2016年3月30日

西川の手を煩わせつつもロシアW杯アジア2次予選首位通過



日本50シリア


相変わらず相手が元気なうちは攻めあぐねているものの、
後半のゴールラッシュで終わってみれば5得点。

先のアフガニスタンで清武が出色のパフォーマンスを見せたことで、
ポジションが脅かされつつある香川が2得点を挙げれば、
アフガニスタン戦でベンチに座った本田も得点を挙げたりと、
順当に主役が揃い踏みといったところ。

欲を言えば、史上5人目の代表100試合出場を達成した岡崎に、
自身のメモリアルを飾って欲しかった気持ちもあったけど、
この試合ではちょっと力み過ぎてたかな。



結果だけ見れば危なげなく大勝したようにも見えるけど、
これだけの実力差がある相手に被シュート15本は打たれ過ぎ。

山口がシリアの選手とヘディングで競り合った際に、
アフターでヘッドバットを食らって負傷し、
原口と交代したあたりから攻守のバランスが崩れたのは明らかやったね。

相変わらず攻撃での貢献度の低さが気になる山口やけど、
守備の際の寄せの速さや球際の強さはさすがに定評があるので、
彼が出場している間は、シリアにほとんどカウンターを許さなかった。

一方、原口は、この試合の5得点目を挙げたりと、
自身のストロングポイントである攻撃面ではアピールしたけど、
素人目に見てもボランチの動きではないのは明らかやった。

それにしても、典型的なサイドアタッカーである原口を、
SBやボランチで起用しているハリルホジッチは、
一体、彼にどういう働きを期待しているんだろうか。



我らがガンバからは宇佐美が左MFでスタメン出場。

前半は、ドリブル突破やクロスでチャンスメイクをするだけでなく、
セットプレーのキッカーとしても良いボールを蹴っていたけど、
後半に入ると見事に試合から消えてしまった。

守備にも奔走していたのでバテたという見方もできるけど、
これだけポゼッションの時間が長い試合でその言い訳は苦しい。

これまでハリルホジッチの寵愛を受けて、
代表の試合に出場し続けていた宇佐美やけど、
この2試合で清武と原口が結果を残しているので、
ポジションを取って変わられる危険性は十分にある。

代表の当落線上だった頃の宇佐美のパフォーマンスは、
すごく良かったと記憶しているので、
またあの時のような危機感を持って、Jの試合にも臨んで欲しいと思うね。



次の代表戦は6月のキリンカップかな?

デンマーク、ボスニア、ブルガリアのうちの2カ国と対戦するみたいやけど、
単なる親善試合ではなく、9月から始まるアジア最終予選に向けての
試金石という位置付けになると思うので、
欧州の強豪の胸を借りるつもりで臨んで欲しいと思います。



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2016年3月25日

ロシアW杯アジア2次予選という名の金崎夢生のシュート練習



日本50アフガニスタン


相手が元気なうちは、ベタ引きの守備網を崩せずに攻めあぐね、
徐々に相手が疲れてきて、スペースが出来始めた途端に大量得点という、
これまでの2次予選の戦いでよく見られた光景は、
この日の埼玉スタジアムでも例外に漏れず繰り返されたね。

良くも悪くもこの試合で一番目立ったのは金崎が、
バカの一つ覚えみたいにシュートを打ちまくって外す中、
岡崎がファーストシュートであっさりと先制ゴールを挙げたのには、
プレミアリーグで首位を走るチームのレギュラーたる風格を感じさせられた。

清武からのパスを受けるとワンタッチで反転し、
寄せに来たDFを股抜きでかわしてからのシュートなんて、
ダイビングヘッドがトレードマークだった頃の岡崎からは、
似ても似つかないお洒落なプレーだったわ。

そんな岡崎の堂々たるプレーぶりに感心すると同時に、
金崎はいつからあんなにゴールに執着するようになったんだろうという疑問。

大分や名古屋にいた時は、
2列目の10番タイプの選手ってイメージが強かったんやけどね。

5点目のゴールを決めて、嬉々とした表情で小林悠と交代したから良かったものの、
あのままノーゴールでベンチに下げられたら、
試合後のロッカールームでは相当荒ぶってただろうなというのは容易に想像がつくね。



岡崎以外で良かったと思ったのは、清武とハーフナーかな。

俊輔が代表から去ってから、
長らくセットプレーで得点できる雰囲気があまりしなかったけど、
清武のセットプレーのキックは安定感あるよね。

アフガニスタンが相手だったから、流れの中でもこれだけ出来たという見方もできるけど、
普段、ブンデスリーガで最下位のハノーファーで孤軍奮闘しているので、
もっと強い相手と対戦しても十分持ち味は出せると思う。

