2011年12月30日

2011年シーズン・参戦記録



2011年もあと2日で終わり…と、言う事で、2011年の観戦記録をまとめてみました。


【2011年シーズン生観戦成績】

3月5日 vsセレッソ大阪 @万博 2-1 勝ち
5月4日 vsメルボルン @エティハドスタジアム 1-1 引き分け
5月24日 vsセレッソ大阪 @万博 0-1 負け
5月29日 vs川崎フロンターレ @等々力 1-2 負け
6月15日 vsベガルタ仙台 @ユアスタ 1-2 負け
6月22日 vs柏レイソル @日立台 4-2 勝ち
7月2日 vs浦和レッズ @埼スタ 1-1 引き分け
7月27日 vs鹿島アントラーズ @鹿島 4-1 勝ち
7月30日 vsジュビロ磐田 @ヤマハ 2-1 勝ち
8月7日 vsアビスパ福岡 @万博 2-0 勝ち
8月13日 vsセレッソ大阪 @長居 1-1 引き分け
9月18日 vs横浜F・マリノス @日産 1-1 引き分け
10月9日 vs浦和レッズ @埼スタ 1-2 負け
10月15日 vs名古屋グランパス @瑞穂 1-4 負け
10月22日 vsモンテディオ山形 @NDスタ 5-0 勝ち
11月3日 vs鹿島アントラーズ @万博 1-0 勝ち
11月19日 vsアルビレックス新潟 @ビッグスワン 2-2 引き分け
12月3日 vs清水エスパルス @日本平 3-1 勝ち


18戦、8勝5分5敗!!


天皇杯で早々と敗退してしまったせいで、
例年よりは参戦数が少なくなっていますが、それでも去年と同じ8勝はキープ。

でも、2009年に23試合で14勝したことを考えると、やっぱり物足りない。
ましてや、今シーズンは、ガンバ史上最高の勝ち点70を挙げたわけやしね。



そんな18戦の中で、最も印象に残っているのが、
5月4日、アウェイのメルボルン・ヴィクトリー戦かな。

昨年、一昨年と韓国のアウェイには3回ほど参戦したけど、
オーストラリアの雰囲気はまた別モノやったね。

来年もアデレードで試合があるけど、
仕事との兼ね合いで、来年はACLのアウェイ参戦はちょっと厳しい。

その代わりにと言ったらなんやけど、
J1に昇格した鳥栖とのアウェイゲームには、
是非ベストアメニティスタジアムに参戦したいね。



来年はロンドン五輪があるけど、フル代表の大きな大会が無いので、
長期の中断期間が無いやろうし、連戦も少なくなるやろうから、
コンスタントに参戦できると思う。

それに、今年は東日本大震災の影響で、普通にサッカー観戦を楽しめる事が、
どれだけ幸せかって事を実感させられた1年でもあったから、
その、当たり前の日常に感謝しながら、来年も熱くチームをサポートしていきたいね。



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2011年12月27日

ガンバ大阪の後任監督狂想曲がようやく終演



おそらく、今冬のJリーグの監督人事に関するニュースで、
最も、yahoo!のトップページを飾ったであろう、
ガンバの後任監督問題にようやく決着が着いたね。

「ガンバサポはともかく、世の人たちはガンバの次期監督にそんなに興味あるの!?」
って、思ったりもしたけど、オフシーズンもサポーターが退屈しないように、
話題を提供してくれる山本さんは、ある意味ガンバが誇るエンターテイナーやわ。

まあ、できれば、移籍市場での周到な立ち回りや、
ピッチの上での好成績で話題を提供してもらいたかったけども。


2012年度 ガンバ大阪 新加入コーチングスタッフ 決定


10年間続いた西野政権の次に発足するのは、セホーン政権。

セロンやら、セフォンやら、セランやら、氏を取り扱う媒体によって表記が違ったから、
一体、どの呼称が正しいのかわかんなかったけど、
どこのメディアでも使って無かったセホーンでいくわけね。

