2010年12月30日

正月の予定が空いてしまった

 
 
エコパ行ってきました。
 


ガンバ大阪03清水エスパルス
 
 
完敗やったね。
 
3連覇を目指して挑んだ天皇杯やったけど、
この日のピッチには、そんな偉業に挑戦しようとするチームの姿は無かったわ。
 
まあ、どんな世界にもずっと勝ち続けられるチームなんて存在せえへんし、
連勝が途切れる時の試合って、案外こんな風にコロッといくもんなんかもしれへん。
 
3連覇はならなかったけど、選手には昨シーズン、一昨シーズンより、
オフが3日だけ長くなったとポジティヴに捕えてもらって、
来シーズンに備えてほしいなと思います。
 
それにしても、正月何して過ごそうかな…。
 
 
 
この日は、遠藤が累積警告で出場停止、中澤が負傷欠場、
そして、浦和戦に引き続き加地が欠場やった。
 
まあ、試合前にアキラが「チーム力というのは1人がケガ、
1人が累積とかでぶれるようじゃダメ」って言ってたけど、
欠場したメンバーの穴は少なからず感じられたね。
 
特に遠藤の不在はやっぱり大きくて、FWにいいボールが入らないし、
いくつかあったCKも怖さが無いから、清水のDFから見れば、
危ないシーンがあってもゴールラインに逃げるっていう選択肢があるから、
守りやすかったと思う。
 
こないだの浦和みたいに、あくまで自分達のスタイルを貫いてくるチームやったら、
なんとかなったかもしれんけど、清水はJリーグのクラブの中で、
相手に合わせた戦い方が上手いチーム。
 
さすがにこれだけ分かりやすく弱点を晒していると、
それを意識せずに戦うのはなかなかしんどいものがあるわ。
 
 
 
あと、やっぱり気持ちの面かな。
 
日本平でのリーグ最終節の時は、ガンバの選手たちが、
今シーズン一番とも言える球際の激しさを見せて、清水を圧倒したけど、
この日は全く逆の展開になった。
 
ガンバも藤ヶ谷あたりはかなり気合いが入ってたけど、
チーム単位で見れば、気持ちの面で圧倒されてたわ。
 
特に、得点こそ無かったけど、小野の気合いの入り方は凄まじかったね。
 
欧州のトップリーグを経験したクラックの本気を垣間見たわ。
 

最後に、この日がガンバのラストゲームになったルーカス。
 
ルーカスは、エムボマやアラウージョみたいに、
ゴールを量産してくれるような助っ人では無かったけど、
天皇杯の決勝や、ACLの決勝など重要な試合でゴールを決めて、
ガンバにタイトルをもたらしてくれた。
 
得点面だけじゃなくて、キックオフの笛が鳴ると同時に、
前線からのチェックを行い、ポストプレーで周りを生かす献身さ、
それに、天皇杯で大学生のチームが相手でも手を抜かないプロ精神、
思わず頭が下がる思いやった。
 
俺はルーカスがガンバで見せてくれたプレーを忘れへんし、
ルーカスもガンバで過ごした3年間を忘れないでほしい。
 
もう、Jでルーカスのプレーを見ることはできへんけど、
ブラジルのクラブで、コパ・リベルタドーレスやコパ・スダメリカーナを優勝して、
クラブW杯やスル銀杯でガンバと試合しよう!
 
だから、さよならじゃなくて、また会おうぜ、ルーカス!!
 
 
 
 
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2010年12月26日

青黒サンタから勝利のプレゼント

 
 
万博行ってきました。
 

 
9月の大阪ダービーの時、
「今年、万博に来るのはこれで最後かな」と思ったんやけど、
年の瀬も迫ったこの時期に、もう一度参戦することになるとは思わんかったわ。
 
まあ、これも社長が言うところの、
「天皇杯をホームで開催する裏技」のおかげなんやろうけど。
 
それにしても、裏技って一体何やってんねんやろ?
 
 
ガンバ大阪21浦和レッズ
 
 
前半に3回ほどあった決定機のうち、
1つでも決めてれば、もっと楽に勝てたんやろうけど。
 
クリスマスのこんな寒い日に、わざわざ万博に足を運んでくれたファンのため、
いつもより長い時間試合を見せてあげるという、
エンターテイナーのガンバなりの心遣いやったんやろうけど、
あまりにも寒かったから、できれば90分で決着をつけてほしかったのが本音やわ。
 
 
 
後半に入っても、しばらくがっぷり四つの展開が続いてたけど、
その均衡を破ったのは、浦和キラーの遠藤。
 
キーパーのポジショニングもどうかなと思ったけど、
息を飲むような素晴らしい弾道の直接FKやったわ。
 
「南アフリカであんな見事なFKを決めといて、
ガンバでは一体いつになったら決めんねん」と思ってたけど、
もう2010年も終わろうかと言う頃に、ようやく見せてくれた。
 
これで今年の浦和戦、3戦で3ゴール。
さすが、試合前の選手紹介で浦和サポにあれだけブーイングされるのも納得できるわ。
 
 
 
この1点を守り切って、準決勝進出といきたかったところやけど、
同点にされてしまうのが天皇杯仕様のガンバ。
 
このシーンに関しては、宇賀神のミドルシュートも見事やったけど、
その前の遠藤が田中達也を倒したプレーで、審判が笛を吹いたかどうかで、
ガンバの選手の足が一瞬止まってしまったのがマズかったかな。
 
それにしても、宇賀神は豊田スタジアムでの名古屋戦でも、
同じような位置からミドル決めてたし、あのゾーンは得意なんやね。
 
 
 
追いつかれた状況で延長に入ったガンバやったけど、
この段階で動けていたのは、ガンバの選手の方やったっていうのが、
この後の展開を有利にさせたね。
 
浦和にしてみれば、交代枠を3つ使い切った状態で、
先の宇賀神のゴールの前のプレーで、田中達也が脚を痛めてしまって、
動けなくなったのが大きく響いたかな。
 
そして、宇佐美の決勝弾。
シュートの前のトラップが素敵やったね。
 
あと忘れてはいけないのが、この宇佐美のゴールをアシストしたルーカスは、
ゴールこそ無かったものの、献身的なポストプレーで、
120分を通して獅子奮迅の大活躍。
 
これだけ優秀な選手が来季からいなくなるのは大きな痛手やけど、
ガンバのユニフォームを着てプレーするルーカスの雄姿を、
あと2試合、しっかりと目に刻みたいと思います。
 

この日は、加地が負傷で欠場ということで、
右SBが安田、左SBが下平という布陣やったけど、
守備の怖さはあるものの、攻撃に関してはイケイケで見ていて楽しかった。
 
特に、前半にFWのイ・グノのパスにSBの安田が抜け出して、
クロスバー直撃のシュートを放ったプレーに関しては、
一瞬、インテルのマイコンみたいなプレーやなと思ってしまった。
 
決まってればカッコ良かったんやけどね。
 
それに下平の、決勝点に繋がったルーカスへのサイドチェンジは見事やった。
 
守備の人数が揃って無い状態で、あの高い位置でサイドチェンジをされたら、
DFから見ればひとたまりも無いよな。
 
次の天皇杯準決勝清水戦も加地の欠場が濃厚やし、
遠藤も累積警告で出場停止やから、ベンチメンバーの奮闘に期待したいね。
 
逆境には変わりはないけど、ここでチームとしての真価を発揮できないようでは、
天皇杯3連覇という偉業は達成できへん。
 
29日はガンバが決勝に進出する試合をエコパで見届けてきます!!
 
 
 
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2010年12月24日

代表選手に休息の時は無い

 
 
来年の1月にカタールで開催されるアジアカップのメンバーが発表されたね。
 
 
GK:
川島永嗣(リールス/ベルギー)
西川周作(サンフレッチェ広島)
権田修一(FC東京)

DF:
岩政大樹(鹿島アントラーズ)
今野泰幸(FC東京)
伊野波雅彦(鹿島アントラーズ)
長友佑都(チェゼーナ/イタリア)
槙野智章(サンフレッチェ広島)
内田篤人(シャルケ04/ドイツ)
吉田麻也(VVV/オランダ)
酒井高徳(アルビレックス新潟)

MF:
遠藤保仁(ガンバ大阪)
松井大輔(トム・トムスク/ロシア)
長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)
藤本淳吾(清水エスパルス)
本田拓也(清水エスパルス)
細貝萌(浦和レッズ)
本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)
柏木陽介(浦和レッズ)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)

FW:
前田遼一(ジュビロ磐田)
李忠成(サンフレッチェ広島)
岡崎慎司(清水エスパルス)

 
 
チュンソンや吉田といった目新しい選手もおるけど、
全体的には妥当な人選といった印象。
 
FWが3人っていうことを考えたら、
ワントップは継続と見ていいやろうね。
 
どうやら、ザッケローニはよっぽど前田遼一にご執心みたいやな。
 
 
 
ただ、やっぱりガンバサポ的には遠藤の体調面が心配なところ。
 
リーグ最終節、日本平に視察に訪れたザッケローニに、
社長が「遠藤を休ませてほしい」って頼んだらしいけど、
どうやらその願いは届かんかったみたいやね。
 
2006年以降、代表とクラブでほぼ出ずっぱりの遠藤やけど、
さすがに毎年こんな殺人的日程をこなすのは年齢的にも難しくなってきてる。
 
現に、遠藤の今シーズンのガンバでのパフォーマンスは、
例年に比べて低調だった感は否めないからね。
 
まあ、このような形で遠藤が代表に召集されるのは今に始まった事じゃないし、
どうせ当の本人は行く気満々やろうから、今さら何を言っても無駄。
 
とにかく、遠藤には、カタールの地で思う存分暴れて来てほしいと思います。
 
 
 
まあ、今回ガンバから招集されたのは相変わらず遠藤1人だけやったけど、
個人的には宇佐美を呼んで欲しかった。
 
ザッケローニの祖国のイタリアでは、年代別の代表を重要視する傾向があるから、
下のカテゴリー選手を飛び級で招集することに積極的では無いけど、
もしかしてザッケローニもその例に当てはまるってことなんかな。
 
日本の2列目のポジションは激戦区やけど、
宇佐美が今回選ばれたメンバーと比べて、年齢以外の面で劣ってるとは思えんのよね。
 
まあ、ザッケローニは今回のアジアカップを、将来性のある選手を起用する場では無く、
ガチメンバーで勝ちに行く大会として位置づけ、そのうえでのメンバー選考を行ったから、
仕方無いと言えば仕方無い。
 
でも、個人的には将来の日本を担う選手に、
A代表の真剣勝負の舞台を早い段階で経験させてあげたかったなと、
残念に思うばかりやわ。
 
夏のコパ・アメリカでは、宇佐美が日本代表に選ばれる事を、
今から願っておきます。
 
 
 
本来ならオフシーズンであるこの時期に、
試合をしなければならない選手は大変やと思うけど、
サポーターにしてみれば、普段はヒマを持て余している時期に、
サッカーの試合を見れる事は、ある意味贅沢な事。
 
最近、選手会と協会が、代表選手の報酬を巡って揉めているけど、
大会中は、そういうやり取りは横に置いといて、
熱い試合を見せて欲しいなと思います。
 
 
 
 
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2010年12月19日

3度目の奇跡は起こらず

 
 
インテル30マゼンベ
 
 
起こる可能性が非常に低い奇跡を信じてみたかったけど、
やっぱりインテル相手では厳しかったか。
 
3失点っていうことやけど、GKのキディアバが、
何度かインテルの決定機を阻止してなかったら、
あと2,3点は取られていてもおかしくなかったね。
 
それだけチームとしても個人としても実力差があったけど、
なんだかんだで個人技を生かしてシュートまで持って行ってたから、
城南よりは健闘していたと思う。
 
前半、モッタにわざとぶつかって大袈裟に倒れたシミュレーションは
いただけなかったけど、大会を通じて見れば、
マゼンベは好印象のチームやったわ。
 
 
 
それにしても、城南戦で着ていた、
ドラゴンがデザインされた白ユニもカッコ良かったけど、
やっぱインテルは青黒ユニやな。
 
ガンバサポとして青黒ユニの選手が躍動してると、
無条件に少しだけ嬉しくなったりするのは俺だけだろうか。
 
その青黒インテルの中で、一番躍動してたと思うのは、やっぱりエトー。
 
エトーが挙げたインテルの2点目のゴールは、
後ろに下がりながら、体を大きく捻った体勢で放ったシュートにも関わらず、
あの威力で、あのコースにコントロールするボディバランスは圧巻。
 
ゴールパフォーマンスは何を意味していたかは謎やけど、
パンデフのゴールをアシストした浮き球のパスといい、
ピンチになると、一目散に自陣に戻って守備に参加する献身性といい、
ホンマにいい選手やね。
 
ただ、クラブチームでのエトーの活躍を見ると、
南アフリカで日本と対戦した時のあの体たらくぶりは、
一体何やったんやろうと思ってしまうんやけど。
 
 
 