ただ、この選手はケガが多いのがネックなんだけどね。

ハーフナーは、代表では不遇のイメージが強いけど、
この試合では、周囲が彼の高さを生かそうとしてくれていたので、
持ち味は発揮できたと思う。

ハーフナーが出てきてからのアフガニスタンのDF陣の混乱ぶりを見る限り、
194cmという高さはアジアレベルでは大きな武器になるのは間違いないやろね。



我らがガンバからは、唯一、東口がこの試合のピッチに立ったけど、
GKっていうポジション自体いらなかったのでは?と思うぐらい、
何もやることがなかったね。

ただ、代表に召集されても、一度もピッチに立つこと無く、
クラブに戻ってきていた頃と比べると、
出場機会を得ているのはポジティヴな事だと思うので、
この調子でハリルホジッチの信頼を勝ち取って欲しいと思う。

あと、宇佐美は、ハリルホジッチが代表監督になってから、
初めて代表の試合で出場機会が無かったね。

まあ、この試合には本田も出場していないし、
ここ最近、クラブで多くの試合をこなしていて、疲労も溜まっているはずなので、
1試合出場機会が無かったからと言ってネガティヴに捉える必要は無いと思う。

ただ、ハリルホジッチが新しく抜擢した選手達が結果を残しているので、
来週のシリア戦に向けてしっかりアピールして、代表定着を目指して欲しいね。



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2016年3月20日

ダービーごっこに敗れた上、お隣U-18コーチに苦言を呈されるダブルの屈辱



ガンバ大阪12ヴィッセル神戸


アウェイでの神戸戦というと、ダービーごっこを過剰に煽る演出と、
ラフプレーと激しい球際を履き違えたプレーと、ぼったくりのA価格と、
モンバルエツの頭髪みたいなピッチコンディションにイライラさせられるのが常やけど、
今回は、我が軍のあまりの不甲斐なさにストレスが溜まった試合だった。

リーグ戦とACLを並行して戦う過密日程でチームが疲弊しているのは重々承知やけど、
そんな事、今季から始まったことでもないでしょうに。



中盤の顔ぶれを見ると、ダイヤモンド型の中盤の可能性も考えられたけど、
蓋を開けてみるとオーソドックスなフラットの中盤だった。

井手口がコンディション不良ということで、内田が先発に起用されたらしいけど、
ここ最近、中盤をダイナミックに駆け回る井手口を見慣れたせいか、
ボールを受けても横か後ろにしか出さず、
バランス重視であまり動かない内田のプレーは正直物足りなかった。

甲府戦のようにアンカーで起用されたのだったらこれでもいいのかもしれないけど、
コンビを組んだ遠藤が全然走れていなかったのも相まって、
中盤の推進力に非常に乏しかったね。

さらに、ボランチのところでこれだけ負けているのに痺れを切らしたのか、
今野が特攻を仕掛けてボールを奪いに行くも、
失敗して後ろにスペースを空けてしまう始末。

CBの今野がいるべきところにいないという、
この試合で喫した2失点に共通している光景は、
降格した2012年によく見た光景だったと記憶していますが・・・。



後半に入って、井手口、パトリック、アデミウソンを投入するも、
井手口は、そもそもコンディション不良でスタメンを外れただけあって、
本調子ではない感じだった。

パトリックは、ACLでフル出場した割にはコンディションが良さそうだったけど、
2失点を喫してからの投入ということで、彼が活きるスペースが無く、
ロングボールで競り勝っても、ガンバの2列目にセカンドボールを拾える馬力が無く、
全然効果的な交代にならなかった。

アデミウソンに関しては、
まだ試合に出しちゃいけないレベルでコンディションが悪そうだったので、論外。

この試合で唯一と言っても良いポジティヴな要素は、右SBに入った初瀬が、
甲府戦に引き続き上々のパフォーマンスを見せてくれたことでしょうか。



この記事の冒頭でモンバルエツの悪口を書いたら、
どういう巡り合わせか、次節は、ホームでモンバルエツ率いるマリノスと。

日本代表の試合があることで、若干、試合間隔が空くけど、
ACLに出場していないクラブがナビスコカップのグループリーグを戦っている間に、
ガンバはコンディションを整えて、再開後の試合に臨んで欲しいね。



