2016年5月30日

鬼門はこれからも鬼門であり続ける



味スタ行ってきました。




ガンバ大阪01FC東京


飛田給から味スタに向かうと、試合が始まる前から気が滅入るので、
西武多磨駅から味スタに向かうというささやかな抵抗を試みたものの、
その程度で伏魔殿・味スタの魔力に抵抗できるわけもなく、
かつてガンバをJ2に葬った死神に決勝ゴールを許し、敢え無く敗戦。

これでリーグ戦のFC東京とのアウェイゲームは15年間勝利無しという、
なんとも不名誉な記録を更新してしまいました。

ところがどういうわけか、
毎年のように飛田給に忌まわしき記憶が増えていくにも関わらず、
アウェイ側の観客動員は年々増えていくという矛盾。

この試合では、アウェイ側だけでチケットは6000枚売れたらしい。

FC東京にしてみれば、味スタでのガンバ戦は、
勝ち点3と観客動員が見込めるとても美味しいカードになっていることだろうね。



ミッドウィークにFC東京がACLを戦っていることを考えると、
日程的にはこちらが有利のはずなんだけど、
相変わらず試合の主導権を握られてしまうガンバ。

それでもカウンターから何度か決定機が訪れていたので、
そこまで悲観するような出来ではなかったかなとは思うけど、
宇佐美のシュートがことごとく枠外へ外れ、ゴールを奪うには至らず。

それにしても、宇佐美のシュートって、一時期はほとんど枠を捉えていたのに、
ここ最近は、ほぼ枠に飛ばなくなっている。

ハリルホジッチがダイエットを強要したせいで筋力が落ちただとか、
サイドでプレーするようになって守備のタスクの負荷が上がり、
アタッキングサードで使う体力が残っていないのか、色々考えられるけど、
なんだかんだ今のガンバは宇佐美がボールを持たないと得点の匂いがしないので、
早急な復調を願いたいところやわ。



ただ、今回、個人としては宇佐美だけに言及したけど、
やはりチーム全体としてちぐはぐな印象は拭えず。

チームを活性化するために行うはずの選手交代が、
なぜかカードを切る度にチームパフォーマンスがトーンダウンしたり、
ビルドアップのミスから献上したファウルから決勝点を許したり。

極めつけは、試合終了間際の米倉の無気力プレーと来れば、
たとえ味スタでFC東京と試合をしてなくても負けてただろうね。

次節は、ホームで湘南戦やけど、
代表のスケジュールの都合で1週間空くので、
そこで上手く軌道修正したいところ。

長谷川健太にこのチームを再浮上させるための策が残っていれば、の話ですが。



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2016年5月29日

同じ街のライバルというあまりにも高い壁



レアルマドリード11アトレティコマドリード
                    PK(


2季前のリスボンでの決勝と同じ顔合わせとなった、
今季のチャンピオンズリーグファイナル。

今季のレアルは、序盤からチームのパフォーマンスが上がらず、
シーズン中に監督がベニテスからジダンに代わるというゴタゴタはあったものの、
シーズン後半には怒涛の連勝でバルサとのリーグ優勝争いに再度名乗り出るなど、
チームパフォーマンスを取り戻した状態でこの試合に臨んだ印象やね。

対するアトレティコは、毎シーズンのように主力を引き抜かれながらも、
名将・シメオネの熱い指導の下でコンスタントに上位に食い込んでいる。

今季は、既に終わった選手とされていたトーレスが、
かつてのパフォーマンスを取り戻しつつあるのが印象的だったね。

そして、個人的には、何と言っても、
ジダンとシメオネという、僕が学生時代に現役選手だった両名が、
監督としてビッグイヤーを懸けて対戦する光景に、
隔世の感を感じずにはいられなかった。



