2011年5月30日

俺たちは中村憲剛のワンマンショーを見に来たんじゃない。

 
等々力行ってきました。
 
 
ガンバ大阪12川崎フロンターレ
 
 
中村憲剛の2ゴールに関しては、文句のつけようが無いゴラッソやった。
 
川崎のサポーターからすれば、よくわかんないPKで先制を許すものの、
チームの大黒柱の活躍で、後半ロスタイムに劇的勝利を収めるっていう、
マンガみたいな試合やったから、わざわざ豪雨の中、
見に行った価値のある試合やったんじゃないかな。
 
その反面、ガンバの体たらくぶりときたら、
まるでこないだのACLのセレッソ戦から、
さらに劣化してるんじゃないかと思わせるぐらいの酷さやった。
 
まあ、あの時とは違い、PKとはいえ得点を挙げることができたけど、
実際、あのPKに繋がるファウルは、イ・グノのファウルだったと思うしね。
 
 
 
今のガンバの課題は、守備よりむしろ攻撃だっていう意見が多いけど、
攻守どちらにおいても、中盤の運動量が足らんかなっていう気はする。
 
この試合でも、川崎の選手の方が1人多いんじゃないかっていうぐらい、
中盤でボールを奪えないもんやから、攻撃の開始位置が低くなってしまい、
結果的に、センターサークル付近でボールを受けた宇佐美かアドリアーノが、
カウンターで長い距離をドリブルする形でしか、攻撃の形が作れない。
 
まあ、それでもこの形から、後半ロスタイムに決定的なシーンは作ったけど、
まさかあれをアドリアーノが決められないとは思わんかった。
 
あれが決まってれば、その後に川崎サポに訪れる歓喜は、
ガンバサポに訪れるはずやったのにね。
 
 
 
ただ、いくらアドリアーノが決定機を外そうが、
遠藤と明神が低調なプレーに終始しようが、
アキラに彼らを外す勇気が無いのは、周知の事実。
 
だからと言って、後半の頭から投入した佐々木を、
後半終了間際に横谷と代えるのは、采配的にも何がしたいんかよくわからんし、
選手の感情の扱いがぞんざいすぎると思う。
 
実際、交代させられた佐々木が、ベンチに戻らずに、
そのままロッカールームに戻っていく一部始終をスタンドから見てたけど、
遠目に見ても、怒りや不満が滲み出てるような雰囲気やったしね。
 
これで変な遺恨が生まれんことを祈るわ。
 
 
1週間で2試合も酷い試合を見せられてしまったけど、
代表の試合がある関係で、来月の清水戦まで2週間ほど空くので、
その間に、この2試合で見えた課題の修正と、体力の回復に努めてほしい。
 
今年は、震災の影響で7月の中断期間が無くなったから、
この2週間がもつ意味は、例年以上に重要になってくると思うね。
 
 
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2011年5月29日

2年前も同じような試合を見た気がする

 
 
バルセロナ31マンチェスター・ユナイテッド
 
 
2年前のローマ・オリンピコで行われたファイナルは、
前回大会のチャンピオンとして連覇に挑んだマンUが、
手も足も出ずにバルサに屈するという、衝撃的な試合やった。
 
あれから、2年。
 
ロンドンのウェンブリーで行われた同じ顔合わせのファイナルは、
まるで2年前の試合の続きを見ているようやった。
 
確かに、今のマンUは、ルーニー、クリスティアーノ・ロナウド、テヴェスが、
対戦相手を蹂躙していた2年前のチームに比べれば劣る感は否めない。
 
ただ、この試合でのマンUは、バルサに真っ向勝負を挑んだ挙句、
玉砕されてしまった2年前の出来事を教訓とし、綿密にバルサ対策を練ってきた。
 
そこには、イングランドのプレミアリーグの王者マンUでは無く、
あくまでチャレンジャーとしてバルサに挑むマンUの姿が見てとれたね。
 
それでも、バルサはあっさりとその上を行ってしまった。
 
「今のバルサに勝てるチームが、この世界に存在するのか?」
そう思ってしまうような今シーズンのファイナルやったわ。
 
 
 
