2016年12月4日

大阪ダービーは好きだけど、セレッソ大阪が勝つのは嫌いだ



セレッソ大阪10ファジアーノ岡山


僕は東京に住んでいるので、自分の周りにいるガンバサポーターは、
「浦和戦が一番燃える」と言う人が多いんだけど、
大阪在住だった頃も含めて15年と言う、
人生の半分の年月をガンバサポーターとして過ごしている自分にとって、
一番燃える試合は今も昔も大阪ダービーである。

なので、今回、セレッソがJ1昇格プレーオフを制したことで、
来季から大阪ダービーが復活するのは、喜ばしいことのはずなんだけど、
セレッソの選手が喜んでいる姿を見るのは気分が悪いので、
非常に複雑な心境でセレッソのJ1昇格と言う事実を受け止めている。



条件反射的に、セレッソの対戦相手のチームを応援する癖がついているせいか、
この試合でも、何の躊躇もなく岡山を応援。

自身が元セレッソであるにも関わらず、
「J1に大阪のチームは2つもいらんでしょ」なんて、
大きなことを言っていた、我らがキング・カジの存在も、
岡山を応援する要素になったね。

前半、セレッソに主導権を握られながらも、
粘り強く耐えて0-0で試合を折り返し、
後半から前に出ていくというのは、岡山のプラン通りだったと思う。

ただ、強い雨が降っていた影響もあったとは思うけど、
平凡な繋ぎのミスや、ボールのコントロールを誤る選手が多く、
何度か訪れたカウンターのチャンスも、決定機につなげることができなかった。

チーム最多得点の押谷が体調不良でこの試合を欠場した影響はあっただろうけど、
この戦力では、J1に上がったところでまともに戦えないだろうなと、
思わざるを得なかったね。



ただ、岡山と比べて戦力が充実しているはずのセレッソが、
岡山と対して変わらないレベル感のサッカーをしていたのには驚かされた。

ガンバサポがセレッソを見ているので、
どうしてもかなり偏見の入った評価になってしまうけど、
どうやって点を取るのか、どこでボールを奪うのかと言った、
共通理解がチームの中に存在せず、
タレントの質だけでなんとなくチームが成り立っている感が否めなかった。

こんなサッカーをしているようでは、
これまで昇格プレーオフを勝ち抜いてJ1昇格を決めたクラブと同様に、
1年でのJ2降格の憂き目に遭うだろうね。

まあ、もっとも、来季は大熊がフロントに戻り、
ベンチには尹晶煥が座ることになると思うので、
こんな無秩序なチームは今季で見納めになるだろうけども。

ただ、セレッソの軟弱な選手たちが、
尹晶煥がサガン鳥栖で見せていたような、「走れ、ぶつかれ」の、
軍隊サッカーを体現できるとは想像し難いけどね。



これまで、大阪ダービーは何度も行われているけど、
吹田スタジアムで行われるダービーは初めてなので、
これまでとは違う雰囲気が味わえるという意味での楽しみはあるね。

3年ぶりにJ1のピッチに戻って来るセレッソに、
J1の厳しさを改めて教えてやろうじゃありませんか。















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