今回のクラブワールドカップ決勝では、
初めて欧州vs南米の構図が崩れて、アフリカ勢が初めて決勝に進みました。
 
優勝はできなかったけど、おそらく、マゼンベの選手達はコンゴに帰国したら、
健闘を称える国民の熱烈な歓迎を受けるやろうね。
 
欧州では、依然として大会の存在意義を問う声があるみたいやけど、
今大会、マゼンベが準優勝したことで、世界中のクラブの、
この大会への意識が少し変わったんとちゃうかな。
 
来年・再来年と、また日本でクラブワールドカップが開催されるから、
またマゼンベのような志の高いチームが集まって、大会を盛り上げてほしいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年12月16日

同じチーム名でも、同じ轍は踏まない

 
 
インテル30城南一和
 
 
前日にマゼンベがインテルナシオナル相手にアップセットを起こしたから、
この試合でも何かあるんじゃないかと思ってたけど、
そこは欧州王者、実力差歴然といった感じやった。
 
ただ、インテルにバルサのような華麗なサッカーを求めるのは、
お門違いかもしれんけど、試合を通して観客が沸く様なシーンが少なくて、
つまらない試合だった感は否めないね。
 
もし、城南が頑張って、前半をスコアレスで折り返すようなことがあれば、
後半に本気になったインテルの攻撃が見れたかもしれんけど、
前半3分ににインテルが先制点を挙げたことが、
残り時間の試合展開に大きく影響を及ぼしたと思うわ。
 
 
 
そのインテルの先制点は、試合開始早々にスナイデルが左太もも裏を痛めて
ピッチから出ていて、モッタと交代するまでの間に10人で挙げたもの。
 
多分、城南も集中して試合に入ったんやろうけど、
いきなり相手チームの司令塔が負傷したことで、
気の緩みが生まれてしまったんじゃないかなと思う。
 
ただ、アクシデントに動揺することは、
インテルの選手に対しても考えられることやけど、
インテルの選手は自分達に起こったアクシデントを逆手にとって、
一気に敵陣に切り込んだよね。
 
解説の都並もしきりに言ってたけど、10人になった状況で、
ボランチのスタンコビッチが、ゴール前のあの位置まで飛び出すのはすごい。
 
この辺は、さすがにイタリアのクラブ、試合巧者やなと思ったわ。
 
あと、日テレの実況が何度かスタンコビッチをストイコビッチって、
言い間違えるのは、耳障りやった。
 
 
 
先制点を挙げてからのインテルは、前線から追い回すようなことはせず、
守備のブロックをしっかり作って城南の攻撃を跳ね返し、
カウンターで相手ゴールに迫るっていう省エネサッカーを展開。
 
城南もセットプレーで何度かインテルゴールを脅かすけど、
やっぱり最後のところでは仕事をさせてもらわれへんね。
 
ラドンチッチは、ルシオのマークでほとんど何もさせてもらわれへんかったし、
前の試合で大活躍したモリーナも、右サイドバックのサネッティと対面したことで、
オーバーラップを警戒するあまり、攻撃面での存在感が薄かったわ。
 
そして、インテルの2点目を挙げたのは、そのサネッティ。
 
この試合で唯一の華麗なシーンと言ってもいい、
ディエゴ・ミリートとの連携から、右足アウトサイドで決めたゴール。
 
非常に美しいゴールやったけど、ミリート自身も、
ヒールパスがあんなに綺麗に通るとは思って無かったやろうね。
 
 
 
後半に入り、さらに守備意識を高めたインテルは、
なんとかして1点を返したい城南の攻撃を、ことごとくシャットアウト。
 
それでも、守ってばかりというわけではなくて、
攻撃に移ると、ミリート、エトー、パンデフの3人だけで、
城南のゴール前までボールを運んでしまうんやから、
さすがにセリエA5連覇中のチームの、前線の選手の個人能力は凄まじいわ。
 
そして後半28分には、そのミリートがダメ押しの3点目を決めて、
完全に試合の大勢は決したね。
 
試合終盤にサントンを投入するあたり、欧州王者の余裕が感じられたわ。
 
 
 
これで、今年のクラブワールドカップの決勝は、
インテルとマゼンベに決定しました。
 
う~ん、何気にインテルvsインテルを見たかったけど、
こればっかりはしょうがないか。
 
まあ、今日の試合を見る限り、インテルがマゼンベに敗れることは考え難いけど、
2度あることは3度あるって言うし、たとえ敗れるとしても、
マゼンベの奮闘に期待しましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年12月15日

ついに構図が崩れた

 
 
インテルナシオナル02マゼンベ
 
 
トヨタカップからクラブワールドカップに大会形式が変わっても、
決勝は欧州vs南米っていう構図が崩れることはなかったけど、
ついに歴史が塗り替えられたね。
 
まさか、その偉業を成し遂げるのが、
アフリカのコンゴ共和国のマゼンベっていうクラブだったとは、
大会前には世界中の誰もが予想できへんことやったやろうね。
 
パチューカを破った実力はフロックじゃないということか…。
アフリカンパワー恐るべしやな。
 
 
 
マゼンベの選手は、サイドチェンジのボールがそのままタッチラインを割ったり、
トラップが大きくなったりと、基本技術はそんなに高くは無いものの、
ピッチに立つ11人全員がハードワークをし、
球際を戦ったことで、今回の結果がついてきたね。
 
それに、マゼンベの挙げたゴールは2点とも素晴らしかった。
 
特に1点目は、右サイドからのクロスをファーストタッチで、
完璧にコントロールし、ツータッチ目で、
キーパーが絶対に届かないコースにシュートを放つっていう離れ業やったね。
 
シュートまでの流れがあまりにも見事やったわ。
 
2点目は、前掛かりになってたインテルナシオナルの背後を突いた、
カウンターからの得点やったけど、これもシュートが完璧やったね。
 
マゼンベは、決定機自体はそれほど多くなかったけど、
その少ないチャンスを確実にモノにしたね。
 
 
 
一方、インテルナシオナルの立場からこの試合の感想を述べるなら、
決めなければいけないところで決められないとこうなりますよ
…っていう試合やったと思う。
 
実際、試合の主導権はほぼ90分間インテルナシオナルが握ってたわけやしね。
 
マゼンベのGKのキディアバが大当たりだったとはいえ、
ソビスは、あれだけ決定機があったら1本は決めんとアカンわ。
 
個人的に、若手の頃を思えば、
ソビスはもっとすごい選手になると思ってたんやけどなぁ。
 
ベティスからアルジャジーラに移籍したのは知ってたけど、
欧州から都落ちして、プレースタイルもスケールダウンしてしまった感は否めないね。
 
ソビスだけでなく、ダレッサンドロに対しても同じ印象があるわ。
 
 
 
これで、クラブワールドカップの決勝で、
インテルvsインテルが実現することはなくなりました。
 
もし、明日、城南がインテルを倒せば、3位決定戦でインテルvsインテルが実現するけど、
ポルトとモナコが戦ったシーズンのチャンピオンズリーグみたく、
番狂わせが多すぎると、逆につまらない場合もあるし、
明日は順当にインテルが勝ち上がってくれることを期待したいと思います。
 
…とは言ってみたものの、
マゼンベが優勝するところを見てみたかったりもするんやけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年12月12日

山本さんが狙ってるという噂のアイツ

 
 
城南一和41アルワハダ
 
 
すべてにおいて城南が一枚上手って感じやったね。
 
開催国枠のアルワハダは、地元のファンの前でいいところをみせたかったやろうけど、
さすがに城南は、ヘカリ・ユナイテッドのようにはいかんわ。
 
まあ、それにしても日テレの実況が、
「ガンバを3-0で破った城南」と紹介する度に、
5月に韓国で見たあの惨敗を思い出して、胸がチクチクしてしまったわ。
 
 
 
城南には、ガンバが獲得を狙っているという噂のラドンチッチが出てたね。
 
ガンバには左サイドを主戦場とする選手が多いから、
どちらかというと右サイドに流れてプレーするラドンチッチは、
プレーエリアが被らないっていう意味で良いと思う。
 
さらに、テクニックでボールをキープするルーカスとは違い、
抜群のフィジカルを生かし、相手DFを吹っ飛ばして、
強引に足下にボールを収めるキープ力も面白いなと思った。
 
ただ、城南はこの試合で4点を挙げたものの、
エースのラドンチッチはノーゴール。
 
まあ、この試合だけで評価するのはどうかと思うけど、
決定的なシュートチャンスを外すシーンが多かったから、
どちらかというと、良い部分より、シュート技術の拙さの方が目立ったわ。
 
 
 
ガンバはラドンチッチだけでなく、
同じ城南のモリーナにも目を付けてるって話やけど、こちらは大活躍で好印象。
 
モリーナも右サイドを主戦場としてるし、
左足のプレースキックの精度は素晴らしいものがあるけど、
この攻撃的MFが、今のガンバに必要な選手かと聞かれれば疑問やわ。
 
まあ、この噂を取り上げてるのは、1誌だけやから、
信憑性は無さそうやけどね。
 
 
 
あと、毎回褒めてるけど、城南のGKのチョン・ソンリョンは素晴らしい。
 
キックの精度は抜群やし、ハイボールの処理も上手くて、
見ていてかなり安定感があるよね。
 
1失点はしたけど、あれはアルワハダのバイアーノが上手くて、
ほぼノーチャンスやったから、自責点は0やね。
 
それにしても、あのバイアーノのヘディングシュートは、
いかにもストライカーのゴールって感じで、上手かったな。
 
マークが付いてて、楽な体勢でのシュートじゃなかったのに、
ニアサイドの狭い所に、確実に決めてきた。
 
ガンバはラドンチッチじゃなくて、バイアーノにも1回声掛けてみたら?
 
 
 
なんか、こんなに城南を褒めてると、
インテル相手にもいい試合ができるんじゃないかと思えそうやけど、
やっぱり、調子を崩してるとは言っても、
ヨーロッパ王者は一筋縄ではいかんやろう。
 
城南の選手達は、インテルを倒して決勝に行くって言ってるみたいやけど、
アジア代表として初めてクラブワールドカップの決勝に立つのが、
韓国勢とかいうことになったら、日本の面目は丸潰れやから、
ここはインテルに実力の差をみせつけてもらいましょう。
 
そして、来年の日本開催のクラブワールドカップで日本勢、
できればガンバが…って言いたいところやけど、
そんな先の話をすると鬼が笑いそうやからやめときます。
 
とりあえず、今大会の決勝は、
インテルvsインテルが見れる事を期待したいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年12月11日

パチューカのファンタジスタ

 
 
パチューカ01マゼンベ
 
 
う~ん、W杯の時のNHKに対しても同じこと思ったけど、
必要以上に西村主審を褒めるのはやめてほしいわ。
 
確かに、こういう国際的な大きな大会で日本人が笛を吹くのは、
名誉なことやけど、あくまで試合の主役は選手やからね。
 
 
 
試合に対しての率直な印象としては、マゼンベが予想以上にいいチームやった。
 
アフリカ人特有の身体能力の高さはもちろんやけど、
前線からの積極的で組織的なプレッシングは、
これまでこの大会に出場していたアフリカ代表のクラブには無かったね。
 
それでいて、先制点のシーンのアウトサイドでのパスのような、
面白いアイデアもあるし、アフリカ人選手によく見られがちな悪癖である、
集中力が途切れる場面もほとんど無かったしね。
 
まあ、退場者を出したように、ラフプレーが多すぎな感もあったけど、
パチューカはテクニカルな選手が多いだけに、
マゼンベのフィジカルゴリ押しのサッカーに対して、
かなりやりにくそうにしてたわ。
 
あと、マゼンベはサポーターもなかなか印象的で、
彼らが奏でる陽気な音楽が、試合に花を添えてたね。
 
W杯で賛否両論あったブブゼラもやけど、
サッカーって、国ごとに応援のスタイルが違うから、
そういう視点でも楽しめるよね。
 
 
 
対するパチューカはこの大会の常連と言ってもいいチーム。
 
ガンバとは、2008年のクラブワールドカップの3位決定戦で、
対戦してるだけあって、ガンバサポにとっても印象に残ってるチームではあるよね。
 
特に、GKのカレロなんかはインパクトが強かったから、よく覚えてるわ。
 
 
 
ただ、カレロより俺が懐かしいなと思ったのは、パチューカの21番マンソ!
 
