーンダウン。

皆大好き二川も、プレイスキックで見せ場は作ったものの、
山本との1対1で尻もちをついてしまい、がっつり失点に絡んでしまうなど、
期待に応える事はできなかったね。



守勢の展開は後半に入っても変わらなかったけど、
レオ・シルバがプレーとは関係の無いところで、
赤嶺に蹴りを入れて退場になったあたりから、
またガンバがボールを持てるようになったね。

この試合も相変わらずストライカーとしての仕事をしなかった赤嶺やけど、
レオ・シルバを、この試合だけでなく2nd legからも追い出したことは、
彼がガンバに来てから一番大きな仕事だったように思う。

ただ、ガンバって昔から数的優位を生かせないチームでもあるんよね。

敵陣にスペースが無い状況で、リンスを投入して前を厚くした長谷川健太と、
ガンバが前掛かりになる事を見越して、指宿に代えてラファエル・シルバを投入し、
ドン引き一発カウンターに切り替えた柳下。

この試合の結果を見れば、選手交代の局面でどちらが上手だったか、一目瞭然だろう。



2nd legは、過密日程の疲労を考慮して遠征メンバーから外れていた、
遠藤、今野、阿部、パトリックがスタメンに戻ってくる事が濃厚なので、
この試合のように守勢の展開が長時間に及ぶことは無いと思う。

後半アディショナルタイムに、帳尻合わせの2枚目イエローで、
金正也が退場になるというオマケまでついてきたので、
CBが岩下と西野しかいないのが心許ないけど、
今季、戦績の良い万博で、埼玉スタジアムへの切符を掴んで欲しいね。




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2015年10月4日

神奈川県川崎市、中村憲剛さんからのリクエストで「ガンバと打ち合い」をお送り致しました



等々力行ってきました。





ガンバ大阪35川崎フロンターレ


5月に万博で川崎と試合した後、憲剛が、
「俺の知っているガンバじゃなくなっちゃった」って言っていた。

まあ、かつてのガンバは、それこそ今の川崎のように、
攻撃的なポゼッションサッカーを志向していたので、
ホームでの試合にもかかわらず、リアクションに徹していたガンバを見て、
憲剛がそう言いたくなった気持ちもよくわかる。

多少の思い出補正はかかっているとはいえ、
実際、あの頃のガンバは魅力的なサッカーをしていたと思うしね。

ただ、当時のガンバのサッカーは、これも今の川崎と同じように、
華麗さと脆さが同居するアンバランスなものでもあった。

その脆さの部分が顕著化し、J2降格という現実を突きつけられたことで、
否応にもガンバは生まれ変わらざるを得なかった。

その結果が、今の守備的なリアクションサッカー・・・のはずだったんだけど、
親切にも憲剛のリクエストにお応えして、
等々力で当時を彷彿とさせる馬鹿試合をやってどうすんのさ。

おそらく、第3者的には、
たくさんゴールが見れて、とても面白い試合だっただろうけど、
犬久保のヒーローインタビューを背にスタジアムを後にする事ほど、
ガンバサポにとって胸糞の悪いものは無い。

馬鹿試合は勝ってナンボだという事を久し振りに思い出したわ。



まあ、散々あちこちで言われているように、
日程面ではガンバの不利は明らかだった。

ただ、そんなのシーズンが始まる前からわかっていたこと。

それにも関わらず、シーズン序盤からほぼ固定のメンバーで試合をし続け、
タイトル争いが大詰めを迎えるシーズン佳境に入ったところで、
チームを疲弊させてしまうなチームマネジメントはまずいと思う。

この試合での宇佐美と米倉のパフォーマンスなんて、
それはもう酷いものだったし。

そんなに控えの選手達は信用できないのだろうか。

なんというか、この部分だけは、
憲剛が知っている頃のガンバから変わっていないなと思わされたね。

まあ、次節の万博での浦和戦は、パトリックと倉田という、
今のチームで最も戦えている2人を累積警告の出場停止で欠くことになるから、
必然的にベンチメンバーに頼らざるを得なくなるわけやけども。