まあ、そもそも外国人の名前を無理矢理カタカナ表記に書き変えること自体、
結構無理のあることやねんけどもね。

呼称と言えば、俺は西野監督の事を、親しみを込めて、
このブログではアキラって書いてきたけど、セホーンはなんて書こうかな。

ミステルかセニョールあたりで行こうかなとも思うけど、
この辺は、チームが始動して、ガンバ内部から聞こえてくる情報を元に、
監督のキャラを掴んでから、マッチする呼称を考えようかなと思う。



そんなセホーンは、2部が多いとはいえ、30年近くの指導歴がある経験豊富な監督。

俺が生まれた年まで遡るとは言え、ブラジレイロンも優勝しているし、
実績はある人なんやなと思う。

水原三星でユースチームの監督をしていた経歴もあるから、
若手の育成にも期待したいし、柏の監督のネルシーニョとは、
現役時代チームメイトやったらしいから、西野時代に引き続き、
柏と対戦する際には、モチベーション全開でいってほしいね。

バタバタしたわりに、よくこんなまともな人を連れてこれたなって、
感心しているところもあるんやけど、これは山本の手腕と言うより、
自身の監督就任が、リーグからの許可が下りずに破談になったにも関わらず、
急遽ブラジルに渡った山本と一緒に、監督探しを手伝ってくれた、
呂比須の協力無くしてはありえなかったね。

そんな呂比須は、監督じゃなくてヘッドコーチ就任という形になったけど、
監督就任の弊害となった、ライセンス問題を解消するためにも、
早急にS級ライセンスを取得して欲しいね。



待望の新監督就任発表をきっかけに、
丹羽の復帰や、佐藤晃、エドゥアルドの加入などのニュースが、
続々と、HPにアップされてきました。

まあ、今冬の最大の目玉の発表は、年明けぐらいになるのかなと思うけど、
年内のうちに、徐々にではあるけども来季のガンバの輪郭が見えてきたのは良かった。

一時はどうなることかと思ったけど、
これで、安心して年越しそばが食えるってもんですよ。



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2011年12月22日

ガンバ大阪2011年ベストゴール



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タイトルの2011年ガンバ大阪ベストゴールですが…


Jリーグ30節 vsモンテディオ山形戦の後半15分、
藤春廣輝のゴールでお願いします!



この試合は5-0で勝ったから、
このゴールがガンバの勝敗を大きく左右したってことは無いんやけど、
今までのガンバに無いパターンのゴラッソやったから選んでみました。

ガンバでゴラッソが決まるパターンと言えば、
巧みなパスワークから相手を崩し切ってのフィニッシュや、
華麗な個人技からっていうのを想像してしまいがちやけど、
この藤春のゴールは、相手CKからの電光石火のカウンター。

現地で見ていた時は、右サイドでイ・グノが抜け出した時、
あまりにも早い展開で、誰も追いつけないんじゃないかと思ったけど、
俺の想像をはるかに超えるスピードで、藤春は前線に駆け上がり、
グノのクロスに合わせて、プロ初ゴールを決めて見せた。

ゴール裏は、歓喜よりも驚嘆の声が上がったけど、
ゴールを決めた本人は、どこに走っていいのかわからずに、
オロオロしていたのがいかにもルーキーって感じで、初々しくて印象的やったね。

ガンバは2009年の後半あたりから、中盤の構成力が落ち始めた事や、
前線の選手の適性も考慮して、カウンターを多く用いるようになったけど、
この藤春のゴールには、カウンターというもう一つの引き出しの、
完成型を見たような感じやったね。



2011年のベストゴールを選ぶにあたって、この藤春のゴールと、
どちらにしようか最後まで迷った候補が、Jリーグ17節の日立台での柏戦、
4点目の下平のミドルシュート。

ゴール自体も素晴らしかったんやけど、
下平が散々叩かれてた頃も、擁護し続けていた俺にとって、
このゴールは非常に感慨深いものがあったからね。

まあ、結果的に藤春のゴールの方がインパクトが強かったから、藤春にしたけど、
特筆すべきは、俺の中でベストゴール候補に挙がっていたゴールが、
2つとも左SBが決めたゴールだという事。

これは、ガンバの左SBで、
どれだけレベルの高いポジション争いが行われているのかを証明している。

今は、レギュラーは藤春、サブは下平っていう構図やけど、
藤春には藤春の、下平は下平の武器があるんやから、
お互いの強みを活かして、切磋琢磨していってほしいなと思うわ。


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ガンバ大阪2011年MVP



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タイトルの2011年ガンバ大阪MVPですが…


イ・グノです!


