2013年11月17日

J2とはいえタイトルを獲るってのは気分が良いものですな。



ガンバ大阪32モンテディオ山形


前半にいくつもあった決定的なチャンスを半分でも決めてれば、
前半で試合を終わらせる事もできたのにね。

それを決めないで、山形に反撃を許し、
最後まで昇格プレーオフへの望みを持たせてあげるなんて、
相変わらずガンバはお人好しやわ。

守備の建て直しを至上命題に掲げたシーズンのホーム最終戦が、
こんなんでいいのかと思わなくもないけど、
J2とはいえ、クラブ史上初となる万博で優勝を決めた試合が、
いかにもガンバらしいスコアで良かったなという気持ちの方が強いかな。



試合の立ち上がりは、昇格プレーオフ進出に向けて後が無い山形の圧力を、
真正面から受けてしまって、危ない場面を作られたけど、
藤春の突破からひとつチャンスを作ると、そこから落ち着く事ができたね。

すると、前半14分。

後ろから単純に前に蹴り出したボールに対し、
佐藤が競り合うもこれに触れる事ができず。

ただ、このボールがそのまま前に抜け通り、宇佐美がボールを拾うと、
そのままDFをぶっちぎってファーへ蹴り込んで先制。

シュートも巧かったけど、
あの、一度、前に大きく蹴りだしたコントロールで勝負ありって感じやったね。

これで試合の主導権は握ったかに思えたけど、
CKから萬代にニアで合わされてすぐに同点に追いつかれてしまった。

ニアポストに立っていたガンバの選手が誰だったかわからなかったけど、
あれはクリアできるボールだったんじゃないかなと思うね。

ルーカスがニアポストに立っていた時は、
ニアにくるボールをほとんど跳ね返してくれてたから、
この形で失点する事はまずなかったんやけど。

まあ、今季で引退する他のチームの選手の事を言ってもしょうがないか。

同点に追いつかれてしまったガンバやったけど、
藤春のクロスを山形のDFがオウンゴールして、
すぐさま、勝ち越し点を奪うことに成功。

後ろに佐藤がいたから、DFとしては触らざるを得ない状況やったけど、
この試合での佐藤の外しっぷりを見ると、
別に触らなくても佐藤にゴールを許さなかった気もする。

特に、右サイドの二川から出た、
R-18指定の超エロエロパスを佐藤が外してしまった時は、
思わず頭を抱えてしまったわ。



後半に入ると、お互いにチャンスが作れず、
中だるみ状態に入り、凡戦になってしまった。

ただ、この閉塞感を打ち破ったのは、やはり宇佐美だった。

ペナルティエリアの前で二川のフィードを受けると、
軽快なステップでDFを左右に揺さぶり、左足で地を這う強烈なミドル。

これがポストを跳ねてゴールマウスに吸い込まれ、
2点のリードをもたらすことに成功したね。

こうなってくると、後は落ち着いて試合をクローズするだけなんやけど、
ここからよもやの反撃を許すことになったね。

そのきっかけとなったのが、佐藤に代えてロチャを投入した事だと思う。

この試合の佐藤は、シュートは外しまくっていたけど、
相変わらず守備面での貢献度は高かったし、ポストプレーも頑張っていた。

それがロチャに代わったことで、前からのディフェンスが機能しなくなって、
押し込まれる展開になってしまったね。

まあ、あれだけの大ケガをした後やから、無理はさせられないのはわかるけど、
それやったら、もうちょっと早めに武井を投入して、
守備の運動量を補充しておけば、終盤にあれだけばたつくこともなかったと思うわ。



萬代にこぼれ球を押し込まれて、再び1点リードに迫られたものの、
なんとか逃げ切ってJ2優勝を決定。

J2のタイトルを獲ったところで、別にうかれるような事もないと思ってたけど、
試合後に藤春が泣いている姿を見ていると、徐々に達成感が湧いてきたね。

J2優勝でJ1昇格して当たり前という周囲の声の中、
ピッチでプレーする選手達には、昨年の残留争いとはまた違った、
プレッシャーが課されていたんだなとしみじみ思ったね。

とは言え、まだJ2での戦いは終わったわけじゃありません。

次節、最終節の群馬でザスパクサツに勝利し、
すっきりとJ2の舞台に別れを告げて欲しいと思います。



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