2013年11月24日

この試合がガンバがJ2で戦った最後の試合になりますように



正田醤油スタジアム行ってきました。


群馬の選手紹介の時、1人1人の選手に「ラストエンペラー」とか、
「ドラゴンストライカー」とかいうキャッチフレーズがついているのを見て、
随分、痛々しいなと思ったんやけど、
そう言えば、ガンバも、「マスターオブガンバ」とか、
「難攻不落のスペシャルワン」といったキャッチフレーズをつけているのを思い出して、
他サポ目線で見ると、こんなに恥ずかしいものなのかと思い知ってしまった。

来季は、選手紹介の時のキャッチフレーズは無くしてもええんとちゃうかな。

あ、あと、ジャスティス岩倉は、出オチで終わり感が尋常じゃなかったので、
次回は、フライパンを折り曲げるための筋トレはそこそこにして、
もうちょっと喋りの技術を磨いてきてください。


ガンバ大阪11ザスパクサツ群馬


J1昇格もJ2優勝も既に決めていたせいか、
いかにも消化試合っていう感じの気持ちの入って無い試合やった。

ピッチコンディションが悪かったのが言い訳にならないくらい、
パスミスとトラップミスが多かったし、
ボールを奪われた後の攻守の切り替えも遅く、球際の競り合いも緩かった。

対する群馬は、基本、平繁とロビーニョのカウンター一辺倒やったけど、
それでも何度かチャンスを作ってたね。

まあ、これまでのJ2の試合で何度も見てきたように、
ゴール前の精度が低くて、得点には至らなかったけど、
この試合に関しては、群馬の選手のホームであるはずのピッチが、
足を引っ張ってるような感じに見えてしまったな。

ただ、このダニエル・ロビーニョっていう選手は、
足下の技術が高くて小回りのきくドリブルをするし、
フィジカルも強くて、とても良い選手だという印象を受けたね。

そういや、前にガンバにいたラフィーニャもここでプレーしてたんだったな。

予算も限られてる中、こういう優秀なブラジル人選手を連れて来れるなんて、
群馬の強化部はなかなかのやり手なんじゃないだろうか。



前半をスコアレスドローで折り返すものの、
後半に入り、宇佐美が右サイドからのパス交換でペナルティエリアに侵入し、
最後はごちゃごちゃした感じになったけど、落ち着いて流し込み、ガンバが先制。

追いかける展開になった群馬は、中盤を1枚削って、
前線の枚数を増やしたけど、これが二川にスペースを与える結果になり、
逆にガンバにチャンスが増え始めたね。

ただ、何度も訪れる決定機をガンバの選手が決め切れずにいると、
試合終了間際に痛恨の失点。

正面に弾いた藤ヶ谷もアレやけど、シンプルにクリアしておけば、
なんでもないような場面やったはず。

まあ、決めるところで決めとかないと、
往々にしてこなりますよという、典型的な試合でしたな。


これで1年間のJ2の戦いは終了。

天皇杯は既に敗退していて、12月は試合が無いため、
ここから約3ヶ月間と言う、ガンバサポとしてはクラブ創設以来、
一番長いオフに突入する事になるね。

J1昇格、J2優勝と言う、最低限の目標は達成したけど、
同じく目標に掲げていた勝ち点90と、
シーズン100得点は達成することができなかったので、
なんとなく物足りない気持ちを抱えているのは、俺だけじゃないと思う。

来季は、この物足りなく感じている部分の穴埋めをしてくれると期待しているので、
長いオフでじっくりと英気を養って、来季に備えて欲しいね。

とにもかくにも、1年間お疲れさまでした。
また来季、J1のスタジアムで会いましょう。



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2013年11月20日

日本が強いのか、ベルギーが思ってたほど大したことなかったのか



日本32ベルギー


日韓W杯の時の日本vsベルギー戦で、日本相手に先制ゴールを奪ったヴィルモッツが、
今はベルギーの代表監督としてピッチサイドに立っている姿を見ると、
時の流れって早いもんだなぁとしみじみ思う。

11年前と同じように、この試合でもベルギーに先制を許し、
日本が逆転するという展開になったけど、
11年前と違ったのは、ベルギーに同点ゴールを許さず、
岡崎が3点目のゴールを挙げて、ベルギーを突き放すことに成功したこと。