今年は何も迷わなかったね。

2011年シーズンの公式戦で、17ゴール11アシストと、
非の打ちどころが無い素晴らしい活躍。

前線である程度守備を免除してもらっても、これだけの数字を残すのは難しいのに、
前線からのチェイシングを怠らないのはもちろん、
必要とあらば、SBの裏のスペースまで戻って守備をして、
それでこの成績は驚異的としか言いようが無い。

今季は、シーズン途中にアドリアーノや宇佐美が移籍したけど、
それでもガンバの攻撃力が落ちなかったのは、
グノが前線で獅子奮迅の活躍をしてくれたおかげやね。

夏場に披露した茶モヒカンの髪形以外、完璧なシーズンやったと思うわ。



グノが今季これだけ頑張ってくれたのは、
昨年の夏にガンバに入団するも、チームにフィットできず、
「自分でも恥ずかしい」というぐらいのスランプを味わったからやと思う。

韓国人は面子を守りたがるから、この結果に危機感を感じて、
このままじゃ終われないって思ったんやろうね。

野球の話になるけど、中日にいたソン・ドンヨルも、
ロッテのイ・スンヨプも、期待されて入団したにも関わらず、
1年目は活躍できなかったけど、2年目は前年の不振を払拭する活躍を見せたしね。

そう考えると、スンヨンの2年目にも期待したかったところやねんけど、
まあ、その話は別にいいか…



グノは2012年もガンバでプレーしてくれるみたいやし、
それはすごくありがたい事なんやけど、
兵役の関係で、来季が終わったらどっちみち退団することになると思う。

グノに抜けられるのはかなり痛いものがあるけど、
今季終了後に退団する可能性もあっただけに、
来季もガンバでプレーしてくれることをありがたく思わんとね。

2012年も、圧倒的な走力とフィジカルで、
ガンバの前線をリードする、グノの姿を楽しみにしたいね。



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ガンバ大阪2011年ベストマッチ



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タイトルのガンバ大阪2011年ベストマッチですが…


Jリーグ17節 vs柏レイソル @日立台
でお願いします。


正直、最終節の日本平の清水戦とか、アウェーの鹿島戦とか、
他にもベストマッチに挙げたい試合はあったんやけど、
選考基準として、いかにもガンバ大阪らしい点の取り合いであること。

それでいて、万博での広島戦のように、
ダラダラと得点と失点を重ねるような試合じゃなくて、
緊迫感のあるレベルの高い試合ということで、上記の試合を選びました。



それに、この試合は、今シーズンのガンバのターニングポイントとして、
大きな意味のある試合でもあった。

前半戦のガンバは失点こそ多かったものの、
それほど勝ち点を落とすことなく、6月まで戦ってきた。

でも、アドリアーノを軸としたカウンター主体のサッカーは、
5月のACLのラウンド16を境に結果に結びつかなくなっていったね。

そのアドリアーノが仙台戦後に中東に移籍し、攻撃力の低下が懸念されていたけど、
アドリアーノが移籍した事で、却ってガンバが本来の戦い方を取り戻し、
夏場の快進撃に繋がったと思う。

その、ガンバ本来の戦い方を取り戻すきっかけとなったのが、
日立台での柏戦やったと思う。



それに、この試合で遠藤、イ・グノ、下平と、
3つもスーパーゴールが見れたのも、
この試合がベストマッチである要素の一つかな。

ペナルティエリア内で驚くほどの落ち着きを見せた、遠藤のゴール、
角度の無いところからGKの肩口をぶち抜いた、イ・グノのゴール、
そして、今でもその弾道が目に焼き付いている、
下平の豪快なミドルシュート。

