2012年3月27日

ガンバに必要な物は勝ち点と言う名の聖水か



昨日、監督交代って言うビッグニュースがあったせいで、今さら感はあるけど、
磐田戦の感想をまだ書いてなかったので、書こうと思います。


ガンバ大阪12ジュビロ磐田


アデレード戦の敗戦後に、スタメンの変更を示唆したにも関わらず、
ケガの明神を二川と入れ替えただけというスタメンを見て、
この試合もダメっぽいなと思ってたら、その通りになってしまった。

しかも、前田がシーズン初ゴールを挙げた相手は、
5年連続でJ2に降格しているという、不名誉なジンクスまで背負う羽目に。

FFで言えば、今のガンバは、前田から「死の宣告」を受けて、
あと31ターンで戦闘不能(=J2)になってしまう状態か。

FFやったら聖水を使ったら治るけど、サッカーでこの状態異常を治すには、
勝ち点を積み重ねるしか方法は無いからね。

課題は山積してるけど、松波新監督には頑張ってもらわなな。



攻撃に関しては、前半開始早々のサイドネットを揺らしたスンヨルのシュートや、
CKからの今野のヘディング、ラフィーニャの胸トラップからのボレーなどを見て、
ちょっと良くなったかなと思ったけど、
しばらくするとここ数試合のガンバに戻ってしまった。

一番、攻撃に迫力があったのが、試合終盤のパワープレーだったっていうのが、
今のガンバを象徴している気がしたね。

まあ、途中出場で良い動きを見せ、この試合のガンバの唯一の得点を挙げた、
倉田の活躍が光明やったかな。



守備に関しては、セットプレーから失点しなかったのは良かったけど、
中澤のセルフジャッジで突破を許し、先制点を献上したシーンは、
あまりにも軽率なプレーやったし、2失点目の前田のPKに繋がる藤ヶ谷のファウルは、
上手くいってないチームによくありがちな不運。

でも、藤ヶ谷は、試合終了間際の前田との1対1で見せたスーパーセーブを、
なぜこのPKのシーンで発揮できへんのか。

活躍するシーン間違ってるやろ。



次節はビッグスワンで新潟戦です。

新潟と言えば平井がいるけど、彼の存在を気にしていられるほど、
今のガンバには余裕はありません。

まあ、あちらさんも開幕3連敗してるから、
状況は似たようなもんなんかもしれへんけどね。

土曜日は新潟でガンバの今シーズンが開幕するのを見届けたいと思います。




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2012年3月26日

やっぱり松波正信は途中投入がよく似合う



1日経ったことやし、気を取り直して磐田戦の感想でも書こうかなと思ってたら、
セホーン解任の一報が…


ガンバ大阪 コーチングスタッフの解任ならびに新コーチングスタッフ体制の発表ならびに強化本部長の辞任について


連携の取れない前線と中盤、セットプレーのディフェンス、効果を発揮しない選手交代、
チームに貢献しているとは言い難いブラジル人選手の優遇などなど。

負け続けている原因はたくさんあるはずなのに、
それを「気持ちの問題」という精神論で片付けてしまっているあたり、
今の現場には、この状況を修正する策は無かったんじゃないかな。

昨日の磐田戦で、キックオフの笛が吹かれた後に、
中澤が前に大きくボールを蹴り出すのを見て、もう選手は自分達の力で、
ガンバを去年までの姿にしようとしてるのかなと思った。

結果が伴っていないうえ、これだけ求心力も薄れてしまっては、
解任もやむなしといったところやろうね。



ただ、セホーンの解任は十分に予想できたけど、セホーンをクビにしても、
山本が強化部長の椅子にのうのうと居座っている姿は想像できただけに、
山本も一緒に辞めてくれたのは本当に良かった。

まあ、セホーンとかに払う違約金を考えても、今回ガンバに与えた損失は大きいから、
セホーンを連れてきた山本の責任問題は避けられなかったやろうな。

ミネイロやゼ・カルロスみたいなのしか補強できない事が示すように、
海外でのコネクションは弱いんやから、変にブラジルから監督を連れてこようとせず、
国内で調達したら良かったのにね。