この選手は、2008年のクラブワールドカップに、
リガ・デ・キトの選手として出場してたんやけど、
1人だけ守備のタスクから解放されて、前線で自由にポジションを取り、
自分の匙加減で攻撃のタクトを振う姿が、かなり印象に残ってたんよね。
 
なんだかんだ言って、個人的にマンソや柏にいたフランサみたいな、
ファンタジスタタイプは大好きなもので。
 
今年の夏にFC東京がスルガ銀行チャンピオンシップで、
リガ・デ・キトと対戦した時にまた見れるかなと思ったんやけど、
移籍しておらんかったから、残念に思ったもんやわ。
 
それが今パチューカにいるっていうから、驚いた。
 
まあ、この試合では、FKやスルーパスで、その才能の片鱗を見せてはいたものの、
コンディションが悪いのか、チーム戦術にフィットしていないのか、
新しいボールに慣れていないのか定かではないけど、ミスが多かったね。
 
ただ、マンソみたいな典型的なファンタジスタは、
絶滅危惧種と言っても過言では無いだけに、
その存在価値を現代サッカー界に知らしめる意味でも、
これからもマンソには頑張って欲しいと思うわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年12月9日

クラブワールドカップ開幕戦を見て、あいつを思い出した

 
 
今日から、UAEでクラブワールドカップが開幕したね。
 
2008年までは、日本開催っていうこともあって、
大会が身近に感じられたけど、さすがに2年連続でUAEで開催されると、
あんまり親近感は湧けへんわ。
 
まあ、来年からまた日本での開催になるから、
その舞台には、開催国枠では無く、アジアチャンピオンとして、
ガンバが立ちたいなと思うよね。
 
まあ、今日試合したチームは、その開催国枠のチームやねんけども。
 
 
へカリ・ユナイテッド03アルワハダ
 
 
う~ん、去年はオークランドがアル・アハリ相手にアップセットを起こしたけど、
さすがに今回は実力差歴然といった感じやったかな。
 
今大会に出場したのは、アルワハダやったけど、
開催国として、2回もあんな恥を晒すわけにはいかんやろうから、
とりあえず面目は守ったね。
 
まあ、実力差はあったとはいえ、ヘカリ・ユナイテッドは、
40分に先制点を献上するまでは、結構頑張ってたと思う。
 
相手を恐れずに球際を激しく行ってたし、
ファイティングスピリットを感じる、好印象のチームやったわ。
 
 
 
そういや、去年、この大会にバレーが出ているのを見て、
懐かしい気分になったもんやけど、
アルワハダにどこかで見たような顔がいるなと思ったら、
マリノスにいたマグロンではないですか。
 
なんか、元セレソンとして鳴り物入りで入団したのは覚えてんねんけど、
すぐにいなくなっちゃった印象しか無いから、
どんなプレーをしてたのかあんまりはっきり覚えてへんねんけどね。
 
この試合でのマグロンは、チームの舵取り役として、
ピッチの中央で、抜群の存在感を放ってた。
 
あんまり、派手なプレーはせえへんけど、相手の技術の低さもあって、
トラップやパスの精度の一つ一つの精度の高さが際立ってたね。

まあ、比べる相手が悪いけど、去年、1トップとして先発して、
前線で孤立していたバレーと比べたら、存在感は雲泥の差やったわ。
 
 
 
っていうか、バレー元気にしてんのかな…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年12月7日

FC東京に降格されると、ガンバサポの俺はすごく困る

 
 
Jリーグの最終節のトピックスと言えば、
ガンバサポ的にはACL出場権獲得なんやろうけど、
全体的な観点から言えば、神戸のJ1残留と東京のJ2降格やろうね。
 
それにしても、神戸がこんなに頑張るとは思えへんかったな。
 
10月の頭にホームで川崎相手に4-0とフルボッコにされてたのを見た時は、
もうアカンやろなと思ったけど、よくあの状態から立ち直ったもんやわ。
 
まあ、京都が降格して、大阪から気軽に行けるアウェイが減っただけに、
今回の神戸の残留は、ガンバとしてはそういう意味で良かったんちゃうかな。
 
神戸のサポーターも、大好きなダービーごっこを来年もできるしね。
 
 
 
ただ、俺にとって由々しき問題なのが、東京の降格の方。
 
前にこのブログに書いたことがあると思うんやけど、
俺の職場の上司は、東京が好き過ぎて、
味スタの最寄り駅の飛田給に住んでるぐらいの東京のファン。
 
まあ、ガンバサポの俺とは、応援しているチームは違えど、
Jリーグを愛する者同士として、休憩時間や仕事終わりの飲みなどで、
サッカートークに花を咲かせたりしたわけですよ。
 
ところが、昨日、東京のJ2降格が決まってから、
初めて職場で顔を合わせたんやけど、気まずいのなんのって…。
 
腫れ物に触るかのように接するとは、まさにこのことで、
俺だけでなく、サッカーがそれほど好きでない同僚までもが、
上司に気を遣って、係内でサッカーの話題を出さないように振る舞う始末。
 
そんな係内の空気を感じ取ったのか、上司の方が、仕事中にいきなり、
半分やけくそのテンションで、「いや~!!降格したよ!!」と、
言い放った時には、皆爆笑でした。
 
それまでは、いつまでこんな雰囲気の係内で仕事をしなくちゃいけないのか、
不安に思ってたんやけど、杞憂に終わって良かったわ。
 
とは言っても、今年は許してもらえた、
「ACLのアウェイに行きたいので、休みください」というお願いが、
来年の春先にできるかどうかはまた別の話やけど…
 
 
 
東京の降格の要因として、米本の長期離脱とか、長友がシーズン途中に移籍したとか、
去年活躍した、平山・石川・梶山あたりが軒並み不調だったとか、
色々あると思うねんけども、個人的には、
監督と選手が理想を捨て切れんかった事が一番かなと思う。
 
城福前監督は、昨シーズン、ムービングフットボールを掲げて、
ナビスコカップを制覇しただけあって、自分のサッカーに自信があったんやろうけど、
さすがに、残留争いしている時に、試合の主導権を握らんばかりの、
ポゼッション志向の攻撃サッカーは無い。
 
ガンバにも言えることやけど、ポゼッションサッカーって、
チームの状態が良くて初めてできるものであって、
残留争いをしているようなチームって、一概に何らかの問題を抱えてるもんやから、
守ってカウンターのサッカーをやらざるをえないのよ。
 
実際にガンバも、去年、一昨年と夏場に調子を落とした時は、
この、守ってカウンタースタイルでしぶとく勝ち点を拾うことで、
調子を取り戻したわけやしさ。
 
もっと早く城福監督を切って、大熊監督で現実的なサッカーをやってれば、
こんなことにはならんかったと思うんやけど、去年の大分のシャムスカ同様、
フロントが功労者を切るのを躊躇ってしまったのが仇となったね。
 
まあ、こればっかりは難しい問題やからなぁ。
 
 
 
あとは、選手の理想の問題。
 
大熊監督になってからの東京は、順調に勝ち点を積み重ねてたし、
残留できるサッカーをしてたと思うんやけど、結果的に降格してしまったのは、
選手が勝ちに貪欲になれなかったのも、原因かなと思う。
 
別に俺は東京の選手のやる気を否定しているわけじゃ無くて、
もっと狡猾に戦うべきだったんじゃないかということ。
 
33節の山形戦がそれを象徴してて、平山のゴールで1点を先制した後、
守りに入ったけど、そこまでは良かったものの、ただ引いて守っているだけで、
時間稼ぎをしたり、カードを覚悟でファウルしたりっていうプレーが無かった。
 
確かに、それらのプレーは嫌悪感を抱くものではあるけど、
そんな美辞麗句言ってる状況じゃ無かったのも事実。
 
ちなみに、残留した神戸は、別に残留争いしてなくても、
普段からそんなプレーしてるけどね。
 
それができなかったせいで、なりふりかまわずパワープレイに出た山形に、
同点ゴールを許すという展開に…。
 
もしかして、名古屋に勝ったことで、自分達は残留できたとでも勘違いしたのか、
何が何でも逃げ切らないといけない場面で、あまりにも残念な失点やったわ。
 
 
 
なんか、ガンバの事じゃないのに、あまりにも長々と書いてしまった。
 
まあ、上司も、「絶対に1年で戻る!!」って鼻息を荒くしてるので、
是非とも、東京の選手達には、上司のそんな気持ちに応えて、
1年でJ1に復帰してほしいもんです。
 
ただ、その前に、天皇杯の決勝で会われへんかなぁ。
 
ルーカスの日本での最後の試合は、
古巣の東京相手がいいなぁって個人的に思ってるんでね。
 
 
 
 
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2010年12月6日

驚異の3位力発動せず

 
 
一昨日は2010年Jリーグ最終節がありました。
 
俺は、2005年の優勝に立ち会えなかった悔しさもあって、
2006年からはずっと最終節は参戦してたんやけど、
今年は行って無いし、試合も見ていないです。
 
じゃあ、何をしていたのかというと、
 

小学生の頃からの友人の結婚式に出席するために、徳島にいました。
 
結婚式に出席するのって、小学生の時以来やから、
実質初めてみたいなもんやってんけど、新郎のキャラクターがよく反映された、
笑いの要素が多い、とても楽しい結婚式やったわ。
 
もう、披露宴の後半あたりなんて、地元のメンバーで行く時の、
飲み会やカラオケのテンションやったしね。
 
まあ、そんな祝賀ムードが溢れる、披露宴の会場で、
ガンバの試合結果を知り、こっそりガッツポーズをしていたんやけども。
 
 
ガンバ大阪30清水エスパルス
 
 
なんか、俺が見に行かなかった試合に限って良い試合をしたようで。
 
清水もACL出場権を狙ってるし、
日本平は決して得意なスタジアムとは言えないだけに、
難しい試合になるかなとは思ってたけど、この大勝は良い意味で驚きやね。
 
武井にリーグ初ゴールが生まれたのも、彼の今後にとって良かったと思うわ。
 
 
 
リーグが終盤に差し掛かるにつれて、
またしても驚異の3位力を発揮するのかと思ってたけど、
最終節のこの勝利で、ガンバはリーグ戦を2位で終了。
 
ただ、他のガンバサポの方々の多くが言ってるように、
この2位になったチームは、ここ数年の3位止まりだったチームより、
はっきり言って弱かったと思う。
 
でも、ACLの出場権を天皇杯まで持ちこさずに、
リーグ戦の成績で獲得できたわけやし、
とりあえず、リラックスした気持ちでクリスマスまで過ごせそうやわ。
 
 
 
ちなみに、行く方向で調整してた、天皇杯の浦和戦やけど、
万博参戦が決定しました。
 
年末の忙しい時期に、かなりの強行日程やけど、
ガンバの天皇杯3連覇も懸かってるし、ルーカスの日本での雄姿を、
1試合でも多く目に刻んどきたいからね。
 
まあ、それまではクラブW杯でも見て、師走をまったり過ごしたいと思います。
 
 
 
 
 
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2010年12月3日

2018ロシア/2022カタール

 
 
先程、チューリッヒで、W杯の開催国の発表があって、
2018年がロシア、2022年がカタールに決定したね。
 
 
 
なんか、FIFAにも色々事情があるんやろうけど、
結局金だったのかと言いたくなるような結果やわ。
 
両国ともオイルマネーで経済は豊かやし、
過去のW杯においても開催経験が無いから、新規ファンの獲得も狙える。
 
それに、ヨーロッパとも時差が少ないから、TV放映権での収益も見込めるしね。
 
2002年の日韓W杯が決まった時に、
「日本は金でW杯を買った」とかいう類の批判があったけど、
今度はこの両国がこの手の批判を受けることになるんやろうね。
 
なんにせよ、W杯開催が決まったからには、
国を挙げてこのW杯と言う大イベントの成功に向けて尽力してほしいと思う。
 
 
 
2022年には日本も立候補してたけど、
2002年に日韓で共催してから、そんなに時間が経ってないから、
正直、厳しい戦いになるんじゃないかとは思ってた。
 
だから、日本の落選は妥当と言っちゃ妥当やねんけども、
もう少しプレゼンの面でインパクトが欲しかったかな。
 
まあ、別に、佐々木りおちゃん達が行った、
日本のプレゼンが悪いとは思わんかったけど、
他国は、首相などの政界のトップクラスがプレゼンを行っていたから、
どうしても見劣りする感はあったよね。
 
英国はベッカムを呼んだし、韓国ですらパク・チソンを呼んだのに、
日本も本田△なり、中田英寿なり呼ぶことはできへんかったんやろうか。
 
厳しい戦いになるとはわかっていても、日本の本気を見たかったなと思うわ。
 
プレゼンの内容なんて、開催国を決めるにあたって、
それほど影響力のあるものじゃないのかもしれんけど、
これじゃあ、本気を出さずに、負けるべくして負けたって感じがして、
どうもモヤモヤしてしまうね。
 
 
 
今回のW杯招致に関しては、個人的に、
何が何でも日本でって感じじゃなかったけども、
せめて、俺が死ぬまでには、W杯とオリンピックを、
日本でもう一度見たいなぁと、ふと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年11月28日

まだルーカスに「さよなら」は言わない

 
 
ガンバ大阪0-2横浜F・マリノス
 
 
前半の早い段階で失点、後半に進むにつれて徐々に攻勢に出るが、
引いて守る相手を崩せずに、結局敗戦って言う、
典型的なガンバの負けパターンな試合やったね。
 
マリノスは波戸がCBやってる時点で、
DF陣のメンバーのやり繰りに苦しんでるのが見て取れるけど、
さすがに、あんなに中央を固められると、崩すのはキツイよなぁ。
 
中央を固められたら、当然、サイドにスペースが生まれると思うんやけど、
ガンバには、高さで勝負できるタイプのFWはおらんうえに、
上質なクロスを上げられるサイドアタッカーもおらんから、
こういう展開になるとかなりツライものがあるわ。
 
まあ、もとはと言えば、序盤の2失点が全てって感じやけど、
1点目は安田が俊輔に、2点目は加地が渡辺についてて、
フリーで打たせたシュートじゃなかっただけに、ツキが無かったわ。
 
 
 
