2013年7月28日

お隣の選手の2ゴールの活躍でお隣の国に恥をかかせる



日本21韓国


この大会の優勝にどれだけの価値があるのかよくわからんけど、
ザッケローニ政権下で、ほぼ固定メンバーで戦ってきた中で、
新しい戦力を試すという位置付けで臨んだ大会を、
優勝と言う結果で終える事ができたのは、非常にポジティヴなものだったと思う。

今のフル代表は、早い段階でチームを完成させた事で、頭打ち感があるので、
この大会で結果を残したメンバーが、来年のブラジルW杯のメンバーに食い込んで、
現在の代表メンバーに良い刺激を与えて欲しいね。



1-1のドローでも優勝が決まる日本に対し、
優勝の為に2点差以上の勝利が必要な韓国は、
前半から必然的に前に人数を割いて、早い段階での先制点を狙っていたね。

そんな韓国に押し込まれる展開が続いたけど、
栗原をはじめ、DF陣が集中して対応したおかげで、
そこまで危ないピンチというのは無かったと思う。

韓国の攻撃に耐えつつ、虎視眈々とカウンターのチャンスを狙っていた日本は、
青山のロングボール一発に柿谷が反応し、
DFラインの裏へ抜け出すと、GKへ向かって単騎突撃。

中国戦では似たような場面で外してしまったけど、
今回は落ち着いてGKの逆を取り、先制点を奪う事に成功したね。

このまま1点リードで前半を終えたかったところやけど、
ユン・イルロクにミドルシュートから同点ゴールを許し、試合は振り出しに。

シュート自体が見事やったけど、
寄せに行けた選手が2人そろって下がってしまったのがまずかったかな。



後半に入っても試合は韓国ペース。

これを見たザッケローニは、槇野を徳永と交代して右SBに入れ、
右SBを務めていた駒野を左SBにシフトさせたね。

勝ち越し点を奪うために攻撃的なカードを切るのかなと思ってたから、
地味な交代やなと思ってしまったけど、この交代が功を奏し、
前半、散々やられていた左サイドの守備が安定するだけでなく、
右サイドの攻撃も活性化し、サイドのバランスが非常に良くなったね。

ただ、後半25分ぐらいから、韓国がパワープレー気味に前線に放り込んできたことで、
DFラインを下げられてしまい、間延びした中盤でプレスがかからなくなり、
再度、押し込まれる展開に。

韓国の選手のラフな球際の影響もあったけど、
高萩や原口が簡単にボールを失ってたのが、
後ろの選手にさらに負担をかけてるように見えたね。

このまま1-1で試合が終わったら御の字かなと思ってたら、
後半ロスタイムに原口が左サイドをドリブルで突破してシュート。

このこぼれ球を柿谷が押し込んで、土壇場で勝ち越しに成功したね。

まあ、セレッソの選手やからあんまり褒めたくないのが本音なんやけど、
あの場面で、あそこにいるあたり、持ってる選手やなと思わせる。

もしかしたら、南アフリカW杯での本田のような位置付けの選手になるかもしれへんね。



いくらプライオリティの低い大会とは言えども、
日韓戦というだけあって、韓国の選手だけでなく、日本の選手の集中力も高く、
先の2試合と比べても緊張感のあって面白い試合やったね。

来月、宮城でウルグアイ戦があるけど、招集メンバーに、
この大会で結果を残したメンバーが何人入るかが楽しみやね。



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雨天コールドっていうのがサッカーにもあればよかったのに



味スタ行ってきました。


ガンバ大阪33東京ヴェルディ


土曜日開催と言う事もあってか、関西からの遠征組の人も多く、
去年のFC東京戦よりも客が入ってるんじゃないだろうかと思わせた、
味スタのアウェイゴール裏。

東京の調布市にあるスタジアムを、
関西に本拠地を置くチームがホームさながらの雰囲気に変えてたね。

その、アウェイゴール裏からの期待を背に、
ガンバがヴェルディを圧倒・・・と、いきたかったけれど、
そんなに上手く事は運ばず、ヴェルディの組織的な前線からのプレスに屈し、
なかなかボールを前に運べない。