試合は、戦前の予想通り、レアルがボールを支配し、
アトレティコはカウンター狙いという展開。

2季前の決勝も同じような展開で、
アトレティコがCKからゴディンのゴールで先制したけど、
この試合で先制したのはレアル。

クロースのFKをニアでベイルが後ろに逸らしたところに、
セルヒオ・ラモスが詰めた形だった。

この前にも、逆サイドでベイルのFKをカゼミロが合わせる決定機もあったし、
ジダンはこの試合に備えて、セットプレーの練習を入念に行ってきたのが窺えたね。

まあ、アトレティコは球際を激しく来るチームなので、
敵陣でファウルを多くもらえることは計算できるから、
理に適った作戦だなとは思った。



ただ、ジダンが判断を誤ったのは、先制したことで、
アトレティコにボールを持たせてカウンター狙いの戦術に切り替えたこと。

一発勝負の決勝なので、手堅くいきたくなる気持ちはわからんでもないけど、
リードは1点で残り時間が75分もあることを考えると、
勢いのあるうちにもう1点奪いに行くべきだったんじゃないだろうか。

アトレティコはカウンター志向の強いチームではあるけど、
スペインのチームらしくボールを動かす力もあるので、
アトレティコのボール回しに、
レアルの選手たちが必要以上に走らされているように見えたね。

ジダンもそんな状況に鑑みてか、
早めに交代のカードを切ってチームの運動量を確保しようとしたけど、
交代枠を使い切った状況で、カラスコに同点ゴールを許してしまった。

ジダンとしては、カルバハルの負傷で交代カードを使ってしまったのが、
想定外だったのかな。

その後もアトレティコの攻勢が続く状況に、
2年前の決勝で、後半ロスタイムにセルヒオ・ラモスに同点ゴールを許し、
逃げ切り態勢から、再度、攻撃態勢に舵を戻せずに、
延長戦で瓦解したアトレティコを思い出した人も多かったんじゃないだろうか。



ところが、延長に入るとアトレティコも徐々に足が止まりはじめ、
両チームとも全体が間延びしてスペースが増えたけど、
大味な展開になりつつもなんとかDF陣が体を張ってゴールを死守し、
試合はPK戦に突入。

両チームともかなり疲弊していたので、
ナバスとオブラクという両GKのパフォーマンスが勝敗を分けるかなと思ってたら、
意外にも、両チームともキッカーが落ち着いてGKの逆を突いていた。

特に、後半開始早々のPKをクロスバーにぶつけたグリーズマンが、
アトレティコの1人目のキッカーとして登場して、
落ち着いてゴールマウスに沈めた場面では、
グリーズマンのメンタルのタフさを感じずにはいられなかったね。

ただ、アトレティコの4人目のキッカーとして登場したフアンフランが、
シュートをポストにぶつけて外してしまったことで勝負あり。

雰囲気にのまれてしまったのか、蹴り急いだように見えたけど、
カラスコの同点ゴールをアシストしたクロスに象徴されるように、
この試合でのフアンフランの活躍は目を瞠るものがあったので、
誰も彼を責めることはできないだろう。

ジダンとしては、自分のチョンボを帳消しにしてくれた、
クロスバーとゴールポストに感謝しなくてはいけないね。



今季のビッグイヤーも、収まるところに収まったなという感じ。

それだけ、今の欧州サッカーでは、レアルとバルサという、
スペインの2強が頭一つ抜けている感は否めない。

ただ、チャンピオンズリーグでは、
レベルの高い試合を見たいというのはもちろんのことやけど、
今季のプレミアリーグで優勝を飾ったレスターのように、
欧州の舞台でも下剋上を起こしてくれるクラブが現れることにも期待したいね。















2016年5月22日

勝利の喜びを増幅させるなら因縁も悪くないのかもしれない



ガンバ大阪31サンフレッチェ広島


磐田に勝利してホームでの連敗をストップしたとはいえ、
まだ本調子とは言い難いチームパフォーマンスだったので、
さすがにアウェイの広島では厳しい試合を強いられるだろうなと思っていたら、
拍子抜けの快勝。

広島としては森﨑和幸のリーグ400試合出場を勝利で飾りたかったことやろうけど、
今まで他クラブの数々の記念試合をクラッシュしてきたガンバが、
そんな空気を読めるはずがないだろう。

