2015年5月28日
その審判連れてソウルに帰りな
ガンバ大阪3-2FCソウル
戦い慣れた万博で3失点以上したうえでの負けでなければ勝ち抜けという、
とてもイージーなミッションを遂行するだけの試合だったにも関わらず、
これほどまでに見所の多い試合になったのは、
審判団の見事な演出によるものだった。
パトリックのループシュートのゴール取り消しにはじまり、
ペナルティエリア内で藤春が理解不能なファウルを取られ、
ソウルの選手が倒れればすぐに笛が鳴り、
ガンバの選手にカードが提示されるという偏りっぷり。
おそらく、このままガンバがすんなり準々決勝に勝ち進むのは
面白くないとでも思ってたんやろうけど、
グループステージ連敗スタートという逆境を、
首位通過という形で跳ね返した今季のガンバが、
この程度の嫌がらせで屈するわけがない。
宇佐美がアジアレベルを超越した個人技で、
パトリックの正真正銘のゴールをアシストすれば、
PKを取られた藤春は、1st legに引き続き、
抜群の精度のクロスからリンスの仕上げをアシスト。
極めつけに、16歳の堂安を公式戦デビューさせるという、
余裕までかましてやった。
TVに抜かれたチェ・ヨンスの自虐的な苦笑いが痛快やったね。
とは言っても、いつぞやのACLで柏が4回もPKを取られた前例があるから、
藤春が取られたPKを決められていたら、難しくなっていたと思う。
キッカーのモリーナには、
2010年のACLで城南と対戦した時に2得点を決められているから、
嫌なイメージがあったんやけど、
この試合ではセットプレー以外の場面での存在感が薄く、
さすがに年齢による衰えを感じずにはいられなかったわ。
後半にも、圧力を掛けられて押し込まれる時間帯があったけど、
ここは空中戦対策として、米倉に代えて金正也を投入し、
丹羽を右SBに回す事で上手く対応できた。
これは戦術的な部分だけでなく、
先日、”右SBとして” 日本代表に選出された丹羽を、
ハリルホジッチの御前でアピールさせる機会を与えるという意味も兼ねた、
長谷川健太の采配の妙やったように思うね。
これでガンバは7年振りのACL準々決勝進出。
このACLのワクワク感が秋まで楽しめると言うのは、
サポーターにとって、とてもありがたいことやね。
今野が累積警告で1st legに出場できないのは痛いけど、
明神、小椋、井手口あたりが奮起してくれると思う。
どういう巡り合わせか、今野は、土曜日のマリノス戦も累積警告で出場停止やから、
ここで男を見せる選手が現れて欲しいね。
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