次週は代表の試合があるため、リーグ戦は一旦中断。

その代わりに、ナビスコカップの準決勝、新潟戦があるね。

相手が残留争いをしている新潟ということで、
もう既に決勝に進出した気分でいる人も多いように見受けられるけど、
同じような気分でビッグスワンに乗り込んだ浦和が、
フルボッコにされてしまった前例があるので、油断は大敵やね。

ただ、主力不在で、若手とベテランの融合のチームでも十分戦えるということを、
名古屋との準々決勝の1st legでも証明できたはず。

ガンバのチームとしての底力を証明するためにも、ビッグスワンから、
勝利と多くのアウェイゴールを持ち帰ってきてくれることを期待しています。




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2015年10月1日

試合には負けても手ぶらで大阪に帰ることはしないさ



ガンバ大阪12広州恒大


敵地でアウェイゴールを奪ったうえでの1点差の敗戦ということで、
結果だけ見ると、最低限のことはできたかなと思う。

ただ、試合内容は、よく2失点で済んだなと思うほど圧倒された。

東口の活躍が無かったら、1st legで準決勝の大勢は決まっていたかもしれない。

我々は、決勝進出の可能性を残して、ホーム・万博での2nd legに臨めることを、
東口に感謝しなければならないね。



そうは言っても、先制したのはガンバだった。

阿部のクロスを、パトリックとゴール前で競り合ったDFが、
オウンゴールをしたというラッキーな形だったけど、
試合の序盤は、良い形でボールを奪う事が出来ていたので、
いずれ生まれそうな得点ではあったね。

ところが、その後は、前線への圧力を強めた広州相手に防戦一方。

特に、ガンバの左サイドが集中的に狙われ、
守備に忙殺された宇佐美が試合から消えてしまった。

さらに、全体が押し込まれることで、前線のパトリックが孤立。

パトリック目掛けて蹴ったボールも、周囲に受け手となる味方がいないため、
セカンドボールがほとんど拾えず、必然的に苦しい試合展開を強いられることになったね。



宇佐美の左サイド起用に関しては、ここでも何度も書いてきたけど、
国内の試合では、サイドの守備もやりつつ、得点に絡むイメージができつつあるものの、
さすがにこのレベルに来ると同じ事をやるのは厳しいか。

もともと、スタミナのあるタイプじゃないから、あれだけ守備に走らされた上で、
攻撃時に前線へ駆け上がるような馬力を求めるのは難しいやろな。

とは言っても、パトリックと2トップにしてしまうと、
倉田をサイドで起用する事になるので、中央の守備が心許なくなるし、
ベンチに座らせる選択肢も無いと来れば、
左サイドで起用するしか無かったんかなと思う。

だからと言って、この日の宇佐美のプレーが精彩を欠いていたことについて、
必要以上に擁護するつもりは無いけどね。

自身が累積警告で出場停止の試合で劇的な勝利を飾り、
準決勝進出を決めてくれたチームメイトに本当に感謝しているなら、
2nd legはチームを勝利に導くような活躍をしないと割に合わんぞ。



対戦相手の広州恒大と言えば、豊富な資金力で獲得した、
パウリーニョ、エウケソン、リカルド・グラルといった外国籍選手が、
チームの主力として話題に上るけど、
その周囲の中国人選手のレベルの高さに驚かされたね。

以前から、中国人選手はフィジカルに長けていたけど、
この試合で得点を決めた10番や16番みたいに、
テクニックのある選手も増えてるなと思った。

特に、広州の1点目のゴールは、フリーだったとは言え、
前へ走りながら、真後ろから来たボールを、
ファーサイドの上隅へ蹴り込むという、難易度の高いものやった。

日本代表が、ハリルホジッチの下で、
体脂肪率を気にしながらシンガポールに引き分けたりしているうちに、
中国代表はどんどん力を付けて日本に迫ってきていると考えたら、
ウカウカしてられないなと思ったね。



2nd legは、ちょっと日にちが空いて、10月21日。

高温多湿の広州での試合はタフなコンディションだったけど、
時期的には試合をやりやすいと思う。

それに、万博にはちゃんと整備されたピッチもあるし、
そして何と言ってもガンバサポーターがいる。

ガンバに携わる人全員の力で、強豪・広州に勝利し、
決勝への切符を掴み取りましょう。



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