それどころか、CKの流れから刀根に決められ、
あっさりと先制を許してしまったね。

一発殴られてスイッチが入るかなと思ったけど、
悪い流れは止まらず、岩下が相手GKとの接触で負傷して交代。

このスクランブルな状況で、健太さんはビハインドと言う状況も考慮してか、
ロチャを投入し、宇佐美をトップ下、遠藤をボランチ、今野をCBにといった具合に、
選手の配置を縦に動かしてきたね。

しかし、前半は岡崎や宇佐美が惜しいシーンを作ったものの、
結局、ゴールを割る事ができず、1点ビハインドのままハーフタイムへ。



ただ、このハーフタイムの間に天候は一変。

前半は湿度と気温の両方が高くて、蒸し暑いコンディションやったけど、
一気に気温が下がって、ピッチに霧が立ち込め、
強風が吹き荒れるという、コンディションに変貌。

そんな中、始まった後半は、ガンバペースで試合が進んだものの、
前掛かりになったところをカウンターで裏を突かれ、2点目を献上。

ジュビロ時代から、何度も相手を陥れていた、西のフリーランニングに、
完全に丹羽がついていけてなかったね。

今月になってから、丹羽はこういう軽い対応が目に付くから、
もう一度、西野をスタメンに復帰させて、
危機感を与えなきゃいけないんじゃないだろうか。



しかし、ここからガンバが反撃開始。

大森の右サイドからのクロスをロチャが中央で合わせて1点を返す。

ロチャは前半途中に投入されるも、連携不足からか、
攻撃にも守備にも空気で、ピッチに漂っている感じやったけど、
この得点で気分が乗って来たのか、屈強なフィジカルを生かして、
前線で体を張ってボールを収めたり、守備でもプレスバックを頑張ってたね。

ガンバのブラジル人FWで、こういうボックス内で勝負するタイプって、
マグロン以来じゃないだろうか。

今までいなかったタイプだけに、これから良い攻撃のアクセントになればいいなと思う。



1点返した直後に、健太さんはパウリーニョを投入し、
バランスを崩して同点を狙いにいったね。

ちょっと時間帯的に早いんじゃないかとも思ったけど、これが的中。

宇佐美のスルーパスに抜け出したパウリーニョが豪快に同点ゴールを決め、
試合を振り出しに戻した。

こうなってくるとガンバが一方的に殴り続ける展開。

ハーフウェアライン付近までDFラインを上げて、
完全にヴェルディを自陣に押し込んだね。

そして、宇佐美がゴール前で得たファウルを遠藤が直接FKで決め、
ついに2点差をひっくり返す事に成功した。

最近、遠藤のプレースキックの精度が残念な感じだったので、
はっきり言ってあんまり期待してなかったんやけど、
このシーンに関しては、GKの佐藤との駆け引きに勝って、
完全に逆を突いたことが功を奏したね。



試合をひっくり返した後も、ガンバのペースが続いて、
このまま試合を終わらせればと思ったけど、
あまりにも雨と雷が酷くなったために、後半34分に中断するという、
前代未聞のアクシデント発生。


去年のGWのNACK5での大宮戦みたいに、
雷でキックオフ時間が遅れたっていうのはあったけど、
試合が中断するのは、俺のサポーター人生で初やわ。

いつぞやの鹿島と川崎の試合みたいに、
中止して後日再開って言う風にするのかなと思ったら、50分後に再開。

ところが、いくら雷が止んでサッカーが出来るようになったところで、
もう味スタのピッチはサッカーが出来る状態じゃなかった。

この状況は、どうやらヴェルディにとって恵みの雨となったようで、
ガンバの選手達が、水を大量に含んでボールの転がらないピッチに悪戦苦闘する中、
ヴェルディの選手達は、開き直ってパワープレーを敢行。