その後、ベルギーに追撃のゴールを許したものの、
岡崎の3点目が日本の日韓W杯からの成長の証だ、と言うのはちょっと大袈裟かな。



土曜日のオランダ戦は守備の連係ミスから失点を許したので、
この試合はそこを意識して試合に臨んで欲しかったけど、
川島が藤ヶ谷でも年に1回もやらないような意味不明な飛び出しで、
ゴールマウスを留守にすると、更に、ルカクが左サイドから中に入れたボールに対し、
クリアしようとした酒井高徳が、後ろから来るミララスに気がつかずクリアし損ね、
ゴールを決められてしまうという、信じられないミスの連鎖で先制点を献上。

前半15分にして、1点ビハインドと、
何とも言いようの無い不安を抱える事になってしまった。

その後も、ホームの雰囲気に後押しされるベルギーに、
押し込まれる展開が続いたけど、前半37分に酒井宏樹のクロスを柿谷が合わせ、
前半のうちに同点に追いつくことができた。

オランダ戦で大迫が結果を残したのにも関わらず、
柿谷を先発起用したザッケローニに対し、
不満があったのは俺だけじゃなかったと思うけど、
そんなネガティヴなイメージを自らのゴールで払拭してみせたね。

あの、ニアへ飛び込むとみせかけた動きでヴェルマーレンを惑わせ、
フリーでヘディングシュートまで持っていった駆け引きは見事やったと思うわ。



後半に入り、日本は清武と山口に代えて、岡崎と遠藤を投入。

岡崎が執拗に裏を狙う動きでDFラインを押し下げ、全体を間延びさせると、
中盤にできたスペースで遠藤がタクトを振い始めた。

そして、日本の勝ち越しゴールが遠藤のパスから生まれたね。

左サイドから遠藤が右足のアウトサイドで中に入れたパスを、
香川がスルーし、後ろにいた本田が受けると、
利き足とは逆の右足を豪快に振り抜く。

これがゴールネットに突き刺さり、日本が勝ち越しゴールを奪う事に成功した。

先月の東欧遠征では不満の残るパフォーマンスに終わった本田やったけど、
ここ2試合ではエースと呼ぶに相応しい活躍を見せているね。

冬の移籍マーケットのオープンが近づいてきたから、
ここいらで自分の市場価値を高めとこかとでも思ってるんやろか。



この2点目で終わらなかったのがこの日の日本。

逆転ゴールから10分後には、長谷部のくさびのパスを、
柿谷がワンタッチでDFラインの裏へロビングで落とすと、
これを岡崎がダイレクトで蹴り込んで、リードは2点に。

オランダ戦に続いて、この試合でも金を払う価値があるような崩しが見れるとは、
思ってもみなかったわ。

前半の同点ゴールの時に褒めたばっかりやのに、
また柿谷を褒めるのはガンバサポとして癪ではあるんやけど、
あのロビングのパスを思いつくセンスは大したものやと思うわ。

ただ、ここからイケイケムードになるかなと思ってたけど、
逆に中だるみして低調な試合になってしまったのが残念やったね。

後半34分にセットプレーからアルデルワイレルトにゴールを許し、
1点差に追い詰められたけど、その前のセットプレーでも、
ヴェルマーレンをフリーにして、
クロスバー直撃のヘディングシュートを見舞われているので、
明らかに気が抜けてるように見えてしまったのが心残りかな。



親善試合とはいえ、欧州のトップリーグで主力を張る選手を、
大勢抱えるベルギー相手に、アウェイで勝つことができたっていうのは、
日本にとって非常に大きな収穫だったと思う。

逆に、個人能力の高い選手がたくさんいるのにも関わらず、
そんな彼らの能力が、チーム力として還元されていないベルギーの姿を見ると、
サッカーって本当に難しいスポーツだなと再認識させられたね。

今年の代表の活動はこれで終了。

来年のテストマッチの対戦相手は、来月に行われる、
W杯グループステージ抽選会の結果で決まってくると思うので、
ドローを心待ちにしたいね。



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2013年11月17日

J2とはいえタイトルを獲るってのは気分が良いものですな。



ガンバ大阪32モンテディオ山形


前半にいくつもあった決定的なチャンスを半分でも決めてれば、
前半で試合を終わらせる事もできたのにね。

それを決めないで、山形に反撃を許し、
最後まで昇格プレーオフへの望みを持たせてあげるなんて、
相変わらずガンバはお人好しやわ。

守備の建て直しを至上命題に掲げたシーズンのホーム最終戦が、
こんなんでいいのかと思わなくもないけど、
J2とはいえ、クラブ史上初となる万博で優勝を決めた試合が、
いかにもガンバらしいスコアで良かったなという気持ちの方が強いかな。



