2013年11月5日

1年でのJ1復帰はガンバ復活の序章にすぎない



ガンバ大阪40ロアッソ熊本


楽天の日本一の話題に隠れながら、ガンバ大阪の1年でのJ1復帰が決定。

ただ、1年でのJ1復帰は、あくまで最低限のノルマとして設定していたものやから、
そこをクリアしただけなので、特別、歓喜のような感情はなかったな。

あるとすれば、悪い夢から目を醒ました時の、あの変な汗が伴った安堵感か。

今季、いや、昨季の開幕戦の頃からだから、ほぼ2年ぐらい、
悪夢を見させられてきたようなもんだったからね。



試合内容については、非の打ちどころの無いぐらいの完璧な内容。

攻守の切り替えの速さ、前線からの守備意識の高さ、
ミドルシュートの意識の高さ、どれを取っても今季一番の内容だったのではないだろうか。

熊本のGKの南の奮闘が無かったら、
倍ぐらい点が入っててもおかしくないような試合展開やった。

どの試合もこれぐらいのテンションで臨めたら、
もっと楽にJ1昇格を決めれたんやろうけど、
長いシーズン、なかなかそういう風にはいかんのやろね。



この日もFW登録で出場した、遠藤のヘディングシュートを皮切りに、
丹羽、宇佐美が決めて、前半で3点リードを奪ったけど、
得点を挙げた選手よりも輝いていたのは二川だったように思う。

遠藤のゴールをアシストしたクロスなんて朝飯前で、
前方を2人のDFに塞がれているのにも関わらず、
ロビングで宇佐美に出したスルーパスなんて、鳥肌が出るレベルだった。

年々、運動量に陰りが見られて、無理はきかなくなってきているけど、
この試合のようなプレーを見せられると、
どれだけユースから活きの良い選手が出てきても、
二川の代わりを務められる選手はいないというのを再認識させられるね。



そんな二川がピッチから退いた後半、
このまま静かに試合終了の笛を聞くだけかなと思っていたサポーターに、
歓喜をもたらしたのは、前節の徳島戦で1年振りに戦列復帰した佐藤晃大やった。

右サイドからのクロスを胸トラップで落とし、右足を振り抜いて決めるという、
いかにも佐藤らしい、タッチ数の少ないゴールで、
この試合の最後に華を添えてくれた。

思えば、苦しかった昨季、リードを奪われ、弱々しく戦うガンバの選手の中でも、
前線に目を向ければ、守備に奔走し、ポストプレーに体を張り、
ハイボールに果敢に競り合う、佐藤の姿があったね。

でも、佐藤は、リーグ優勝を争っていた頃のガンバではプレーしていないから、
サポーターとしては、あまり佐藤と一緒に勝利を喜べていない。

来季は、佐藤にとって、孤軍奮闘していた昨季や、1年に渡るケガとの戦いが、
報われるシーズンになってほしいなと切に願うね。



J1復帰が決定した事で、イ・チュンソンや西川や東口など、
補強の話題が沸いて出てきたけど、
今は、トップでJ2リーグのゴールテープを切ることに集中してほしいね。

今年はもう天皇杯も敗退しているわけやから、体力を温存する理由も無いわけやし、
あと3試合、フルスロットルで試合に臨んで欲しいね。

そうこうしている間にも、補強に関しては、
復帰濃厚な上野山御大がなんとかしてくれるでしょう。



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