試合の序盤はマンUペースだったことを考えると、ファーガソンは、
バルサの数少ない弱点である、前後半の立ち上がりで、
猛攻を仕掛けて得点を挙げたかったんやろうね。
 
ただ、マンUがやってたような、前線から激しくプレッシャーを掛けて、
ボールを奪ったら、DFラインの裏へロングボールなんてやり方は、
バルサ相手には使い古されたやり方な感があるから、
バルサの選手達はすぐに対応してしまった。
 
それにマンUは、こういうやり方でバルサに挑むんだったら、
なんでセンターハーフのチョイスが、キャリックとギグスなんやろうと思ったけどね。
 
こういう、愚直にプレスを掛けることに関したら、
パク・チソンと並んで適任と思われるフレッチャーがベンチスタートだったのは、
首を傾げる部分ではあるねんけども。
 
でも、ペドロのゴールで1点ビハインドとなったマンUが、
ルーニーのゴールで同点に追い付いて、1-1で前半を折り返したのは、
予想外の健闘やったけどね。
 
 
 
そして、後半はもうバルサの一方的な展開。
 
前半からマンUは、ルーニーにボールが入らないと攻撃が展開できてなかったけど、
後半は、そのルーニーに入るボールが完全にバルサの選手に狙われていて、
ことごとくインターセプトされていたね。
 
その点、バルサは、複数の選手で攻撃の起点を作ってるから、
マンUからしてみたら、ボールの取りどころが定まらないからね。
 
メッシの勝ち越しゴールも、一見、世界最高プレーヤーの名を欲しいままにする、
彼の個人技に見えがちやけど、その前に細かいパス交換で、
マンUのDF陣の足を止めてるのも、見逃してはならない部分やわ。
 
そして、その15分後に飛び出した、ヴィジャの素晴らしいミドルシュートは、
マンUの戦意を喪失させるにふさわしいゴラッソやったね。
 
 
 
これでバルサは、2年振り4度目のビッグイヤー獲得。
 
チャンピオンズリーグが始まってから、連覇を達成したクラブは無いけど、
今のバルサがそれをやってのける可能性は十分にある。
 
強さと美しさを兼ね揃えたドリームチームの進化はどこまで続くんやろうね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2011年5月25日

クラブ史に黒々と残る敗北

 
万博行ってきました。
 

 
ガンバ大阪01セレッソ大阪
 
 
絶対に勝たないといけない試合で、絶対に負けてはいけない相手に負けた。
 
その事実は、今からどうやっても変えることができないけど、
後半、なす術も無く、一方的に攻め込まれるガンバを見ながら、
やりようによっては、もうちょっとなんとかなったんじゃないかと思ったけどね。
 
イ・グノを佐々木と代えただけで、できるだけスタメンを引っ張っていたことを見ると、
アキラはおそらく、120分を想定しての試合プランを立ててたんじゃないかと思うけど、
ガンバは、前の新潟戦から中2日で、スタメンのほとんどが30前後。
 
セレッソは前の川崎戦から中3日で、
スタメンのほとんどが20代前半っていうことを考えると、
120分を戦い抜くコンディションがどちらに備わっているかは火を見るより明らか。
 
仮に、プラン通りに延長戦に持ち込めたところで、
目の前で疲弊しきっていたガンバの選手たちを見て、
本当にアキラには勝算があったんだろうか。
 
 
 
 
対するクルピは、前半終わって0-0という、
可も無く不可も無くっていうスコアだったにも関わらず、
ハーフタイムで倉田と乾に代えて、中後と小松を投入したけど、
ここがこの試合のターニングポイントやったと思う
 
小松には高さとポストプレー、
中後にはセットプレーとボランチからの散らしを求めての交代やったと思うけど、
それ以上にこの交代は、ピッチにいるセレッソの選手たちに、
「90分で決着を着けるぞ」っていうメッセージの役割もあったんじゃないかな。
 
実は、2年前のACLラウンド16の川崎戦でも、
試合展開は違うけど、同じように交代策で後手を踏んで負けているんよね。
 
あの時、川崎の関塚監督は、ジュニーニョとチョン・テセが動けてないと見るや、
エース級の2人を後半の早い段階でスパッと交代させ、
結局、ガンバは交代で入った黒津に決勝点を決められてしまった。
 