どれも、ガンバ大阪2011年ベストゴールに挙げたくなるような、
素晴らしいゴールやったね。

あ、ワンタッチで押し込んだ、3点目の平井のゴールも、
彼らしくて良かったと思うよ。



万博での柏戦も、レベルの高い試合やったし、
今年のガンバは、ホーム、アウェイ両方で、
柏相手に素晴らしい試合をして勝ったことになる。

でも、柏相手にダブルを食らわせときながら、
シーズンが終わってみれば、柏の後塵を拝してしまったから、
来年は柏よりも上の順位でフィニッシュして、銀皿を天に掲げたいね。



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2011年12月19日

泥臭く、勝負にこだわるサントスが見たかった



バルセロナ40サントス


柏とサントスの試合をみた限り、このサッカーでは、
柏には勝てても、バルサには勝てないと思っていたんやけど、
ここまで点差がつくとはちょっと意外やったかな。

まあ、いくら南米チャンピオンとはいえ、
サントスとバルサの間に圧倒的な戦力差があるのは明らかやったのに、
それにも関わらず、まともに組み合ってしまったのが、
これだけの大敗を喫した要因やったかなと思う。

バルサとリーガ・エスパニョーラの覇権を争う、
レアル・マドリードですら、バルサとまともに組み合ったら、
5-0とかでフルボッコにされるのに、サントスがそうならない訳が無い。

2年前のこの大会で、バルサと対戦したエストゥディアンテスは、
自分達がバルサよりも劣っている事を十分理解し、
バルサの良さを消すために、周到な対策を練ってきてたことで、
あれだけの死闘を繰り広げる事ができた。

この、“勝負にこだわる”姿勢こそが南米らしさであり、
前身のTOYOTA CUP時代から、戦力で劣る南米のクラブが、
欧州のクラブを、打ち負かしてきた原動力やったと思うんやけど、
そういう姿勢があまりサントスから感じられなかったのが残念やったね。



とは言っても、バルサが強すぎるのもまた事実。

11人の選手が共通理解の下、全く動きが被ること無く、
適切なポジションを取り、パスを繋ぎ、連動し、相手を崩していく。

これだけ攻撃意識が高いチームでありながら、
ボールを失っても、驚くべき攻守の切り替えの早さで、
次の瞬間には相手選手を2人で囲いこんでる。

あまりにも完璧すぎるから、逆に怖さを覚えてしまうぐらいやったわ。

この感じやと、来年もこの時期に日本でバルサの姿を見る事になりそうやけど、
そうならないように、他の欧州のクラブも頑張って欲しいわ。



今回のクラブW杯を見てて思うのが、
やっぱりこの大会は見るものじゃなくて、参加してナンボ。

ここ3年ぐらい同じ事思ってるけど、
来年のこの舞台には、ガンバの姿があってほしいね。

開催国枠でも良いけど、できればアジア王者としてね。















2011年12月16日

バルサが片鱗でアル・サッドを退ける



バルセロナ40アル・サッド


どっちのチームが勝つかっていうよりも、バルセロナがどれだけ観客を魅了して、
何点取って勝つかっていう方に注目が集まっていたこの試合。

まあ、あくまでバルサの照準は決勝のサントス戦やから、
もっとメンバーを落としてくるかなと思ってたけど、
メッシやイニエスタをフル出場させたのを見ると、
グアルディオラは、ある程度日本のファンに気を遣ってくれんかなと思ったわ。

結果的にバルサは4点取ったけど、そんなに猛攻を仕掛けたって感じじゃなくて、
流し気味に試合したのにも関わらず、相手を圧倒したって感じやったね。



バルサは、試合が始まって5分ぐらいまでは、相手の出方を窺ってる感じやったけど、
アル・サッドがニアング1人を前線に残して、5バックで中央を固めてきたのを見るや、
DFラインをハーフウェアラインより前に上げて、相手陣内でやりたい放題。

