2013年7月25日

代表にこういった類のエンターテイナーぶりは期待していないんだが



日本32オーストラリア


保守的なザッケローニの事だから、
中国戦のスタメンから2,3人ぐらいの入れ替えだろうなと思ってたら、
まさかの11人全員取っ替え。

対するオーストラリアも、日本と同じく主力不在ではあるものの、
国内リーグがオフ期間と言う事を利用し、
この大会に向けて2週間の合宿を組んできたという話やし、
先の韓国戦と同じスタメンで日本戦に臨んできたとあって、
チームの完成度で差が出るんじゃないかなと思ってた。

でも、蓋を開けてみると、日本は、高いDFラインをキープし、
前線からの守備も連動して、
ダブルボランチのところでしっかりボールを奪えていたね。

ただ、これは日本の連携面が劇的に改善されたと言うより、
この日のオーストラリアの戦い方が、
日本にとって組み易いものだったからかなと思う。

オーストラリアって、ロングボール攻勢と、
サイドの攻防を捨てて中を固める守備って言うイメージがあるけど、
この日のオーストラリアは、マイボールになっても簡単に前に蹴らず、
パスを繋いで攻めて来てたし、比較的、ワイドに選手を配置してたね。

オジェックは、この東アジア選手権で新たな戦い方を模索してるのかなと思うけど、
日本にしてみれば、ロングボールでDFラインを押し下げられる心配も無いから、
終始、DFラインを高く保つ事ができていたし、
大男達が固めるボックス内でフィジカル勝負を制してゴールを狙う苦労も無かったから、
あの斎藤のゴールが生まれたとも言える。

とは言え、戦術の相性云々を抜きにしても、
ドリブルで中に切れ込んで、シュートフェイントから、
あえて力を抜いたシュートでDFとGKのタイミングを外してサイドネットを射抜いた、
あの斎藤のゴールは秀逸やったと思う。

このシュート以外にも、豊田の落としをスルーして2点目の大迫のゴールに繋げたり、
得点に繋がらなかった場面でも、得意のドリブルで何度も決定機を作っていたから、
今、余程、調子が良いんだろうなっていうのが窺えるわ。

まあ、斎藤のポジションは海外組も含めライバルが多いし、
この好調がずっと続くとも思えんから、
ブラジルW杯のメンバーに選ばれるには相当頑張らんとアカンやろうけど、
諦めずにアピールを続けて欲しいね。



前半はパス重視で攻めて来ていたオーストラリアやったけど、
後半になってから、本来のロングボールを使った攻撃も織り交ぜはじめ、
日本のDFラインをどんどん押し込みはじめたね。

何度か訪れたピンチを、権田の好セーブでなんとか凌いでいたけど、
後半31分、33分に瓦解し、相次いで失点。

勝ち点3ムードが一転、同点に追いつかれるという醜態を演じてしまった。

1失点目は交代で入って来たオーストラリアの選手のマークを確認している間に、
CBの間がスッポリと空いて決められた形やったし、
2失点目は鈴木がインターセプトを狙って前に出るも取り切れず、
空いた裏のスペースを突かれると言う、去年のガンバで散々見せられた形やった。

ただ、2失点目の直後に大迫がこの日2点目のゴールを突き刺して、
辛くも勝利を収める事ができたけど、自分達のペースで守れていない時に、
あっさりと失点してしまうのはいただけないなぁと思う。

コンフェデ以来、守備陣に関してはずっとこんな感じやし、
もしかしたら、ザッケローニは、
今の守備陣を立て直すアイデアを持っていないのではと勘繰りたくなるわ。



次戦は韓国戦やね。

最近、あまり調子が良くない韓国やけど、
日本が相手やとさすがに目の色を変えて挑んでくるやろうから、
先の2試合よりも厳しい試合になるやろうね。

個人的には山田大記にもう1回チャンスを与えて欲しいかな。

この試合では、サイドに押し込められてプレーしてたから、
なんか窮屈そうな印象を受けたね。

もっと真ん中でボールを触らせてあげないと、彼本来の良さが出ないと思うわ。



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