なんとか跳ね返していたガンバのDF陣やけど、
後半ロスタイムに加地が痛恨のクリアミスを犯し、同点弾を献上。

このまま同点で試合を終える事になったね。


あの、中断期間が無かったら・・・と思ってしまう試合やったけど、
それを差し引いても、7月の5試合で11失点は多すぎる。

それがガンバだと言えなくもないけど、
これまでそんな事を言ってたから、今、ガンバは下のカテゴリーで戦っているわけ。

先月まではちゃんと守れていたんやから、
もう一度、約束事をチーム内で徹底させて、守備の再建を図って欲しい。



次節の対戦相手は岡山。

開幕当初の勢いは無くなってきたとはいえ、
岡山は、神戸にも勝ち越すなど、上位陣に強いイメージがあるし、
現にガンバも万博ではドローに持ち込まれている。

難しい相手ではあるけど、きっちり勝ち点3を挙げて、
7月に落とした分を取り戻して欲しいね。


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2013年7月25日

代表にこういった類のエンターテイナーぶりは期待していないんだが



日本32オーストラリア


保守的なザッケローニの事だから、
中国戦のスタメンから2,3人ぐらいの入れ替えだろうなと思ってたら、
まさかの11人全員取っ替え。

対するオーストラリアも、日本と同じく主力不在ではあるものの、
国内リーグがオフ期間と言う事を利用し、
この大会に向けて2週間の合宿を組んできたという話やし、
先の韓国戦と同じスタメンで日本戦に臨んできたとあって、
チームの完成度で差が出るんじゃないかなと思ってた。

でも、蓋を開けてみると、日本は、高いDFラインをキープし、
前線からの守備も連動して、
ダブルボランチのところでしっかりボールを奪えていたね。

ただ、これは日本の連携面が劇的に改善されたと言うより、
この日のオーストラリアの戦い方が、
日本にとって組み易いものだったからかなと思う。

オーストラリアって、ロングボール攻勢と、
サイドの攻防を捨てて中を固める守備って言うイメージがあるけど、
この日のオーストラリアは、マイボールになっても簡単に前に蹴らず、
パスを繋いで攻めて来てたし、比較的、ワイドに選手を配置してたね。

オジェックは、この東アジア選手権で新たな戦い方を模索してるのかなと思うけど、
日本にしてみれば、ロングボールでDFラインを押し下げられる心配も無いから、
終始、DFラインを高く保つ事ができていたし、
大男達が固めるボックス内でフィジカル勝負を制してゴールを狙う苦労も無かったから、
あの斎藤のゴールが生まれたとも言える。

とは言え、戦術の相性云々を抜きにしても、
ドリブルで中に切れ込んで、シュートフェイントから、
あえて力を抜いたシュートでDFとGKのタイミングを外してサイドネットを射抜いた、
あの斎藤のゴールは秀逸やったと思う。

このシュート以外にも、豊田の落としをスルーして2点目の大迫のゴールに繋げたり、
得点に繋がらなかった場面でも、得意のドリブルで何度も決定機を作っていたから、
今、余程、調子が良いんだろうなっていうのが窺えるわ。

まあ、斎藤のポジションは海外組も含めライバルが多いし、
この好調がずっと続くとも思えんから、
ブラジルW杯のメンバーに選ばれるには相当頑張らんとアカンやろうけど、
諦めずにアピールを続けて欲しいね。



前半はパス重視で攻めて来ていたオーストラリアやったけど、
後半になってから、本来のロングボールを使った攻撃も織り交ぜはじめ、
日本のDFラインをどんどん押し込みはじめたね。

何度か訪れたピンチを、権田の好セーブでなんとか凌いでいたけど、
後半31分、33分に瓦解し、相次いで失点。

勝ち点3ムードが一転、同点に追いつかれるという醜態を演じてしまった。

1失点目は交代で入って来たオーストラリアの選手のマークを確認している間に、
CBの間がスッポリと空いて決められた形やったし、
2失点目は鈴木がインターセプトを狙って前に出るも取り切れず、
空いた裏のスペースを突かれると言う、去年のガンバで散々見せられた形やった。