そんな中でも、アル・サッドは粘り強く守ってたので、
バルサはなかなか先制点を奪えずにいたけど、前半25分に、
DFとGKの連携ミスを突いた、アドリアーノが押し込んでバルサが先制。

アドリアーノのポジションはSBやけど、前半の10分ぐらいから、
ウィングと見紛うようなポジションでプレーしてたから、
あの位置にいるのは驚きでは無かったね。

アドリアーノは前半43分にも左足でゴールを決めたけど、
このままバルサが勝っても、アドリアーノじゃ、
次の日のスポーツ新聞で絵にならないなと、余計な心配をしながら試合を見てた。

やっぱりこの日、日産に見に来た、6万6千人の観客も、
メッシのゴールを見たかったと思うしね。



メッシは、この試合でゴールこそ無かったものの、
3点目のケイタのゴールをアシストしたパスは素晴らしかった。

そのパスを受けた、ケイタのトラップも完璧に決まったし、
この試合で一番バルサらしいプレーが出たのが、
この後半19分の場面やったと思うわ。

後半36分には、この日、サイドバックの選手の3点目となる、
マクスウェルのシュートが決まり4-0。

90分通して、バルサが格の違いを見せつけ、
サントスが待つ決勝に駒を進めました。



ただ、快勝したバルサに不安点があるとすれば、
前半39分に、左足を骨折してピッチを離れたヴィジャ。

2年前のクラブW杯でも、準決勝でイニエスタが負傷して、
長期離脱を強いられているだけに、バルサにとって、
このクラブW杯の準決勝は、違う意味で無傷で終われない試合みたいやね。

そんなヴィジャの負傷という不安要素を差し引いても、柏とサントスの試合を見る限り、
サントスがこのバルサに勝てるとはなかなか考えにくいんで、
バルサ圧倒的優位には変わりはないと思う。

でも、5年前のインテルナシオナルは、そういう状況でバルサを破ったわけやし、
日曜日の日産で何が起こるかわからんけどね。















2011年12月15日

柏はJリーグ代表として立派な試合をした



柏レイソル13サントス



まあ、妥当な結果と言えば、妥当な結果やった。

そして、心無い“自称”サッカー通の人たちは、
「サントスは本気じゃ無かった」とか言って、
柏の健闘を認めようとはしないんやろう。

でも、この日の柏は、Jリーグ代表の名に恥じない、立派な試合をしたと思う。



サントスの選手達が、それほど球際を激しく来なかったせいか、
思っていたよりも柏がボールを持って戦うことができてた。

決定機の数も、両チームとも同じぐらいあったと思うしね。

ただ、CKから酒井がゴールを決めたものの、
柏の選手達は、なかなかゴール前の局面で仕事をさせてもらえなかったね。

工藤や澤が決定機を決めてれば、もうちょっと白熱した展開になったと思うし、
特に、澤のシュートシーンに関しては、北嶋が上手くニアで潰れて、
フリーになったんやから、確実に決めて欲しかったところやったけども。

それに対しサントスは、攻守の両方に於いて勝負所をおさえてたから、
こういう試合巧者ぶりは、さすが南米のチームやなって思ったね。



それにしても、サントスのゴールは3点ともゴラッソやった。

特に、シュートフェイントからの左足ミドルでゴールネットを揺らした、
1点目のネイマールのシュートは、ブラジルの至宝の名に恥じない、
スーパーゴールやったし、2点目のボルジェスのシュートも、あの細かいステップから、
あれだけ強烈なシュートを打てる身体能力の高さに驚いた。

メディアは、1点目のネイマールのゴールを大きく扱ってるけど、
個人的に、あのネイマールのゴールと同じくらいすごいと思っているのが、
3点目のダニーロのFK。

何が巧かったって言うと、あのFKはノーバウンドでゴールを狙っていたら、
良くてもサイドネットに当たるぐらいしか曲がらんかったと思うんやけど、
横回転のかかったボールをゴール前でワンバウンドさせたことによって、
急激に曲がってゴールマウスに向かっていったって感じやった。