試合の立ち上がりは、昇格プレーオフ進出に向けて後が無い山形の圧力を、
真正面から受けてしまって、危ない場面を作られたけど、
藤春の突破からひとつチャンスを作ると、そこから落ち着く事ができたね。

すると、前半14分。

後ろから単純に前に蹴り出したボールに対し、
佐藤が競り合うもこれに触れる事ができず。

ただ、このボールがそのまま前に抜け通り、宇佐美がボールを拾うと、
そのままDFをぶっちぎってファーへ蹴り込んで先制。

シュートも巧かったけど、
あの、一度、前に大きく蹴りだしたコントロールで勝負ありって感じやったね。

これで試合の主導権は握ったかに思えたけど、
CKから萬代にニアで合わされてすぐに同点に追いつかれてしまった。

ニアポストに立っていたガンバの選手が誰だったかわからなかったけど、
あれはクリアできるボールだったんじゃないかなと思うね。

ルーカスがニアポストに立っていた時は、
ニアにくるボールをほとんど跳ね返してくれてたから、
この形で失点する事はまずなかったんやけど。

まあ、今季で引退する他のチームの選手の事を言ってもしょうがないか。

同点に追いつかれてしまったガンバやったけど、
藤春のクロスを山形のDFがオウンゴールして、
すぐさま、勝ち越し点を奪うことに成功。

後ろに佐藤がいたから、DFとしては触らざるを得ない状況やったけど、
この試合での佐藤の外しっぷりを見ると、
別に触らなくても佐藤にゴールを許さなかった気もする。

特に、右サイドの二川から出た、
R-18指定の超エロエロパスを佐藤が外してしまった時は、
思わず頭を抱えてしまったわ。



後半に入ると、お互いにチャンスが作れず、
中だるみ状態に入り、凡戦になってしまった。

ただ、この閉塞感を打ち破ったのは、やはり宇佐美だった。

ペナルティエリアの前で二川のフィードを受けると、
軽快なステップでDFを左右に揺さぶり、左足で地を這う強烈なミドル。

これがポストを跳ねてゴールマウスに吸い込まれ、
2点のリードをもたらすことに成功したね。

こうなってくると、後は落ち着いて試合をクローズするだけなんやけど、
ここからよもやの反撃を許すことになったね。

そのきっかけとなったのが、佐藤に代えてロチャを投入した事だと思う。

この試合の佐藤は、シュートは外しまくっていたけど、
相変わらず守備面での貢献度は高かったし、ポストプレーも頑張っていた。

それがロチャに代わったことで、前からのディフェンスが機能しなくなって、
押し込まれる展開になってしまったね。

まあ、あれだけの大ケガをした後やから、無理はさせられないのはわかるけど、
それやったら、もうちょっと早めに武井を投入して、
守備の運動量を補充しておけば、終盤にあれだけばたつくこともなかったと思うわ。



萬代にこぼれ球を押し込まれて、再び1点リードに迫られたものの、
なんとか逃げ切ってJ2優勝を決定。

J2のタイトルを獲ったところで、別にうかれるような事もないと思ってたけど、
試合後に藤春が泣いている姿を見ていると、徐々に達成感が湧いてきたね。

J2優勝でJ1昇格して当たり前という周囲の声の中、
ピッチでプレーする選手達には、昨年の残留争いとはまた違った、
プレッシャーが課されていたんだなとしみじみ思ったね。

とは言え、まだJ2での戦いは終わったわけじゃありません。

次節、最終節の群馬でザスパクサツに勝利し、
すっきりとJ2の舞台に別れを告げて欲しいと思います。



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お隣の8番君が決めてれば勝てたんじゃないの?



