2016年5月22日

勝利の喜びを増幅させるなら因縁も悪くないのかもしれない



ガンバ大阪31サンフレッチェ広島


磐田に勝利してホームでの連敗をストップしたとはいえ、
まだ本調子とは言い難いチームパフォーマンスだったので、
さすがにアウェイの広島では厳しい試合を強いられるだろうなと思っていたら、
拍子抜けの快勝。

広島としては森﨑和幸のリーグ400試合出場を勝利で飾りたかったことやろうけど、
今まで他クラブの数々の記念試合をクラッシュしてきたガンバが、
そんな空気を読めるはずがないだろう。

まあ、前半で試合を終わらせることもできたのに、
宇佐美とパトリックが決定機を逸し続けてみすみすフイにしたことや、
試合終了間際にくだらないミスから1点返されたりと、
ツメの甘さは見られたけど、この連勝は今後のリーグ戦に於いて、
ポジティヴな要素になることは間違いないやろね。



この試合のスタメンは、累積警告で出場停止の井手口に代わり倉田が入っただけで、
残りは前節の磐田戦と同じ顔ぶれ。

今でこそ2列目のポジションが板についた倉田やけど、
トップチームに上がったばかりの頃は、ボランチのポジションで、
遠藤の後継者と呼ばれていたこともあったっけな。

あの頃は、その大きすぎる期待に応えられずに千葉に去っていった倉田だったけど、
キャリアを積み上げていく中で、遠藤とは異なる自分のやり方で、
ボランチのポジションを勤め上げた倉田の姿を見ていると、
感慨深いものがある。

井手口と同じく、人に食いつきすぎる傾向はあるけど、
後半に入って広島に押される時間帯が長くなってきた中で、
あのドリブルシュートからの2点目は値千金だったね。



昨季のこのカードでは、清水航平という、
ガンバサポにとって新たなブーイングスターの登場が、
いろんな意味で試合を盛り上げてくれたけど、
この試合でも彼は期待に応えてくれたね。

またこの件に関して岩下が色々言われているけど、
真剣勝負の舞台でお互いに興奮状態にある中で、
こういった揉め事が起こるのは避けられない。

ましてや、このカードに関しては昨季から積みあがった因縁により、
お互いに敏感になっている感は否めないので、
他のカードに比べ、ちょっとしたことで揉め事が起こりやすい状況にあると思う。

揉め事自体が良いことかと言われるとそうではないんやろうけど、
感情を表に出さずに淡々と試合をされるよりも、
たまにはこういった感情がぶつかり合う場面もあった方が、
ショー的な意味合いでも面白いんじゃないだろうか。

まあ、昨季の岩下のエルボーはやりすぎだとしても、
この試合で起きたことぐらいなら許容範囲内だと思いますがね。



次節はアウェイでFC東京戦。

連勝して良い流れで来ているところで、
ガンバにとっての大魔境である味スタに行かなければならないのは、
非常に気が重いけど、FC東京はミッドウィークにACLを戦っているので、
コンディション面では有利だと思う。

ただ、ガンバが敗退したACLで勝ち残っていて、
さらに、ガンバがホームとアウェイで2敗を喫した上海上港相手に、
ホームで勝利を収めた今のFC東京に対しては、
コンプレックス丸出しである。

そのコンプレックスを次節の戦いへのエネルギーに変えて、
今季こそ鬼門を突破したいものですな。




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