2016年4月12日

16分間だけお目見えした今季のガンバの理想形



仙台行ってきました。






ガンバ大阪31ベガルタ仙台


ホームで上海上港相手に手も足も出ずに完敗し、
ネガティヴなイメージを払拭できないまま乗り込んだ杜の都仙台。

開幕戦で負傷した丹羽が今節から戦列に復帰し、
今野を本来のポジションであるボランチで起用できるという、
現在のチーム状況を好転させられるような要素はあったけど、
上海上港戦の戦いぶりがあまりにも酷かったので、
今野をボランチで起用するだけで良くなるんだろうかという疑問も少なからずあった。

ところが、蓋を開けてみると、良い意味で期待を裏切られた。

キックオフ直後から前からのプレスがハマりまくって、
前半16分までに3得点を挙げると言う、
上海上港戦からの高低差があり過ぎて耳がキーンとなるような展開に、
思わず、「今日は楽勝だな」と思ってしまったね。

が、ウィルソンにPKを決められて1点返されたあたりからはサンドバッグ状態。

特に、既に過去の人になった感のある水野晃樹の、
全盛期を思わせるような切れ味のあるプレーにだいぶ翻弄されてしまった。

東口が好セーブを連発して勝つには勝ったものの、
あまり諸手を挙げて喜べる感じじゃなかったね。

土曜日の東京が4月とは思えない暑さだったので、
軽装で仙台に乗り込んで風邪をひきそうになったことも含め、
東北を舐めてたら痛い目に遭うってことか。



とは言え、やはりDFラインに丹羽、ボランチに今野が戻ってきたのは大きかった。

前の選手がプレスに行くと、丹羽がDFラインをしっかり上げ、
今野が前と後ろの距離が空き過ぎないようにポジションを取るので、
全体がコンパクトに保たれていたように思う。

井手口も井手口で良いんだけど、やはりこの試合では、
今野が今までこのポジションで積み上げてきたものの大きさを感じることになったね。

それに、この試合では阿部と長沢を起用したので、
前線の守備の運動量が多かったことも、良い守備が出来ていた要因かなとも思う。

やはり、パトリック、宇佐美、アデミウソンの3人を同時起用した上に、
ボランチが遠藤では他の選手の守備の負担が大きすぎるからね。



あと、この試合では宇佐美が今季初ゴールを挙げたわけやけど、
実に彼らしい、ドリブルで長い距離を持ちあがってからのミドルシュートだった。

前を走る長沢が、ドリブルコースとシュートコースを邪魔しているようにも見えたけど、
そんなのもモノともしないプレーだったね。

さらに付け加えると、この宇佐美のゴールは、
オ・ジェソクがボールを奪ったところからスタートしている。

この試合では、丹羽だけでなく、
オ・ジェソクがDFラインに戻って来た事による効果も少なくなかったね。



次節は金曜日の夜に柏と対戦するわけやけど、
その後にACLの水原戦が控えているので、
どうしてもそこを意識したメンバー編成になると思う。

個人的には、遠藤はここ最近出ずっぱりなので、ローテーションしても良いと思うし、
そろそろ西野をスタメンで見てみたい気持ちもあるね。

まあ、なんにせよACLに向けて弾みがつくような試合をして欲しいと思います。




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