でも、新しく強化部長になった梶居は、山本の部下やったから、
これでフロントが良くなるとも思えんのやけど…



そして、セホーンの後にガンバのベンチに座るのは、
我らが“ミスター・ガンバ”、松波正信です。

この状況で監督を引き受けるのは無茶ぶり以外の何物でもないけど、
遠藤が「8時30分の男」と称したように、後半30分から投入されて、
何度もチームを救った姿を、今度は監督として見せて欲しいなと思う。

まあ、今の状況をシーズンで例えるなら、後半30分どころか、
前半5分でセホーンがアキレス腱断裂したせいで、
アップもせずにピッチに送り出された状態に近いけど、
それでも松波ならゴールを決めて、ガンバを勝利に導いてくれると信じて、
松波のチャントを歌いたいと思います。



♪オ・オ・オ・オオ・オ・オ・オ、松波! 松波!!
オ・オ・オ・オオ・オ・オ・オ、松波ゴ~ル~!!♪




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強豪・柏ユース相手に勝ち点1をもぎとる



磐田戦の感想を書こうと思ったんやけど、
あんな試合を見た後やとあんまり気乗りしないから、
後回しにして、ユースの試合の感想を書こうかなと思う。

土曜日に引き続き、横浜に遠征してきているガンバユースの試合を見に、
マリノスタウンに行ってきました。


話には聞いてたけど、ホンマにみなとみらいのど真ん中に練習場があるんやな。
そりやぁ、赤字なはずやわ。


ガンバ大阪11柏レイソル


新横浜で桐蔭学園を4-0とフルボッコにしてた柏ユースが相手やったから、
試合前から厳しい試合になるんとちゃうかなと思ってたんよね。

まあ、その予想に違わず、自陣に押し込まれる時間帯が続いて、
寸前のところで失点せずに粘っている感じやったけど、
後半の早い時間帯にシュートのこぼれ球を押し込まれ、先制点を献上。

その後も、柏ユースに攻め込まれる展開が続いて、
このままワンサイドゲームになってしまうんかなと思ってたら、
よくわからんPKを貰い、これを福田が決めて同点に追い付いた。

同点になって目が覚めたのか、俄然ガンバユースが攻勢に出るも、
逆転となるゴールは奪えず、1-1で試合終了。

後半の終盤に、徳永と坪井に絶好の得点チャンスがあっただけに、
そこを決めておきたかったところやったね。



この試合で個人的に印象に残った選手は坪井かな。

土曜日の前橋育英戦でゴールを決めてたけど、
あの、ひたすら相手DFラインの裏を狙おうとする動きは、
かつて大塚と名コンビを組んだブルーノを思い出させるね。

この2試合、スタメンは出岡のワントップに薮内がシャドーみたいな感じやったけど、
ターゲットマンの出岡と、裏を狙う坪井の横並びの2トップでスタートしても、
面白いんちゃうかなと思ったね。

あと、ガンバの選手じゃないけど、柏の秋野も良い選手やと思った。

ボール奪取、ビルドアップ、チャンスメイクと、
「一人で何役やるねん」って突っ込みたくなるぐらいの八面六臂の活躍ぶり。

しかも、セットプレーの際には左足で精度の高いボールを蹴るし、
すべてにおいてレベルの高い選手やなと思ったね。

将来が楽しみやわ。



月曜日も火曜日もユースの試合があるけど、残念ながら仕事で行けません。

でも、この2日間ユースの試合を見て、改めて面白いなと思ったから、
また機会を見つけて見に行きたいね。

さて、磐田戦の感想はどうしようかな…




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2012年3月24日

久し振りに”ガンバらしい”サッカーを見た



今日は、しんよこフットボールパークにガンバユースの試合を見に行ってきました。


ガンバ大阪12前橋育英


「最後にユースの試合見たのっていつ以来やろ?」と思って調べたら、
なんと3年前のゴールデンウィークに長居第二で見た、セレッソ戦以来!