まあ、前半で試合を終わらせることもできたのに、
宇佐美とパトリックが決定機を逸し続けてみすみすフイにしたことや、
試合終了間際にくだらないミスから1点返されたりと、
ツメの甘さは見られたけど、この連勝は今後のリーグ戦に於いて、
ポジティヴな要素になることは間違いないやろね。



この試合のスタメンは、累積警告で出場停止の井手口に代わり倉田が入っただけで、
残りは前節の磐田戦と同じ顔ぶれ。

今でこそ2列目のポジションが板についた倉田やけど、
トップチームに上がったばかりの頃は、ボランチのポジションで、
遠藤の後継者と呼ばれていたこともあったっけな。

あの頃は、その大きすぎる期待に応えられずに千葉に去っていった倉田だったけど、
キャリアを積み上げていく中で、遠藤とは異なる自分のやり方で、
ボランチのポジションを勤め上げた倉田の姿を見ていると、
感慨深いものがある。

井手口と同じく、人に食いつきすぎる傾向はあるけど、
後半に入って広島に押される時間帯が長くなってきた中で、
あのドリブルシュートからの2点目は値千金だったね。



昨季のこのカードでは、清水航平という、
ガンバサポにとって新たなブーイングスターの登場が、
いろんな意味で試合を盛り上げてくれたけど、
この試合でも彼は期待に応えてくれたね。

またこの件に関して岩下が色々言われているけど、
真剣勝負の舞台でお互いに興奮状態にある中で、
こういった揉め事が起こるのは避けられない。

ましてや、このカードに関しては昨季から積みあがった因縁により、
お互いに敏感になっている感は否めないので、
他のカードに比べ、ちょっとしたことで揉め事が起こりやすい状況にあると思う。

揉め事自体が良いことかと言われるとそうではないんやろうけど、
感情を表に出さずに淡々と試合をされるよりも、
たまにはこういった感情がぶつかり合う場面もあった方が、
ショー的な意味合いでも面白いんじゃないだろうか。

まあ、昨季の岩下のエルボーはやりすぎだとしても、
この試合で起きたことぐらいなら許容範囲内だと思いますがね。



次節はアウェイでFC東京戦。

連勝して良い流れで来ているところで、
ガンバにとっての大魔境である味スタに行かなければならないのは、
非常に気が重いけど、FC東京はミッドウィークにACLを戦っているので、
コンディション面では有利だと思う。

ただ、ガンバが敗退したACLで勝ち残っていて、
さらに、ガンバがホームとアウェイで2敗を喫した上海上港相手に、
ホームで勝利を収めた今のFC東京に対しては、
コンプレックス丸出しである。

そのコンプレックスを次節の戦いへのエネルギーに変えて、
今季こそ鬼門を突破したいものですな。




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2016年5月14日

鬼門のホームで2ヶ月ぶりに勝利



ガンバ大阪21ジュビロ磐田


宇佐美とパトリックとアデミウソンの3人同時期用なんて、
マリノスと上海上港相手にホームで連敗したことで、
すっかり諦めたものだと思っていたけど、
ここ最近、攻撃の迫力に欠ける試合が続いたせいか、
ここに来て、遠藤をトップ下で起用する形で再度採用。

今のガンバの問題って、攻撃力の高い個人を、
前線に並べるだけで解決するようにも思えなかったので、
正直、試合前は期待薄だったのだけど、良い意味で裏切られたね。

最近の試合では、マイボールになってもどういう風に攻めたいのかが見えなかったけど、
この試合では、パトリックが何度もオフサイドを取られていたように、
シンプルに裏を狙うという攻撃の意図が、チーム全体で共有されているように見えた。

