2014年11月9日

「ナビスコ制覇は序章に過ぎなかった」とシーズンオフに言っていたい



埼スタ行ってきました。






ガンバ大阪3-2サンフレッチェ広島


「俺達が1番だ!!」

試合前のスタメン発表後に叫んだ仙石さんの口上は、
7年前と同じものだった。

ただ、2005年にリーグを制覇し、2008年のアジア制覇に至るまで、
一つの時代を築いている過程だった7年前とは、
ガンバを取り巻く状況は大きく変わった。

2012年にJ2降格を味わい、1年でJ1への復帰を果たすも、
苦戦を強いられた今季序盤戦。

ブラジルW杯によるリーグ中断明け以降の快進撃により、
西野時代と比較する声も聞こえるようになってきたけど、
今のガンバは何も手にしていないチームである。



対する広島は、ガンバがアジア制覇した2008年はJ2で戦っていたけど、
一昨年、昨年とJリーグを連覇し、勝者のチームとしてガンバと対峙した。

カップ戦の決勝では勝てないというジンクスがあるらしいけど、
さすがにここ数年、多くのビッグマッチを経験してきているだけあって、
試合に落ち着いて入れていたのは広島だったね。

時間が経つにつれて、徐々にガンバもボールを繋げるようになってきたけど、
ペースを掴めそうな時間帯に岩下がペナルティエリア内でハンドを取られ、
PKを献上してしまう。

正直、VTRで見ても触ってるかどうか微妙なところだったのに、
主審の西村さんの目には一体どう見えていたのだろうか。

このPKに対し、東口はコースを読んでいたものの、
外に弾きだすことができず、佐藤寿人に決められてしまった。

その後も悪い流れを止めることができず、
またも岩下がクロス対応で痛恨のクリアミスを犯し、
佐藤寿人に2点目のゴールを許してしまった。



この日のガンバは対3バック用システムである、
中盤をダイヤモンド型にした4-4-2で広島と相対したわけやけど、
3ボランチが、今野、阿部、明神の3人だとパスを捌ける人がいないので、
リードして自陣に引き籠った広島に対し、
なかなか縦にパスを入れられない状態に陥っていた。

それに、広島はサイドを広く使って攻撃してくるので、
3ボランチがサイドに広げられて、パスを繋ぐにもプレスに行くにも、
距離感が悪くなっているようにも見えたね。

おそらく、パスを捌けて守備範囲が広いボランチがいなければ、
このシステムは機能しないように思える。

そう考えると、来季の補強の話で、
清水の本田拓也の名前が挙がってくるのも、なんとなく納得できる話。
(この日の対戦相手の広島のキャプテンも適任だと思うけどね)

ただ、今のガンバには本田拓也はいないので、1点ビハインドになったところで、
今野と明神のダブルボランチにし、遠藤を左サイドに出して応急処置。

これが結果的に、
反撃の狼煙を上げるパトリックのゴールに繋がることになったわけやけども。



反撃を期すガンバは、後半から明神に代えて大森を投入し、
遠藤をボランチに下げて、今野とダブルボランチといういつもの布陣に戻したね。

この布陣変更が見事に的中。

宇佐美のアシストからパトリックがこの日2点目のゴールを挙げ、
試合を振り出しに戻せば、交代で入った大森が公式戦3戦連発となるゴールを決め、
瞬く間に試合をひっくり返してみせた。

清水時代、相手を必要以上に意識するあまり策に溺れ、
ここ一番で弱いという汚名を着せられていた長谷川健太の姿は、
少なくともこの日の埼玉スタジアムには無かったね。


時計の針が午後三時を指そうとした頃、
ガンバの7年振り2度目のナビスコカップ制覇を告げる、
試合終了の笛が曇天の浦和美園に響き渡る。

1年前、J1復帰が決まった時に、
またタイトルを獲得できればいいなと思っていたけど、
まさかこんなに早く機会が訪れるとは思ってもみなかった。

勝利の歓喜に酔いしれるとともに、
西野監督時代に味わったあのワクワクした時間が、
また戻ってくるような予感がしてそれが楽しみでならない。

その予感を確信に変えるためにも、しばらく勝利の余韻に浸った後は、
2週間後に同じ場所で同じことをするのみです。



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