日本22オランダ


ここ最近の日本代表の戦いぶりを考えたら、
この試合にはほとんど期待してなかったんやけど、まさかのドロー。

前半に、内田のヘディングでのバックパスが吉田と西川の間に転がって、
ファンデルファールトに決められたゴールが無かったら、
もしくは、後半、香川のスルーパスに抜け出した柿谷が、
ドフリーでの1対1を決めてれば、勝てた試合やったね。



この試合の先発は、これまで不動のスタメンだった、
川島、遠藤、香川に代えて、西川、山口、清武を起用、
誰が務めてもイマイチな感じだった1トップには大迫が入るという、
保守的なザッケローニにしてみれば、思い切った布陣だったのではないだろうか。

対するオランダは、ファンペルシーがいない以外は、
ほぼベストメンバーと言っても過言じゃない顔ぶれがスタメンに名を連ねたね。

そんなオランダ相手に、試合開始早々から畳み掛けた日本は、
長友のサイドから立て続けにチャンスを作るけど、これは大迫と岡崎が決め切れず。

ただ、先月の東欧遠征では見えなかった攻撃の形が垣間見え、
「お!?これは良い感じじゃないか」と思っていたのも束の間、
山口のバックパスがかっさらわれて、ピンチを招いたあたりから、
徐々に雲行きが怪しくなってきて、先制点を奪われた後ぐらいからは防戦一方だった。

オランダはピッチ目一杯ワイドに選手を配置するから、
ちゃんとマークに行こうとすると、
コンパクトに戦いたい日本の陣形が間延びさせられるのよね。

そのせいで、パスも繋がらないし、プレスもかからないという悪循環。

そんな状況で、ロッベンが右サイドからドリブルでカットインし、
右45度の位置からインフロントで巻いたミドルという、
もはや彼のテンプレート対応という形で2点目を奪うと、
この試合はもう厳しいんじゃないかという感じがしたね。

ただ、前半終了間際に大迫がゴールを決め、後半に向けて望みを繋ぐことができた。

このゴールは、ゴールを決めた大迫よりも、長谷部が良かったね。

ボールを奪ってから素早く反転してドリブルを開始し、
大迫に精度・タイミングともに抜群のスルーパスを通した。

日本代表でキャプテンを務めるようになってから、
献身的なプレーがトレードマークになってしまった感があるけど、
浦和でプレーしていた頃に見せていた、長谷部のクリエイティブな部分が、
久し振りに見れた瞬間やったね。



後半に入って、日本は清武と長谷部に代えて、遠藤と香川を投入。

すると、前線からのプレスがハマりはじめ、
パスも回るようになり、徐々にペースを掴みはじめたね。

ただ、これは日本が良くなったと言うより、
オランダがナイジェル・デ・ヨンクを下げたのが原因だったかなと思う。

前半は、日本が前線からプレスを掛けても、
オランダのDFラインがボールを出しやすいところに、
ナイジェル・デ・ヨンクが顔を出してボールをもらいに来るから、
ことごとくプレスが剥がされてしまっていたからね。

まあ、理由はどうあれ、こうなってくると日本のペース。

後半15分に、遠藤のサイドチェンジを起点にパスワークで右サイドを崩すと、
大迫のポストプレーから本田が決めて、同点に追いつくことに成功した。

俺は、以前から、「本田や柿谷を1トップで起用するぐらいなら、大迫を起用しろ」と
言い続けてきたので、この試合で1G1Aと結果を残してくれたのは、素直に嬉しかった。

これでザッケローニが大迫をもっと信用してくれると良いなと思ってたら、
まさかの柿谷と途中交代。

ここ最近、代表で結果を残せていなくても、
ザッケローニは柿谷に随分と期待してんのやなと思わざるを得なかったね。

そんな期待を寄せてピッチに送り出したのにも関わらず、
あの決定機でのシュートミスを見て、ザッケローニの心境はどうだったんだろうか。



「オランダは本気じゃなかった」とか、あんまりそういう事言うのは好きじゃないから、
W杯優勝候補相手にこの結果は、素直にポジティヴに受け止めていいと思う。

次戦のベルギー戦でも、この試合の後半のような試合を見せて欲しいね。



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2013年11月10日

いざ、万博でのJ2優勝決定へ



ガンバ大阪20京都サンガ


もはや見慣れた光景でもある雨の西京極。

ただ、その西京極のピッチに村上伸次がいるのを見て、
4年前のあの試合を思い出してしまったのは、俺だけだろうか。

「これまで見たガンバの試合の中で、
一番レフェリングが酷かった試合は?」と訊かれたら、
未だに一番最初に思い出してしまうからね。

まあ、この試合では、レフェリングにイライラさせられることもなかったので、
そんな俺の心配は杞憂に終わったから良かったけど。



前節でJ1昇格が決定して気持ちに余裕ができたからか、この日のガンバには、
前節のような運動量や球際の激しさ、シュート意識の高さも見られず、
終始、京都にボールを支配され、攻撃を受ける展開。