つまり、アキラは2年前と同じ轍を踏んでしまったんやね。
 
 
 
なんか、久し振りにこんなに監督批判を書いたけど、もちろん選手にも同様に非はある。
 
宇佐美とアドリアーノは、ダービーということで気負い過ぎたあまり、
「俺が、俺が」ってなりすぎて、全然周りを使えてなかった。
 
藤ヶ谷も、決定的なシーンを何本も止めてたから、一概に悪くは言いにくいけど、
あんなに中途半端な飛び出しや、パンチングを繰り返してたら、
DFラインに逆に不安を与えてしまう。
 
多分、初スタメンの内田を気遣って、いつも以上に積極的に前に出てたんやと思うけど、
藤ヶ谷はもうちょっと内田を信用しても良かったんじゃないかな。
 
確かに内田は、試合の入りこそ、ビルドアップでもたついたりする場面があったけど、
90分を通して見れば、及第点以上の出来やった。
 
ネガティヴな要素の多いこの試合やったけど、
内田の存在はポジティヴに考えてもよさそうやね。
 

 
こんなショッキングな敗戦があっても、次の試合は待ってくれません。
 
切り替えるのは難しいと思うけど、
こういう時こそ、サポーターは選手を支えてあげないといけないと思うしね。
 
俺も、微力ながら選手たちの力になればという思いを胸に、
日曜日は等々力に行きます。
 
 
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2011年5月21日

そんなに完封するのが嫌なんだろうか

 
 
ガンバ大阪21アルビレックス新潟
 
 
3日後に、ACLラウンド16という大一番を控え、
前節の福岡戦と同様に、ターンオーバーも考えられた試合やったけど、
アキラのチョイスはガチメンバー。
 
まあ、そういう意味では期待を裏切らないアキラやけども、
左SBに武井を頭から使ってきたのは驚きやったね。
 
前節の福岡戦では、後半、集中的に狙われてしまった武井やったけど、
この日は、逆サイドの加地にも見劣りしない安定感を発揮。
 
ガンバの試合で、サイドのディフェンスを安心して見れた試合って、
記憶に無いぐらい久し振りやわ。
 
 
 
サイドのディフェンスが安定すると、攻撃にも必然的に良い影響を与えるもの。
 
韓国代表に選ばれ、プレーにモチベーションの高さの表れる、
イ・グノのドリブル突破から、アドリアーノが決めて、幸先良く先制。
 
その後も、いい流れでガンバは攻めてたんやけど、
二川がブルーノ・ロペスとヘディングの時の競り合いで頭をぶつけ、
負傷交代したあたりから、若干流れが悪くなったね。
 
ただ、交代で入った佐々木自身が悪かったというより、
二川のいたトップ下の位置にそのまま入れた、アキラの采配が良くなかった気がする。
 
まあ、スクランブルやから仕方無い面はあるけど、
使われる側のアタッカーである佐々木に、二川みたくトップ下の位置から
前線の3選手をコントロールしろってのも酷な話やと思うけどね。
 
 
 
新潟に流れを渡したり、奪い返したりして、
のらりくらりと後半まで1-0でリードしていたガンバ。
 
前節の福岡戦みたく、肝を冷やすような危ないシーンは作られてなかったから、
「リーグ戦初の完封勝利目前か?」と思ったら、
やっぱり最後らへんで魅せてくれるのがガンバ大阪。
 
TVでは、武井のロングシュートのリプレイが終わった後に、
いきなりゴールを決められてしまったから、一瞬どうなったんかわからんかったんやけど、
相手のゴールキックの処理を誤って、ミシェウにボールを奪われ、
ゴールを決められてしまったみたいやね。
 
この日も、さすがの安定感を見せていた明神やけど、
あの中澤へのヘディングでのバックパスは、あまりにも不親切だったんじゃないだろうか。
 
 
 
ただ、なんだかんだで決定力に恵まれているのが今年のガンバの救いやろう。
 
失点の直後、この日、「お前はガンバサポか?」って思うぐらい、
ガンバ寄りの解説をしていた長谷川健太が、「まだまだわかんないですよ!」と、
力強く言い放ってから数分後に炸裂した、アドリアーノの2点目のゴール!!
 