大阪に住んでいた頃は、まだ宇佐美がユースにいたこともあって、
ちょくちょくユースの試合を見に行ってたんやけど、
横浜に引っ越してからすっかりご無沙汰になってしまってた。

そのせいで、今のガンバユースにどんな選手がいるのかわからず、
2012年のガンバ大阪オフィシャルイヤーブックの、
ガンバユースのページを見ながらの観戦やった。



ここ最近、トップチームの成績があまりにも振るわないもんやから、
ユースでもいいからガンバが勝つところを見たいなと思ってたんやけど、
結果は試合終了間際の失点で負けてしまった。

でも、ロングボールを使わずにDFラインからビルドアップしたり、
強引に持ち込まずに綺麗に崩すことにこだわるガンバユースの選手を見て、
トップチームの試合でこういう攻撃を久しく見てないなと思った。

おまけに、高い位置でボールを奪われて、
大きく左右に揺さぶられて失点するという悪癖も含め、
ガンバらしさの詰まった試合をしていたと思う。

負けたのは残念やったけど、俺の中ではすごく見応えのある試合やったわ。



選手で印象に残ったのは、徳永と本屋敷。

徳永は年代別の代表に選ばれてるだけあって、名前は聞いた事あったんやけど、
実際に見て、やっぱりガンバユースの中では一番上手いなと思ったね。

具体的に言うと、前を塞がれていても、ちょんちょんと細かくボールを動かすことで、
相手選手を動かしてパスコースを作ったり、CBから後ろ向きでボールを貰った時、
ワンタッチで簡単に前を向けるあたりかな。

ちょっと淡々とプレーしすぎかなとも思ったけど、
トップに昇格してくるんやったから彼やろうね。

本屋敷は、CBとして、もうちょっと上背が欲しいなと思ったけど、
あの球際のしぶとさと大声でのコーチングは目を引くものがある。

この選手の事は、今日の試合を見るまで知らんかったんやけど、
ガンバユースって淡々とプレーしてる感じの選手が多いから、
こういう、闘志を表に出すタイプの選手って、ガンバユースでは珍しいよね。

そういう意味では、すごく印象に残った選手やったわ。



ここ数年のガンバユースの成績が示すように、
ユース年代で向かうところ敵無し状態だった時代は、
もう遠い過去の事なんかもしれへん。

でも、やってるサッカーといい、選手のキャラクターといい、
ガンバユースの魅力ってずっと変わらないなと思ったね。

そういうわけで、明日のマリノスタウンでの試合も見に行こうと思います。



あ、最後に☆GAMBA_YOUTH_タオマフ計画☆のちかこさん、
今日はありがとうございました。



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2012年3月20日

アデレード遠征は劇薬にはならなかった



ガンバ大阪02アデレード・ユナイテッド


2008年11月12日。

わざわざ説明する必要も無いと思うけど、
この日は、ガンバがアデレードのハインド・マーシュで、
アデレード・ユナイテッドを2-0で降して、アジアチャンピオンの称号を手にした日やね。

誇らしげにトロフィーを天に掲げる山口の姿は、
今でも鮮明に思い出せるわ。

それから、約3年半後の2012年3月20日。

再びアデレードに降り立ったガンバは、前回この地を訪れたチームとは、
全く別のチームじゃないかと錯覚するような情けないパフォーマンスに終始し、
かつて2-0で降したアデレード相手に手も足も出ず負けてしまった。

「どうしてこうなった」って思ってるのは、ガンバサポだけじゃなく、
もしかしたらアデレードのサポーターの中にもいるかもしれへんね。

例えば、CWCや去年のメルボルンで、
バレーのユニフォームを着てガンバのゴール裏に現れた、
アデレードサポーターの兄ちゃんとか…



試合の方は、開始10分でTVを見るのをやめようかと思ってしまうぐらい、
無様な試合やった。

この日も、ダービーの時と同じく、ラフィーニャとスンヨルの2トップやったけど、
2人とも前線でポジションをとっているだけ。

どちらかが引いてボールを受けようとすれば、
どちらかが裏を狙うというような動きはほとんど無く、
さらに守備もロクにしないときたから、2トップと言うより、
ただ前にいる2人って言った方が良かったのかもしれない。

そして、こんな前線にボールを入れられるわけも無いから、
必然的に後ろでのボール回しが増え、
我慢できなくなって苦し紛れに前線にボールを放り込み、
奪われてカウンターをくらうの繰り返し。

じゃあ、前線の選手の組み合わせを変えればいいんじゃないかとも言えるけど、
今のガンバは選手個人個人が思いのままにプレーしてて、
チームとしてやりたいプレーが共有できていないように見える。