それにしても、最近指摘されている、前線と中盤の距離が開き過ぎる現象は、
この試合でも改善されてなかったね。
 
おかげで、宇佐美がボールを持った時に、宇佐美の周りには、
DFに囲まれているイ・グノぐらいしかおらんくて、
自分でドリブルを仕掛けてボールを奪われるパターンが多かったように思うわ。
 
まあ、宇佐美自身も、特に前半あたり、マリノスの徹底マークに熱くなって、
ムキになってドリブルを仕掛けてる感もあったけども。
 
多分、中盤にアタッカータイプがいないのが原因なんかなとも思うけど、
橋本と二川がFWを追い越すような動きができれば、
こんなことにはならんねんやろうと思う。
 
現時点でできていないから、黄ばんだ中盤とか言われてるんやろうけどね。
 
ここ数試合、ルーカスと佐々木の投入後に、これらの状況が改善されてるから、
スタメンのチョイスを見直してほしいもんやねんけど、
アキラにはまだあの4人が黄金に見えてるやろうから、指摘するだけ無駄やね。
 
とりあえず、リーグ終盤の怒涛の連戦は終了して、
リーグ最終節の清水戦まで1週間空くから、
この間にコンディションを整えて、日本平に乗り込んで欲しいなと思います。
 
 
 
そして、この試合の最後には、ホーム最終戦セレモニーがありました。
 
俺はTV観戦やったから、今シーズン限りで退団する、
ルーカスの挨拶は見ることができませんでした。
 
2008年のACL決勝でのゴール、今年の正月の天皇杯決勝での先制ゴール、
ルーカスを語ると、思い出に残っているシーンはたくさんあるけど、
まださよならを言うにはちょっと早いかな。
 
来年のACL出場権は確定してないし、天皇杯の試合もまだ残ってるから、
ルーカスにはまだ働いてもらわなアカン。
 
まあ、退団は決まっているけど、ルーカスと言う選手は、
天皇杯の大学生チームとの試合でも、前線からのプレスを惜しまないような選手。
 
だから、2011年の元日まで、彼は常に全力でガンバのために戦ってくれると思います。
 
さよならを言うのはその後でやね。
 
 
 
 
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2010年11月26日

優勝というポジティヴなサプライズ

 
 
日本10UAE
 
 
日本、アジア大会初優勝!!
  
 
いや~、大会が始まる前までは、このチームがここまでやるとは思わんかっただけに、
今回の優勝は嬉しさと驚きが入り混じってるね。
 
そもそも、このアジア大会って、アジアカップに比べると、
A代表顔負けのガチなチームで挑んでくる国もあれば、
あくまで選手育成の場と割り切って、若手中心のチームで挑む国もあるといったように、
力の入れ方が参加国によってバラバラな感がある。
 
これまでの日本のアジア大会におけるスタンスは後者であり、
しかも、今回はそんな若手中心の中でも、Jで出番の少ない選手と、
大学生が中心のメンバーということで、かなり下馬評は低かったしね。
 
それだけに、今大会の日本の優勝は、日本のサッカー界において、
ポジティヴなサプライズやったと思うわ。
 
 
 
この試合では、ほとんどの時間帯で試合を支配されてたんやけど、
セットプレーからの先制ゴールを守り切って勝ったし、
準決勝のイラン戦でも、先制を許しながらも逆転で勝利をモノにした。
 
国際経験の乏しいメンバーとは思えないような、
勝負強さを感じる老獪な試合運びやったね。
 
こういう戦い方ができるのは、チームとしての成長ももちろんあると思うけど、
この短期間でチームをまとめ上げた、関塚さんの手腕も評価したいところやね。
 
まあ、今回の代表チームには、川崎時代の教え子である、
安藤、薗田、登里がいて、自分の考えを選手に伝えやすい環境があったのかもしれへんね。
 
正直、川崎の監督時代のシルバーコレクターのイメージが強い関塚さんだけに、
戦前は、この決勝にあんまりポジティヴなイメージはできへんかったけど、
率いるチームが代表チームになっただけで、こうもあっさり優勝するとは…。
 
決勝の唯一の得点が、この試合で全くと言っていいほど可能性を感じなかった、
セットプレーからってのもそうやけど、サッカーってホンマにわからんもんやわ。
 
 
 
最後に、やっぱりガンバサポとしては、
大塚と菅沼の雄姿をもっと見たかったと言うのが本音やと思う。
 
まあ、今回の代表チームは、スタメンがほぼ固定やったし、
途中出場の選手もある程度決まってたから、なかなか難しい部分もあったけどね。
 
個人的には、2人がこのアジア大会でスタメンで出てた選手達より、
そこまで実力的に劣ってるとは思ってないけど、
2人には、この大会であまり試合に出られなかった事実に向き合って、
これからガンバでどういう日々を過ごすのかが重要やと思う。
 
この世代にでの実力差なんか、本人の努力次第で簡単にひっくり返せると思うから、
戦術や関塚監督の好み云々を抜きにしても、
使わざるをえないような選手になれるように、頑張って欲しいね。
 
 
 
 
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2010年11月24日

ゴールショーは開演とはいかなかったけど…

 
 
ガンバ大阪21湘南ベルマーレ
 
 
下平のクロスに、ニアで平井が潰れたところを、ファーサイドに走り込んだ橋本が、
ゴールネットを揺らしたのは、前半30秒のこと。
 
キックオフしてから、湘南の選手が一度もボールに触らない間に、
先制点を挙げた時には、これから始まるゴールラッシュに期待してしまったけど、
なかなか難しい試合をしてしまったね。
 
ゴールラッシュを期待したのは、観客だけじゃなく、
ガンバの選手も同じやったのか知らんけど、
追加点を狙って変に力んだ部分があったんかな?
 
試合の主導権は握っているものの、細かいミスが多くて、
どうもリズムに乗り切れてない印象を受けたわ。
 
ただ、相手はJリーグ最下位のチームとは言っても、
これだけミスをすればチャンスだって作られるわけで、
案の定、遠藤のパスミスをかっさらわれて、湘南の馬場に同点ゴールを献上。
 
まあ、このゴールは、敵ながら美しいゴールやったけどね。
 
 
 
結局、スコアは1-1のままハーフタイムへ。
 
ガンバは後半頭から平井に代えてルーカスを投入したけど、
俺はそこまで平井が悪かったとも思えんのよね。
 
あんまりいい形でボールをもらうシーンも少なかったし、
宇佐美との2トップも役割分担が不明瞭で、機能してなかったしね。
 
最近、平井はこういう、責任を負わされるには不憫な形での途中交代が多い気がする。
 
アキラの平井に対する信頼が揺らいでるみたいやから、
平井には頑張って信頼を取り戻して欲しいね。
 
春先の君の活躍が無かったら、今の順位は無かったわけやし。
 
 
 
後半に入っても、そこまで良くなった気はしなかったガンバやけど、
佐々木の投入から、流れを掴んだ感はあったね。
 
体がキレていると自分で言うだけあって、動きが良かったし、
佐々木の投入により、右サイドが活性化されたことで、
前半に比べて、加地がオーバーラップしてくる回数も増えたしね。
 
そして、ガンバ待望の勝ち越しゴールはその佐々木。
 
後から聞いた情報では、遠藤のロングパスに抜けだしてのゴール…
ということやったらしいけど、TVでは、リプレイの映像から切り替わった瞬間に、
ゴール前にいた佐々木がシュートしたから、
どういう流れでそういう状況になったのかわからず…。
 
結局、試合後のハイライトもシュートシーンしか映ってないし、
TBS(この試合の映像制作はMBSか…)に文句言いたくなったわ。
 
 
 
なにはともあれ、恐れていた格下相手の取りこぼしをやらかさずに、
勝ち点3を積み重ね、さらに2位の鹿島が磐田に敗れたことで、
これでガンバは2位浮上です。
 
まあ、ガンバの次節以降の試合は、マリノス、清水であるのに対し、
一方の鹿島は、京都、山形であることを考えると、
この2位という順位は34節が終わるまでの暫定的なものと考えて、
気を引き締めて、2位フィニッシュを目指して欲しいと思います。
 
俺はもう今季のリーグ戦は参戦できないけど(天皇杯は行く方向で調整中)、
次節のマリノス戦も勝利の念を万博に送りたいと思います。
 
 
 
 
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2010年11月21日

埼玉スタジアムで感じた時の流れ

 
 
埼スタ行ってきました。
 


昨シーズンから観客減少が著しい浦和やけど、
それでもやっぱり、他のクラブの応援と比べると迫力があって、
一線を画してる感はあるよね。
 
特に、試合前にやってた、浦和のゴール裏の人間が中央に固まって、
同じリズムでピョンピョン跳びはねてる光景なんて、
凄いを通り越して逆に気持ち悪いぐらいやったし。
 
ただ、応援の迫力はあると言っても、浦和は早々と優勝争いから脱落してるだけあって、
スタジアムの雰囲気は、かなりぬるかったように思う。
 
2006年のリーグ最終節や、2008年のACL準決勝の時みたく、
試合前から、アウェイサポーターに居心地の悪さを与えるような威圧感は、
この日の埼スタからは感じられへんかったわ。
 
 
ガンバ大阪20浦和レッズ
 
 
試合の方は、前半は浦和に攻め込まれる時間帯が長くて、
高橋のクロスバー直撃のシュートや、エジミウソンと藤ヶ谷の1対1など、
ヒヤリとするシーンも多かったね。
 
ガンバのチャンスと言えば、CKからの中澤のヘッドのみで、
流れの中からはほとんどいい形を作れてないままハーフタイムへ。
 
ただ、前半に訪れた危ない場面で失点しなかった事と、
前半の途中で、この日キレキレだった高橋が負傷交代してくれたのは、
ガンバにツキがあったね。
 
 
 
後半になると、ハーフタイムに上手く修正したガンバがリズムを掴んで、
橋本のスルーパスに右サイドから抜けだした遠藤が、絶妙なトラップからの先制ゴール!
 
それにしても、遠藤は浦和戦になるとよく点取るよな。
 
やっぱり、多くのガンバサポーターと同じように、
遠藤の中にもこのカードには燃える要素があるんやろうね。
 
 
 
そして、試合終了間際にも、ルーカスがCKから追加点!
 
今シーズンのガンバはセットプレーで点が取れてるのが強みやと思うんやけど、
これに関しては、どちらかというと浦和のディフェンスがまずくて、
これまでのガンバのCKで、中澤が2回もドフリーでヘディングしてたから、
そのうち入るんじゃないかって言う感じはしてたけどね。
 
まあ、ここまできたら後は無難にボールをキープして、
試合終了の笛を待つのみやったね。
 

これで2試合連続の完封勝利。
 
ただ、この日も、ここ最近のガンバのサッカーの傾向に倣って、
内容は悪いながらも、数少ないチャンスを確実にモノにして勝つって試合やった。
 
どちらかと言えば浦和の方が、ショートパスを繋いで相手を崩していく、
見ていて面白いサッカーができていたんとちゃうかな。
 
3,4年前のこのカードやったら、ガンバがボールポゼッションで上回って、
浦和を押し込むものの、浦和にワンチャンスをモノにされて、
負けるっていう展開が多かった。
 
あの時は、ガンバの方がいいサッカーしてるのに、
どうしてアイツらに勝てないんだって、いつも悔しい思いをしてたなぁ。
 
それだけに、同じカードで、今こうして両チームに逆の現象が起きてるのを見ると、
時の流れは色んなものを変えていくんやなって思うね。
 
 
 
この埼玉スタジアムでの試合と、同じ日に平塚で行われた試合で、
名古屋が湘南を降してリーグ初優勝を飾りました。
 
なんか、名古屋の選手やサポーターが喜んでいるのを見ると、
ガンバがリーグで初優勝した、2005年を思い出したわ。
 
ただ、あの時は、リーグ最終節やったけど、
今年はリーグ戦があと3試合残されているんよね。
 
この日、セレッソも川崎も勝って、ACL出場権争いもまだ熾烈やし、
鹿島を蹴落として2位に順位を上げることもできるから、
この3試合が消化試合になることは無い。
 
次節のホーム湘南戦は、また中2日での試合やし、安田と武井が出停で、
しんどい部分もあるけど、熱い戦いを見せて、勝ち点3を上積みして欲しいね。
 
 
 
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2010年11月18日

とりあえず正月の予定は空けておく

 
 
今日は仕事が定時で終わったので、自宅に帰ってから、
ガンバオフィシャルの試合速報で、試合の経過をチェックしてました。
 
まあ、半分、PSPでタクティクスオウガやりながらやったけど。
 
 
ガンバ大阪41柏レイソル
 
 
結果だけ見れば、4-1と差がついたけど、
実際は、J2で首位を独走する柏にかなり手を焼いたみたいやね。
 
後半の序盤らへんで、柏の茨田に先制ゴールを献上して、
そのままのスコアで試合終了まで残り10分を切った時は、
さすがに厳しいかなと思ったんやけど、天皇杯男、佐々木の同点ゴールで延長戦突入。
 
茨田って、J-SPORTSで千葉ダービーの再放送してた時に、
初めてちゃんと見たんやけど、攻守に渡って精力的に動き回るタイプのボランチで、
イングランドで言うところの、ボックストゥボックスなプレーヤーって印象やったね。
 