あの位置にちゃんと詰めてるのが、いかにも9番の選手って感じやね。
 
このアドリアーノのゴールが決勝点となり、
ガンバはリーグ戦3連勝を飾りました。
 
 
 
結果だけ見ると、どうしてもドッピエッタのアドリアーノに目が行きがちやけど、
この日は宇佐美が本当に素晴らしかった。
 
バスケットボールで言うところのアイソレーションみたく、
左サイドであえて宇佐美を孤立させて、スペースのあるところで、
ひたすら1対1を仕掛けさせるという作戦がハマったね。
 
今まで一定時間だけの輝きでインパクトを与えてきた宇佐美やったけど、
1試合を通してこれだけ存在感があったのは初めてじゃないだろうか。
 
できれば得点を取らせてあげたかったけど、
アドリアーノの2点目のゴールは、半分は宇佐美のゴールのようなもんやしね。
 
この勢いを、セレッソにも思い切りぶつけてほしいね。
 
 
 
次の試合は、ACLラウンド16の大阪ダービー。
 
リーグ戦での大阪ダービーとは違い、ACLでの大阪ダービーなんて、
向こう50年無いかもしれへん。
 
だから、もし次の試合で負けるようなことがあったら、
50年間、「ACLで負けた方の大阪」という十字架を背負う羽目になるわな。
 
そんな称号、サポーターは言うまでも無く、選手も絶対に嫌やろうから、
火曜日は絶対に勝って、両チームのアジアでの立ち位置を明確にしてほしいね。
 
 
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2011年5月16日

勝ち点3は常に薄氷の上にある

 
 
ガンバ大阪32アビスパ福岡
 
 
福岡は開幕から5連敗しているということで、
J1に昇格して、手も足も出ない感じなのかなと思ってたけど、
意外にDFラインを高くして、アグレッシブなサッカーをやってたから、
俺の中では好印象やったわ。
 
この手のサッカーは、選手が揃ってれば面白いと思うんやけど、
J2から昇格したばかりで、予算も限られてるクラブ事情を考えたら、
なかなか思うようにはいかんのやろうね。
 
そういや、去年の湘南にも同じ印象を持ったな…
 
 
 
そんな福岡を相手に、どういう風の吹きまわしか、
アキラにしては珍しくターンオーバーを敢行。
 
数少ないチャンスに、平井や藤春の今季初スタメン組には奮起して欲しかったけど、
残念ながら、2人ともハーフタイムで交代させられてしまったね。
 
まあ、平井に関しては、大体あんなもんやろって感じやったけど、
藤春に関しては、期待していただけに、
トラップミスやパスミスを連発する姿には残念やったわ。
 
 
 
ただ、アキラのこの思い切ったハーフタイムでの交代策が的中。
 
前半はどっちつかずだった試合の流れが、
俄然ガンバに傾き始め、宇佐美と二川のゴールを呼びこんだね。
 
特に、宇佐美の50m独走ドリブルからのゴールは、
去年の万博での大宮戦を彷彿とさせるゴラッソやったわ。
 
 
 
しかし、3-1とリードした状況から、
岡本に古巣相手の恩返しゴールを決められたあたりから、
ガンバは一気に守勢に回ることになったね。
 
城後のクロスバーを叩いたヘディングシュート然り、
オフサイドとはいえ、ゴールネットを揺らされた場面然り、
いつ失点してもおかしくないような展開やったけど、
なんとか逃げ切ることができたね。
 
っていうか、わざとやってるんじゃないかっていうぐらい、
今年は例年以上にこういう、
試合のクローズ間際にバタバタするシーンを見てるような気がする。
 
まあ、これもガンバの魅力の一つではあるけど、
たまにはリラックスして勝利を見届ける試合を見たいもんやわ。
 
 
 
次節は、万博に新潟を迎えての一戦。
 
新潟戦から、中2日でACLのラウンド16での大阪ダービーという、
大一番を控えてるだけに、気持ち良く勝って次に繋げたいところやね。
 
 
 
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2011年5月14日

19times

 
 
ブラックバーン11マンチェスター・ユナイテッド
 
 
マンUが、敵地イーウッドバークでブラックバーンと引き分け、
リーグ最多となる19度目のチャンピオンに輝きました。
 
今シーズンのマンUは、ここ数年のチームの中では、
最もって言ってもいいぐらい派手さに欠けるチームやったけど、
チームに蓄積された経験値の高さにモノを言わせて、
のらりくらりと勝ち点を稼いでた印象やったね。
 