例えば、ボールが来る前に走りだすシーンより、
ボールが来てから反応するっていうシーンの方が多いこととか

だから、交代選手が入っても、
その選手をどう使うかって言う意識がチームで統一されてないから、
効果的な選手交代にならないんじゃないかなと思う。

とは言え、今のガンバが抱えている問題って、どこか1ヶ所を修正すれば…
っていうレベルの問題じゃないから、
この状況からどうやって立て直すのか、正直イメージが沸けへん。

まあ、30年の指導歴のあるブラジル人監督なら、
素人が思いつかないような妙手はあるんでしょうなぁ。



これでガンバはACLのグループステージで2連敗となり、
ラウンド16への進出はかなり厳しくなりました。

さらに、リーグ戦も合わせて、公式戦4連敗ということで、
どうにもネガティヴ思考になってしまうけど、まだシーズンは始まったばかりやし、
選手もサポーターもすぐに切り替えて、次の試合に臨まなあかんね。



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2012年3月18日

屈辱にまみれた雨上がりの長居



長居行ってきました。


ガンバ大阪12セレッソ大阪


選手の「勝ちたい」っていう気持ちはすごく伝わってきた。

ACL浦項戦、前節の神戸戦と続く、負の連鎖から来る危機感と、
ダービーという重要な試合であることが、ガンバの選手の気持ちを奮い立たせ、
これまでになかった、球際のファイトと、献身的な運動量を生んでたんやと思う。

そのせいか、試合内容に関してはここ3試合で一番良かったように思えたしね。

ただ、その選手達の気持ちが、チームを機能させるまでに至ったかと問われると話は別。

セホーンがダメと、32試合残した段階で決めつけるのは早すぎると思うけど、
ダービーが単なる34分の1で無い事も事実。

試合終了後のセホーンの会見で、記者から去就に関する質問が出たみたいやけど、
この試合の後やとそれもやむなしといった感じかな。



この試合では、ここ最近のセットプレーでの失点の多さから、
CKの際に前線に3人残すのをやめて、エリア内での人数を増やしたけど、
それでもセットプレーから何度も危ないシーンを迎えていたから、
根本的な解決にはなってなかったように思う。

また、相変わらず交代策が機能しないのも問題。

機能してなかったスンヨルに代えて、倉田を投入したのはまだわかるけど、
パウリーニョとポジションを入れ替えずに、そのままトップの位置に入ったのは、
結局どういう狙いがあったのかわからんかったし、周りの選手も、
倉田の活かし方に困っている印象やった。

阿部に関しても状況判断が悪く、不用意にボールをキープして奪われ、
体をぶつけられて、情けなく後ろに転んでる印象しか無いわ。

正直、この2試合を見る限りでは、二川と交代で入るほど、
実力のある選手やとは思われへんね。

最後の交代カードとして、佐藤を投入したけど、
彼を投入する狙いとして、前線での高さと強さを活かそうということやと思うんよね。

でも、佐藤がペナルティエリアで何度も手を挙げてボールを呼んでるのに、
誰もそこにボールを入れようとしないもんやから、
本当にベンチの狙いがピッチにいる選手に伝わってるのか疑問やったわ。


去年のACLラウンド16で、万博に「セレッソ大阪!」のコールがこだまするという、
悪夢のような光景を見せられてから10カ月。

もうあんな思いはしたくないって思ったはずやのに、
1年も経たないうちに、同じような屈辱を味わうことになってしまった。

でも、そんな屈辱の敗戦からアデレードに飛び、
中2日でACLのアウェイゲームを戦わないといけないという、強行スケジュール。

あんまりポジティヴなイメージは沸けへんけど、
今から4年前、公式戦10戦勝ち無しの状態で挑んだシリア遠征で勝ち点3を獲り、
復調のきっかけになったことがあった。

今回のアデレード遠征が悩めるガンバにとっての、
“劇薬”になってくれることを祈るばかりです。



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2012年3月14日

ロンドン行きのチケットが手に入った




日本20バーレーン


試合を振り返る前に、まずはロンドン五輪出場を決めた、
若き日本代表の選手達に「おめでとう」と声を掛けてあげたいね。

この世代は、U-20のW杯に出られなかったし、
一般的に知名度のある選手も少ないから、
これまで五輪出場権を懸けて戦った歴代の代表チームと比べて、
注目度が低かったのは否めない。