ただ、2失点目の直後に大迫がこの日2点目のゴールを突き刺して、
辛くも勝利を収める事ができたけど、自分達のペースで守れていない時に、
あっさりと失点してしまうのはいただけないなぁと思う。

コンフェデ以来、守備陣に関してはずっとこんな感じやし、
もしかしたら、ザッケローニは、
今の守備陣を立て直すアイデアを持っていないのではと勘繰りたくなるわ。



次戦は韓国戦やね。

最近、あまり調子が良くない韓国やけど、
日本が相手やとさすがに目の色を変えて挑んでくるやろうから、
先の2試合よりも厳しい試合になるやろうね。

個人的には山田大記にもう1回チャンスを与えて欲しいかな。

この試合では、サイドに押し込められてプレーしてたから、
なんか窮屈そうな印象を受けたね。

もっと真ん中でボールを触らせてあげないと、彼本来の良さが出ないと思うわ。



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2013年7月21日

芸の無いカンフーサッカー相手に勝ち点2を落とす



日本33中国


東アジア選手権の中国戦と言えば、
安田理大が中国のGKにカンフーキックをくらった、
あの試合を思い出すねんけども。

そうか、あの試合からもう5年半も経つのか。



まあ、中国のサッカーは5年経っても特に代わり映えもせず、
マイボールになったらボコスカとボールを前に蹴って、
相手ボールになったら、相手選手の足を蹴ってボールを奪うという、
実に荒っぽいもの。

ただ、日本も急造チームという事もあってか、
DFラインをなかなか押し上げられず、中盤が間延びしてプレスもかからなかったし、
前線からの守備も、工藤あたりはすごく頑張ってたけど、
連動した守備と言うよりは、どれも単発な印象を受けてしまった。

そのせいで、中国の単純な放り込みにも、出し所を潰せず、
さらにDFラインもズルズル押し下げられてしまい、
栗原がペナルティエリアでファウルを犯し、PKを献上。

これを決められて、先制を許してしまった。



ただ、前半のうちにセットプレー崩れから、
栗原が自身のPK献上を帳消しにする同点ゴールを決めて、
試合を振り出しに戻す事に成功。

後半からは目に見えて中国の運動量が落ち始め、
日本がボールを持てる時間とスペースが生まれ始めると、
その日本に流れが傾いた時間帯に、
柿谷と工藤が立て続けにゴールを決める事ができたね。

それにしても、柿谷は代表デビュー戦でゴールを決めるあたり、
土曜日の神戸戦の宇佐美と同様に、何か持ってる選手やなと思うね。

まあ、セレッソの選手をあんまり褒めるのは癪に障るから、
あのロングボールに抜け出してGKと1対1になったシーンは、
決めとかなアカンって、敢えて怒っとく。



2点リードを奪い、相手もバテてきているという展開で、
後は上手く試合をコントロールしてクローズできればって感じやったけど、
どこか気持ちに余裕ができて、慢心してしまったのか、
集中力に欠けるプレーが散見されるようになってしまった。

その結果、駒野がPKを献上し、1点差に迫られると、
栗原が治療からピッチに戻る際のポジションの受け渡しが上手くいかず、
同点ゴールまで許してしまうという有様。

まあ、今回の東アジア選手権は、
ブラジルW杯に向けた新戦力発掘がメインテーマで、
勝敗は二の次なんかもしれんけど、
さすがにこれはザッケローニへのアピール云々以前に、
いただけない試合やわ。



次戦の相手はオーストラリア。

中国よりはクリーンに戦ってくれるけど、
ロングボール戦術を主体としてくるチームという基本は同じやから、
DFラインを高めに保ち、連動した前からのプレスで、
ロングボールの出所を上手く潰していきたいね。