ネイマールの派手なテクニックに比べれば、地味なプレーやけど、
こういう難しいプレーを普通にやってのける技術の高さに舌を巻いたね。



この結果、柏は3位決定戦に回ることになった。

でも、ガンバのサポーターが3年前のこの大会でマンUと試合した事を、
クラブの中の歴史を語る上で、欠かせないものとしているように、
柏のサポーターにとってこのサントス戦は、
何年、何十年も語り継がれていくものになったと思う。

とは言え、3位決定戦で負けたらなんとなく締まりが悪いから、
レアンドロ・ドミンゲスと栗澤が累積警告で出場停止で、
厳しい試合になるとは思うけど、勝って3位で大会を終えて欲しいね。















2011年12月12日

サントスへの挑戦権は柏の手に



柏レイソル11モンテレイ
      PK(
 

モンテレイのショートパスを繋ぐスタイルのサッカーを見てると、
いかにもメキシコらしいチームやなって思ったね。

この手のチームって、ガンバと試合したパチューカもそうやったけど、
前線できっちりボールを収められるFWがいないと、
ただパスを繋いでるだけで、怖さを感じないチームに成り下がってしまうんよね。

ただ、モンテレイには、スアソとデルガドっていう強力なFWがいる。

特にスアソは、安定したポストプレーでモンテレイの攻撃の起点に、
そして柏のディフェンス陣の脅威となっていたね。

その反面、柏は攻撃のキーマンであるレアンドロ・ドミンゲスが、
サバラの徹底マークに遭って持ち味を発揮できず、
それに引き摺られて、チームとしてのパフォーマンスもなかなか上がらんかった。

 

前半を半分ぐらい見た感じで、「これは柏厳しいかな」と思ってたら、
スアソが脚を痛め、前線で上手くボールを収められなくなったことで、
柏にとっては絶好のボールを奪うポイントが出来た格好になって、
徐々にペースは柏に傾き始めたね。

それが実を結んだのは後半8分、田中の右サイドからのクロスを、
レアンドロがワールドクラスのボレーでゴールネットに突き刺し、柏が先制!!

これだけ基本技術がしっかりしてて、なおかつワンプレーで違いを見せられる選手が、
去年までJ2でプレーしていたなんて信じられへんけど、
この調子やと油の臭いがしてくるのも時間の問題やろうな。

 

先制してこのまま流れに乗っていきたい柏やったけど、
ロングパス一発でDFラインの裏を取られ、スアソに同点ゴールを献上。

モンテレイは、ビハインドになるまでショートパスを繋ぐサッカーをしてきただけに、
突然のロングパスに、柏の守備陣が不意を突かれたような感じやったね。

まあ、痛めた脚を引き摺りながらも、きっちりとゴールマウスに蹴り込んだ、
スアソのシュートも流石やったけども。

 

同点になった後は、オープンな打ち合いになったけど、
互いに譲らず、試合は延長戦へ突入。

前のオークランド・シティ戦から中2日で、日程面で不利なのは柏の方だけに、
延長戦に入ると厳しいんじゃないかと思ったんやけど、
意外や意外、延長に入っても柏の選手たちの運動量は落ちず、
試合の主導権を握っていたね。

そんな柏の選手たちの戦いぶりを見て、
ネルシーニョが切った交代カードは、工藤に代えて林を投入した1枚のみ。

この場面やと、フレッシュな選手を投入して畳み掛けることも考えがちやけど、
こういう拮抗した試合やと、試合のリズムに入っていけないってこともあるし、
それに、こういう手堅いやり方で、ネルシーニョは柏をリーグ優勝に導いたんやから、
柏にとってはこのやり方が正解やったんやろうね。

 

