2016年11月30日

追加副審を無効化する主審



鹿島アントラーズ01浦和レッズ


1stステージ優勝の鹿島と、2ndステージ優勝の浦和。

年間順位では両者の間には15もの勝ち点差が存在するけど、
2004年まで行われていたチャンピオンシップと同じ構図になったことは、
チャンピオンシップの歪なルールを、少しばかり納得できるものにしたと思う。

ガンバサポの自分が言うのもなんだけど、
1stステージも2ndステージも優勝していないのに、
年間3位に入ったという理由で、
勝ち点で11も水をあけられていた首位のチームと、
年間王者を懸けて戦うという昨季の状況は、おかしなものだったからね。

ところが、シャーレは1年で1番勝ち点を稼いだクラブが相応しいと、
浦和にPKを与えるという方法で主張したのは、この日の試合を裁いた家本政明。

鹿島陣内に於ける興梠に対する接触は、
ファウルと見るにはあまりにも厳しいものだった。

シーズンのラストにJリーグを盛り上げる要素を作るというのが、
2ステージ制移行の理由の1つにあったと思うんやけど、
Jリーグの審判のレベルの低さを、
地上波のゴールデンタイムで発信することになってしまったのは、
Jリーグのお偉方にとっては誤算だったんじゃないだろうか。



ただ、良くも悪くも、この試合の見どころはこのPKだけだったように思う。

タイトルが懸かっていることもあり、
お互いに様子を窺うような試合展開だったため、
両チームのサポーター以外の視聴者からすれば、
動きが少なくて全体的に面白味に欠ける試合だった。

また、火曜日の夜の陸の孤島・鹿島という、
興行的に無謀とも思える条件で試合を行ったこともあり、
タイトルが懸かったビッグマッチにも関わらず、
観客がスタジアムの半分ほどしか入らないという状況も、
試合の寒さに更に拍車を掛ける要因になった。

おそらく、23日に準決勝を行ってから、
26日か27日に決勝の1stlegを行うのは、選手のコンディション的にも厳しいし、
チケットを売る期間も短いということで、
29日の火曜日に試合を行うことになったんだろうけど、
そもそも、興行的な側面の強いチャンピオンシップを、
土日に行えない日程になっている時点で、
レギュレーションが破綻している気がするわ。

まあ、今週末に埼玉スタジアムで行われる2ndlegは、
既にチケットが完売しているそうなので、
試合のグレードに相応しいスタジアムの雰囲気になりそうなのが幸いだけれども。















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