選手個人で言えば、終了間際にちょっろとだけ出てきた大迫を、
1トップのポジションで長い時間見たいかな。

シュート精度はアレやけど、ポストプレーなら日本人選手で一番上手いと思うし、
ザッケローニの求める1トップ像に近い選手じゃないかな。

とは言え、保守的なザッケローニの事やから、
この試合のスタメンからあまりいじってこなさそうやし、
期待しないで水曜日の試合を見たいと思います。



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宇佐美貴史、万博への盛大なる帰還



ガンバ大阪32ヴィッセル神戸


2年振りにガンバ復帰し、復帰戦で2ゴールを挙げてガンバを勝利に導く。

サポーターが「こうなって欲しい」と望んでいることを、
本当に実現してしまうあたり、宇佐美貴史は、
そういう星の下に生まれてきた人間なんやなって再認識させられるね。

復帰戦の対戦相手が、
2年前のガンバでのラストゲームと同じ神戸ということもそうやし、
2試合とも同じスコアでガンバが勝っており、
その両方の試合で宇佐美がゴールを決めていると言うこともそう。

まるで、どこかで誰かが書いている脚本通りに、
事が運んでるんじゃないかって思うぐらい出来過ぎているわ。



とはいえ、いきなりCKの流れからポポに先制ゴールを許した時は、
思わず頭を抱えてしまったけどね。

CKを跳ね返したまでは良かったけど、バイタルのケアを誰もしていなかったという、
お粗末な対応やったと思うわ。

ただ、このすぐ後に宇佐美の同点ゴールが飛び出したので、
ビハインドを追いかける苦しい時間帯が長く続かなかったので良かった。

遠藤は自分でも打てたと思うけど、
宇佐美にゴールを決めさせてあげたくて、わざとスルーしたんかな。

そういや、宇佐美のJリーグ初ゴールとなった万博でのFC東京戦のゴールも、
遠藤は自分で打てたのにわざわざ宇佐美にパスを出して、
決めさせてあげてたな。

なんか、このゴールを見て、懐かしい気持ちになったわ。



前半39分には、遠藤のCKを岩下がファーで折り返し、
宇佐美が中で合わせて逆転に成功。

1点リードで前半を折り返すと、
後半9分には、藤春のクロスを遠藤がヘディングで決めて3-1。

遠藤がSBのクロスにDFとGKの間に走り込んで、
頭で合わせてゴールを決めたシーンなんて初めて見たわ。

倉田が故障離脱して、前線と中盤を繋ぐ役割を担う選手がおらず、
千葉戦、北九州戦と前線で閉塞感が漂っていたけど、
この試合では、遠藤が上手くパスを引き出していた印象。

やっぱり、優秀なパスの出し手は、
受け手になってもスペースを見つけるのが上手いんだろうね。

まあ、ある程度機能したとはいえ、
遠藤の本来の居場所がここじゃないのは火を見るよりも明らかなので、
倉田には早期復帰を期待したいところやけども。



この遠藤のゴールの後に、途中出場の田代にゴールを許し、
リードはまたしても1点に。

このゴールのシーンもそうやったけど、ニアに岩下と丹羽が吊られて、
ファーで藤春が田代と競り合う場面が何度かあって、
結局、試合が終わるまでちゃんと修正されなかった感じやったね。

次節以降の対戦相手は、このパターンで得点を狙ってくるかもしれへんから、
次節のヴェルディ戦までに、修正したいところやね。

1点リードに迫られた後は、前線でプレスがきかずに神戸に押し込まれる展開が続き、
最後は形振り構わず、コーナーキープで時間を使って、試合終了。

まあ、そんな苦しい時間帯が続く中で、カウンターで訪れた絶好の得点チャンスを、
阿部がちゃんと決めてくれてたら、
最後はもうちょっと楽に締める事ができたんじゃないかって気はしなくもないが。

