2014年4月13日

このダービーが復調への契機となるか



長居行ってきました。



ガンバ大阪22セレッソ大阪


ダービーは、戦前の順位やチーム状態とか関係なく、
絶対に勝たなければいけない試合とは言ったものの、
苦しい試合になるだろうなっていうのは覚悟してた。

そんな戦前の予想通りに、キックオフ直後から攻め込まれ、
シュートを浴び続けるガンバ。

東口の好セーブもあり、なんとかゴールを割られずに持ち堪えていたけど、
前半21分にフォルランに決められ、
得点力不足の今のガンバには痛すぎる先制点を献上してしまった。

ペナルティエリア前のパスワークにDFの寄せが後手に回ってしまい、
結果的に一番危険な選手をフリーにしてしまったね。

ちなみに、フォルランはマンUにいた時からずっと好きな選手だったので、
今、セレッソのユニフォームを着ているフォルランを見ると、
すごく複雑な心境なんよな。

例えるなら、長年片思いしていた女性が、
自分の大嫌いな男と結婚したような心境と言うか。



まあ、そんな俺の行き場を失った恋心(?)はさて置いて、
前半の終盤からガンバがペースを掴みはじめたね。

きっかけは今野の負傷交代だったように思う。

セレッソの前線からの守備に手を焼いて、ビルドアップがままらなかったけど、
佐藤がFWに入って、FWの遠藤がボランチに下がったことで、
そこが改善されたのが大きかった。

すると、セットプレー崩れ流れから、
阿部がペナルティエリアの外から豪快に叩き込み、
前半のうちに試合を振り出しに戻すことに成功したね。



この、ガンバの良い流れはハーフタイムを挟んだ後半も続き、
後半8分にはまたも阿部がミドルシュートを決めて、試合をひっくり返して見せた。

このままガンバが勝ったら、阿部の2ゴールは語り継がれるなと思っていたんやけど、
役者はセレッソの方にもいたね。

丹羽のハンドからゴール前でFKを献上すると、
これを直接決めたのは、またしてもフォルラン。

セレッソと徳島が試合した時に、
山口蛍があの辺の位置から豪快にFKを決めていた記憶があったので、
嫌な予感がしたんやけど、悪い予感ほどあたるもんやな。

フォルランが試合後に言っていたように、
東口の位置からはボールの場所が見えてなかったんやろうね。

明らかに反応できてなかったし。



2-2のタイスコアになってからはカウンターの応酬で一進一退の展開。

ガンバも不調が伝えられる倉田と二川を投入して、
勝ち越し点を奪いにいったね。

ただ、二川は試合終了間際に惜しいシュートで見せ場を作ったけど、
倉田はプレーの判断が遅くて、もうちょっとかかりそうな印象。

倉田の調子が上がってこないと、藤春を上手く使える選手がいなくて、
左サイドが停滞するんよね。

この試合も、阿部、加地の右サイドからの攻撃が中心やったし、
攻撃のバリエーションを増やすという意味では、
昨年、J2を席巻した左サイドのコンビの復活が待たれるね。


残念ながら試合には勝てなかったけど、
低調なパフォーマンスが続いていたここ数試合を考慮すれば、
良くやってくれたと思って、挨拶にきた選手には拍手をしたんやけど、
対岸のセレッソのサポーターは自軍の選手達に大ブーイング。

この試合のセレッソの選手達のプレーがブーイングに値するとは思わなかったけど、
5年前ぐらいだったら、ガンバの選手達がどれだけ良いプレーをしても、
ダービーに勝てなかったらブーイングしていただろうな。

生ぬるいって、ずっと思っていたセレッソのサポーターも、
こんな事ができるようになったんやなと驚いた。

それと同時に、大阪ダービーという試合が、Jリーグ屈指のダービーマッチとして、
これからも大きく成長していけるって、感じることのできたダービーやったね。



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