上記の3人+遠藤という前線では、守備のタスクは期待できないので、
諸刃の刃という見方もできるけど、
この試合ではポジティヴな結果をチームにもたらしてくれたね。



ただ、結果的に勝利して安堵しているけど、東口のミスで先制を許した時は、
またホームで負けるんじゃないかというネガティヴなイメージしか沸かなかった。

そんなイメージを払拭したのは前半終了間際のアデミウソンのゴールだったね。

前半のうちにタイスコアに戻すことができたという意味で、
とても大きいゴールだったけど、技術的なところでも、
宇佐美のパスを受けた後のワンタッチ目は、
何度も巻き戻しをして見たくなるほど素晴らしかったね。

まだまだ安易なボールロストも多くて、
被カウンターの起点になっている感の否めないアデミウソンやけど、
やはりこういうのを見ると、技術力の高さを再認識させられる。

アデミウソンを生かすには、
遠藤と宇佐美とのパス交換から生まれたこのゴールの場面のように、
全体がコンパクトな距離感を保って、
選手同士が近い距離でプレーしているほうが良いのかなと思うけど、
ドン引きカウンターの長谷川健太サッカーでは難しいところがある。

アデミウソンのためにチーム全体の戦い方を変えるとも思えないし、
アデミウソンには頑張って慣れてもらうしかないんだろうか。



後半に入ると、遠藤が勝ち越しゴール。

前半にあったGKとの1対1の場面は八田に止められてしまったけど、
さすがに2回目の1対1はしっかり決めてきたね。

右隅に蹴り込んだシュートも然ることながら、
いつも冷静な遠藤にしては珍しく、ゴールを決めた後、
ゴール裏を煽るようなパフォーマンスを見せたのにも驚かされた。

そういや、アデミウソンもゴール後にアウェイゴール裏に投げキスを送るという、
皮肉たっぷりのセレブレーションをやっていたな。

そう考えると、この日の2得点はどちらもゴールパフォーマンスが印象的だったね。



ACLラウンド16に備えて金曜日開催にしたのに、
情けないことにそのラウンド16に進出できなくて、
ただの平日の試合になってしまったこの試合。

ところが、どういうわけか次節の対戦相手の広島も、
ウチと同じ状況のようで。

昨季、清水航平というガンバサポの新たなブーイングスターの登場により、
一気に険悪感の増したこのカード。

遠藤の「巻き返します!」という力強い言葉を信じて、
広島から勝ち点3を持ち帰ることを期待しています。



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2016年5月10日

ホームでもアウェイでも勝てないなんて、一体どこで勝つつもりなんでしょう?



新潟行ってきました。




ガンバ大阪00アルビレックス新潟


負けたわけでもないのに、試合後にアウェイゴール裏に挨拶に来た選手たちに向かって、
こんなにブーイングしたのはいつ振りだろうか。

岩下がDFラインに戻って、
若干、後方でのボール回しがスムーズになったように見えたけど、
それだけでチーム全体のパフォーマンスが変わるほど、
今のガンバの問題の根は浅くないってことだね。

まあ、例え試合に勝てなくても、「勝ちたい!」という気持ちが見えれば、
まだ救いはあったのだろうけど、遠藤が倉田との交代でピッチを退く時、
勝っているわけでもないのに、ピッチサイドにゆっくり歩いて向かった姿からは、
そんな気持ちは到底、感じられなかった。

ただでさえも自分自身のピッチの上でのパフォーマンスが冴えないのに、
キャプテンという役割を担っている人間が、
チーム全体の士気を下げるようなことはしないでほしい。



そんなガンバが勝ち点を拾えたのは、
ひとえに新潟のFW陣の決定力不足に助けられたのが大きい。

特に、平松という選手は、ガンバのCBか見まがうほど、
東口の前で見事なクリアを連発していたね。

そういや、昨季、新潟と対戦した時も、
山崎亮平が決定機を何度も外してくれたので非常に助かった記憶がある。

今、ガンバはチーム状態が非常に悪いので、
2人には10月の吹田スタジアムの試合でも同様の活躍を期待したいね。


閉塞感が漂う今のガンバで、期待ができそうな選手といえば、
なかなかゴールが奪えないものの、
良い動き出しでボールを引き出そうとしている呉屋か、
先日のメルボルン戦で健在ぶりを見せた二川ぐらいなんだけど、
2人とも今回の遠征には帯同せず。

