2015年12月6日

51分間だけ夢を見させてもらいました



広島行ってきました。




広島に行くのは2007年の最終節以来だから、ちょうど8年ぶりぐらい。

当時の僕はまだ大阪在住の大学生で、
その頃のガンバは黄金の中盤を擁してリーグで屈指の魅力あるサッカーをしていた。

そして、対戦相手の広島はJ2降格が決まった後だった事を考えると、
こうしてチャンピオンシップの決勝で相まみえるのは隔世の感があるよね。


ガンバ大阪11サンフレッチェ広島


1年で1番勝ち点を獲得したチームがシャーレを掲げるのに相応しい。

そんなこと、わざわざ言われなくたってわかっている。

ただ、やっぱり、自分達も掲げる権利があったシャーレを、
他のチームが掲げて喜んでいる姿を見るのはやっぱり悔しい。

今野のゴールが決まって先制してから、
浅野のゴールで同点に追いつかれるまでの51分間、
夢を見ていた自分がいただけにね。



試合前日の会見で「勝ちに行く」と言っていた森保監督は、
その言葉とは裏腹に、自陣でしっかりとブロックを作り、
この試合を塩漬けにする気満々だった。

2点差以上の勝利が必要なガンバは、攻めるしかないので、
いつも以上に運動量を上げて、飛ばし気味に試合に入った印象を受けた。

前半のうちに、今野のCS3戦連発となるゴールでリードを奪ったことを思うと、
ひとまずこのやり方は功を奏したように思える。

ところが、まだ1点のアドバンテージがある広島は、
この失点に動揺せず、ペースを変えること無く試合を進めた。

このことから、1st legの後半ロスタイムの3点目の失点が、
ガンバにとってどれだけ重たかったかわかる。

もし、1st legをタイスコアで終えていたら、広島はこの失点で、
バランスを崩してでも前に出ざるを得なくなったはずやからね。

もう1点必要なガンバはパトリックと倉田を投入して、更に攻撃の意識を高めると、
広島はそれを逆手に取り、スピードのある浅野を投入し、
前掛かりになったガンバの裏のスペースを狙いにきた。

そして、この後の得点がどちらに入ったかを見れば、
長谷川、森保の両監督のどちらが上手だったかは火を見るよりも明らかやね。



ナビスコ、リーグと、これで今季銀メダルは2つ目。

まあ、ACLストレートインの権利を得ることはできたという意味では、
一定の成果のあるCSだったけど、昨季、三冠を達成した反動からか、
今季はタイトル獲得の難しさを再認識するシーズンになっている感があるね。

ただ、もう対戦相手のチームに目の前で喜ばれるのはうんざりなので、
天皇杯はなんとしても獲りたいところ。

準々決勝の対戦相手の鳥栖には、
2ndステージの最終節で3位FC東京相手にアウェイでドローに持ち込み、
ガンバにCSの出場権をもたらしてくれた恩はあるけど、
年末だからってお歳暮代わりに勝利を送る必要はありません。

CWCが開催されている間に十分英気を養って、元日決戦に歩みを進めましょう。



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