2016年5月14日

鬼門のホームで2ヶ月ぶりに勝利



ガンバ大阪21ジュビロ磐田


宇佐美とパトリックとアデミウソンの3人同時期用なんて、
マリノスと上海上港相手にホームで連敗したことで、
すっかり諦めたものだと思っていたけど、
ここ最近、攻撃の迫力に欠ける試合が続いたせいか、
ここに来て、遠藤をトップ下で起用する形で再度採用。

今のガンバの問題って、攻撃力の高い個人を、
前線に並べるだけで解決するようにも思えなかったので、
正直、試合前は期待薄だったのだけど、良い意味で裏切られたね。

最近の試合では、マイボールになってもどういう風に攻めたいのかが見えなかったけど、
この試合では、パトリックが何度もオフサイドを取られていたように、
シンプルに裏を狙うという攻撃の意図が、チーム全体で共有されているように見えた。

上記の3人+遠藤という前線では、守備のタスクは期待できないので、
諸刃の刃という見方もできるけど、
この試合ではポジティヴな結果をチームにもたらしてくれたね。



ただ、結果的に勝利して安堵しているけど、東口のミスで先制を許した時は、
またホームで負けるんじゃないかというネガティヴなイメージしか沸かなかった。

そんなイメージを払拭したのは前半終了間際のアデミウソンのゴールだったね。

前半のうちにタイスコアに戻すことができたという意味で、
とても大きいゴールだったけど、技術的なところでも、
宇佐美のパスを受けた後のワンタッチ目は、
何度も巻き戻しをして見たくなるほど素晴らしかったね。

まだまだ安易なボールロストも多くて、
被カウンターの起点になっている感の否めないアデミウソンやけど、
やはりこういうのを見ると、技術力の高さを再認識させられる。

アデミウソンを生かすには、
遠藤と宇佐美とのパス交換から生まれたこのゴールの場面のように、
全体がコンパクトな距離感を保って、
選手同士が近い距離でプレーしているほうが良いのかなと思うけど、
ドン引きカウンターの長谷川健太サッカーでは難しいところがある。

アデミウソンのためにチーム全体の戦い方を変えるとも思えないし、
アデミウソンには頑張って慣れてもらうしかないんだろうか。



後半に入ると、遠藤が勝ち越しゴール。

前半にあったGKとの1対1の場面は八田に止められてしまったけど、
さすがに2回目の1対1はしっかり決めてきたね。

右隅に蹴り込んだシュートも然ることながら、
いつも冷静な遠藤にしては珍しく、ゴールを決めた後、
ゴール裏を煽るようなパフォーマンスを見せたのにも驚かされた。

そういや、アデミウソンもゴール後にアウェイゴール裏に投げキスを送るという、
皮肉たっぷりのセレブレーションをやっていたな。

そう考えると、この日の2得点はどちらもゴールパフォーマンスが印象的だったね。



ACLラウンド16に備えて金曜日開催にしたのに、
情けないことにそのラウンド16に進出できなくて、
ただの平日の試合になってしまったこの試合。

ところが、どういうわけか次節の対戦相手の広島も、
ウチと同じ状況のようで。

昨季、清水航平というガンバサポの新たなブーイングスターの登場により、
一気に険悪感の増したこのカード。

遠藤の「巻き返します!」という力強い言葉を信じて、
広島から勝ち点3を持ち帰ることを期待しています。



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