今シーズン序盤、エースのルーニーが、不倫スキャンダルや、
レアルへの移籍騒動で、コンディションを崩し、
それに伴いチームも、負けはしないけど勝ち切れない試合が続いた時期もあった。
 
まあ、マンU自体が、尻上がりに調子を上げてくるチームと言うことと、
そういう苦しい時期にも、ベルバトフやエルナンデスと言った、
他のFWが勝負所できっちりと結果を残した事が、
大崩れせずに、最終的に優勝まで漕ぎ着けることができた要因かなと思う。
 
その辺はやっぱり、ファーガソンの用兵術がモノを言ったなって感じやね。
 
 
 
個人的に、今シーズンのマンUのMVPはギグスを挙げたい。
 
数字に残る結果では、そこまで大したものじゃないけど、
彼ほどの経験を持った選手が、1年間コンディションを崩さずに試合に出続けると、
これほどまで心強いんやなって言うのがわかったシーズンやったね。
 
それにしても、ギグスがこんなに息の長い選手になるとは思わんかったな。
 
若いころは、スピード溢れるドリブルが持ち味の、バリバリのウィングやったのに、
今やセンターハーフもやるし、右足でのキックの精度も上がってるし、
年を重ねるにつれプレーの引き出しが増えてるのは驚異的やわ。
 
今シーズン終了後にはファン・デル・サールも引退するし、
自分が子供の頃から見てきた選手が次々に引退していくのは寂しいものがあるから、
ギグスには1年でも長くプレーしてほしいなと思うね。
 
 
 
マンUと優勝を争ったライバルに関して言うと、
やっぱり、アーセナルは、勝てる試合を負けたり、
引き分けに持ち込まれたりする試合が、あまりにも多かった。
 
ニューカッスル戦で4点差を追いつかれた試合が、それを象徴してる。
 
あといい加減に、ストークやボルトンのような、
フィジカル勝負を挑んでくる相手への対策を考えなアカンよな。
 
「若いチーム」「経験不足」って言葉が、アーセナルにはよく使われるけど、
毎年、同じことを繰り返している印象があるから、
どっかで負の連鎖を断ち切ってもらいたいね。
 
 
 
チェルシーに関して言えば、昨シーズンオフに、
バラックやデコなどを放出してしまった影響で、
主力にケガ人が続出した時期に、穴を埋められる選手がいなくて、
そこから大きく崩れてしまった印象がある。
 
スタメンがベテラン中心のチェルシーは、優勝した昨シーズンのように、
主力が良いコンディションの時は、すごく良いサッカーをするけど、
それを維持するのがベテラン選手の難しいところではあるんよね。
 
オーナーのアブラモヴィッチは、チームの若返りを進めたいみたいやけど、
監督のアンチェロッティは、ミラン時代からベテランを重宝するタイプで、
若手を伸ばす手腕はどうかと思うし、その辺で折り合いが着くのかどうかやね。
 
 
 
プレミアリーグを制したマンUが、次に狙うのは、
ウェンブリーでのビッグイヤーやね。
 
相手はバルサで、一昨シーズンの決勝と同じカードやけど、
その時はマンUが負けてるから、
ファーガソンとしてはリベンジを果たしたいところやろう。
 
どっちが勝つかはわからんけど、面白い試合になるやろうし、
今から楽しみやわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2011年5月11日

もどかしさの末にラウンド16

 
 
ガンバ大阪20天津泰達
 
 
TV画面越しでも息苦しくなるような大雨やったから、
現地の観戦環境はそれは酷いもんやったと思うわ。
 
それでも、そんな劣悪なコンディションの中、
ガンバの選手たちの動きは良く、序盤から次々に決定機を作り出してたね。
 
ただ、その決定機を全然ゴールに結び付けられず、
自分達で試合を難しくしてたね。
 
 
 