でも、このバーレーン戦の勝利で出場権を得た、念願の五輪の舞台で、
これまでの悔しい思いを晴らすような活躍をして、
世間の目を自分達に向けさせて欲しいなと思う。



試合の方は、前半から日本がボールを支配し、試合の主導権を握っていた。

原口のヘディングシュートなど、惜しいシーンはあったけど、
毎度の事ながら、この関塚さんのチームは、どうにも攻撃のリズムが単調で、
バーレーンの守備陣が日本の攻撃に慣れ始めると、
日本が攻めあぐねる時間が続いたね。

この試合では、大迫が出場停止だった影響で、大津が1トップに入ってたけど、
適正なポジションで無いことは、素人目にも明らか。

おそらく、大津が中盤に下がった時、空いた前線のスペースに、
原口、東、清武の2列目が飛び込んでくるイメージやったんやろうけど、
そんな高度な連携を、急造の前線の布陣でこなせるわけもなく、
思うようにバーレーンの守備陣を崩すことができてなかったね。

まあ、前半の見所を強いて挙げるとすれば、4か月前の日本との対戦で、
危なっかしいキャッチングを連発していたバーレーンのGKが、
この試合では、人が変わったように安定していた事。

この、4か月、頑張って練習したんやろうなぁ…



前半があまりにしょーもない試合やったせいか、
ハーフタイムを挟んで後半開始の笛が吹かれても、
俺の意識はどこかまどろんでる部分があったんやけど、
そんな時に、千葉県沖で地震が発生。

元日以来の大きな地震やったから、
驚いて、すっかり目が覚めてしまった。

ただ、この地震で目が覚めたのは俺だけじゃ無かったようで、
後半10分に、左サイドからの原口のパスを、
扇原が利き足とは逆の右足でゴールネットを揺らして先制点を奪取。

そして、その4分後に、左サイドからの東のクロスが、逆サイドに流れたところに、
走り込んだ清武が豪快に蹴り込んで2点目。

それまでの凡戦ムードはどこへやら、
あっという間に五輪の出場権を手中に収めてしまいました。



その後も、追加点を奪えるチャンスはあったものの、スコアはこのまま動かず、
2-0で勝利し、日本がロンドン五輪の出場権を獲得。

アウェイでシリアに敗れて、グループ2位になった時は、
「大丈夫かな」と思ったけど、そのシリアがバーレーンに負けたこともあって、
終わってみれば、結構あっさりと出場権を獲得できた感じやったね。

でも、これまでの戦いぶりを見る限りでは、本大会で結果を残すのは難しいと思うし、
オーバーエージも絡んでくるやろうから、予選でいくら頑張ったところで、
本大会の出場メンバーに入れるとも限らない。

このサバイバルに勝ち残れるように、そして、自身の能力の向上のために、
本大会までの残された時間を、有効に使って欲しいなと思います。



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2012年3月10日

相手が浦項じゃなくて神戸だったから2点取れただけの話



ガンバ大阪23ヴィッセル神戸


火曜日のACL浦項戦の大敗を受けて、
あまりテンションが上がらずに迎えた、2012年シーズンのリーグ開幕戦。

相手は、昨年まで共に戦った、橋本や高木が所属する神戸やったけど、
彼らの存在にセンチメンタルな気分になっていられるほど、
今のガンバに余裕は無いっていうのが正直なところ。

ただ、そんな状況でも、神戸のスタメンに連なった名前を見て、
鹿島から加入した野沢の存在を不気味に感じたのは、俺だけじゃなかったはず。

これまでガンバが鹿島と対戦した際、
幾度もガンバのゴールマウスを破ってきた野沢のセットプレーが、
今年から神戸の武器になったからね。

さらに、ガンバは、以前所属していた選手に恩返しゴールを許すという悪癖もあり、
野沢のセットプレーから橋本に決められた神戸の2点目は、
今までガンバサポが味わってきた2つの無念が、見事に重なった形やったね。

でも、さすがに2試合で6失点のうち4失点がセットプレーからやから、
野沢云々じゃなくて、ガンバのセットプレーの守備に根本的な問題があると思うけど…



ACLの浦項戦でほとんど得点の匂いがしなかった攻撃陣は、
キックオフ直後に、ラフィーニャの飛び出し→二川のボレーという、
一連の良い流れに、淡い期待を抱かせてくれたけど、
その後は、浦項戦からさして大きな変化は無し。