今回の呉屋と二川のケース以外にも、
今季の長谷川健太の用兵には首をかしげたくなることが多いけど、
だからと言って下手に解任したら痛い目に遭うっていうのは、
4年前に嫌と言うほど味わっているので、
一概に監督代えろと言えないのももどかしいところではあるんよね。

まあ、大量失点して負けたり、試合終了間際の失点で勝ち点を落としたりという、
降格しそうなチームの試合はやってないだけ不幸中の幸いか。

正直、今季はJ1残留が現実的な目標かなという感じはしてきたけど、
応援する以上、少しでも上の順位でフィニッシュしてほしいというのは本望なので、
金曜日の磐田戦では意地でもホームでの連敗をストップしてほしいと思います。



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2016年5月4日

消化試合に負けただけなんて虚しくなることは言いたくない



ガンバ大阪12メルボルン・ヴィクトリー


5年前のゴールデンウィークはメルボルンまで遠征した僕ですが、
今季はおとなしく日本で観戦。

僕が遠征したときは、サザンクロス駅の近くの、
エティハドスタジアムが試合会場だったけど、
今季の会場はレスタンギュラースタジアムという場所だった。

メルボルンはテニスの全豪オープンや、F1のオーストラリアGPが開催されるなど、
スポーツの街というイメージが強いから、
それほど広くない街のいたるところにスポーツ施設があったのが印象に残っているね。



既にACLはグループステージ敗退が決まっているので、長谷川健太が、
主力として定義した選手たちは今回の遠征には帯同させずに臨んだこの試合。

先日の川崎戦後のブログで、
「出場機会が限られている選手たちの奮起に期待」と書いたけど、
クラブ史上初の決勝トーナメント進出が懸かるメルボルンと、
消化試合モードのガンバとでは、モチベーションに大きな差があったように見受けられた。

特に、初瀬がロングボールの処理を誤って喫した失点の場面で、
マイボールにできるかどうかわからないのにも関わらず、
メルボルンの選手たちが一気呵成に前線に駆け上がってきたのを見て、
この試合に懸けるテンションの高さを感じたね。

相手のプレスに怯んで自陣で安易なロストを繰り返し、
軽率なハンドでPKを献上するガンバの選手たちのそれとは雲泥の差だったわ。



ただ、前半の戦いぶりはどうしようもなかったけど、
後半に入って、選手交代のカードを切る毎に徐々に持ち直していったように見えた。

まあ、内田と大森が明らかにブレーキになっていたので、
この2人を代えたことで良くなったという見方もできるけど、
交代選手が良い動きをしたのは、ポジティヴな要素ではあるね。

特に、今季、トップチームで初お目見えだった二川の健在ぶりに、
気分が高揚したガンバサポは僕だけじゃなっただろう。

スルーパスの名手である二川と、裏のスペースへボールを引き出すのが上手い呉屋は、
相性が良さそうに思えるので、もうちょっと長い時間見たかったね。



J2降格を喫した2012年シーズンのACLですら1勝しているのに、
優勝を期して臨んだ今季のACLは、なんと未勝利で終えることになりました。

悔しいけど、終わってしまったことはどうしようもないので、
またACLのステージに帰ってきて、この屈辱を晴らしてほしいと思います。

そのための第一歩として、次の日曜日の新潟戦やね。

今回の遠征に帯同しなかった選手が中心になると思うので、
水曜日の試合から中3日の新潟とはコンディション面では分があるはず。

国内タイトルを獲りに行くぞという気持ちが見える試合を期待したいね。



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2016年5月1日

勝て勝て勝て勝て勝て勝て勝て勝てホームやぞ!