なんか、柏サポーターの間では、
ガチャピンに似てるって話らしいけど、遠藤には似てないです。
 
 
 
それにしても、2008年の年末も同じ事を思ったんやけど、
ガンバの選手達は本当にサッカーが好きなんやね。
 
わざわざこんな中2日で連戦が続く時期に、120分も試合やらんでいいと思うねんけど。
 
まあ、なんだかんだで昨シーズンもその前もこんな調子で優勝したわけなんやし、
これがガンバの仕様だと言えばそれまでなんやけどね。
 
結局、延長でパクドンが古巣相手にPKを献上してくれたり、
レアンドロ・ドミンゲスが退場になったりしてくれたおかげで、延長戦で3得点。
ガンバが柏を破って、天皇杯ベスト8に進出しました。
 
あ、ちなみにレアンドロ・ドミンゲスって、腹筋がほとんどできないらしいよ。
 
 
 
準々決勝は、クリスマスに浦和と試合。
 
ここ2年、浦和は天皇杯で早期敗退してたから、
天皇杯で浦和と試合するのは、2007年の決勝以来か。
 
あの、宮本を勝って送り出してあげられなかった試合ね。
 
今回は決勝では無いけど、来月の末ぐらいになると、
退団する選手の話も出てくるやろうから、
彼らにとってラストゲームにならないように、勝利で次に繋げて欲しいね。
 
 
 
 
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2010年11月15日

11月の19時30分キックオフと、ルーカス退団の話は狂気の沙汰です。

 
 
ガンバ大阪20サンフレッチェ広島
 
 
月曜日になる直前まで仕事をしていたせいで、
試合は見てないんですが、なんとなんとまさかの完封勝利。
 
9月のナビスコカップで苦汁を舐めさせられた広島相手やったけど、
なんだかんだでリーグ戦では相性が良いようで、きっちりと勝ち点3をいただきました。
 
それにしても、この時期の19時30分キックオフは、
観戦するには体に堪えるやろうなぁ、
しかも日曜日やから、たいていの人は明日仕事か学校やろうし。
 
参戦された皆さん、お疲れ様です。
 
 
 
じゃあ、試合を見ていないので、ここからはざっくりと。
 
この試合は高木が出場停止で、山口が出場してたみたいやけど、
他のガンバサポさんのブログを読む限り、無難にこなしてたみたいやね。
 
今年は、グアムキャンプで故障してから、
シーズンを通してコンディション不良に悩まされてた山口。
 
ただ、好調時の山口であれば、高木より高めにDFラインを敷くことにより、
コンパクトな中盤を形成し、ガンバのパスサッカーを際立たせることができるからね。
 
残念ながらこの試合では、その効力は発揮されず、攻撃陣はイマイチやったみたいやけど、
山口が先発で出た試合で、完封できたことで、
これから徐々に先発の機会も増えてくるんじゃないかと思う。
 
大人しい選手の多いガンバの中で、キャプテンシーを発揮できる数少ない選手やから、
老けこむにはまだ早いわ。
 
 
 
それと、やっぱりルーカスはさすがやね。
 
この試合の2点目を挙げたのもそうやけど、
ルーカスが入ることにより、前線からのチェイシングと、
セットプレー時の守備が、格段に良くなるからね。
 
先日、今季限りで退団という報道が流れたことで、
試合前には、いつも以上に大きな声でルーカスのチャントが歌われたらしいけど、
そもそも、今のチーム状態を見て、ルーカスを放出しようという、
選択肢に行きつくなんて、狂気としか言いようがない。
 
今年はケガで満足のいくシーズンを送れてないけど、
戦力面でも、精神面でも、まだまだガンバに必要な選手やと思うけどね。
 
 
 
次節は、埼玉スタジアムに乗り込んでの浦和戦ですが、
その前に、ミッドウィークに、天皇杯の柏戦があります。
 
ガンバはナイトゲームの広島戦から中2日という強行軍なのに対し、
柏は、7日の岐阜戦でJ1昇格を決めたうえに、今節試合が無かったため、
中9日という、万全の状態で万博に乗り込んできます。
 
なんとうか、あまりにも不公平な日程過ぎて、あからさまに、
ジャイアントキリングのフラグが立ってるような気がしなくもないけど、
案外、こういう逆境な時ほど、ガンバの選手っていいプレーする時があるからね。
 
NHKでは鹿と豚の試合を放送するみたいやから、
TV中継は無いけど、水曜日も万博へ向けて勝利の念を飛ばしたいと思います。
 
 
 
 
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2010年11月14日

ACL決勝を見に行って来た

 
日本のJリーグファンの気持ちは、リーグ30節に向いてる事だろうと思いますが、
昨日は国立でACLの決勝なる試合がひっそりと行われてまして、
こっそりと見に行ってきました。
 

正直、この試合のチケットを買った時は、こんなカードを見に来るなんて、
よっぽどの物好きなんやろうなと思ってたら、
なんと、この試合の観客は、2万7308人!!
 
一体どんだけばら撒いたんやろ…
城南側のゴール裏なんてほぼ満席やったしね。
 
そんな城南のゴール裏は、コールリーダーの掛け声に合わせて、
観客がスティックバルーン叩くっていう、バレーボールの試合見たいな応援してて、
対するゾバハンのゴール裏は、鳴り物が多くて随分騒々しかったわ。
 
まあ、国によって応援のスタイルは違うけど、
やっぱり、チャントと手拍子で応援するスタイルが俺は一番好きやね。
 
 
 
城南一和31ゾバハン
 
 
ガンバへの移籍の噂がある、城南のラドンチッチは累積警告で出場停止やったし、
正直、両チームのスタメン見ても、ピンとくる名前が少ない。
 
特に、ゾバハンの選手なんか誰もわからへんし。
 
まあ、ガンバが2年前のACL決勝を戦った時にアデレードにいた、
オグネノブスキーが城南のキャプテンを務めていたのには、
びっくりさせられたけどね。
 
 
 
試合の方は、ショートパスを繋いで攻めるゾバハンと、
ボールを奪ったら、素早く縦に出して、早く攻めようとする城南一和という構図。
 
前半の途中まで、中盤の主導権争いが激しくて、
両チームともなかなか決定機が作れてなかったね。
 
そんな展開を打開するのは、やっぱりセットプレー。
 
城南のキム・ソンファンのロングスローを、
ゾバハンのDF陣がクリアし損ねた所に詰めたのは、オグネノブスキー!
 
城南は、後半開始早々にも、セットプレーから追加点を挙げてるし、
この試合では、セットプレーがハマってたね。
 
そういや、セットプレーで思い出したけど、
ゾバハンのホセイン・マヒニって選手が凄いロングスロー投げてたけど、
あれ、ファウルスローちゃうの?
 
 
 
ゾバハンは、先制点を献上してから押されてはいたものの、
決定機の数では城南には負けてはなかったんよね。
 
ただ、城南のGK、チョン・ソンリョンは良いキーパーやわ。
 
この試合では、1失点はしたものの、決定的なシュートも何本か防いでたし、
ハイボールの処理も安定感抜群、それに、あのキックの距離と精度は素晴らしいわ。
 
ゾバハンも、普段ならあと1,2点は取れたと思うけど、
絶好調の現役韓国代表の守護神が相手だったのは、アンラッキーやったね。
 
 
 
城南は、試合終了間際にも1点追加し、3-1でゾバハンに勝利、
2010年のACLを制し、クラブW杯への出場権を獲得しました。
 

結果的に、ガンバはラウンド16で今年のACLでチャンピオンになるチームに
負けたっていうことになったね。
 
それにしても、国立で行われるACL決勝の舞台に、
2年連続で日本のJリーグのチームが出場しないなんて、物足りなさ過ぎるわ。
 
まあ、Jリーグの全日程が終わってない段階でこんな事言うのは気が早いと思うけど、
なんとかガンバには、来年のACLの出場権を獲得してもらって、
またこの舞台に帰ってきてほしいね。
 
この試合が始まる前に、オーロラビジョンに流れた、
ガンバがアジアチャンピオンになった時のVTRを見て、余計にそう思ったわ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年11月10日

低調な試合も、決勝トーナメント進出!

 
 
日本20マレーシア
 
 
前の試合の中国戦から中1日、気温27度っていうコンディションを抜きにしても、
低調な試合をやっとりましたな。
 
前半なんか特に、攻守の切り替えは遅いわ、相手選手へのプレッシャーは緩いわで、
カウンター狙いの格下マレーシア相手に、ボールポゼッションで下回る始末。
 
まあ、格下相手とは言え、引いて守る相手を崩すのは容易では無いっていうのは、
過去の日本の試合を見ていて重々承知しているけどね。
 
永井の先制ゴールあたりから、なんとかリズムが出てきて、
後半に入ってようやく持ち直したけど、全体的には物足りへん内容やったね。
 
 
 
ただ、そんな日本の中でも、光っていたのはやっぱり永井。
 
中国戦と同じく、1ゴール1アシストを記録したけど、
あの、2点目の山口のゴールをアシストした、左サイドをワンツーで崩してからの、
右足アウトサイドでのクロスには、思わず舌を巻いてしまったね。
 
あの狭いスペースで、こんな器用な事ができるなんて、
この選手、やっぱりなかなかの大器やな。
 
 
 
この試合では、中国戦で出場機会の無かった、
我らがガンバ大阪の大塚翔平が、後半から満を持して出場したわけですが、
残念ながらこれといった見せ場はありませんでした。
 
まあ、マレーシアは2点ビハインドだったにも関わらず、
前に出てくる気配も無かったし、日本も無理に攻める必要も無かったので、
こういう試合展開で何かをしろってのも厳しい話やったけど、
それでも、ゴールへ向かう気持ちは見せて欲しかった。
 
ロンドン五輪まであと2年あるって言うても、
既に選手選考のサバイバルは始まってるんやから、
この時点で、何のインパクトも残されへんようやったら、
関塚さんの招集リストからは外されてしまうで。
 
大塚や、この試合でも出場機会の無かった菅沼には、
もうちょっとがむしゃらに頑張って欲しいね。
 
 
 
これで、日本はグループステージ最終戦のキルギス戦を残して、
決勝トーナメント進出が決定。
 
まあ、グループステージ3位でも、他グループの成績次第で
決勝トーナメントに進出できるような緩いレギュレーションの大会やから、
これぐらいは最低限、別に喜ばしくもないねんけどね。
 
この試合は、中国戦のスタメンから1人入れ替えるだけに留まったけど、
次戦のキルギス戦では、さすがに関塚さんもメンバー変更もしてくると思うので、
今までチャンスが与えられなかった選手(特に菅沼)は奮起してほしいね!
 
 
 
 
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おフランスダービー

 
 
注文していたガンバの2011年度のカレンダーが届いたんやけど、
住所は合ってるものの、ファンクラブ会員番号と氏名が全くの別人だったので、
気持ち悪かったから、佐川急便さんに返品してもらいました。
 
っていうか、これでガンバのグッズが氏名間違いで届くの3回目なんやけど?
もうちょっとしっかりしてほしいわ。
 
 
 
まあ、愚痴はこの辺にしときまして、
さっきTVでJ-SPORTS見て、見慣れへんスタジアムで、
見慣れへんユニフォームのチームが試合してるなぁと思ってたら、
今週からJ-SPORTSでフランスのリーグ・アンの放送が始まったんやね。
 
ちなみに、今節の放送カードは、パリ・サンジェルマンvsマルセイユ。
 
HNが表わすように、俺はマケレレが大好きなんやけど、
他にもジュリやエインセなどのお気に入り選手も出てたから、
俺的にはかなり熱いカードやってんよね。
 
最近は、香川がドルトムント、内田がシャルケに移籍して、
長谷部もヴォルフスブルクで活躍している、ブンデスリーガが盛り上がってるだけに、
このタイミングでリーグ・アンを放送するなんて、
J-SPORTSも随分物好きやなとも思ったんやけども。
 
 
パリ・サンジェルマン21マルセイユ
 
 
リーグ・アンと言えば、2000年代に黄金期を築いた、
リヨンを真っ先にイメージする人が多いと思うんやけど、
現地で1,2を争う人気を誇るのは、フランスの2大都市を代表するこの両チーム。
 
それだけに、フランスダービーとも称されるこのカードなんやけど、
近年はサポーター同士の衝突が絶えなくて、
遂に今シーズンから、アウェイのサポーターは入場禁止になったんよね。
 
イタリアに比べると、サポーターの問題が、
クローズアップされることの少ないフランスやけど、
ヨーロッパ諸国のどこも同じような問題を抱えてるんやね。
 
 
 
その影響で、この試合が行われた、パルク・デ・フランスは、
100%パリ・サンジェルマンのサポーターで埋め尽くされたわけやけど、
マルセイユは前半から雰囲気に飲まれてたね。
 