そんな状況を見かねてか、アキラは後半早々にキム・スンヨンに代えて、
この日ベンチスタートの宇佐美を投入。
 
これでガンバは3バックにしたわけやけど、
困った状況の時に発症する、アキラの突発性3バック症候群は、
さらに困った状況になってしまうことがほとんどなので、
嫌な予感がしたんやけど、この日はこれが的中。
 
まあ、3バックが功を奏したというより、ここ最近の不調により、
スタメンを外されてしまった宇佐美が、この日はキレキレで、
攻撃陣を力強く牽引してくれたのが大きかったね。
 
 
 
ただ、そんな宇佐美の奮闘も実らず、
アドリアーノが独走ドフリーの1対1をGKにぶつけるなどして、
キックオフから70分近く経過しても未だゴールは奪えず。
 
済州とメルボルンの試合で、済州がリードしているとの情報が入り、
最悪のシナリオが頭をよぎり始めた頃にようやく歓喜の瞬間が。
 
アキラの言葉を借りれば、「伝家の宝刀」炸裂。
 
あれだけガンバの選手が束になってゴールを奪いに行って、
割る事ができなかった天津のゴールマウスに、
1人の男の右足から放たれたボールが、かくも鮮やかに吸い込まれて行ってしまうとは…。
 
それまでは、らしくないパスミスを繰り返し、
あれだけあったCKでも精度を欠いたボールを蹴り続け、
「何やってんだよ!」って言わせておきながら、
こういう勝負所では、きちんと仕事をやってのけてしまう。
 
だから、誰も遠藤に文句を言えないんよな…。
 
 
 
後半ロスタイムには、途中出場の平井が奪取したPKを、
宇佐美が決めて2-0とし、試合終了。
 
このPKも遠藤が蹴るのかなと思ったら、キッカーは宇佐美やったね。
 
遠藤本人も言ってたように、ここまで公式戦でゴールの無かった宇佐美を気遣って、
PKを譲ったということやったけど、この試合の宇佐美のプレーは良かったし、
このゴールがキッカケで、状態が上向いてくると良いね。
 
 
 
これでガンバは、グループステージ最終節にして、
ようやくラウンド16への進出が決定。
 
ラウンド16で対戦するのは、あろうことかお隣さん。
 
万博でのダービーは、ここ数年負けてないけど、
同じような状況で一昨年川崎に負けてもうたから、油断は禁物。
 
俺も24日は万博に参戦するので、今年こそはラウンド16の壁を突破してほしいね。
 
 
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2011年5月8日

メルボルン観戦記2

翌日は、メルボルン博物館へ行くために、カールトン庭園へ移動。
 

 
カールトン庭園は、1880年のメルボルン万博でメインの会場として使用された、
メルボルン版の万博記念公園。
 
メルボルン博物館はその敷地内にあるんやけど、
俺がチケット売り場に行くと、平日の朝にも関わらず長蛇の列が…。
 
オーストラリア人って、そんなに博物館が好きなのかって思ったんやけど、
今、メルボルン博物館ではツタンカーメン展を開催していて、
メルボルン市内では、かなり盛り上がってるらしい。
 
しかも、ツタンカーメンは、今回のメルボルン展が、
エジプトから外に出る最後の機会ということで、是非とも見たいと言う人が、
多かったらしいね。
 
そこで、俺もチケット売り場の列に並び、17時開場のチケットを購入する事に成功。
 
最初は別の観光プランを立ててたんやけど、
とりあえず、17時まではメルボルンの他の場所を観光して、
夕方にまた博物館に行くことにしました。
 
そこで俺が向かった先は、高さ253m、
メルボルンの街を一望できるリアルトタワー。
 
どんな景色が拝めるのかと思いきや、入口にこんな貼り紙が…。
  
 
「PERMANENTLY CLOSED」
 
どうやら2009年の12月31日に閉鎖されてるっぽい。
 
その原因がこいつ。

 
リアルトタワーより高い、高さ297mのユーレカタワー。
 
こいつが新しくできてしまったせいで、観光客が全てこちらに流れてしまい、
今までメルボルンのシンボルとして頑張ってきたリアルトタワーの展望台は、
閉鎖されてしまったらしい。
 
