2013年8月11日

福岡と戦っているのか、それとも暑さと戦っているのか



ガンバ大阪10アビスパ福岡


6月の徳島戦以来の完封勝利も、この暑さの中での試合と言う事もあってか、
内容はかなりの凡戦でしたな。

後半の最後の15分なんか、ボクシングで言うと、お互いにバテバテで、
クリンチばっかりしている12Rをずっと見ているような感じやったし。

試合後のワニナレナニワの時に、藤春と内田がフラフラだったのが、
この試合がどれだけ過酷なコンディションで行われていたのかを物語っていたわ。



完封したとは言うものの、ここ1ヶ月失点続きだった守備陣が、
大きく改善されてたのかと訊かれれば、決してそんな事は無くて、
やっぱり、今野がDFラインにいると、どうしてもラインが下がり気味になってしまい、
バイタルエリアが空いてしまうね。

現に、このエリアを使われて、ボコボコとミドルシュートを打たれてしまった。

特に、前半の福岡のファーストチャンスと、
後半のクロスバーを叩いたやつは、「やられた!」と思ったけど、
前者に関しては、今野がブラインドになっていたのにも関わらず、
よく藤ヶ谷は止めたと思うわ。

あと、前半に、ロチャがスルーパスに抜け出そうとした時に、
右太ももの裏を痛めたあたりから、あまり前線からチェイスに行けなくなった事も、
後ろの守備の負担を増大させる一因にもなったかな。

しかも、そんな状態のロチャを後半34分まで引っ張って、
攻守に効いていた大森を後半26分で下げると言う、
この日の健太さんの交代策は解せないわ。



なんだかんだで完封した守備陣に対し、攻撃陣はチャンス自体は多かったものの、
結果的に前半のロチャの1点止まり。

ヴェルディ戦でも見られた、大森のクロスを中央で合わせるっていう形やったけど、
これまで、サイドからシンプルにクロスを入れてゴールが決まるっていうパターンって、
ガンバではあまり見られなかったから、この形が何度も見られるようになれば、
相手の守備の意識も外に向くやろうから、中と外を上手く使って、
効果的な攻撃ができるんじゃないかなって思ったりしてる。

このシーンに関しては、大森を走らせた加地の縦パスも秀逸だったね。

ただ、アシストした大森に関しては、
自分でも積極的にゴールを狙ってほしいところ。

この試合でも、自分で得点できるチャンスは3回ぐらいあったと思うし。

今でも十分よくやってるとは思うけど、
やっぱり前目の選手やから目に見える結果が欲しいところやし、
倉田がケガから復帰してきてもレギュラーをキープできるかとなると、
どうしてもインパクトに欠けてしまう部分はあるよね。

あのライン際でのボールの扱い方とか見るとすごく才能を感じるし、
期待してるだけにもうひと頑張り欲しいところやね。



神戸も千葉も京都も長崎も負けたため、今節はガンバの一人勝ち状態で、
体よく、下との差を広げる事に成功。

次節は万博で札幌戦。

昨季にJ1で対戦した時からずっと思ってたけど、
札幌はガンバに対してかなり苦手意識を持ってるように見えるから、
組み易い相手やとは思う。

でも、197cmの巨人フェホや、ベトナムの英雄レ・コン・ビンなど、
前回対戦した時はいなかった選手もいるので、
どのように新戦力を駆使してガンバに挑んでくるのか、楽しみやね。



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