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2016年3月17日

後が無くなってから本領を発揮する予定です



ガンバ大阪12上海上港


2013年の広州恒大のアジア制覇の原動力となった、
コンカ、ムリキ、エウケソンの外国人トリオのうち、
コンカとエウケソンが在籍しているというだけでも脅威なのに、
そこにアサモア・ギャンが加わっていると言う、
アジアレベルでは戦慄を覚えるようなスカッドを擁する上海上港。

そんなチームとアウェイで対戦するとなれば、
長谷川健太の性格上、ベタ引きで試合に臨むのかなと思いきや、
意外とガンバがボールを持つ時間が長く、宇佐美のセットプレーやドリブル突破から、
上海上港のゴールに迫る場面も何度かあったね。

前述の外国人トリオの個の力はあっても、
取り巻きの中国人のレベルが広州恒大のそれよりは劣るから、
その分、ガンバがチャンスを作ることが出来ていたのかもしれない。

それだけに、勝つチャンスはもちろん、
最低でも勝ち点1を獲得できるだけの余地は十分にあったはずなんだけど、
安い失点2つでみすみすそのチャンスをフイにしてしまった。

1失点目は、セットプレーで遠藤の対応がまずかったという見方もできるけど、
あのボールをエウケソンに折り返したギャンの身体能力が凄まじすぎたように思う。

むしろ、あそこでFKを与えたのが軽率だったかな。

この試合の金正也は、気持ちが入っていて良く頑張っていたと思うけど、
あのファウルは余計なプレーだったと思うわ。

ただ、1失点目はまだ言い訳の余地があるけど、
2失点目は、今野が主審に抗議している間に、
上海上港に素早くリスタートされて決められてしまったものなので、
ツメが甘いと言われてもしょうがない。

上海上港はACL初出場で、チームとしてのACLの経験値は浅いと思うけど、
コンカとエウケソンという百戦錬磨のコンビは、さすがに抜け目が無いわ。

まあ、アウェイではしてやられてしまったけど、
次戦のホームでの試合では、ACL50試合出場を達成した遠藤を筆頭に、
ガンバのクラブとしてのACLの経験値の高さを見せて欲しいと思う。



ACLグループステージで3試合を終えて勝ち点2。

昨季の同じ時点では勝ち点1だったことを思うと、まだマシって言う見方もできるけど、
昨季と同じ様な勝ち抜けがそう何度も再現できるとは思えない。

さらに、ただでさえも、台所事情の苦しいDFラインなのに、
藤春とオ・ジェソクまでもがケガしてしまったので、
尚更、危機感を持たなければいけない状況になったしね。

まあ、昨季以上にグループステージが混戦模様なのが、
せめてもの救いと言ったところか。

ただ、この試合で、パトリックに今季初ゴールが生まれた事や、
ここ最近、セットプレーのキッカーを務めている宇佐美のキックから、
安定してチャンスが作れているなどのポジティヴな要素もあったので、
良かったものは持続しつつ、悪かったものはしっかり修正して、
次戦のアウェイ神戸戦に臨んで欲しいと思います。



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2016年3月13日

新スタジアム初勝利の相手は栗鼠さんでした



ガンバ大阪21大宮アルディージャ


自分がボールを持っている時以外は、
ピッチの上をちんたら散歩していた家長昭博を知っているガンバサポから見れば、
彼がリーダーとしてチームメイトを鼓舞しているなんて、隔世の感がある。

キャプテンマークの重みが彼を変えたのだとしたら、ガンバにいた時から、
ピッチ内外において責任のある役割を与えてやるべきだったんじゃないかと、
今さらながらに思うね。

まあ、ピッチの上での振る舞いが変わったとは言っても、
「大宮のチームとしての強みは何ですか?」と訊かれて、
「スポンサーのデカさです」と応えてるあたり、
相変わらずチームスピリット的なものは持ち合わせていないように思えるけども。



大宮も、前節の対戦相手の甲府と同様に、自陣できっちり守備ブロックを作って、
ガンバの攻撃を待ち受けるようなサッカーをしてきたので、
前節に引き続き、引いた相手をどう崩すかというテーマの試合だった。

基本的にはガンバがボールを握って試合を進めることができたけど、
大宮の前線は、ムルジャ、家長、泉澤、ペチェニクと、
甲府に比べて個の力に長けた顔ぶれが揃っているので、
被カウンターから何度か東口の手を煩わせる場面を作られてしまったね。

スコアレスで前半を折り返し迎えた後半、
試合を動かしたのは大宮キラーの今野。

ニアに金正也が走り、ファーに長沢が走ったことで、
狙い通りに大宮のディフェンスを分断し、真ん中にスペースが出現。

ここに走り込んだ今野に向かって宇佐美がドンピシャのボールを送って、
勝負有りやったね。

流れの中からなかなか点が取れていないけど、
こけら落としの時から、セットプレーでは継続して得点できているのは、
ポジティヴな要素やね。

そして、2点目の阿部のゴールは見事な崩し。

特に、遠藤から藤春へ出たスルーパスは、
藤春のクロスや阿部の左足でのシュートが霞んでしまうほど見事なものだった。

それにしても、なんで左SBの沼田がこの時右にいたんだろ?