なんか切ない話やなと思ったけど、実は東京も同じ状況にあるんじゃないかと思った。
東京タワーがリアルトタワーと同じ道を辿らない事を祈るばかりです。
 
まあ、そんな事を祈っといて、ちゃっかりユーレカタワーに上ったんやけどね。

 
昼食はカールトンというスポーツバー的な所で、
フィッシュ&チップスを食べました。

 
店内では、前日のガンバとメルボルンの試合映像が流れてたんやけど、
加地のハンドのシーンや、藤ヶ谷が飛び出して、相手選手と交錯したシーンが、
何度もリプレイで流されていて、コメンテーターが「誤審だろ」みたいな事を言ってた。
 
そして、この後、美術館、クラウンエンターテイメントプラザに行ってから、
また博物館に戻り、ツタンカーメンを見に行ってきました。
 
多分、入口の所に、撮影禁止みたいな貼り紙がしてあったのが目に入ったから、
写真は撮って無いです。
 
っていうか、もし許可してあったとしても、
なんかカメラで撮ると呪われそうな気がしたから、撮らなかったと思うけどね。
 
実際に見るツタンカーメンは、金ピカで綺麗と言うよりは何か不気味で、
思ってたよりも小さかったわ。
 
それほど感動は無かったけど、もうエジプト以外では見られへんのやなと思ったら、
レアな体験ができたなと思ったね。
 
 
3日目は、朝から移民博物館に行ったり、
MYERやDAVID JONESなどの百貨店で買い物をした後、
メルボルン17時30分発の飛行機でシドニーへ移動。
 
 
ここで友達や職場の同僚にお土産を買ったんやけど、
なぜかブーメランを3本も買ってしまった。
 
多分、アレやな、修学旅行生がお土産に木刀を買う感覚やったんやろうな。
 
 
 
そして、21時30分の飛行機で日本に帰りました。
 
もっと時間があれば、グレートオーシャンロードや、
ヤラ・ヴァレーとかも行きたかったんやけど、
こればっかりは弾丸のACL遠征じゃ難しいしね。
 
とは言っても、試合の結果はドローだったとはいえ、
やっぱりACLの海外遠征は刺激的で楽しいわ。
 
ガンバの頑張り次第やけど、今年の秋にもどっかへ応援に行きたい感じやね。
 
 
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メルボルン観戦記1

 
前回の記事では、試合の事を書いたので、
今回はそれ以外の事を書きたいと思います。
 
5月3日の20時30分、成田発の飛行機に乗って、
シドニー経由でメルボルンへ向かいます。
 
 
空港にガンバサポっぽい人おるかなと思ったけど、
それらしき人はおらんかったわ。
 
…っていうか、夜やとはいえ、ゴールデンウィークやのに空港人少なすぎ。
やっぱり地震の影響で旅行を控えてるんかね?
 