まあ、局面ごとに見れば、浦項戦より良いシーンは多かったけど、
それは相手が浦項じゃなくて神戸だからできてた話で、
ガンバが良かったという風には見れないと思う。

結果的に、パウリーニョとラフィーニャが1点ずつ決めたものの、
パウリーニョのミドルはいいシュートやったけど、
「シュートを打ってください」と言わんばかりに、
近藤の寄せがあまりにも雑やったから、決めれただけの話。

ラフィーニャのゴールは、パワープレーからで、
コンビネーションからゴールに迫るシーンはほとんど無かったしね。

それに、交代枠も効果的に使ってると思えない。

二川、佐々木を下げて、イ・スンヨルと佐藤を投入したけど、
前線と中盤を繋ぐリンクマンが不在になって、
結局、阿部を投入するぐらいやったら、二川を代える意図がわからないね。

なんか、前半31分のラフィーニャのイエローカードが、
サポーターのフラストレーションを代弁してるようで虚しかったわ。



来週は、絶対に負けられない大阪ダービーです!

もちろん参戦する予定やけど、ここ2試合を見る限り、
期待できないっていうのは正直なところ。

でも、ダービーは、それまでのチームの調子云々とか、
主力の○○がいないからとか言うエクスキューズは抜きにして、絶対に勝たなアカン試合。

それは、ブラジル人のセホーンや呂比須だったら、日本人よりよくわかってるはず。

もう、昨年のACLラウンド16のような屈辱を味わうのは勘弁やから、
敵地・長居でセレッソに勝って、ガンバの意地を見せてくれ!




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2012年3月6日

船出からいきなり座礁した新生ガンバ



ガンバ大阪03浦項スティーラーズ


今季初戦やし、相手も2009年のACL王者の浦項ということもあって、
難しい試合にはなるだろうなと思ってたけど、
ここまで酷い試合を見せられると、正直失望やな。

ぐうの音も出ないとは、正にこのことやね。



でも、失点するまではそこまで悪くなかったと思う。

遠藤→ラフィーニャのラインで良い形を作れてたんやけど、
2回ともラフィーニャが右足でシュートを打たず、
利き足の左に持ち替えてしまったために、決定機をフイにしてしまった。

ラフィーニャは、昨季、右足でシュートを打てないっていうのがバレてから、
ゴール量産のペースが落ちたけど、今季もそれが改善されないようでは、
かなり苦しいシーズンになると思うな。