結局、試合は延長でも決着がつかず、勝敗の行方はPK戦へ。

結果的に、4-3で柏がPK戦を制したわけやけど、
あの、1本目のルイス・ペレスのシュートを菅野がストップした事で、
チームの雰囲気が「いける!」って感じになって、
柏に運を引き寄せることができたんじゃないかなと思う。

いずれにせよ、去年南アフリカで何度も見せられた、
お互いリスクを冒さずに120分を戦い、0-0で迎えたPK戦より、
お互いに持ち味を出し合った、実力伯仲の120分+PK戦やったから、
実に見応えのある試合やったわ。

 

これで柏は、サントスが待つ準決勝に駒を進めました。

サントスは、クラブW杯の前身のTOYOTAカップ時代を含めても、
ここ10年間の南米代表の中で最強のチームやと思う。

ネイマールやガンソといった有名どころだけじゃなくて、
ダニーロやアロウカ、アドリアーノといった、
既にヨーロッパでプレーしててもおかしくないようなタレントも擁してるしね。

正直、厳しい戦いになることは間違いないけど、
こんな素晴らしい相手と試合できる機会なんて滅多に無いんやし、
柏の選手たちは、臆する事無く思い切りぶつかってほしいね。
















2011年12月8日

勝って当たり前って結構難しい


 
柏レイソル20オークランド・シティ
  
 
「いくらなんでもオークランドには勝つやろ」
って感じでこの試合を見てたのは俺だけじゃ無かったと思うけど、
そういう試合って意外と難しかったりするんよね。
 
柏が、前半は攻めあぐねていたり、後半は相手に押し込まれたりしてるのを見ながら、
3年前にガンバがこの大会の初戦でアデレードと試合した時も、
難しい試合やったなぁって、懐かしい気持ちになったわ。



試合は序盤から下馬評通りに柏がペースを掴んだけど、
オークランドが、サイドの攻防は捨てて、
中央をがっちり固めるっていうディフェンスをしてきたから、
なかなか守備網を突破することができなかったね。

この、いかにも格下のチームが実践してくるような戦術に、
柏の選手たちは、久し振りにJ2での戦いを思い出したんとちゃうかな。

ニュージーランドは昨年のW杯でGL敗退だったとはいえ、
イタリア、パラグアイ、スロバキアを相手にドローを演じたように、
守備力には定評があるから、ニュージーランド代表のビセリッチが統率する守備陣は、
なかなか手強いものがあったね。

 

そんな状況を打破したのが、田中順也の個人技。

左サイドで体勢の悪い状態でボールを受けたのにも関わらず、強引にターンして、
角度の無いところから左足一閃で決めたファインゴールやったね。

田中は左足の強烈なシュートが注目されがちやけど、
ポストプレーや中盤に下がって組み立てにも参加できるし、
個人的には、前田遼一に匹敵する、総合力の高いFWやと思う。

 

田中の直後に、工藤のゴールも決まり、2点リードで前半を折り返した柏やったけど、
後半になって、ピッチに立ち込めた靄のように、
前半ピッチで披露していた躍動感が霞んでいったね。

前半、オークランドは守備的に戦っていたけど、
後半は結構攻撃的に出たのが功を奏したんやと思う。

2年前のクラブW杯でオークランドを見た時は、
DFラインを高く保って、ボールを動かしながら攻めてるイメージがあったから、
むしろ、この攻撃的なスタイルこそ彼らの本来の姿なんやろうね。

その本来の姿を取り戻したオークランドは、マリガンがFKから柏のゴールを脅かしたり、
セットプレーからエスポージトがドンピシャのヘッドを見せるも、
菅野がスーパーセーブを連発したため、得点には至らず。

柏が前半に挙げた2点を守り切って、次戦のモンテレイ戦に駒を進めました。

 

テレビ的には、次も柏が勝って、
準決勝でサントスと当たるのがおいしいところなんやろうけど、
メキシコのチームは、アマチュア選手が混じっていた、
オークランドとは一味も二味も違うからね。

ここらへんで柏のお手並み拝見といったところかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2011年12月4日

