2018年10月17日

「来いよ、見せてやるよ」という声が聞こえてきそうな代表戦



日本43ウルグアイ


今夏のロシアW杯でも、持ち前の塩分濃度の高さを発揮し、
塩試合を連発していたウルグアイが、
まさかこんな馬鹿試合に乗ってきてくれるとは思いもよらなかった。

3失点という結果はあまり褒められたものじゃないけど、
攻撃に関しては、過去の代表戦を思い返してみても記憶に無いぐらいイケイケで、
非常に見応えがあったね。

Jリーグの試合と比べると代表の試合は幅広い層が目にするので、
この試合を見た多くの人に「今の代表のサッカーは面白い」という、
印象を植え付けたんじゃないだろうか。

そう考えると、マーケティング的には非常に効果のあった試合だったと思うね。



先週のパナマ戦では、前線の連携がぎこちないところも垣間見えたけど、
この日のスタメンには、先月のコスタリカ戦で見事な協奏曲を披露した、
中島、南野、堂安の3人が再び集結。

そこにポストプレーに長けた大迫が加わったことで、
さらに攻撃の多様性は増したように見受けられた。

かつてはシュートをキーパー正面にばかり蹴っていた南野は、
この試合でも2得点を挙げ、森保体制になってから3試合連続ゴールと、
ストライカーとして覚醒しつつあるね。

普段であれば、ピンクの育成出身の選手にデカい顔をされるのは気分が悪いものだけど、
この日の関しては我らが堂安が代表初ゴールを挙げたので、
あまり気にしないでおいてやろう。

それにしてもこの日の堂安はゴールだけではなく、
オランダで培った屈強なフィジカルを武器に、チャンスメイクや守備でも貢献するなど、
20歳という年齢を感じさせないほど頼もしく見えた。

中島はゴールこそなかったものの、左サイドからカットインして、
何度もミドルシュートでムスレラの守るゴールを脅かすなど、
ポルトガルでの好調さを十分に感じさせるパフォーマンスだったね。



ただ、最初にも書いたことの繰り返しになるけど、
3失点と言う結果は褒められたものじゃない。

この試合でスタメンフル出場した東口と三浦はディフェンスの選手なので、
責任は感じていると思う。

特に三浦に関しては、不用意なバックパスで2失点目を献上しているわけだしね。

そもそも三浦が代表のスタメンとして試合に出られているのも、
ロシアW杯でスタメンを張っていた昌子がケガで長期離脱していたから。

その昌子は先日のルヴァンカップの準決勝で戦線復帰したことを考えると、
三浦が来月の代表戦の招集メンバーに入り、試合に出場するには、
今まで以上のアピールが必要になるはず。

と、言うわけで、三浦には今週末のマリノス戦から八面六臂の活躍を期待したい。

ガンバサポとしては、選手がチームの勝利のために奮起してくれるのであれば、
動機は何だっていいからね。



来月の代表の活動は、16日に大分でベネズエラと、
20日に豊田でキルギスとの試合が予定されている。

パナマとウルグアイという、ロシアW杯出場国と比べると格下感のある相手だけど、
良いイメージでアジアカップに向かうため、
大勝が見込める相手を選んだと考えると、悪くないマッチメイクかもね。

森保体制の滑り出しは非常に順調なので、
この良い流れを出来る限り長く持続させたいね。




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