ただ、京都も京都で、ボールは支配するものの、前線に起点が無いせいか、
なかなかシュートまで持って行けず、
それほど決定機を多く作れていたわけではなかった。

前節の神戸との対戦では、横谷が前線の起点の役割を担っていた事を考えると、
横谷をガンバ戦には出場させない契約にしたのは、
ウチのフロントにしては珍しくファインプレーだったんじゃないだろうか。

そんな劣勢な試合展開だったにも関わらず、先制したのはガンバ。

左サイドからの藤春のクロスを、GKのオ・スンフンが辛うじて触ってクリアするも、
こぼれ球をペナルティエリアに走り込んだ今野が豪快に叩き込んだね。

この後も、京都に主導権を握られていたけど、この得点があったから、
比較的、余裕をもって守備をすることができたと思う。



後半になって、さらに攻勢を強める京都に対し、
ガンバは自陣から出るのも一苦労というような展開に。

たまに訪れるカウンターのチャンスも、前線で起点となるべき宇佐美が、
簡単にボールを失ったり、オフサイドに引っ掛かったりするもんだから、
なかなか決定機に結び付けられず。

そんな宇佐美は後半25分に佐藤と交代を命じられたけど、
この試合のパフォーマンスを考えると、至極当然の交代だった。

交代で入った佐藤が、ポストプレーで前線に起点を作ったり、
簡単に前にクリアしただけのハイボールも、ちゃんと競り合って、
マイボールにしてくれるから、後ろの負担は格段に軽減されたと思う。

すると、後半41分、カウンターで左サイドを抜け出した大森が、待望の初ゴール。

これまで、どんなお膳立てを受けても、ことごとく外してきた大森やったけど、
さすがにあのドフリーは決めたか。

GKにぶつけてたから、ちょっと危なかったけど
すでにベンチに退いていた宇佐美と抱き合って喜ぶ姿を見て、
微笑ましい気持ちになったね。



2点リードとなったところで、京都のやる気が無くなり、
ガンバが攻勢に出始めたなと思ったところで、タイムアップ。

この勝利でJ2首位をキープ、あと神戸のJ1昇格もアシストする形になったね。

そんな神戸は、今節、アウェイで札幌に敗れたので、
ガンバは次節、万博で山形を降せば、クラブ史上初めて、
ホームで皿を掲げる事ができるね。

まあ、掲げる皿がJ1のものじゃないし、
キャプテンがベルギーに行ってしまって不在なのが不本意やけど、
ホームの観衆の前でJ2優勝を決めて欲しいと思います。



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2013年11月5日

1年でのJ1復帰はガンバ復活の序章にすぎない



ガンバ大阪40ロアッソ熊本


楽天の日本一の話題に隠れながら、ガンバ大阪の1年でのJ1復帰が決定。

ただ、1年でのJ1復帰は、あくまで最低限のノルマとして設定していたものやから、
そこをクリアしただけなので、特別、歓喜のような感情はなかったな。

あるとすれば、悪い夢から目を醒ました時の、あの変な汗が伴った安堵感か。

今季、いや、昨季の開幕戦の頃からだから、ほぼ2年ぐらい、
悪夢を見させられてきたようなもんだったからね。



試合内容については、非の打ちどころの無いぐらいの完璧な内容。

攻守の切り替えの速さ、前線からの守備意識の高さ、
ミドルシュートの意識の高さ、どれを取っても今季一番の内容だったのではないだろうか。

熊本のGKの南の奮闘が無かったら、
倍ぐらい点が入っててもおかしくないような試合展開やった。

どの試合もこれぐらいのテンションで臨めたら、
もっと楽にJ1昇格を決めれたんやろうけど、
長いシーズン、なかなかそういう風にはいかんのやろね。



この日もFW登録で出場した、遠藤のヘディングシュートを皮切りに、
丹羽、宇佐美が決めて、前半で3点リードを奪ったけど、
得点を挙げた選手よりも輝いていたのは二川だったように思う。

遠藤のゴールをアシストしたクロスなんて朝飯前で、
前方を2人のDFに塞がれているのにも関わらず、
ロビングで宇佐美に出したスルーパスなんて、鳥肌が出るレベルだった。

年々、運動量に陰りが見られて、無理はきかなくなってきているけど、
この試合のようなプレーを見せられると、
どれだけユースから活きの良い選手が出てきても、
二川の代わりを務められる選手はいないというのを再認識させられるね。