この得点機逸だけでなく、この試合の阿部は、守備でも機能してなかったし、
パウリーニョを出した方が良かったんじゃないかって思ってしまった。

とにかく猛省して欲しいね。



ドイツで結果を残せずに日本に帰って来た事で、
宇佐美についてとやかく言う人は多いと思う。

でも、まだ21歳なんやし、もう1回ガンバでやり直して、
這い上がればいいと思う。

宇佐美貴史のガンバ大阪での第2章に大いに期待しています。

あ、あと、この試合で出番が無かったロチャもね。



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2013年7月14日

フクアリで負った傷は一週間では癒えなかったようだ



ガンバ大阪11ギラヴァンツ北九州


前節、千葉に完敗した事を受けて、明らかになった課題をどのように修正し、
20日に控える神戸との首位攻防戦に臨むのかという位置付けの試合のはずが、
蓋を開けてみれば、あまりにも体たらくな試合だった。



試合開始直後からボールを支配し、試合の主導権を握ったのはガンバやったけど、
効果的な縦パスが入らず、後ろで回している時間が長く、
どちらかというと、持たされているという印象に近かったね。

そんな事をしているうちに、
北九州の選手のミドルシュートが藤ヶ谷を強襲し、CKを得ると、
そのCKが直接ガンバのゴールに吸い込まれ、先制点を献上。

・・・と、思いきや、これは藤ヶ谷へのファウルでノーゴールという判定に。

でも、VTRを見ると、藤ヶ谷が足を滑らせて勝手に転んだだけで、
誰のファウルでも無いのは明らかやったから、
北九州の選手は審判にキレてもいいレベルの誤審やったと思うわ。

そんな事があると、今度は逆にガンバにチャンスがあるというもの。

阿部のパスを北九州の選手がスライディングでクリアを試みるも、これをミス。

ルーズボールが岡崎の前にこぼれると、
これを落ち着いて決めて、ガンバが先制する事に成功したね。

二川の代わりに先発出場し、ゴールという結果を残して、
健太さんの期待に応えたかのように見えた岡崎やったけど、
後半、川西の折り返しからの絶好の得点機を空振りでフイにしたプレーで、
評価が相殺された感は否めないね。



1点リードで前半を折り返し、迎えた後半も、
ガンバがボールを持つ時間が長いけど、なかなかチャンスが作れないという、
前半と同じような状況。

スペースを消されて効果的なプレーができなかった平井に代えて川西を投入するも、
さしたる効果は出ず、まだ見ぬロチャへの期待が膨らむ結果になってしまった。

アウェイで対戦した時と同じように、1点リードでなんとか逃げ切れればと思ってたら、
縦パス一発で抜け出した北九州の選手を、藤春が倒してPKを献上。

藤ヶ谷がもうちょっと早めに飛び出してクリアして欲しかったけど、
そんな事ができるはずもなく、かと言ってPKを止められるはずも無く、
成されるがままに同点に追いつかれてしまった。

これを見て、健太さんは二川を投入。

オ・ジェソクのクロスをジャンピングボレーで狙ってクロスバーに当てるという、
惜しいシーンはあったものの、結局、見せ場らしい見せ場はこれぐらいだった。

最後の5分ぐらいは、できもしないパワープレーに終始し、
ホームで20位のチーム相手に勝ち点2を落とす、痛恨の結果になってしまった。



不安定なプレーに終始した藤ヶ谷や、
加地の穴を埋めたとは到底言い難いオ・ジェソクなど、
不満のある選手は何人かいるけど、
個人的に、この試合で一番酷かったのは遠藤やと思う。

軽率なパスミスやトラップミス、セットプレーのキックの精度など、
省エネを通り越して、ほとんどスリープモードでプレーしていた印象やったわ。

6月の代表戦の疲れが残っているのか、
コンフェデで対戦したブラジルやイタリアと、J2のチームのレベルの差に、
モチベーションが上がらないのか、原因は知らないけど、
ガンバのJ1昇格はまだ決定していないので、
もうちょっとやる気を出してプレーしてもらえないでしょうかね。



