2013年9月11日

ガーナの皆さん、遠路はるばるご足労ありがとうございました



日本31ガーナ


欧州のシーズンが開幕したばかりのこの時期に、
わざわざ日本まで行って親善試合をするメリットって何やろうって考えたら、
ガーナが来日メンバーにエッシェンやムンタリを帯同させなかった事を、
責める事はできない。

まあ、それは欧州でプレーする選手が多い日本にも、同じ事が言えるわけやけど、
スタジアムにお客さんを呼べる彼らには、
協会の利益のためっていう大義名分があるからいたしかたない部分はあるんやろね。



そんな2軍とも言えるガーナ相手に、しかもホームで、
前半で2,3点取れててもおかしくないぐらいのチャンスはあったにも関わらず、
1点も取れないどころか逆にカウンターで失点してしまう始末。

ガーナはもっと球際ガツガツ来るイメージがあるけど、
この日は比較的寄せが甘かったから、
もっとできるやろっていう印象は拭えないね。

でも、後半になって、香川が同点ゴールを決めたあたりから、
徐々にリズムが良くなってきた。

左サイドから強引にカットインしてニアサイドを撃ち抜くっていう、
あんまり香川っぽくないゴールやったね。

でも、香川は、このゴールシーンに限らず、
左サイドでプレーしているのにも関わらず、中に入って行き過ぎな気がする。

今回のように得点に繋がれば万々歳やけど、
守備を考えると、左サイドが長友1人だけになってしまうし、
ポジションチェンジを好まないザッケローニは、
あんまり良く思って無いんとちゃうかな。

まあ、親善試合と言う事で、ある程度自由にやらせてるのかもしれへんけど。



香川の同点ゴールからほどなくして、遠藤が勝ち越しゴール。

こんな簡単にバイタルエリアに縦パスを入れられてしまうガーナの守備もアレやけど、
本田に一度ボールを預け、リターンを受けてシュートっていう、
一連の流れは美しかった。

遠藤はこれで代表戦2試合連続ゴールとなったわけやけど、
代表の試合で発揮しているやる気を、
ガンバでもうちょっと見せて欲しいと思っているガンバサポは俺だけじゃないはず。

その後、本田がセットプレーからヘディングでダメ押しとなる3点目を挙げるけど、
これはガーナのセットプレーの守備があまりにもお粗末やったね。

まあ、その割に本田は随分と喜んでたけど。



試合の終盤にはお約束の3-4-3のテストも実施。

「またかよ」と思ったけど、この日は意外と機能していたんじゃないかな。

日本が今まで3-4-3が機能しなかった一つの要因として、
中央でボールを収められるCFがいないって事があったと思うんやけど、
日本人の中でもポストプレーに長ける大迫なら、その役割は務まるかもしれへん。

あと、3バックの一角に入った森重が、
グアテマラ戦に続き、良いパフォーマンスを見せていたね。

FC東京でのプレーを見てても思うけど、もう森重からは、
ラフプレーが多くて、退場王と揶揄されていた頃の面影は感じられへんわ。

個人的に、大迫と森重ありきで3-4-3を成熟させれば、
オプションとして考えられるレベルにはなるんちゃうかなと思うね。

ただ、機能してたからと言って、この布陣は、
日本で一番人材が豊富である、2列目のポジションを1つ削る事になるから、
あんまりやってほしくないんやけどね。



来月は東欧遠征が予定されていて、
セルビア、ベラルーシと2試合の親善試合が組まれているね。

協会の利益的には痛いかもしれへんけど、チームの強化を考えると、
日本に2軍のガーナを呼んで試合するよりは、よっぽど効果があると思う。

ブラジルW杯出場が決定した後、これまで限定的だった選手起用から、
徐々に新しい戦力も試すなど、ザックの態度も軟化してきてるので、
どうゆう選手が遠征に帯同するのかにも注目して、
来月の試合を楽しみにしたいね。



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