2010年12月16日

同じチーム名でも、同じ轍は踏まない

 
 
インテル30城南一和
 
 
前日にマゼンベがインテルナシオナル相手にアップセットを起こしたから、
この試合でも何かあるんじゃないかと思ってたけど、
そこは欧州王者、実力差歴然といった感じやった。
 
ただ、インテルにバルサのような華麗なサッカーを求めるのは、
お門違いかもしれんけど、試合を通して観客が沸く様なシーンが少なくて、
つまらない試合だった感は否めないね。
 
もし、城南が頑張って、前半をスコアレスで折り返すようなことがあれば、
後半に本気になったインテルの攻撃が見れたかもしれんけど、
前半3分ににインテルが先制点を挙げたことが、
残り時間の試合展開に大きく影響を及ぼしたと思うわ。
 
 
 
そのインテルの先制点は、試合開始早々にスナイデルが左太もも裏を痛めて
ピッチから出ていて、モッタと交代するまでの間に10人で挙げたもの。
 
多分、城南も集中して試合に入ったんやろうけど、
いきなり相手チームの司令塔が負傷したことで、
気の緩みが生まれてしまったんじゃないかなと思う。
 
ただ、アクシデントに動揺することは、
インテルの選手に対しても考えられることやけど、
インテルの選手は自分達に起こったアクシデントを逆手にとって、
一気に敵陣に切り込んだよね。
 
解説の都並もしきりに言ってたけど、10人になった状況で、
ボランチのスタンコビッチが、ゴール前のあの位置まで飛び出すのはすごい。
 
この辺は、さすがにイタリアのクラブ、試合巧者やなと思ったわ。
 
あと、日テレの実況が何度かスタンコビッチをストイコビッチって、
言い間違えるのは、耳障りやった。
 
 
 
先制点を挙げてからのインテルは、前線から追い回すようなことはせず、
守備のブロックをしっかり作って城南の攻撃を跳ね返し、
カウンターで相手ゴールに迫るっていう省エネサッカーを展開。
 
城南もセットプレーで何度かインテルゴールを脅かすけど、
やっぱり最後のところでは仕事をさせてもらわれへんね。
 
ラドンチッチは、ルシオのマークでほとんど何もさせてもらわれへんかったし、
前の試合で大活躍したモリーナも、右サイドバックのサネッティと対面したことで、
オーバーラップを警戒するあまり、攻撃面での存在感が薄かったわ。
 
そして、インテルの2点目を挙げたのは、そのサネッティ。
 
この試合で唯一の華麗なシーンと言ってもいい、
ディエゴ・ミリートとの連携から、右足アウトサイドで決めたゴール。
 
非常に美しいゴールやったけど、ミリート自身も、
ヒールパスがあんなに綺麗に通るとは思って無かったやろうね。
 
 
 
後半に入り、さらに守備意識を高めたインテルは、
なんとかして1点を返したい城南の攻撃を、ことごとくシャットアウト。
 
それでも、守ってばかりというわけではなくて、
攻撃に移ると、ミリート、エトー、パンデフの3人だけで、
城南のゴール前までボールを運んでしまうんやから、
さすがにセリエA5連覇中のチームの、前線の選手の個人能力は凄まじいわ。
 
そして後半28分には、そのミリートがダメ押しの3点目を決めて、
完全に試合の大勢は決したね。
 
試合終盤にサントンを投入するあたり、欧州王者の余裕が感じられたわ。
 
 
 
これで、今年のクラブワールドカップの決勝は、
インテルとマゼンベに決定しました。
 
う~ん、何気にインテルvsインテルを見たかったけど、
こればっかりはしょうがないか。
 
まあ、今日の試合を見る限り、インテルがマゼンベに敗れることは考え難いけど、
2度あることは3度あるって言うし、たとえ敗れるとしても、
マゼンベの奮闘に期待しましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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