まあ、マルセイユの11人全員と言うより、GKのマンダンダがね。
あの、先制点献上に繋がったファンブルはいただけなかったわ。
 
そういや、GKで思い出したけど、パリ・サンジェルマンのキーパーのエデルには、
別人疑惑が掛けられてるらしい。
 
と、言うのも、この選手は登録上では24歳になってるけど、
実は29歳で、本名もアンブロセ・ベヤマと言うらしい。
 
本人は否定しているらしいけど、日本ではタレントの
ボビー・オロゴンがそうやったように、アフリカ人選手のプロフィールって、
結構怪しい部分があるんよね。
 
この疑惑がホンマやったら、国際大会からの締め出しもありえるらしいけど、
どうなることやら…
 
 
 
試合はこの後、パリ・サンジェルマンがオアロのゴール、
マルセイユがルチョ・ゴンサレスのゴールで共に1点ずつを奪い、そのまま2-1終了。
 
試合全体の印象としては、両チームとも攻守の切り替えが早くて、
ゴールからゴールまでの展開が速い、スピーディな試合やったと思うわ。
 
個人的には、パリ・サンジェルマンが後半にボドメルを投入して、
上手く試合を落ち着かせる事ができたのが、この試合の勝因かなと思う。
 
マケレレも90分間、相変わらずの黒子ぶりでチームを支えてたし、
ジュリも、マルセイユの左SB、タイウォの上がったスペースに上手く走り込み、
マルセイユDF陣を混乱させてて、2人ともベテラン健在って感じやったね。
 
年齢的に引退も近いと思うけど、俺はこの2人のプレーは好きやから、
1年でも長く見ていたいね。
 
 
 
逆に、マルセイユは、早い段階で2失点してしまったのが痛かったのと、
エースのジニャクが大ブレーキやったのが、敗因かな。
 
マルセイユは昨シーズンのリーグ・アンの王者やけど、
あんまり安定した戦い方をするチームじゃないからね。
 
昨シーズンは、シーズン後半に破竹の10連勝をして、
逆転でリーグ優勝を果たしたわけやけど、
今シーズンも同じ奇跡が起こせるとも限らんから、監督のデシャンが言うように、
もっと安定感が出てこないと、連覇は厳しいと思うわ。
 
 
 
まあ、J-SPORTSがリーグ・アンを放送することにより、
自宅で見れる海外リーグが1つ増えたので、プレミアと並行して、
リーグ・アンもちょくちょくチェックしていこうかなと思う。
 
これに、GAORAがもう一度ブンデスリーガの放映権を取得してくれたら、
俺的には言うこと無しなんやけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年11月9日

日本>中国

 
 
日本30中国
 
 
いや~、ここ最近の日本政府の、腫れ物に触るかのような
弱腰対中外交に辟易していただけに、この快勝は気分が良いですな。
 
試合が進むに連れて、スタジアムに響く、
「加油(ジャーヨ)!!加油(ジャーヨ)!!」の声援が、
どんどん小さくなっていくのが印象的やったわ。
 
 
 
この試合のスタメンを見て、名前は知ってるけど、
実際にあんまりプレーを見たことが無い選手が多いっていう印象を受けたね。
 
かと言ってU-21世代には、良い選手がおらんっていうわけでは無くて、
名古屋の金崎とか、FC東京の権田みたいに、
J1のクラブでスタメン張ってる選手もいてるんやけど、
この大会には招集されてないんよね。
 
そんな実力のある選手達がなんで呼ばれてないのかと言うと、
過密日程などの影響で、数年前からJクラブが、代表の招集に対して、
あまり協力的じゃなくなったから、彼らのようないい選手ほど、
代表に呼びにくくなってしまったのが、そもそもの原因。
 
だから、関塚さんにしてみれば、そんな状況で勝てるチームを作るっていうのは、
なかなか大変な仕事やと思うわ。
 
まあ、クラブからすれば、代表チームに選手を無償で貸し出すわけやから、
ユース年代の大会ごときでケガでもされたら困るってのもあるんやろうけど、
先月、宇佐美が招集されてたU-19の大会みたく、若年層の日本代表が、
国際大会で早期敗退を繰り返してる現状は決して良いとは思えんけどね。
 
でも、この手の代表チームとクラブ間の問題って、日本だけじゃなく、
世界中で議論されてる問題やから、なかなか双方が納得のいく形で、
解決するのは難しいやろうね。
 
 
 
で、肝心の試合やねんけど、前半は磐田の山崎のゴールで日本が先制したけど、
内容としては結構拮抗してて、いい試合してたと思うわ。
 
それにしても、永井の浮き球のパスからの山崎のボレーは、綺麗な形で決まった。
 
3日のナビスコカップの決勝でも思ったけど、山崎はホンマに良い選手やわ。
この試合でも、キレキレやったしね。
 
あと、永井のあのパスは、たまたま上手くいっただけのような気がする…
あんな見事なパス、そう狙って何本も通せるもんじゃないし。
 
 
 
後半に入ると、その永井が、見事な頭トラップからのゴールで、2-0。
 
まあ、ヘディングしようとしてミスっただけなんやろうけど、
そこからのこぼれ球への反応が、ビックリするぐらい早かったから笑ってもうたわ。
 
その永井のゴールの直後に、
セットプレーから新潟の鈴木がゴールを決めて、日本が3-0と突き放す。
 
水沼のキックも素晴らしかったんやけど、中国も、2点目を取られたあたりから、
集中が切れたような感じになってたからな。
 
解説の金田さんも言ってたけど、中国って韓国とは違って、
メンタル的にはあんまり強くないんかな?
 
 
 
そんな快勝した日本の中で、一番印象に残ったのは、やっぱり永井。
 
1ゴール1アシストっていう結果もそうやけど、
フェイントをほとんど使わず、ボールを大きく前に蹴りだすだけで、
スピードでぶっち切ってしまう、あのドリブルは圧巻やったわ。
 
試合から消えてる時間も多いんやけど、後半に見せたような、
オフサイドをかいくぐる動き直しなんかを見ると、
ワンプレーで決定的な仕事ができそうな怖さがあるよね。
 
Jクラブの多くが注目しているのが、納得のできる選手やわ。
 
どこに入団すのかはまだわからんみたいやけど、
是非、ガンバ戦だけは大人しくしといてほしいもんやね。
 
 
 
まあ、そもそも、この試合は、ガンバから招集されている、
大塚と菅沼が出場するかなと思って見始めたんやけど、
2人ともベンチ入りはしたんやけど、出場機会は無かったね。
 
ただ、中1日で行われる、10日のマレーシア戦には出場予定らしいので、
是非とも頑張って欲しいもんやね。
 
 
 
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2010年11月6日

またも鬼門飛田給の攻略はならず

飛田給行ってきました。
 
 

ガンバ大阪1-1FC東京
 
 
前半にしょーもない試合して、ハーフタイムに監督に怒られ、
後半になってやる気を出すっていう、スロースターターのガンバに
よくあるパターンの試合やったね。
 
まあ、大黒のゴールも中澤のゴールも、ガンバゴール裏の目の前で決まったし、
90分を通して終始、こっちのサイドで試合が進んでたから、
良い意味でも悪い意味でも退屈せんかったけどね。
 
ホンマはそんなファンサービスいらんねんけど。
 
 
 
繰り返すけど、前半はホンマに酷い出来やった。
 
前半のシュート数、2っていうのが表わす通り、
いつシュート打つん?っていうぐらい、ボールを回してばかり。
 
そもそも、トラップすらまともにできない平井や、
不調でパスミス連発の橋本、二川を先発で使って、
宇佐美をベンチに置いてる時点で勝つ気があったのかどうか疑問やわ。
 
それに加え、守備陣に関しても、「よく1点で抑えられたな」っていうザルさ。
 
そして、その東京の1点は、
「よりによって一番決められたくない選手に決められる」…っていう、
ガンバのお約束のひとつである、大黒からの恩返し。
 
そりゃあ、あんなに完璧に前入られたら、大黒の実力を以ってすれば、決めてくるて。
その辺、一緒にやってたガンバの選手やったら良く分かってると思うんやけどな。
 
まあ、東京にしてみれば、前半で試合を決め切られへんかったのが、
この試合に勝ち切られへんかった要因やと思うわ。
 
 
 
そして、ハーフタイムに平井に代えて宇佐美を投入すると、
ここから俄然ガンバのペース。
 
前半のガンバに無かった強引なドリブル突破で、東京DF陣を惑わしてたね。
 
っていうか、高校生に依存している、
プロ1部リーグ3位のチームの攻撃陣ってどんなんやねん。
ベテラン陣しっかりせえよ。
 
まあ、ここから決定機がいくつか作れたわけやけど、
俺的には、東京のDF陣が宇佐美の対応に追われている間に、
佐々木やルーカスを投入して、一気に畳み掛けて欲しかったんやけどな。
 
中澤がセットプレーからゴールを決めて同点に追いつけたけど、
もうちょっと早めに勝負を仕掛けてもよかったんじゃないかなと思った。
 
結果論やけどね。


結局、いくつかの苦手なスタジアムを攻略してきた今シーズンも、
最難関の鬼門である飛田給では勝てず終い。
 
せっかく、明日出勤したら、東京サポの上司に向かって、
これでもかって言うほどのドヤ顔をするつもりやったのに残念やわ。 
 
ただ、より一層優勝が絶望的な状況に追い込まれたけど、
暫定的には2位浮上なんよね。
 
明日の鹿島と名古屋の試合の結果次第で、順位は変わってくるけど、
こんな試合をやってて2位っていうのは、なんとも不思議な気分やわ。
 
まあ、厳しい状況ではあるけど、優勝の可能性が残されているのであれば、
ファイティングポーズは取り続けて欲しい。
 
そのためにも、次節ホームで広島を叩かなアカンね。
 
 
 
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2010年11月3日

乱打戦を制したサックスブルー

 
 
ジュビロ磐田53サンフレッチェ広島
 
 
決勝の対戦カードが決まった時は、正直、地味なカードやなと思ったんやけど、
こんなに面白い試合になるとは予想できへんかった。
 
中立地一発勝負のカップ戦のファイナルで、
両チーム合わせて8回もゴールネットが揺れるなんて、
そうお目にかかれるもんじゃないしね。
 
 
 
とは言っても、前半はまだ落ち着いた試合展開で、
前半の見所らしい見所は、前半終了間際、李忠成の同点ゴールに繋がった、
ミキッチが右サイドで3人をぶち抜いたシーンぐらいかな。
 
ゴールを決めたのは李忠成やけど、
8割ぐらいはミキッチのゴールと言っても過言じゃないやろうね。
 
このゴールが広島の勢いに火を点けたのか、
後半開始早々に、左サイドから縦パスに抜けだした山岸が、
GK川口の動きを冷静に見極め、逆転ゴール!
 
ただ、このシーンに関しては、直前にイ・ガンジンが足を痛めたんやけど、
磐田の交代が認められず、一瞬、磐田DF陣の足が止まったところを、
広島に上手く突かれた格好になってしまった。
 
こういう大舞台では、一瞬の気の緩みが命取りとなるだけに、
この失点はいただけなかったね。
 
 
 
1点ビハインドになったことで、菅沼や山崎亮平を投入して、
同点を狙う磐田と、1点リードとなったことで、
青山や横竹を投入して、逃げ切りを狙う広島。
 
後半の途中から、両チームとも狙いがはっきりと分かれたけど、
狙いが功を奏したのは、磐田。
 
後半もロスタイムに入ろうかという時に、
CKのこぼれ球を詰めた前田が、起死回生の同点ゴール!
 
「どうしてここまで来て逃げ切る事ができないんだ」っていうのが、
この時の広島サポの偽らざる心境なんやろうけど、
広島は普段こういう戦い方してへんから、しょうがない部分もあるねんけどね。
 
まあ、俺もガンバを応援してて、似たようなシーンを何度も見せられてきたから、
広島サポの気持ちは悲しいかな、よくわかってしまうねんけど。
 
 

延長の前後半15分に入ると、さらにオープンな展開に。
 
延長前半12分、CKから那須が逸らしたボールを菅沼が決めて、
磐田が勝ち越し、さらにその直後、山崎亮平が決めて4-2。
 
これで勝負あったかと思ったら、延長前半ロスタイムに、
槇野が直接FKを決めて、4-3。
 
延長後半に入ると、前田がゴールを決め、5-3!
 
結果的に、この前田のゴールが広島の息の根を止める形となり、
 
ジュビロ磐田が12年振り2度目のナビスコカップ制覇を果たしました!!
  
