2017年8月13日
中村俊輔の引き立て役になってしまった遠藤保仁
ガンバ大阪0-2ジュビロ磐田
いつもと趣の異なる白く染まった吹田スタジアム。
太陽の塔が大きく描かれたユニフォームのデザインはとてもかっこよかったけど、
縁起の良いユニフォームとはならなかったね。
まあ、ガンバにとっての不吉なジンクスを持っている、
Jリーグの女子マネージャーが来場すると聞いた時点で、
なんとなくこの結果は予想していたところもあったのだけど。
累積警告で出場停止のオ・ジェソクに加え、井手口が体調不良で欠場したことで、
代役として初瀬と、Jリーグデビューとなる市丸を抜擢。
また、聖域と化しつつあった長沢をベンチに置いて、
アデミウソンとファン・ウィジョの2トップを採用し、
さらに、DFラインも3枚へ変更するなど、
試行錯誤している様子が垣間見えた布陣だったね。
ここ数試合の例に違わず、前半はなかなか攻撃の形が作れなかったけど、
時間が経つにつれてアデミウソンとファン・ウィジョのイメージが徐々に合い始め、
後半になると、最後のところが合えば1点という形は多く作れていたように思う。
結果的にまたしても無得点に終わってしまったことについては猛省する必要はあるけど、
「この日の2トップの連携が深まれば得点は増えるんじゃないか」という、
期待は持てる試合だった。
また、この試合は、中村俊輔と遠藤保仁という、
Jリーグを代表するクラックの共演という側面も持っていたけど、
またしても我らが遠藤は俊輔の引き立て役に回ってしまうことになってしまった。
俊輔にはマリノス時代から毎試合のようにセットプレーでやられているのに、
学習能力が無いのか、この試合でも自陣の深いエリアで易いファウルを献上し、
そのうちの2つを得点に繋げられてしまったのだけども、
あろうことか、1失点目に繋がるファウルを犯したのは、
本来、プレーでチームを牽引すべき立場であるはずの遠藤。
先週の水曜日の広島戦でフル出場してから中3日ということもあったのか、
この試合の遠藤は、攻撃ではカウンターのブレーキとなり、
守備では悉く後手を踏んでアフター気味のチャージを連発するなど、
明らかに動けていなかった。
長谷川健太としては、件の広島戦でゴールを決めた遠藤を起用し、
この試合でも攻撃の形成を丸投げしようと試みたのだろうけど、
このブログで何度も書いているように、37歳の遠藤を連戦で起用するのは、
コンディションを考慮すると厳しいものがある。
また、同じく大ベテランの域に差し掛かりつつある今野も、
代表戦で故障して以来、コンディションが上がってきていないし、
井手口もいつまで国内でプレーするかわからないという状況でもあるので、
この試合でJリーグデビューを飾り、及第点のプレーをした市丸を、
早々にボランチのローテーションに組み入れる必要があるんじゃないかな。
まあ、結果が出ていないので、実績のある選手を起用して、
保身に走ってしまう可能性も無きにしもあらずなんだけど。
次節はホームで柏戦。
春の日立台での試合では勝利しているけど、ここ最近のチーム状態や、
長谷川健太政権下での相性を考えると、どうしてもネガティヴになってしまう。
ただ、柏としても、優勝戦線に食らいついていくために負けられない試合が続くので、
アウェイだからと言って自陣に引きこもるような戦い方はしてこないと思う。
敵陣にスペースがある中で上手く先制点を奪って、
有利に試合を進めたいところやね。
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