既にW杯最終予選進出を決めている日本にとって、
今回のウズベキスタン戦は言わば消化試合。
宮市の代表初招集に注目が集まったものの、
新しい事を試すといった様子はこれっぽっちもなく、
海外でプレーしている選手を多く招集して、
現在組めるベストメンバーで試合に臨んできたね。
対するウズベキスタンは、主力6人が不在ということやから、
実力の差は歴然…なはずなんやけど、結果はその通りにはならなかったね。
日本0ー1ウズベキスタン
立ち上がりから、アウェイのウズベキスタンが積極的に前に出てきたこともあって、
ビルドアップに手こずっている印象やったけど、
前半10分ぐらいから日本がボールを支配する時間が増え、
岡崎のクロスバーを叩いたシュートをはじめ、ゴールに迫る場面が多かったね。
そんな前半で特に印象に残ったのは香川かな。
ドイツからの長距離移動の疲れが心配されたけど、
あの、ワンタッチでクイックイッと小刻みに進行方向を変えるタッチは、
この試合でピッチに立っていた22人の中で群を抜いて上手かった。
得点こそ無かったけど、前半の日本の攻撃は期待の持てるものやったと思う。
ただ、ディフェンスに関しては、前半から綻びが目立っていた。
この試合の日本は、積極的に前から行こうという作戦だったのか、
いつもよりDFラインが高めだったけど、これがあまり機能せず、
逆にCBが簡単に前に吊りだされてしまっていた。
これによって、被カウンターからピンチを迎えるシーンが多くて、
結果的に後半の失点に繋がってしまったのかなと思う。
前半の感じで攻撃できてたら、同点、逆転といけるチャンスもあったと思うけど、
後半ほとんどシュートが打てなかったことからもわかるように、それができなかった。
その最大の要因が、ハーフナー・マイクを下げたことかなと思う。
この試合のハーフナーの動きは、特別良かったわけじゃないけど、
相手のCBを引きつけながら、中盤に下がったり、サイドに流れたりすることで、
香川や岡崎が飛び込んでくるスペースを作ってた。
別にチュンソンが悪いって言うつもりはないけど、
ハーフナーが下がってから、中盤の選手がボールを預けるポイントを、
見失ってしまったようにも感じたしね。
まあ、ビハインドになったらなったで、最終予選でそういう状況に陥ることを想定して、
スクランブルの布陣を試すってこともして欲しかったんやけど、
この試合の交代は、藤本→乾、ハーフナー→李、長友→駒野という、
同じポジションの選手同士の交代で、フォーメーションはそのままやった。
ザッケローニとしては、タイプの違う選手を入れてアクセントは付けるけども、
下手にフォーメーションをいじって、
チームとしてのバランスを崩すような事はしないっていう方針なのかな。
「そういや、イタリア代表を率いて、こういう交代策を採り、
ユーロ2008で失態を披露したドナドーニとかいう監督がいたなぁ」
なんて思う俺は、ちょっとネガティブすぎるやろか。
アジアカップで優勝した時は良かったけど、
そこから徐々にチームパフォーマンスが劣化してるように感じるから、
余計そういう風に感じるのかもしれへんね。
3月9日には、最終予選で日本と対戦する相手が決まります。
日本はW杯に出れて当然みたいな空気があるけど、
タジキスタンには実力の差を見せつけたものの、
北朝鮮、ウズベキスタンには思うような戦いができなかった
3次予選のパフォーマンスを見る限り楽観はできない。
だからと言って、W杯の出場権を逃す事は、
日本サッカーのためを思うと絶対にあってはならないことなので、
どの国と対戦することになっても、結果にこだわって、
一戦必勝のスタイルでブラジル行きの切符を手に入れて欲しいと思います。