日本2-4ウルグアイ
「ヨーロッパのシーズン開幕前に、
はるばる日本に選手を呼び寄せて親善試合を行う意味って何なんやろ?」
って、日本人ですら思っているのに、
現在、ブラジルW杯南米予選で5位と、ボーダーライン付近を彷徨っている、
ウルグアイの国民のそれは日本人の比じゃ無いやろね。
しかも、国内の若手を連れて行くとかじゃなくて、
カバーニがおらんだけでほぼベストメンバーって、
ウルグアイサッカー協会は随分サービス精神旺盛なんやな。
まあ、俺はマンU時代からフォルランのファンやから、
その気持ちは素直に嬉しかったけども。
肝心の試合の方はと言いますと、コンフェデから続く守備の崩壊は、
この試合でも止まらずと言ったところ。
DFラインから前線までをコンパクトに保ち、
ショートパスを繋いでウルグアイのゴールに迫る日本に対し、
ウルグアイは、4-4-2の4-4の2ラインの間をボールの狩りどころに設定し、
まんまとそこに侵入してきた日本の選手を前後で挟んでボールを奪うと、
シンプルにスアレスとフォルランの2トップを走らせるという戦術。
ウルグアイの1点目はこの形がピタリとハマった格好やったわけやけど、
あのシーンは左SBの酒井がもう少し早く中に絞って、
フォルランのマークにつけなかっただろうか。
さらに、先制点を許して浮足立つ日本は、
足並みが揃わないうちに自陣ゴール近くでファウルを犯し、FKを献上すると、
これをフォルランに決められ、早々と2失点目。
川島が右に動いたところ、重心の逆を取られた格好やったけど、
川島がいなかったら前半だけで5失点ぐらいしててもおかしくなかったから、
このシーンだけを取り上げて川島を責めるのはちょっと酷かな。
前半を2点ビハインドで折り返し、
ハーフタイムを挟んで仕切り直しといきたかったところやけど、
後半7分にスアレスに決められ、ビハインドは3点に。
吉田がマキシ・ペレイラのクロスをクリアしたつもりが、
待ち構えていたスアレスへの絶好の落としになり、それを決められた形やったけど、
あれは素直にボールが来た方向にクリアしとくべきやったかな。
吉田としては、この試合で奮起して、
コンフェデのイタリア戦でのボーンヘッドを帳消しにしたかったところやったけど、
恥の上塗りになってしまった。
伊野波との交代もやむなしやけど、
吉田の代わりにピッチに送り込めるのが伊野波しかおらんっていう時点で、
日本のCBの層の薄さを窺い知れるのが、なんとも悲しいところやね。
スアレスにゴールを決められたすぐ後に、
本田の浮き球のスルーパスを処理しようとしたウルグアイのDFとGKが交錯。
こぼれ球を拾った香川が反撃の狼煙となる1点を挙げるけども、
またその直後にアルバロ・ゴンサレスにヘディングでゴールを決められ、
ホームで無残にも4失点。
本田が久々にFKからゴールを決めたけど、
称賛されるべきゴラッソも、焼け石に水っていう感じやったね。
お盆の時期に行われた代表戦とあって、
帰省して家族で日本代表戦を見に来たって人も多かったやろうに、
ちょっとこの内容はいただけないね。
来月、グアテマラ戦とガーナ戦が組まれているから、
この2試合でなんとか建て直しを図りたいところやわ。
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