次戦は、首位ガンバに勝ち点差無しの2位につける神戸を、ホーム迎えての首位攻防戦。

前回の対戦では、アウェイで完敗を喫してしまったので、
万博では何としても勝利を収めたいね。

この試合から、ロチャと宇佐美の出場が可能になるので、
2人のプレーにも期待したいところやね。



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2013年7月8日

得点者だけ見るとガンバが勝ったように見えてしまうのに



フクアリ行ってきました。


あ、間違えた。こっちだった。



関東サポのくせに、何気にフクアリは初だったりする。

ピッチとスタンドの距離が近く、選手のプレーの迫力が間近で体感できるだけでなく、
サポーターの歌声や手拍子の音が屋根に反響して、
スタジアムを包みこむ事で生まれる臨場感は、
日本で一番じゃないかっていうぐらい素晴らしいスタジアムやね。

ガンバが最後にここで千葉と対戦したのは、2009年の開幕戦やったと思うけど、
ちょうどその頃の俺は、卒業を控えた大学4年生。

まだ大阪に住んでいて、4月からの新生活に向けた準備に追われてるところやった。

「フクアリだったら、関東に引っ越せば毎年行けるし」と思ってたら、
その年に千葉が降格したため、結局、行くタイミングを逸してたんよね。

昨年、ガンバがJ2に降格した事で、幸か不幸か、初のフクアリ参戦が叶ったわけやけど、
本音を言えば、J1の試合を見に、この場所を訪れたかったなと思う。


ガンバ大阪03ジェフ千葉


前節の岐阜戦後のブログで、「こういう緊張感の無い大味な試合をした後やと、
フワフワした雰囲気を次の試合まで引き摺ってしまう事が往々にしてある」って、
書いたけど、悪い予感ほど的中してしまうもんやね。

平井、パウリーニョに立て続けに決定機が訪れて、
攻撃面では上手くいっているように見えたけど、
ボールを奪われた後の攻守の切り替えが、目に見えて遅くて、
「これはアカンわ」って思ってしまった。

そんな事を思ってたら、今野がフラッと前に吊りだされ、
ポッカリ空いた裏のスペースで起点を作られると、
藤春の裏へスルーパスを通され、あっさりと先制点を献上。

今野がCBで失格の烙印を押される事になった原因でもある、
簡単に前に吊りだされる悪癖をここでも露呈してしまったね。

後半、内田を投入して今野を2列目に上げたのは、
「そんなに前に行きたいんだったら、2列目やってろ」という、
健太さんの遠回しの嫌味のメッセージに、俺は取れたけどね。



ただ、ガンバ相手に1点リードしたからと言って、低い位置でブロックを作り、
ガンバに前に出させておいて、隙を見てカウンターを狙うなんて考えは、
理想に殉じるタイプの鈴木淳監督に限って無いはず。

現に、1点リードしてからも、DFラインを高く保って全体をコンパクトにし、
強気なプレッシングサッカーを続けてきたからね。

ガンバとして見れば、相手のDFラインの裏に大きなスペースがあるのに、
なぜそこをシンプルに使わずに、パス回しに固執するのかが不可解だった。

ハーフタイムに指示が出たのか、後半になって、
遠藤や二川がDFラインの裏へ、平井やパウリーニョを走らせるパスを出してたけど、
なぜ、これを前半からやらなかったんだと思ってしまったね。

大塚に2点目のゴールを決められた後ぐらいから、
DFラインを下げてプレスを緩めてきていたし、
肝心のパスの出し手である、遠藤と二川がガス欠を起こしてたから、
後半から実施するには、そこまで効果を発揮する作戦では無かったからね。

それにしても、大塚は、ゴールを決めた後の喜びようを見る限りでは、
もうガンバに心は無いのかと思ってしまったけど、
試合後に、ちゃんとゴール裏に挨拶にきてくれたね。

ユースの頃から好きな選手だっただけに、千葉で成功して欲しいなと思うわ。



2点ビハインドの状況では、選手からも追いついてやろうと言う、
気迫が感じられたけど、セットプレーからの山口のゴールで、
息の根を止められてしまった。

相変わらず、あの背筋の伸びたジャンプからのヘディングのモーションは美しいな。

それにしても、大塚にゴールを決められるだけでなく、
これまで、ガンバの窮地を幾度となく救ってきた、
セットプレーからの山口のヘッドまで食らうとは、
我が軍はどれだけ恩返しされたいんだろうか。