 
 
広島も、延長前半早々の、高萩のクロスバーを叩いたミドルが決まってれば、
また違う展開になったんかもしれへんけどね。
 
ただ、試合終了間際に、槇野が自らダイブして得たPKを、
川口に止められたのには、思わず爆笑してしまった。
 
いつものように、後ろを向いてからPKを蹴った槇野やけど、
残念ながら、川口が止めるイメージしかできへんかったわ。
 
表彰式の時に、壇上で磐田の選手が喜んでいるのを、
下から悔しそうに見つめる槇野が印象的やったけど、
最後にオチがついてしまった感が否めないね。
 
 
 
かつて黄金時代を築いたが、最後にタイトルを獲ってから7年も経ってる磐田、
一方でクラブ初タイトルに臨む広島。
 
そんな試合で勝負を分ける活躍をしたのは、磐田の黄金時代を知る前田や西、
マリノス時代にJリーグ連覇を経験している那須といったベテラン陣やったね。
 
それにしても、この試合で2ゴール2アシストを決めて、MVPに輝いた前田は、
この試合に出場した選手の中でも別格の存在感やったね。
 
どうも地味な印象が拭えない前田やけど、
個人的には日本人で一番能力の高いFWやと思ってるんで、
世間に実力に見合った評価をしてもらえるように、代表でも頑張って欲しいね。
 
 
 
最後に、ここ3年連続で言ってるけど、
来年はガンバがこの、文化の日国立の舞台に立っていたいよね。
 
なんか、しばらくナビスコカップのタイトルから遠ざかってるせいか、
ナビスコカップ欲しくなってきたなぁ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年10月31日

優勝の二文字は台風とともに去っていった

 
 
ガンバ大阪24ヴィッセル神戸
 
 
久々にリアルタイムでガンバの試合を見ることができたわけやけど、
4失点もしてたら、勝てる試合なんて無いわ。
こないだの大宮戦みたく、毎試合5点取れるんやったら話は別やけど。
 
まあ、この試合の攻撃陣にも言いたいことはあるけど、
なんだかんだで2点取ってるから、最低でも勝ち点1は取らなアカンわ。
 
宇佐美のゴールも、イ・グノのゴールも素晴らしかっただけに、
勝利に繋げられへんかったのが、残念で仕方ない。
 
 
 
この日は、武井でも明神でも無く、橋本が遠藤のパートナーとして、
ボランチで先発したわけやけど、中盤での潰し屋としては全然機能してなかったね。
 
橋本は、真夏のゴールラッシュ以降、キレを失ってる印象があるだけに、
アキラは武井をもうちょっと信頼してあげても良かったんじゃないかと思う。
 
それに、DFラインからのパスの精度が悪くて、
前の選手が良い形でボールを受けれてないような気もしたね。
 
まあ、この日のディフェンス陣の悪い所を指摘したらキリがないんやけど、
俺が思うに、後半開始早々に喫した同点ゴールがかなり痛かった。
 
開始直後、得点直後、終了前、一番集中してなければいけないはずの時間帯で、
あんなにあっさりと失点してしまった事で、神戸に流れを持ってかれてしまった。
 
この日のピッチレポーターの中払も言ってたけど、
ガンバは一番やってはいけないことをやってしまったね。
 
4失点目に繋がった安田のパスミスもありえなかったけど、
本来なら、前半終了時の2-1のスコアのまま、
終わらしとくべき試合やったように思うわ。
 
 
 
正直、この重要な時期に、こんな試合をやっているようじゃ、
優勝なんてできるわけがない。
 
まあ、こういう下位チーム相手の取りこぼしは、
ガンバ伝統の悪癖と言ってしまえばそれまでやねんけど、
この日も、セレッソ相手に勝利を収めた、首位の名古屋だって、
以前は、ガンバと同じような悪癖を抱えてたチームやったわけよ。
 
それが今や、試合の内容云々は抜きにして、
下位チームに取りこぼすことなく、順調に勝ち点を積み重ねてる。
 
チームは変われるっていうのを、今シーズン、
名古屋やセレッソあたりが体現していると思うんやけど、
この2チームができて、ガンバにできないとは思われへんのよね。
 
ガンバは若手の押し上げが足りないっていうのは事実やけど、
案外、チームが勝負強くなるか否かっていう、精神的な部分は、
チームが上手くいかない時や、気が緩みそうな時に、
リーダーシップを発揮できる中心選手がいるかどうかやと思うんよね。
 
いくら毎年オフに補強したところで、精神的な部分が変わらなければ、
いつまで経ってもガンバの悪しき伝統はそのまま残り続ける。
 
選手も、監督も、強化部も、その辺に気がつかないと、
もう一度、あの銀皿を掲げる日は、遠い未来の話になってしまうで。
 
 
 
なんか、偉そうな事書いてしまったけど、
今シーズンはこれで終わったわけじゃないからね。
 
優勝がほぼ絶望的となった現状で、モチベーションの部分が心配やけど、
可能性が残されている限り、ファイティングポーズは取り続けて欲しい。
 
次節のFC東京戦は、アウェイ山形戦以来、一ヶ月振りの現地参戦。
 
NACK5やビッグスワンも攻略したガンバにとって、
味スタは最後に残された鬼門と言っても過言じゃないね。
 
11月6日は、飛田給でガンバの勝利を見届けて来たいと思います。
 
 
 
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2010年10月30日

イギリス旅行記 ~ブリタニア編~

 
イギリス旅行記その③としまして、今回はロンドンを離れ、
ストーク・オン・トレントというところまで、
ストークvsマンチェスター・ユナイテッド戦を見に行きます。
 
ロンドンのユーストン駅始発の、ヴァージントレイン、
マンチェスター・ピカデリー行きに乗って、ストーク・オン・トレントへ向かいます。
 



車内ではゆっくりできるのかなと思ってたら、
この日は、ノースウェスト地方で、リヴァプールやアーセナルも試合があるため、
ロンドンから、そっち方面の列車は満員御礼状態。
 
おかげで、ロンドンからストーク・オン・トレントまでの2時間、
ずっと列車の連結部分らへんで立ってました。
 
ただ、そんな車内においても、窓から見える景色は、リアル世界の車窓から状態。
イギリスって全然山が無いから、牧歌的な風景が広がってます。
 

時折、牧場が見えて、羊や馬などが歩いてるのを見ると、のどかな気分になれたね。
 
 
 
そして、ストーク・オン・トレント駅へ到着。
 


試合日には駅前からシャトルバスが出ているので、
それに乗って、ブリタニアスタジアムへ向かいます。
 
そして、バスに乗って15分ほどで、ブリタニアスタジアム到着。
 

イギリスは田舎にも、これだけ立派なスタジアムがあるんやなぁ。
 
ちなみに、ブリタニアスタジアムは、日本で言うところの清水の日本平みたく、
高台にあるため、スタジアムの駐車場から、ストークの街並が一望できます。
 

なんというか、こんな風景を見せられると、バイクで走りに来たいね。
 
あと、違和感を感じた人もいるかもしれへんけど、
いつもドンヨリと曇っているイメージのイギリスの空が、
この日は気持ち悪いぐらいに晴れてました。
 
 
 
ブリタニアスタジアムの駐車場には、ストークのレジェンドである、
スタンリー・マシューズの銅像がありました。
 

まあ、マシューズがどんな選手か知らない人に説明すると、
今や世界最高選手に与えられる賞として有名な、バロンドールの第一回受賞者であり、
そもそも、そのバロンドール自体も、マシューズの功績を称えるために作れらたとも
言われてるんよね。
 
そして、50歳まで現役を続け、そのプロサッカー選手としてのキャリアで、
一度も警告を受けた事が無いという、
フェアプレーの精神を具現化したような、偉大な選手です。
 
50まで現役て…カズやゴンもまだまだやれるってことやな。
 
まあ、その偉大なマシューズ像の前のベンチで、俺はコーヒーを飲みながら、
チーズバーガーをほおばってたんやけども。
 
 
 
そして、入場ゲートに向かう前にスタジアムの前のグッズショップで、
タオマフを購入しました。
 
ここで驚いたのは、トッテナムやウェストハムでは、
タオマフが£8、マッチデイプログラムが£3.5やってんけど、
ストークでは、それぞれ£6、£3やってんよね。
 
やっぱり、ロンドンではチームのグッズも少々お高めなんかね?
 
 
 
タオマフも購入し、いよいよスタジアム入場だという時にトラブル発生!
 
チケットに記載されている、48~50の入場ゲートの番号が、
ホーム側にどこにもないんですが…
 
もしや?と思いつつ、恐る恐るマンUファンが陣取るアウェイ側の入場ゲートに向かうと、
案の定、そこにお目当ての番号を発見。
 
ただ、俺は、旅行代理店の人からチケットを受け取った際、
全てホーム側という説明を受けていたので、
てっきりこの試合もストーク側で見るもんだと思い込んで、
ストークのグッズを買ったのに、まさかのマンU側。
 
日本やったら、そこまで目くじらを立てられることはないんやろうけど、
ここがヨーロッパだという事を考えたら、身の危険を感じたわ。
 
っていうか、手荷物検査でストークのタオマフを見つけられたら、
スタジアムへ入場することすらできへんのちゃうん?
 
まあ、最悪、買ったストークのタオマフを捨てようかなとも思ったんやけど、
一か八か鞄の底に押し込んで、入場ゲート前の手荷物検査へ向かいました。
 
ただ、ここでラッキーだったのが、
ストークもマンUもチームカラーが赤だったということ。
 
警備員にタオマフを触られた時、「ヤバい!」と思ったんやけど、
マンUのタオマフだと勘違いしてくれました。
 
これは危機一髪やったね。
っていうか、あの旅行代理店のオバハン、ぶっ飛ばす。
 
 
 
この試合の席はアウェイゴール裏の、コーナーフラッグの前らへん。
 
もうちょい真ん中が良かったけど、イギリスはゴール裏でも指定席やからね。
 
ただ、目の前でファン・デル・サールがGK練習している光景は、
いつも藤ヶ谷と木村がジェルソンのシュートを受けている光景ばかり見ている、
ガンバサポの俺にとって、かなり非日常的で新鮮でした。
 
試合前のアップの時には、以前チェルシーに在籍していて、
今ストークにいるグジョンセンが、マンUファンに、指をさされながら
「CHELSEA RED BOY!」って野次られていたのが印象的やったわ。
 
 
 
そして、選手入場。
 

ちょうど俺の目の前のプロムナードから、選手が入ってきました。
 
前日にロンドンで見た2試合は、あんまりパッとせん試合やっただけに、
スカッとする試合が見たかったんやけど、
やっぱり、ここまでアウェイ未勝利のマンUは動きが良くないね。
 
っていうか、ガリー・ネヴィルが、
ストークのファンからめちゃくちゃブーイングされてるんですけど。
 
リヴァプールファンとは前にいざこざがあったけど、
もしかしてネヴィルって、マンUファン以外には嫌われてるのか?
 
そんなこんなしているうちに、前半27分、対岸のゴールで、
メキシコ人ストライカー、エルナンデスがゴールを決めて、マンUが先制。
 
遠かったからどうゴールになったんかわからんかったし、
ブリタニアスタジアムのスタジアムMCは、アウェイチームの選手がゴール決めても、
選手の名前は言わないし、オーロラビジョンにも得点者が表示されないので、
マンUファンの「チチャリート」コールを聞くまで、誰が決めたんかわからんかったわ。
 
 
 
そして、ハーフタイム。
 
選手が続々とドレッシングルームに戻って行く中、
アレックス・ファーガソンは審判に詰め寄って文句言ってました。
 

相変わらず元気いいよな、このじいさん。血圧上がり過ぎて倒れんなよ。
 
あと、ファーガソンが目の前におったからかどうかしらんけど、
アウェイゴール裏からは、マンUからの退団を希望しているルーニーに向けて、
「WAYNE、UNITED!!」のコールが発生。
 
やっぱり、最近、浮気騒動から監督との確執やら、
色々問題を抱えているルーニーやけど、なんだかんだでファンからは愛されてんやね。
 
 
 
そして、後半。
 
先制点以降の流れで、相変わらずマンUが押し気味に試合を進めるんやけど、
ストークのある選手の登場でスタジアムの雰囲気が一変。
 
それは先程紹介したグジョンセン…
じゃなくて、トルコ代表のトゥンジャイ・サンリ!!
 
えっ!?
 
失礼な話、いい選手ではあるけど、ワールドクラスとも言えない選手やのに、
なんでこんなに人気あんのやろ?
 
ここから、今まで押されてたストークがリズムを取り戻し、一進一退の攻防に。
 
目の前で繰り広げられる熱戦に対し、なんと、いきなりマンUファンは、
ジョージ・ベストのチャントを歌い始めました。
 
「♪WE ALL LIVE IN THE GEORGE BEST WORLD♪」
 
ビートルズのイエローサブマリンのメロディに乗せて歌うんやけど、
CWCの決勝戦で、マンUファンが歌ってたこともあり、
俺はこのチャントを覚えてたので、一緒になって歌ってました。
 
ただ、目の前の相手を無視して過去のレジェンドのチャントを歌うのは
どうなんやろと思ってたら、ストークにゴールを決められスコアはイーブンに。
 
しかも得点者はトゥンジャイ。
 
歓声で爆発するスタジアム…ほら、言わんこっちゃない。
 
失点直後、マンUはパワープレーに出て、勝ち越し点を狙うものの、
思うようにいかず、またアウェイでドローなんかなと思ってたら、
先制ゴールを挙げた、エルナンデスが再びゴールネットを揺らし、
マンUが試合終了間際に勝ち越し!!
 