奇跡は起こらなかったけれど


 
日本平行ってきました。
  

 
ガンバ大阪31清水エスパルス
 
 
心配された雨も11時頃にはあがり、キックオフの時間が近づくにつれて、
優勝への期待よりも、この試合でガンバのひとつの時代が終わるんやなって、
一抹の寂しさのようなものが自分の感情を支配していた。
 
でも、試合終了の笛を聞いた後は、あれほど渇望していた優勝を逃したのにも関わらず、
何故だかすごく清々しい気持ちになったんよね。
 
それは、目の前のピッチで繰り広げられていた試合が、
西野朗に率いられた10年間を象徴するような、
いかにもガンバな試合やったからかもしれへん。
 
 
 
試合の入り方は、ここ数試合の中でも良かった方やと思う。
 
「やっぱりこの試合に懸けるモチベーションは相当なものがあるんやな」って、
感心してたら、伊藤翔にヘディングシュートを決められ、あっさりと先制点を献上。
 
その後も、清水に押し込まれる展開が続き、
このままズルズルといってしまうのかと不安になったね。
 
  
 
でも、そんな試合の流れを変えたのが、
今シーズン何度もガンバの窮地を救ってきたイ・グノ。
 
二川の浮き球のパスに裏へ抜け出すと、
GKの山本をかわして、ゴールマウスに流し込んで同点。
 
さらに、その7分後には二川のCKをファーサイドで合わせて、
逆転となるゴールをネットに突き刺し、
瞬く間にそれまでガンバを取り巻いていた閉塞感を拭い去ったね。
 
その後、高原に決定的なヘディングシュートを打たれたけど、
これを藤ヶ谷がビッグセーブで防いだのを見て、流れはガンバやなって確信した。
 
  
 
そんなガンバの中で、唯一流れに乗り切れないでいた平井を、
ハーフタイムでベンチに下げ、後半からグノの相方のスンヨン登場。
 
ここ2年間、アキラの寵愛を受けてきた平井には、
こういう試合で結果を残して、先発起用した指揮官の期待に応えて欲しかったけど、
ピッチでどう動いていいのか悩んでいるのが、
ゴール裏で見ているこっちにまで伝わってきて、なんか痛々しかった。
 
二川や遠藤からボールが出た時、前にスペースが広がっているのにも関わらず、
ゴールに背を向けてボールを受けようとしてるんやからね。
 
  
 
そして、平井にとっては皮肉な事に、
この交代でガンバの前線からのプレスの連動性が格段に向上し、
清水の選手のビルドアップに混乱を生じさせたね。
 
後半7分、左サイドで相手ボールをかっさらったグノが前線に突進、
マークを十分に引きつけた所で、右サイドでフリーになっていた二川へパスし、
これを二川が難なく決めて、ガンバが3点目。
 
この後も、次々とチャンスを作り出し、4点目、5点目と取れそうな感じやったけど、
それを決め切れない代わりに、スンヨンが「それ頭で行く!?」と、
言わんばかりの低空ヘッドでサポーターを笑わせるなど、
相変わらずのエンターテイナーぶりを披露。
 
さらに追加点は奪えなかったけど、アキラにしては珍しく、
14年間ガンバでプレーし、今オフでの退団が決定的な橋本を、
二川に代えてピッチに送り出すなどの粋な采配も見られ、
2点リードした後も十分に楽しめた試合でした。
 
 
これで2011年シーズンも終わり。
 
クラブW杯も天皇杯も無いので、来年の3月3日まで、
ガンバサポーターにとって久々に長いオフが始まります。
 
おそらくオフには、チームに大きな変化がもたらされると思う。
 
アキラに関しては、また別の記事で書きたいと思ってるけど、
これまでの10年間を作り上げてきた監督には本当に感謝しています。
 
そして、これから始まる新しい時代に際しては、不安な部分も大きいけれど、
それと同時にワクワクしている自分もいるんよね。 
 
来季のガンバはどんな姿を見せてくれるのか、
ああでもない、こうでもないと思索しながら、オフを過ごしたいと思います。
 
 
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