次節はホームで北九州と対戦。

さすがにここまでこっぴどく負けたのは、神戸戦以来やろうから、
健太さんも修正のし甲斐があるんじゃないだろうか。

谷澤に右サイドを蹂躙されていた加地が出場停止で、
オ・ジェソクの先発が濃厚やろうから、
そろそろ、ロンドン五輪韓国代表の本領を発揮してほしい。

あと、途中出場で、ドリブル突破で良い動きを見せていた大森にも期待したいところ。

ただ、パウリーニョと同時にピッチに立つと、
見分けがつかなくなるのが難点なんやけどね。



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2013年7月4日

雨中の長良川の饗宴



ガンバ大阪82FC岐阜


健太さんが監督になってから、すっかりと鳴りを潜めていた、
ガンバのバカっぷりが、久々に炸裂。

やっぱりガンバはこうでなくっちゃな。



万博で対戦した時は、内容的には完勝だったものの、
2得点しか挙げれなかったから、数字上はそれほど圧倒できなかった。

そう考えると、この8得点というスコアは驚きの数字ではあるけど、
この日の岐阜は、万博で対戦した時と、随分、戦い方を変えてきたから、
こういう結果になったのも納得できるかな。

万博での対戦の時は、デズモンドを中心に、
5バックでガチガチにゴール前を固めてきたせいで、
なかなかゴール前にスペースを見出せずに苦労したけど、
この日の岐阜は、DFラインを高く保って、アグレッシヴにガンバに挑んできた。

ところが、前線からのプレスが全くと言っていいほど機能していないのに、
DFラインを上げているもんだから、裏のスペースが狙い放題に。

つまり、4月にガンバと対戦した富山と同じような状態になってしまっていた。

この日は、万博で手を焼かされたデズモンドが出場停止だったけど、
この戦い方だと、デズモンドがいてもさして結果は変わらなかったかもしれないね。

ただ、万博で対戦した時と比べて、岐阜にチャンスが多く、
リーグ最少失点のガンバのDF陣(なんか不思議な響きだ)から、
2得点を奪えたのもこの戦い方を採用したからっていうのもあると思う。

少なくとも、この日の岐阜の攻撃意識には好感が持てたわ。



この試合は、前節の徳島戦から中3日という事もあって、
健太さんはスタメンとベンチメンバーを何人か入れ替えてきたね。

まず、わかりやすいところからいくと、
代表に召集されて1ヶ月チームを離れていた、遠藤と今野がスタメン復帰。

今野はハッスルして2得点を決めたけど、
遠藤は途中から黒子に徹して、完全に流してる感じやったね。

次に、前節負傷して、全治8週間と診断された倉田の代わりに、
阿部が入り右サイド、パウリーニョが平井と2トップを組む形になったね。

ただ、この試合の前線の組み合わせだと、サイドに開く選手が誰もおらず、
皆、真ん中でボールを欲しがって、ペナルティエリアが交通渋滞起こしてる場面も、
何度か見受けられたから、そこは修正する必要があるかも。

あと、パウリーニョとの交代で、
またパウリーニョがピッチに入って来たように見えたんだけど、俺の気のせいだろうか。

最後に、初スタメンを飾った、オ・ジェソクやけど、
ちょっとこの試合では実力のほどは計れないかな。

もうちょっと、実力が拮抗している対戦相手との試合で見てみたいところやね。



こういう緊張感の無い大味な試合をした後やと、
フワフワした雰囲気を次の試合まで引き摺ってしまう事が往々にしてあるから、
切り替えが大事になってくるね。

次節のアウェイ千葉戦まで中3日しかないから、なおさらやわ。

千葉戦では、この岐阜戦から上手く切り替えができているかと、
セットプレーから2度の決定機を逸し、DFラインでチョンボを犯して得点を献上した、
西野の髪形がどうなっているかに注目して見たいところやね。



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