そんな二川がピッチから退いた後半、
このまま静かに試合終了の笛を聞くだけかなと思っていたサポーターに、
歓喜をもたらしたのは、前節の徳島戦で1年振りに戦列復帰した佐藤晃大やった。

右サイドからのクロスを胸トラップで落とし、右足を振り抜いて決めるという、
いかにも佐藤らしい、タッチ数の少ないゴールで、
この試合の最後に華を添えてくれた。

思えば、苦しかった昨季、リードを奪われ、弱々しく戦うガンバの選手の中でも、
前線に目を向ければ、守備に奔走し、ポストプレーに体を張り、
ハイボールに果敢に競り合う、佐藤の姿があったね。

でも、佐藤は、リーグ優勝を争っていた頃のガンバではプレーしていないから、
サポーターとしては、あまり佐藤と一緒に勝利を喜べていない。

来季は、佐藤にとって、孤軍奮闘していた昨季や、1年に渡るケガとの戦いが、
報われるシーズンになってほしいなと切に願うね。



J1復帰が決定した事で、イ・チュンソンや西川や東口など、
補強の話題が沸いて出てきたけど、
今は、トップでJ2リーグのゴールテープを切ることに集中してほしいね。

今年はもう天皇杯も敗退しているわけやから、体力を温存する理由も無いわけやし、
あと3試合、フルスロットルで試合に臨んで欲しいね。

そうこうしている間にも、補強に関しては、
復帰濃厚な上野山御大がなんとかしてくれるでしょう。



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2013年11月2日

勝負に徹した方がタイトルを獲得した。それだけの話。



柏レイソル10浦和レッズ


東京五輪に向けた改修工事に入るため、
今の国立競技場でナビスコの決勝が開催されるのは、これが最後。

いつもは秋晴れの中で行われることの多いナビスコ決勝やけど、
この日は、ちょっと趣が違って、重たい雲が空を覆い、
時折、しとしとと雨が降る中で行われた試合やった。



浦和も柏も同じフォーメーション、つまりミラーゲームやったわけやけど、
両チームが志向するサッカーは全くの対極。

ボールをポゼッションしながらゴールを目指す浦和と、
低い位置でブロックを作り、カウンター狙いの柏という試合展開になったね。

まあ、ベストメンバーの浦和に対し、
柏は、出場停止やケガ人やらで、5人主力を欠いてたから、
こういう戦い方をせざるをえなかったのかなとも思う。

それにも関わらず、柏が先制するんだからサッカーは面白い。

前半終了間際に、藤田のストレート系のクロスを、工藤が合わせたものやったけど、
柏としては、この日、初めてと言っても良いチャンスを得点に結びつけたね。

工藤は決勝点を挙げただけでなく、守備で槇野と対峙するシーンも多く、
攻守両面で存在感が際立ったね。

ゴールを挙げたのが工藤でなくても、MVPに相応しい活躍やったと思うわ。



1点入ると、後半は、これまで劣勢だった柏の方が、チャンスを多く作った。

前掛かりになる浦和のDFラインの裏を突いて、何度か決定機を迎えたけど、
ここは浦和のGKの山岸の奮闘もあって、得点には結びつかなかったね。

浦和は、後半終了間際に興梠が同点ゴールを挙げたかに見えたけど、
これはオフサイドの判定。

どう見てもオフサイドに見えたけど、線審が旗を挙げてなかったから、
「あれ?ゴール認められたの?」と思ってたら、
柏の選手が抗議して、オフサイドの判定がなされ、これはノーゴールに。

「オフサイドとわかっていたけど、喜んでいたらゴールと認められると思った」とか、
柏木がよく分からんこと言っていたけど、
もうちょっと早く判定を下していれば、これほど揉めることもなかったのに。

Jリーグには、2ステージ制云々の議論をする前に、
審判の質の向上に努めてほしいと思うわ。



タイトルの懸かった試合で、いつも通りに戦った浦和を、
勝負に徹して戦った柏が降した。

今年の元日の天皇杯決勝でも思ったけど、
2011年のリーグ優勝を経験した事で、柏は勝負強くなったね。

ガンバが最後にこの舞台に立ったのは2007年の話。

もう6年も経ったのか・・・来年はこの舞台に帰って来たいね。

まあ、仮にその時が訪れたところで、
試合会場が国立では無いっていうのは残念なところではあるねんけども。