このまま0で抑えて逃げ切りたかったところやったけど、
後半ロスタイムに家長にヘディングでゴールを許し、クリーンシートならず。

この家長のゴールの場面以外にも、単純な放り込みに対し、
バタバタと対応する場面があったところを見ると、今後、リーグ戦やACLを戦う上で、
今野と金正也のCBコンビではやはり心許ない。

丹羽、岩下あたりには早く戦列に復帰してほしいところやね。



次節はアウェイでA価格のチームと対戦やけど、その前にACLのアウェイ上海上港戦。

ACLのグループリーグではここまで負けてもいないけど勝ててもいないので、
リーグ戦で2連勝している勢いそのままに、ここらへんで勝ち点3を積み上げて、
グループステージ突破に前進したいところやね。



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2016年3月6日

今季のガンバも小瀬から始まる



小瀬行ってきました。




ガンバ大阪10ヴァンフォーレ甲府


西野監督時代は相性が悪いイメージがあった甲府やけど、
長谷川健太体制になってからは苦手意識が払拭された感がある。

また、甲府の街の人たちは、アウェイサポーターを歓迎する、
東北のアウェイに似た雰囲気があるので、
個人的には甲府遠征は毎年の楽しみになりつつあるんよね。

ところが、そんな楽しみにしていた甲府遠征にも関わらず、
今季は、選手紹介の時に、電光掲示板に映されたガンバ大阪のチームのエンブレムが、
よりにもよってセレッソ大阪のエンブレムになっているという耐え難い仕打ち。

でも、この件に関しては、試合後、アウェイゴール裏に、
この試合の運営スタッフの人が来て謝罪していたので、百万歩譲って許すとして、
選手入場時の花火の件で何も謝罪が無かったのは何故なんでしょう?

現地にいなかった人に向けて何があったか説明すると、
選手入場時、アウェイゴール裏の後ろにある野球場から花火を打ち上げたんやけども、
強風に煽られて、花火の玉の木片や火薬の粉がアウェイゴール裏に降り注ぐ事態に・・・。

幸い、誰もケガや火傷をした人はいなかったみたいやけど、
何かあったらどう責任取るつもりだったんでしょうね。



気を取り直して試合の話。

公式戦で4試合勝ちが無いと言う現状にも関わらず、
高卒ルーキーの初瀬と長期故障明けの内田をスタメンに抜擢し、
こちらも故障明けの西野と大卒ルーキーの呉屋をベンチ入りさせると言う、
固定メンバーで戦った昨季とは打って変わっての大幅なターンオーバーを敢行。

過密日程は考慮しなければいけないのは重々承知やけど、
あまり選手を入れ替えすぎると、連携の熟成に時間が掛かり、
例年以上のスロースタートになってしまうんじゃないかなという懸念もあった。

ところが、スタメンに抜擢された初瀬と内田が、
良い意味で期待を裏切る好パフォーマンス。

特に初瀬は、18歳とは思えない堂々としたプレーぶりで、
長沢の先制ゴールをアシストするという殊勝の活躍やったね。

初瀬は、藤春に比べて走力では劣るものの、左右どちらでも蹴れるので、
藤春がバックパスを選択する場面でも、初瀬なら右足に持ち替えて縦に入れられるので、
ビルドアップがスムーズに行くね。

加地がガンバの右SBだった頃、
対戦相手のチームは、守備力に長ける加地のサイドでの勝負を避け、
逆サイドの安田や下平のサイドを集中的に狙ってくることがあり、
左サイドはよく炎上していた。

この試合でも、右SBが守備力に長けるオ・ジェソクなので、
初瀬が狙われていた感はあったけど、落ち着いて対応できていたと思う。

名古屋とのこけら落としの試合では、永井の対応に苦心している感があったので、
今後も、突破力のあるアタッカーと対峙した時にどうなるかというところはあるけど、
公式戦デビューとしては上々の出来でしょう。