今度はアウェイ側ゴール裏が歓喜で爆発。
 
俺も隣におったおじいさんに抱きつかれたり、後ろのおばさんとハイタッチしたりして、
喜んでたんやけど、俺の前列にいたおっさん達が、喜びのあまり、
ピッチに飛び降りて、警官に取り押さえられてました。
 
…俺、誰かが手錠掛けられるところって、生まれて初めて生で見たわ。
一緒になって飛び降りてたら、俺もああいう風になってたかもね。
 
 
 
そして、試合終了。
 

マンUはこの試合で、ようやく今シーズンアウェイ初勝利。
それにしても、エルナンデスって良い選手やわ。
 
 
 
スタジアムを出てからは、駐車場から出ているシャトルバスに乗って、
ストーク・オン・トレントの駅まで戻りました。
 
ここからまたロンドンに帰ったわけですが、
帰りはちゃんと座ることができたので良かったわ。
 
そして、この日の晩御飯は、グリーンパーク駅の近くにある日本料理屋で、
寿司を食いました。
 

まあ、イギリス人向けに作ってるからわさびはほとんど入ってないねんけど、
少々値段が張るだけあっておいしかったね。
 
ただ、ここは1人で来るとこじゃないわ。
 
クラシックが流れている、高級感溢れる店内で、
サッカー観戦帰りの思いっきりラフな格好で1人で寿司を食うのは、
居心地が悪くて、肩が凝ってしょうがない。
 
まあ、店員のお姉さんも、そんな俺の様子を察知してくれてたみたいやったけどね。
 
そして、この日はもうホテルに帰って、シャワーを浴びて就寝。
翌日の昼の便で、帰国しました。
 
そういや、“霧の都”と言われるロンドンで一回も霧を見なかったのに、
帰国したら、成田空港周辺は霧だったという矛盾。
 
 
 
今回、今までテレビの中の世界でしかなかったプレミアリーグを、
初めて現地で見たわけですが、本当に行って良かったなと思う。
 
ピッチとスタンドが近く、試合の熱気がダイレクトで伝わってくるスタジアム、
そんな試合のステージとなる、綺麗な緑色のピッチに、チャントが響き渡る観客席、
何と言っても、この国のどこまでも熱いフットボール熱に触れた事で、
またここに来たいと思わせてくれました。
 
ただ、それと同時に、日本でもサッカーがこれだけ愛される
スポーツになればいいなとも思ったね。
 
俺も微力ながら、ガンバ大阪や日本代表に声援を送ることで、
その一翼を担いたいなと思いました。
  
以上で、イギリス旅行記は終わりです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年10月29日

イギリス旅行記 ~ホワイトハートレーン~アップトンパーク編~

 
イギリス旅行記その②としまして、今回は、いよいよプレミアリーグ観戦のため、
地下鉄に乗ってノースロンドンに向かいます。
 
今回はさすがに遠いので、歩いて行くというような、
無謀な事はやりませんでした。
 


ちなみに、イギリスの地下鉄の駅のホームは、大体どこの駅もこんな感じ。
 
ディストリクト線とか、オーバーグラウンド線みたいに、
地上も走る路線の駅はもうちょい広いねんけどね。
 
 
 
ただ、サッカーの試合は昼からなので、午前中は何をしていたかというと、
アーセナルのホームがある、ハイバリーに行ってきました。
 
まあ、アーセナルのホームに行くには、アーセナルっていう駅があるから、
そこから歩けば5分ぐらいで行けるんやけど、今回は、
ハイバリー&イズリントンという駅で降りて、そこから行くことにしました。
 
駅の改札を抜けるとすぐに、ハイバリーパークという公園があるねんけども、
公園の入口に建っていた女神像の足下には、アーセナルのシンボルである、
大砲の銅像が飾られてました。
 


このハイバリーパークは、本当に緑が多くて綺麗な公園で、
朝に散歩をすると清々しい気持ちになったね。
 
セレッソの本拠地がある公園におるようなホームレスもおらんし。
 
まあ、冗談はさておき、このハイバリーパークから歩いて15分、
かつてのアーセナルのホーム、ハイバリースタジアムへ向かいます。
 
スタジアムとは言っても、今は取り壊されてアパートになってんねんけどね。
 

でも、外周を歩いてると、非常階段の所から中の様子を窺い知ることができて、
なにやら、スタンドの跡のようなものが見えました。
 
ちなみに、このハイバリーアパートは、かつてアーセナルで活躍したフランス人、
現:ヴィジャレアルのロベール・ピレスも購入したらしいけど、
全体的にはあんまり売れ行きが良くないらしいです。
 
そして、そのハイバリーアパートのすぐ隣にあるのが、
現アーセナルのホーム、エミレーツスタジアム。
 

前日行ったウェンブリーに匹敵するスケールのデカさ。
しかも、こんなデカいスタジアムが、住宅地に建ってることに驚きやわ。
 
スタジアムの外観には、かつてのアーセナルの名選手達、アンリ、ピレス、シーマン、
アダムス、パーラーなどが、肩を組んでいる後ろ姿が描かれていて、
その下には、アーセナルのチームコンセプトとも言える、
「VICTORY THROUGH HARMONY」の文字が刻まれていました。
 
俺の中で“調和を介しての勝利”、っていう感じで意訳してみたんやけど、
華麗なパスサッカーを披露するアーセナルには、ピッタリの言葉やと思ったし、
そういうチームコンセプトをスタジアムの外観にデカデカと掲げているのが、
またかっこいいじゃないですか。
 
ちなみに、スタジアムのグッズショップはもう開いてたんやけど、
これからホワイトハートレーンに行くのに、アーセナルのグッズなんか持ってたら、
トッテナムのファンに何をされるかわからないので、何も買いませんでした。
 
トッテナムとアーセナルのファンは、ロンドンで一番険悪な関係にあるからね。
 
 
 
エミレーツスタジアムに別れを告げ、いよいよトッテナム・スパーズのホーム、
ホワイトハートレーンへ向かいます。
 
地下鉄のセヴンシスターズ駅から、歩いて20分ほどの距離にある、
ホワイトハートレーン。
 
スタジアムに近づくにつれて、警官の姿も見るようになったんやけど、
俺が驚いたのは、ホワイトハートレーンの警備の警官は馬に乗ってること。
 

これは日本ではお目にかかられへん光景やなと思って見てたんやけど、
道路には、馬のフンが散乱してました。
 
いや、警備は重要だけど、これはこれでどうかと思うぞ。
 
そして、スタジアム周辺のグッズショップでスパーズのタオマフを購入、
厳重な持ち物検査も通過し、いよいよスタジアムに入場。
 

端っこの席やったけど、やっぱりサッカー専用スタジアムだけあってかなり見やすい。
 
まあ、スタンドの裏のコンコースが万博以上に狭いし、
トイレが汚かったのは残念やったけど。
 
ちなみに、スタジアムの外観の写真が無いのは、
スタジアムのすぐ側まで住宅街になっていて、
スタジアム全体を撮れるような場所が見つからなかったから。
 

トッテナムは人気のあるチームやから、もうちょっとキャパシティが欲しいらしいけど、
スタジアム周辺がこんな状況やから、拡張工事ができへんらしい。
 
なんか、ロンドン五輪でメイン会場に使用するスタジアムを、
ホームにする案もあるらしいけど、おそらく陸上トラックもつくやろうし、
それはそれでファンの心境としてどうなんかなとも思ったけどね。
 
 
 
そして、いよいよトッテナム vs エヴァートンの試合がキックオフ。
 
ミッドウィークのチャンピオンズリーグ試合で、GKゴメスの退場により、
数的不利の状況でインテルと戦ったトッテナムは、やっぱり疲労の色が濃く、
全体的にあんまり良くなかったね。
 
対するエヴァートンも、前節、宿敵リヴァプールに勝利したとはいえ、
低迷するリーグの順位が表わすように、
こちらもお世辞にもいいサッカーをしているとは言えず。
 
結局試合は1-1のドローでした。
 
 
 
試合中は、俺の隣で見ていたトッテナムファンの若者3人組が、
トッテナムのふがいないプレーに対して、
しきりに「ファッ●ン、ファッ●ン!!」言ってたのが印象的やったわ。
 
あと、ガンバゴール裏がセットプレーの際に歌う、
「♪フォルツァガンバファッチュンゴール♪」のメロディに乗せたチャントを、
スタジアム全体で歌う光景は、まさに壮観やった。
 
これぞイングランドフットボールやなと思った、これを見れただけでも、
イギリスに来て良かったなと思ったね。
 
あ、ちなみに、昨シーズンまでアーセナルにいて、
今シーズンからトッテナムにいるギャラスは、
味方のファンからもブーイングされてました。
 
 
 
ホワイトハートレーンの次は、ウェストハムvsニューキャッスルの試合を見に、
ロンドンのイーストエンドに位置する、アップトンパークへ向かいます。
 
そういや、以前、ガンバのスタッフブログでも、アップトンパーク紹介してたね。
 
まあ、本当はアップトンパークってのはただの地名で、
スタジアム自体はブーリングラウンドっていうらしいけど。
 
そのアップトンパークですが、俺、ロンドンに来るまでは、
ホワイトハートレーンの方がいいスタジアムやと思ってたんやけど、
意外や意外、アップトンパークの立派さに圧倒されたわ。
 


プレミアリーグって最下位のチームでもこんなにいいスタジアム使ってるんやね。
 
ちなみに、ウェストハムも、トッテナム同様に、
ロンドン五輪のメイン会場で使用するスタジアムに移転する案があるらしく、
どちらかというと、ウェストハムの方トッテナムより熱心らしい。
 
こんな素晴らしいスタジアムがあるのに、移転なんてもったいなすぎるわ。
いらんねんやったらガンバにくれよって感じやね。
 
 
 
ちなみに、スタジアムの近くは、いかにも下町って感じで、
アップトンパークの道路を挟んだ反対側にあった市場は活気で溢れてました。
 

ホワイトハートレーンの近くは、
どっちかっていうと閑静な住宅街って感じやったからね。
 
そして、スタジアムのメインゲートには、
THE ACADEMY OF FOOTBALLの文字が。
 

欧州サッカーに詳しい人なら説明するまでもないと思うけど、
ウェストハムっていうチームは、
イングランド代表の名選手を数々輩出してきた、育成の名門クラブ。
 
昔なら、先のブログでも紹介した、ボビー・ムーア、
今やったら、ランパード、ファーディナンド、ジョー・コール、
デフォー、キャリックあたりがそうやね。
 
“フットボールの学校”の名に恥じない名手を輩出し続けてるわ。
 

で、試合の方やねんけど、ウェストハムのサッカーを見てて思ったのが、
最下位になるのも無理はないなって事。
 
まあ、ロングボール一発で何度も裏を取られていた、
ニューキャッスルのDF陣も褒められたもんじゃなかったけど、
ウェストハムのDF陣はそれ以上に酷い。
 
まず、ニューキャッスルで一番注意しなければいけない選手は誰ですか?
イングランド期待の新進気鋭のエース、アンディ・キャロル君でしょうが。
なんで彼が何度も前向いて、フリーでボール持つんですか?
 
攻撃に関しても、ゴール前で味方の選手がフリーなのに、
早く先制点が欲しい焦りからか、強引にシュート打って外してるし、
始まってから10分ぐらいで、こりゃ駄目だなって思った。
 
でも、そんなサッカーやってて、ウェストハムが先制したのには驚いたけど、
案の定、ノーランとキャロルにゴール決められて、あっさり逆転負け。
 
スタジアムの雰囲気に関しては、最初は良かったんやけど、
やっぱり、チームが不甲斐ないプレーを続けるたびに、
どんどん悪くなっていったね。
 
特に、ウェストハムのGKのグリーンは、ゴールキックを、
しょっちゅう、ニューキャッスルの選手にプレゼントして、
ホームのファンからもブーイングされてたしね。
 
っていうか、グリーンってこんなに下手なキーパーやったっけ?
W杯でのシュート後逸事件以降、自信を失ってんのかな?
 
なんにせよ、このままじゃスタンドを埋めた満員のハマーズファンが
哀れなので、ウェストハムにはここから意地を見せてほしいもんやね。
 
あと、ウェストハムも、ニューキャッスルも、
「ユナイテッド!」っていうコールするから、どっちの応援かわからん。
 
 
 
そして、スタジアムからの帰路につきました。
 
ちなみに、地下鉄のアップトンパーク駅は、ホームがそんなに広くないから、
駅に入るまで、警察に従って列に並ばなあかんねんけど、俺の約5m前方で、
高校生ぐらいの若者が、ロープを飛び越えて割り込みをしたんよね。
 
どこの国に行っても、こういうマナーのなってない若者がおんねんなと思ってたら、
警官が2人ぐらいでその若者を取り押さえて、連行していったのにはビックリした!
 
日本のスタジアム警備はマナー違反の客がいても、ここまでせえへんしな。
 
良かったのか、悪かったのかわからんけど、
日本じゃ見られない、珍しい光景が見れました。
 
 
 
晩飯は、またホテルの近くのレストラン、ガーファンクルで、
アメリカンホットピザを頼みました。
 

イギリスに旅行に来てるのに、アメリカンと名のつくものを食すのもどうかと思ったけど、
前日の晩にラーメンを食った事を思い出して、どうでもよくなりました。
 
まあ、焼き方はずいぶん雑やったけど、味の方はまあまあでした。
 
そして、ホテルに戻り、シャワーを浴びて就寝。
翌日は、ロンドンを離れ、ストークシティへ向かいます。
 
イギリス旅行記~ブリタニア編~へ続く。