2018年11月10日

遠藤保仁J1通算600試合出場に寄せて



ガンバ大阪10湘南ベルマーレ


フォルツァ ヤット 俺たちの夢乗せ
フォルツァ ヤット 勝利を掴み取れ

THE BLUE HEARTSのリンダリンダのメロディに乗せて歌われる、
遠藤保仁のチャントを知らないガンバサポはいないだろう。

2001年に京都パープルサンガからガンバ大阪に移籍して17年、
背番号7番はその猫背気味の背中に、
我々ガンバサポーターの夢を乗せて戦ってきた。

北摂にやってきた当初、青と黒のユニフォームの左胸に1つも無かった星は、
今や9つを数える。

ガンバの試合を見に行くと必ずと言っていいほどスタメンには遠藤保仁の名前があり、
ユニフォームの星が増える瞬間は、いつだってピッチの上には遠藤保仁の姿があった。

そんな鹿児島が生んだ稀代の名手に対しては、深い敬意と、
多くの勝利を届けてくれた感謝の気持ちを持っている。



ただ、ここ数年、特に今季の序盤の遠藤のパフォーマンスは、
お世辞にも良いとは言えないものだった。

当時のガンバはチームとして多くの問題を抱えていたので、
遠藤1人の責任ではないのは理解しているけど、西野朗政権下で、
圧倒的な存在感を以って中盤を支配していた頃の遠藤保仁を知る者としては、
一抹の寂寥感を感じることもあった。

「もう限界なんだろうか」

そんな声もちらほら聞こえ始め、
僕自身もこのブログで厳しいことを書いたこともあった。

しかしながら、今野の戦線復帰以降、
本来の輝きを取り戻しつつあるマスターオブガンバを見ると、
“その時”が来るのはまだ先のようにも思える。

もしかしたらユニフォームの上に10個目の星が加わる瞬間も、
遠藤保仁はピッチの上に立っているかもしれない。



この日の湘南戦は押し込まれる展開が長く苦しい試合だったけど、
ファンウィジョのゴールで節目の試合を勝利で飾ることが出来た。

そろそろ慢心が出てくる頃かと思っていたけど、
宮本恒靖は上手くチームのモチベーションをコントロールできているように感じる。

次節はホーム最終戦の長崎戦。

あと2ヶ月ちょっとで39歳になる男は、
いつまで我々の夢を乗せて戦ってくれるかはわからないけど、
少なくとも601試合目も彼の背中には我々の夢が乗っかっているはずだ。




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