2018年11月3日

埼玉スタジアムで残留争いに別れを告げる



埼スタ行って来ました。




ガンバ大阪31浦和レッズ


開幕から低空飛行を続けていた今季の前半のガンバと、
この試合で浦和に勝利し7連勝を達成した今のガンバは、
本当に同じチームなんだろうか。

今季の前半であれば、同点にされた時点で逆転される予感しかしなかったけど、
この試合では興梠に同点ゴールを許した時でも、不思議と負ける気はしなかった。

それだけ今のガンバは安心して見ていられるね。



この試合に臨むにあたり、懸念材料だったのが東口の欠場。

林のことを信頼していないわけでは無いけど、
これまで浦和戦で神懸かり的なセービングで我々に勝利をもたらしてくれた、
“エース”の不在を「痛くない」なんて言うなら、
それは我らが背番号1に対して敬意を欠く行為だ。

同点ゴールの場面こそキャッチして欲しかったと思うけど、
前半に決定的な場面を2本止めたこともあり、
この試合の林は十分に東口の穴を埋めたと言ってもいいだろう。



ただ、この試合に関しては、守備陣よりも攻撃陣のパフォーマンスを称えたいと思う。

埼スタが騒然とした小野瀬のスーパーゴール、
ファンウィジョの1人カウンターからの勝ち越しゴール、
そして、古き良きガンバを彷彿とさせる、
ペナルティエリア内でのパスワークからのアデミウソンのゴール。

この日、ガンバが挙げた3つのゴールは、いずれも素晴らしいものだった。

ただ、直近で6連勝を挙げていたものの、ロースコアの試合が多く、
1試合3得点は4月のホームでの鳥栖戦以来だとか。

ロースコアの白熱した試合も見応えがあるけど、
ガンバサポは本質的に攻撃が好きな人が多いと思うので、
複数得点の試合は定期的に開催を希望したいね。



それにしても、今のガンバの攻守のバランスの良さは、
クラブ史上最多の勝ち点を獲得した2011年シーズンを彷彿とさせるものがある。

ただ、あのシーズンのガンバは、トークショーのゲストとして、
この日埼スタを訪れていた西野朗のガンバでの集大成とも言えるチームだったけど、
今のガンバはまだ伸びしろを残している感がある。

と、言うのも、今季は夏にキャンプを行わなかったことで、
90分間走り切るスタミナに課題があるため、
前半と後半で異なるプランで試合を進めているけど、
逆に言えば、夏場にしっかりとした準備が出来ていれば、
もっと強いガンバを目の当たりにしていた可能性があるということだからね。

まあ、そろそろ研究されてくるだろうから一筋縄じゃ行かなくなってくるだろうけど、
宮本恒靖がこのチームをどれだけ高いところに導いてくれるのか、
今後が楽しみでならない。


次節はホームで湘南と対戦。

先日のルヴァンカップ決勝で見事タイトルを獲得した湘南だけど、
ルヴァンカップの決勝から中2日での試合が2試合続いたことで、
前節と今節で勝ち点1しか挙げられず。

ただ、吹田には中6日と休養十分で乗り込んでくるので、
彼らの運動量に屈しない戦いを期待したいね。




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