 
そして、11時間ほどのフライトでシドニーへ到着。
日本との時差は+1です。
 
乗り継ぎのために、国内線ターミナルで2時間待った後、
10時30分の便でメルボルンへ。

 
メルボルンについて真っ先に目に飛び込むのが、トラム(路面電車)やと思う。
 
…っていうか、俺、路面電車を見ると、有吉AKB共和国での、
小嶋陽菜の「チンチン電車」を思い出してしまうんやけどね。
 
メルボルンはまさにチンチン電車の街で、かなりの広範囲に渡って走ってて、
現地では、バスや電車よりもポピュラーな移動手段らしいね。
 
で、そのトラムの中はこんな感じ。
 
俺の乗ったやつは、あずき色の無料トラムやってんけど、
これが揺れる揺れる。
 
ガイドブックには、この揺れが歴史を感じさせてくれて良いって書いてあったけど、
俺はあんまりそうは思わんかったわ。

 
あと、セブンイレブンの多さも目に着いたね。
 
 
コンビニだけじゃなくて、ガソリンスタンドもセブンイレブンやったりで、
日本企業の強さが垣間見えたわ。
 
 
メルボルンでの、俺の活動拠点はリッジスというホテル。
 
シンプルやけど、5年前に改装されたばかりということもあって、
なかなか綺麗なホテルやったわ。
 
 
で、ホテルの道路を挟んだ向かい側は中華街。
 
っていうか、中華を始め、日本食、韓国料理、タイ料理と、
メルボルンはアジア料理屋がすごく多かった。
 
これは、メルボルン…とういか、オーストラリアがイギリスの植民地だったこともあって、
独自の食文化が無く、食に関しては、色んな国の文化が乱立してるらしい。
 
 
で、初日は日本料理屋でかつ丼を食ったんやけど、これがマズイ。
 
そもそも、コメがタイ米使ってるから、粘り気が全然無くて、
かつ丼のあんと全くと言っていいほどマッチせえへんのよ。
 
 
そして、この後、テルストラドームに移動し、
ガンバ大阪vsメルボルンヴィクトリーを観戦。
 
 
とりあえず、メルボルン観戦記Part1はこれで終了。
 
次の日は朝から観光に向かいます。
 
Part2へ続く
 
 
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メルボルンにアウェイでドロー

 
 
メルボルン行ってきました!!


とりあえず、この記事では試合の事を書いて、
街の様子とかは、また別で観戦記を書きたいと思います。
 
いくらゴールデン・ウィークとはいえ、
メルボルンまで来ているガンバサポーターは少ないやろなと思ってたけど、
去年のラウンド16の城南戦の時の倍はいたと思う。
 
帰りのシドニーの空港で、サッカーの応援とは別で、
メルボルンに旅行しに来た親子と話す機会があったんやけど、
メルボルンの観光業者の人は、「今年のゴールデンウィークはガンバ大阪様々ですよ」
って言っていたそうな。
 
どうやら、地震による自粛ムードの影響で、
今年のゴールデンウィークに日本からオーストラリアに来る人は、
例年の半分近くまで落ち込んだらしいけど、ガンバサポが多数メルボルンに来たおかげで、
メルボルンだけ逆に観光客が増えたらしい。
 
俺たちは、好きでオーストラリアまでガンバの試合を見に来てるだけやのに、
知らないところで、役に立ってるんやなと思ったね。
 
 
 
ガンバ大阪1メルボルン・ヴィクトリー
 
 
 
まあ、試合自体の事は、もう4日も経ってるし、
TVで見てた人の方が詳しく書けるやろうから、その辺は割愛して、
応援席の様子を書きたいと思います。
 
ガンバのオフィシャルでは、入場ゲートが8番って書いてたのに、
8番じゃ手荷物検査が出来ないからという理由で、
急に7番に変更になったりするあたりは、さすがACLアウェイといったところ。
 
それに、全席指定席チケットなもんやから、サポーターグループの人たちが、
現地の日本人の人たちに説明して、応援するスペースを作ってもらったり、
いつもとは違うやりにくさを感じたね。
 
あと、ガンバの応援席に何人かオーストラリア人が入ってきたから、
最初は、冷やかしにでもきたのかなと思ってたんやけど、
アデレードやシドニーFCのサポーターやった。
 
特に、あの#18バレーのユニフォームを着ていた兄ちゃんは、
クラブワールドカップの時にも、日産に来てたね。
 
まあ、いつも通りのガンバのチャントを歌ってても、
この人たちが勝手に違う応援を始めるから、まとまりには欠けてたんやけど、
「ガンバ、ガンバ大阪、ガンバ!!」と「ガンバ大阪、オレ!!」は、
ほぼ毎回一緒にやってくれるし、外人の声のデカさもあり、すごい声量やった。
 
後半40分ぐらいに、中澤が応援にビックリしたような顔で、
ガンバの応援席をチラ見したのが印象的やったね。
 
ガンバとアデレードが試合してから、もう3年経つのに、
未だに彼らはガンバの事を気に掛けてくれているのは、素直に嬉しかった。
 
そのお返しにじゃないけど、俺もまたアデレードが日本で試合する事があったら、
行ってみようかなと思ったね。
 
 
 
試合の方は、惜しくもドロー。
 
交代枠を使い切った状況で、高木が負傷退場したり、
帰国して知ったけど、ガンバは体調不良者が多かったらしいし、
これで勝ち点1をもぎとれたのは、大きかったと思う。
 
済州が天津に負けた事で、次節ガンバが天津に勝てば、
まだ1位通過の可能性は残されているから、次のホームでの試合は、
絶対に勝たなアカンね。
 
ラウンド16の5月24日はすでに休みを取ってるので、
是非ともガンバには1位通過を決めてもらいたいわ。



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