初めて吹田スタジアムに行ってきました。




吹田スタジアムの魅力は、既にたくさんのメディアや、
ブログ等で取り上げられているので、今更、僕が改めて書くこともないのですが、
以前に僕が訪れた、サッカーの本場と言われる、
プレミアリーグやブンデスリーガのスタジアムと、
同じ雰囲気を感じられるスタジアムがそこにあった。

今でこそ、吹田スタジアムが特別な場所のように評されることが多いけど、
吹田スタジアムと同じようなサッカー専用スタジアムが日本各地に出来れば、
日本のサッカー文化がもっと国民の生活に根差したものになるのではないかという、
楽しい想像も広がるね。


ガンバ大阪01川崎フロンターレ


以前のこのカードなら、ロースコアで終わることなんてありえなかったので、
ガンバサポの永遠のブーイングスターである大久保にゴールを許し、
先制点を献上しても、そこまで悲観はしなかったけど、
今のガンバには得点の匂いが全然しないので先制されるとかなり苦しい。

この試合の2トップは宇佐美とパトリックだったけど、
DFラインが高い川崎相手に、パトリックをぶつけるのは理に適っていると思う。

この試合でも、何度かパトリックが裏に抜けてボールを受ける場面はあったけど、
ディフェンスに寄せられると簡単にボールを失ってしまい、
シュートまで持ち込めなかった。

まあ、パトリックの足元の下手さは今に始まったことじゃないけど、
今季は、テクニックの乏しさに加え、
イライラして自分をコントロールできない場面が目立つ。

なんだかんだ今までパトリックを擁護してきた僕ですが、
ここ最近のパフォーマンスを見る限り、
起用するのは控えたほうが良いと言わざるを得ないね。

代役として一番期待できそうなのは呉屋だけど、
この試合でもGKとの1対1でポストに嫌われてしまうなど、相変わらず持ってないし、
かと言って、長沢だと強豪相手では苦しいのは実証済み。

さらに、アデミウソンはこの試合でもベンチ外と来れば、
今季の補強は前線の人員過多という評価は何だったんだと思ってしまうね。



あと、気になるところで言えば、この試合でダイヤモンド型の中盤を採用したこと。

広島や甲府、前節の福岡など、3バックのチームに対して採用することはあったけど、
4バックのチーム相手にこの布陣を敷いたのは、
長谷川健太が監督になってから初めてじゃないだろうか。

ただ、4バックのチーム相手にこれをやると、
相手のSBがオーバーラップしてきた時に誰が見るのかが難しい。

本来なら、宇佐美とパトリックが下がってチェックに行くのが正なのかと思うけど、
この試合では、登里と車屋がオーバーラップしてきた時は阿部と倉田が見ていた。

ただ、この守り方だと、中にいる憲剛と大島のどっちかが、必然的に空いてしまって、
ピッチの中央の危険な位置で前を向いてボールを持たれてしまう。

失点の場面も、倉田が外に引っ張られて中に空いたスペースで起点を作られているしね。

遠藤の守備の負担を減らすためにこの布陣を採用したのかなと思うけど、
その遠藤も攻撃で違いを作れていたとは言い難い。

ガンバがボールを支配できる対戦相手(どこだろうw?)の時は、
相手が4バックでもダイヤモンド型の中盤を採用するのはアリだと思うけど、
川崎のようなボールを握って戦うチーム相手に、
この布陣はやめておいたほうがよかったね。


スタジアムの雰囲気に魅了されていたのは、
試合が始まってから10分ぐらいまでだっただろうか。

ゲーム機と同じで、いくらハードが良くても、
ソフトの質が悪ければ、その魅力は発揮されない。

この試合は、ゴールデンウィーク初日ということで3万3千人という観客を集めたけど、
メインスタンドに見られた空席に、選手たちが危機感を覚えてくれることを願う。

次節はアウェイで新潟戦だけど、
その前に消化試合になってしまった、ACLのメルボルン戦があるね。

正直、この試合を、消化試合という位置付けにはしたくなかったけど、
これまで出場機会に乏しい選手が起用されるかと思うので、
現在のチームに漂う閉塞感を打破できる選手が、
「我こそは!」と出てきてほしいものやね。


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