2010年12月11日
パチューカのファンタジスタ
パチューカ0-1マゼンベ
う~ん、W杯の時のNHKに対しても同じこと思ったけど、
必要以上に西村主審を褒めるのはやめてほしいわ。
確かに、こういう国際的な大きな大会で日本人が笛を吹くのは、
名誉なことやけど、あくまで試合の主役は選手やからね。
試合に対しての率直な印象としては、マゼンベが予想以上にいいチームやった。
アフリカ人特有の身体能力の高さはもちろんやけど、
前線からの積極的で組織的なプレッシングは、
これまでこの大会に出場していたアフリカ代表のクラブには無かったね。
それでいて、先制点のシーンのアウトサイドでのパスのような、
面白いアイデアもあるし、アフリカ人選手によく見られがちな悪癖である、
集中力が途切れる場面もほとんど無かったしね。
まあ、退場者を出したように、ラフプレーが多すぎな感もあったけど、
パチューカはテクニカルな選手が多いだけに、
マゼンベのフィジカルゴリ押しのサッカーに対して、
かなりやりにくそうにしてたわ。
あと、マゼンベはサポーターもなかなか印象的で、
彼らが奏でる陽気な音楽が、試合に花を添えてたね。
W杯で賛否両論あったブブゼラもやけど、
サッカーって、国ごとに応援のスタイルが違うから、
そういう視点でも楽しめるよね。
対するパチューカはこの大会の常連と言ってもいいチーム。
ガンバとは、2008年のクラブワールドカップの3位決定戦で、
対戦してるだけあって、ガンバサポにとっても印象に残ってるチームではあるよね。
特に、GKのカレロなんかはインパクトが強かったから、よく覚えてるわ。
ただ、カレロより俺が懐かしいなと思ったのは、パチューカの21番マンソ!
この選手は、2008年のクラブワールドカップに、
リガ・デ・キトの選手として出場してたんやけど、
1人だけ守備のタスクから解放されて、前線で自由にポジションを取り、
自分の匙加減で攻撃のタクトを振う姿が、かなり印象に残ってたんよね。
なんだかんだ言って、個人的にマンソや柏にいたフランサみたいな、
ファンタジスタタイプは大好きなもので。
今年の夏にFC東京がスルガ銀行チャンピオンシップで、
リガ・デ・キトと対戦した時にまた見れるかなと思ったんやけど、
移籍しておらんかったから、残念に思ったもんやわ。
それが今パチューカにいるっていうから、驚いた。
まあ、この試合では、FKやスルーパスで、その才能の片鱗を見せてはいたものの、
コンディションが悪いのか、チーム戦術にフィットしていないのか、
新しいボールに慣れていないのか定かではないけど、ミスが多かったね。
ただ、マンソみたいな典型的なファンタジスタは、
絶滅危惧種と言っても過言では無いだけに、
その存在価値を現代サッカー界に知らしめる意味でも、
これからもマンソには頑張って欲しいと思うわ。
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