2012年9月15日

メルダだったのはユニフォームの色だけでは無かった



ガンバ大阪11アルビレックス新潟


勝利を呼ぶという、シャンパンゴールドって色らしいけど、
どう見てもメルダ色のユニフォームを着用して臨んだこの試合。

そんな色のユニフォームと同じように、
後半の戦い方があまりにもメルダだったため、
残留を争う新潟相手に、ホームで勝ち点2を失うという、
大失態を演じてしまった。

順位表で上位のチームとの対戦が多く控える後半に向けて、
勝利で大きく弾みをつけたかったところやったのに、
こんなんじゃ本気で残留する気があるのか疑ってしまうわ。



とは言え、前半の戦い方は良かったと思う。

自陣に引いて、ガッチリと守備のブロックを敷いてきた新潟に対し、
前半14分に、遠藤のFKが壁に弾かれたこぼれ球を繋いで、
レアンドロが先制点を挙げ、早い時間帯で先行する事ができたからね。

それにしても、このレアンドロのシュートは、
小気味良いステップでシュートコースを作りだすと、
ボール1個分ほどしか無いシュートコースを通して、
逆サイドのネットに突き刺すと言う鳥肌モノ。

まあ、レアンドロの場合、ほとんどのシュートを右足で打ちたがるから、
応対した新潟の選手としてみれば、中を完全に切って、
縦に行かせるという守り方のが良かったかもね。

ただ、レアンドロのゴールで先行したのは良かったものの、
その後、良い時間帯が続いたのにも関わらず、
追加点を奪えなかったのが、後々響く事となってしまった。

岩下のゴールがファウルで取り消されたのが悔やまれるところやね。



後半に入ると、前半シュート0本に終わった新潟の、
裏を狙う攻撃が立て続けにハマり、ガンバは瞬く間に劣勢に立たされてしまった。

解説の金田さんも言ってたけど、良い時のガンバだと、悪い時間帯が続いても、
マイボールになった時に、落ち着いてボールをポゼッションすることで、
リズムを取り戻せるんやけど、この日のガンバは、マイボールになっても、
簡単に前に蹴り出してしまって、なかなかリズムを作れなかった。

そこに、横谷や武井など、“繋げない”タイプの選手を投入したもんやから、
余計に深みにハマって、まるで数的不利の状態で試合やってんのかと、
勘違いしそうなぐらい、セカンドボールは拾えないし、パスもロクに回らなかった。

それでも、なんとか新潟の選手の決定力不足に助けられながら、
終盤まで持ち堪えたけど、後半ロスタイムに突入しようかという時間帯で、
岩下がミシェウを倒してPKを献上。

これを藤ヶ谷が止められるはずもなく、敢え無く同点弾を許してしまった。

後半のロスタイムは5分あったけど、後半の45分間、押されっぱなしだったガンバに、
反撃する余力は残されておらず、同点のまま試合終了のホイッスルを聞く事になったね。



傍目に見たら、追加点を奪えなかったのが勝てなかった原因に見えるやろうけど、
松波の采配次第で、勝ちゲームにもできたんじゃないかと思っているのは、
俺だけじゃないはず。

長くガンバにいるんやったら、ガンバがボールポゼッションから、
リズムを作るチームやって事ぐらい理解してるはずやのに、
ボールが持てなくなった後半、「マイボールを大事にしていけ」という、
類の指示はベンチから出なかったんやろうか。

何故、最初の交代が、ボールキープ力に長けた家長ではなく、
これまで途中出場で、これといった結果を残せていない横谷だったのか。

何故、岩下がPKを献上するシーンのちょっと前、
丹羽に代えて金正也を投入しようとしていたのか。

何故、後半ロスタイムもあと1分を切ろうかという場面で、
阿部を投入しようとしたのか、どれもが理解できへん。

夏の移籍市場で戦力UPに成功した今、
難しい時期に監督を引き受けたっていう事は、もう言い訳にはならへん。

5‐0とか7-2で勝ってる試合をベンチから眺めるんじゃなくて、
競った状況で、勝つための知恵を選手に授けるのが、監督の仕事なはず。

次節は、優勝争いをしている浦和とアウェイで対戦。

新潟戦でちゃんと仕事をしなかった松波が、
浦和戦でそれを挽回するほどの仕事をしてくれることを期待して、
埼スタに参戦したいと思います。




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