ガンバのSBは層が厚いので、レギュラー奪取は大変だと思うけど、
初瀬の今後の飛躍に期待したいね。



後半に入ると、両チームとも決定機が乏しく、あくびがでるような展開に。

まあ、宇佐美が決定機を決めていればもっと楽な展開になったんやろうけど、
これに関しては河田が上手かった。

得点力不足の試合が続いているので、宇佐美は責任を感じていると思うけど、
この試合の宇佐美は、ゴールは無かったものの動きはキレていたので、
得点が生まれるのも時間の問題だと思う。

ただ、昨季のこの時期もそうやったけど、
阿部と倉田のパフォーマンスが今一つなのが気になるところ。

昨季と比べ、今季は中盤2列目のポジションの層がかなり厚くなってるし、
この試合でも途中出場の井手口と呉屋が決定機に絡むなどして、
下からの突き上げも著しいので、あまりうかうかはしてられないと思う。

その反面、CBは故障者が続出して火の車になっているので、故障者が全て復帰して、
攻守両面に於いて高いレベルでのポジション争いを願う。


昨季のリーグ初勝利を挙げた小瀬で、今季もリーグ初勝利。

勝ち点3を獲得できたことは喜ばしいことだけど、
チームとしては、「もうちょっとできたんじゃないの」という感は否めない。

そして、それは我々サポーターに対しても言えることだと思う。

この試合のアウェイゴール裏の雰囲気は、
ポカポカした気温も相まってか、どことなく弛緩してたように感じた。

まあ、僕は偉そうに言える立場でも無いけど、
チームがスロースターターだからと言って、
サポーターもスロースターターになる必要は無いので、
小瀬で甲府に勝って上昇気流に乗った昨季よろしく、
今季もチームとサポーター共に上昇して行きましょう。




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2016年3月2日

新スタ初勝利の喜びを大きくするために焦らされてるだけだと思いたい



ガンバ大阪11メルボルン・ヴィクトリー


前日会見で、かつてのオーストラリア代表選手であり、
現在はメルボルンの監督を務めるマスカットに、
「まだやってたのか」と言われてしまった我らが遠藤保仁。

その言葉に触発されたのか、彼らしくない形ではあったものの、
ダイビングヘッドで同点ゴールを叩き出し、
自分自身の存在意義を改めて知らしめてくれた。

って言うか、マスカット自身も37歳まで現役だったくせに、
36歳の遠藤に向かって何言うとんねんって感じやねんけども。



試合の方は、前半は前からアグレッシブに来たメルボルンに気圧され、
相変わらずの低調なパフォーマンスに終始。

特に、DFラインの左サイドが藤春と金正也だと、
ビルドアップがあまりにも拙すぎて、なかなか縦にボールを入れられないね。

鹿島戦の後のブログで、丹羽がケガしたから山口を選手登録しようみたいな事を、
冗談半分で書いたけど、かつてガンバのDFラインで巧みな球出しを行っていた彼は、
今のガンバのDFラインのボール回しをどんな心境で見ているのだろうか。

さらに、藤春からバックパスの処理を、
軸足を滑らせて失敗したことで与えたCKから失点したことが影響してか、
この日は東口のキックにも冴えが見られず、
DFラインのボール回しも含め、後ろからの組み立てには期待できなかったね。



後半は一転して、今季の今までの試合の中で一番良いパフォーマンスだったと思う。

これはガンバが良かったと言うよりは、長旅の疲れからか、
メルボルンの選手達の脚が止まったからっていうのが大きかったと思うけど、
流れの中から何度か良い形を作れたって言うのは、
ポジティヴな材料として考えても良いんじゃないだろうか。

まあ、パトリックが決めてたら勝ってただろうなって言うのが、
この試合を見ていた大半のガンバサポの本音だろうけども。



これでACLのグループリーグは2試合連続のドロー。

2連敗スタートだった昨年の事を思えばまだマシとも言えるけど、
昨年のような劇的な勝ち抜けが今年もできるとは限らないので、
あと4試合あるからと言って、あんまりのんびりはしてられないぞという感じかな。

次戦は中3日でアウェイの甲府戦。

ちなみに僕の今季初の現地参戦です。

思えば、昨年のシーズン序盤も低調なスタートだったけど、
3月のアウェイ甲府戦で、故障離脱していた今野が戦列に復帰してから、
劇的にチーム状態が上向きに転じたのは記憶に新しいところ。

奇しくも、今年も3月にアウェイ甲府戦が組まれているので、
昨年の再現よろしく、日曜日の小瀬で浮上のきっかけを掴んで欲しいなと思います。



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