その、ラフィーニャの2度目の決定機逸の直後に、
西野ガンバ時代からのお馴染みの失点パターン、
左サイドを崩される形でゴールを許し、1点ビハインドに。

まあ、1失点目は百歩譲ってしょうがないとしても、2失点目の藤ヶ谷の、
パンチングで弾いたボールが相手選手にぶつかってゴールってなんやねん。

キャッチするなりなんなり、もうちょっとなんとかしてほしかったわ。



前半で2点ビハインドを背負ったガンバは、
後半開始から武井に代えてイ・スンヨルを投入。

さらに、パウリーニョに代えて佐藤を投入したけど、
どちらも効果的な選手交代にはならなかった。

まあ、これはスンヨルや佐藤が悪いって言うか、むしろチーム全体の問題やと思う。

特に、前線の組み合わせを変えた後半は、
前線の選手にボールを引き出すような動き出しが無く、
縦にボールが入らず、必然的に横パス・バックパスが増えていた。

そして、そんな事をしているうちに、浦項の前線からのプレス網に掛かり、
自陣でのパスミスからカウンターをくらうの繰り返しやったね。

まさに3失点目はその形からやった。

まあ、この失点は今野のミスとも取れるけど、
前線の選手の動き出しの無さが招いた失点とも言えるんじゃないかな。



セホーン体制になって初の公式戦ということで期待が大きかっただけに、
この結果に関しては裏切られた気持ちが強いね。

それに、ACLのGLはまだ5試合残ってるけど、
ホームで負けたうえに、得失点差-3は、挽回するにはなかなかしんどい数字やね。

このままやと、土曜日のリーグ開幕戦に向けて不安もあるけど、
この大敗を受けて、選手が目を覚ましてくれることを祈りましょう。




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2012年3月3日

柏の勝利が蹴春到来を告げる



蹴春到来を告げるゼロックススーパーカップ。

ガンバが最後にゼロックスに出場したのは、まだ2年前の話やけど、
もう随分前のことのように感じるなぁ。

来年、このピッチに戻って来れるように、今年はタイトルを獲得して欲しいね。


柏レイソル21FC東京


試合は前半から、右サイドでキレのある動きを見せる石川を起点に、
FC東京がボールを支配し、柏ゴールに攻め込んでたね。

ただ、柏は、人数を掛けて相手のサイド攻撃を無理に封じようとはせず、
サイドはある程度破られても、中央をしっかりと固める感じで守ってたね。

FC東京は、前半の最初らへんこそ、
石川や新加入のアーリアがシュートを打つシーンがあったけど、
この柏の守備戦術が徐々にハマってくると、
思うようにチャンスが作れなくなってしまった。

そして、そこで飛び出した、試合の流れを変えるジョルジ・ワグネルの一撃。

FC東京のボールの失い方も良くなかったけど、
あの距離からゴール右隅へのコントロールされたミドルシュートは圧巻の一言やったわ。



ジョルジ・ワグネルのゴールで試合の主導権を握った柏は、
勢いをそのままに前半終了間際のPKで2点目を奪うわけやけど、
このPKに繋がった森重のファウルは、ちょっと厳しかったかなと思う。

まあ、VTRを見たら、森重が北嶋をふっ飛ばしてるように見えるけど、
自陣PA内でボールが高く上がった場合、DFは競った相手を倒すことよりも、
ボールをクリアする方に必死になると思うから、あれは故意じゃないと思うな。

前に同じようなシーンがあって、審判に注意されたのに、
また同じことをやったんなら、ファウルを取られても異論は無いけど、
1回目でいきなり笛を吹くのは厳しいかなと思う。

まあでも、森重にはラフなイメージがあるから、
そこが西村さんの判定にマイナスに作用したのかもしれへんね。



後半に入っても、しばらく柏のペースが続いたけど、
FC東京が選手交代で流れを引き戻したね。

まずは石川に代えて、こちらも新加入の渡辺を投入し、アーリアを2列目に下げた。

この日のFC東京はルーカスとアーリアの2トップでスタートしたけど、
どちらも中盤と絡みたがるタイプの選手やから、
柏のDFラインの裏を突く選手がいなくて、せっかくボールを繋いで攻めても、
柏のボランチとDFラインの間で詰まってるような印象があったね。

でも、純粋なストライカータイプの渡辺を投入し、
アーリアが2列目に下がったことで、アーリアが良い感じに中盤と絡んで、
ゴール前に侵入して行けるようになったね。

これがFC東京のこの試合で唯一挙げたゴールに繋がったんじゃないかと思う。



あと、谷澤に代えて投入された羽生は、神出鬼没なポジショニングで、
柏のDF陣を撹乱していたね。

城福、大熊時代はボランチで起用されることの多かった羽生やけど、
久々に2列目で使われて、オシムが率いた千葉時代の、
オフザボールの動きが蘇ったような感じやったね。

でも、フリーでシュートを打つシーンが2度あったのに、
どちらも決められなかったのはいただけなかったけど。



ただ、この状況をネルシーニョが黙って見ている訳は無く、
田中を澤と代えて、中盤を厚くして対応してきたね。

また、澤が投入されたのと同時に、北嶋を新加入のリカルド・ロボと代えたけど、
この選手が柏に馴染めば、また厄介な事になりそうやなと思ったね。

この試合のロボは、まだフィットネスが万全じゃないのか、
あまり動きが良くなかったけど、
どこからでもゴールを狙える抜群のシュート力は、他チームにとって脅威やね。



その後、柏はアン・ヨンハを投入して守備を固め、
追いすがるFC東京を振り切って勝利を収めました。

試合が終わって、敗れたとはいえFC東京は、良いチームに仕上がってるなと思ったけど、
それ以上に、柏の手堅い強さが光ったね。

この試合を見る限り、柏が今年のリーグ優勝候補である事に異論は無いけど、
柏にはACLとリーグ戦を並行して戦うという苦行がこの先待ち受けてるから、
そう簡単にはいかんやろうね。

まあ、ACLを戦うのはガンバも同じやし、しかも、その初戦が3日後に迫ってる。

2012年シーズンも熱い戦いが多く見れる事を期待したいね!!