2016年6月12日
長谷川健太の馬鹿試合は美化されない
ガンバ大阪3-3湘南ベルマーレ
6月も中旬になろうかという時期に、
デイゲームが組まれているという狂気じみた日程。
こんなタフなコンディションの試合では、ポゼッション率を高めて相手を走らせ、
相手の運動量が落ちた後半に仕留めるという戦い方をしたいところやけど、
今のガンバにそんな戦い方ができるはずもなく、
キックオフ直後からフルスロットルでぶつかってきた湘南の勢いを、
真正面から受けてしまい、早々に先制点を献上するというなんとも情けない展開に。
その後もポゼッションがままならない状況に鑑みて、
遠藤のポジションをボランチ下げてから、
ボールを落ち着かせることには成功したけど、
今度はバイタルエリアがガバガバになってしまい、
ミドルシュートを打たれまくるという有様。
まあ、端戸のボレー然り、下田のミドル2発に然り、
素晴らしいゴールであったことには異論はないけど、
どれもフリーでシュートを打たれているのは問題。
端戸の場面ではマークに行けなかったのは致し方無いにしても、
下田の場面では、1本目はパトリック、
2本目は藤本が寄せていれば防げる失点だった。
この、あっちが立てばこっちが立たないというチームバランスの悪さには、
中断期間で一体何をやっていたのかと疑問符を付けざるを得ないね。
また、この試合では、アウクスブルクへの移籍が決定的となっている、
宇佐美のプレーに否応無く注目が集まったけど、
その注目に怯むことなく、1ゴール1アシストと結果は残したね。
5年前に渡独した際には、プレーヤーとして未熟だった部分はもちろん、
言語面等がネックでチームに馴染めなかったことが、
失意の帰国に繋がったところがあるけど、
アウクスブルクは、韓国人選手も2人プレーしているし、
広島の浅野も獲得しようとしているので、
バイエルンやホッフェンハイムと比べれば、
東アジアの選手に理解のあるクラブだと思う。
ただ、スモールクラブであるアウクスブルクの近年の躍進の立役者だった、
監督のヴァインツィアルが、来季からシャルケの指揮を執ることが決まっているので、
この監督交代が宇佐美にとってどう出るかがカギやね。
本音を言えば、宇佐美には長くガンバでプレーしてほしいけど、
24歳という年齢を踏まえ、このタイミングで海外に再挑戦したいと考えるのは、
自然なことだし、しょうがないと思う。
また、前回の海外挑戦が失敗に終わったことで、セレッソの育成と比べ、
ガンバの育成では世界と戦えない等のレッテルを貼られてしまい、
サポーターとしても歯痒い思いをしているので、
今度こそ宇佐美には海外で成功してもらって、
ガンバの育成でも世界と戦えると証明してほしいという気持ちもあるんよね。
5年前に宇佐美が渡独した時と比べると、ガンバのチーム状態も良くなくて、
「ガンバは大丈夫だから思い切って行って来い!」と言えないのが、
情けないところやけど、正式に移籍が決まったら、
5年前と同じように、快く送り出してあげましょう。
次節はアウェイで鳥栖と対戦やけど、
その前に、ACLの日程の都合上で未消化分だった浦和戦が、
ミッドウィークにあるね。
正直、今のチーム状態で、優勝争いをしている浦和と、
勝率がすこぶる悪い吹田スタジアムで試合をやるなんて、
ネガティブなイメージしか沸かないけど、
かと言って、易々と浦和に勝ち点3を献上するのも気分が悪いので、
意地でも勝利を挙げてほしいと思います。
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